かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:お礼

これも12月1日のこと

仕事帰り、いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を回収しに行った。
ちょっと遅くなったので茂造さんはもうベッドで寝ていた。
寝てたと言っても完全に寝ているのではない。
いつもの独り言は続いていた。
デイルームまでその声は届いている(笑)
何やら色々言っているが「いかん!死ぬ!」と言った時は思わず笑ってしまった。
どんな妄想?
洗濯物を回収しさあ帰ろうと思ったけど茂造さんの毛布が半分ずり落ちていることに気付いた。
しょうがないなぁと直してあげた。
すると茂造さんが薄目を開けてわたしを見た。

「毛布かけてくれたのぉ」

てっきりお礼を言ってくれるのかと思ったら

「けど、元々着とったがのぉ」

なんやねん!
ま、ええけど。
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なんとか落ち着いた茂造さんと別れホッとしながら帰っていると、先ほどと違うスタッフさんから声をかけられた。

ス「茂造さんのパウチ、ありがとうございました」

皆さん、元のツーピースのものに変えたことを喜んでいるようだ。
そりゃあスタッフさんだって茂造さんが便を漏らすたびに服を着替えさせたり、掃除をしたり大変だったのだろう。
これで便汚染が減るかも知れないので嬉しいのだと思う。

このツーピースの物を使うと年に9万円ほど足が出るそうだ。
けど1カ月に換算すると1万円いかない。
それくらいいいじゃん!
少々のお金でストレスから解放されるなら惜しくないよね。

けど今はまだ減るかも知れないと期待している状態。
実際使ってみないと分からない。
けど多分大丈夫な気がする。
以前、ツーピースを使っていた時の汚染は、茂造さんが自分でパウチの中の便を捨てようとしたり、自ら剥がしたりしていたからだそうだ。
けどスタッフさんがしてくれることに慣れてからはそういう事もなくなったようだ。
なので大丈夫だと思う。
そう信じよう。
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部屋を出てエレーベーターに向かいながら

「そうそうかつおさん、綿子さんにお礼言うた?」

「なんや?」

「ほら、誕生日のお祝い貰ったやん」

「まだ貰うてない」

そういう問題と違うやろ!
先週、綿子さんが「かつおに1万円やっといて」って言うてくれたことはちゃんと伝えたやん。
自分が管理している綿子さんの財布から1万円頂くだけのことじゃないか。
それをしてないからって!
貰ったことにしてちゃんとお礼を言えよ!

けど当の綿子さんはポカンとしている。
先週のやり取りのことはすっかり忘れているようだ。

「ほら先週、かつおさんの誕生日やったやん。59歳になるって話したやん」

綿「お前もそんな歳になるんか!」

初めて聞いたような顔とリアクションだ。
はぁ~。
ぼけぼけ親子で好きにしてくれ。
わたしはもう知りません!
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昨日の続き

いぶきの森に着くと綿子さんはもう1階ホールに降りてきていた。
もう少しで昼食が始まるようだ。
なのでまずは2階から。

スタッフさんの詰め所で借りていた靴と茂造さんの来週分の牛乳を渡し、デイルームへ。
茂造さんはデイルームの指定席に座っていた。
こちらももうすぐ昼食なのでスタンバっているようだ。
茂造さんの横を通り抜け部屋へ。
分厚い毛布をはぐり、持って来た綿毛布と入れ替えた。
茂造さんはどう見ても暑いやろと思うのに未だに毛布と布団をきっちりかぶって寝る。
暑さ寒さに鈍感なのにもほどがある。
けどそのまま放っておいたら脱水になりそうなのでせめて綿毛布に替えることにしたのだ。
毛布を取っ払ってしまって夜寒いと騒いだらスタッフさんに迷惑をかけることになるので綿毛布を用意したのだった。
あと服は冬物の分厚いトレーナーやスウェットの羽織ものやズボンを回収し、持って来た薄手のズボン等と入れ替えた。
これも多めに用意した。
とにかく汚して着替える頻度が酷いので洗濯が間に合わなくて足りなくなったら困るからだ。

こうして衣替えをしている最中、茂造さんはこの間のようにデイルームからわたし達の方をボーっと見ていた。
何をしているのか分かってないだろうと思っていた。
が、帰りに横を通っていると「ありがとう」とお礼を言ってくれた。
あら、分かってたんだ。
こうやってちゃんとお礼が言えるところが茂造さんのいいとこだね。
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引き続き7月5日 のこと

郵便物はもう一つあった。
茂造さんの妹の花さんからだった。

花さんは関東在住なのでなかなか会う事はないが、年賀状やお中元、お歳暮のやり取りは続いていた。
が、つい先日、綿子さんちに電話がかかってきて「高齢になり買い物等も一人でなかなか行けなくなってきたので、お中元はお歳暮はやめさせてもらうわ」と言ったそうだ。
その時、茂造さんが入所していることなど近況を話したようで手紙が送られてきたということのようだ。
手紙には綿子さんに「兄のお世話をありがとう」という事と、かつおさんにもお礼が書かれていた。
そして「ほんの気持ちなので受け取って欲しい」とポチ袋が添えられていた。
中を確認すると一万円が入っていた。
花さんにも思う所があったのだろう。
けどこれじゃせっかくお中元等のやり取りをやめた意味がないじゃないか。
けれど綿子さんに渡さないわけにもいかない。
かつおさんが綿子さんに届けに行った。
そしてさっさと戻ってきた。
やっぱりかつおさんは気が利かない。
見守りカメラを見ると自分の部屋でなにやらノートを引っ張り出してきて、何かを探している様子の綿子さんの姿があった。
やっぱり思った通りだ。
きっと花さんちの電話番号を探しているのだ。
お礼の電話をかけたいのだろう。
綿子さんは住所録の様なものをたくさん持っている。
どれにも花さんなど親せきの電話番号は載っている。
が、それを見つけることが出来ないようだ。

「かつおさん、綿子さんに花さんちの電話番号を教えてあげて。電話するんでなくて、直接行って教えてあげて!」

かつおさんがもう一度綿子さんちに行くと、まだ電話番号を探していたらしい。
番号を教えてあげると
「良かった~。お前が来てくれて」
と感謝されたそうだ。
そして
「紙に番号を書いておいてくれ」
と言うので、綿子さんが手に持っていたノートに書こうとすると、違う紙に書いてくれと言う。
結局花さんから届いた封筒の裏に大きく電話番後を書いたのだった。

「あれ、またどこかいって失くすのに。ノートに書いてやるって言うてもこれに書けって言うんや」

そう思うならとりあえず両方に書けよ!

そして花さんに電話をかけたがつながらなかった。
「しばらくして、またかけろ」と言ってかつおさんは帰ろうとした。
が、直ぐ折り返しの電話がかかってきた。
かつおさんは立ち止まって聞いていた。
綿子さんはお礼を言い「米を送るわ」と言っていたそうだ。
またか!

その後、いろいろ近況を話したようで
「かつおに「おかんウロウロせんと、じっとしとけ!」ってよく怒られるんや」と言っていたそうだ。
綿子さんはかつおさんが家に帰ったと思っていて、聞いているとは思っていなかったようだ。

綿「可愛げには言わんのやけどな、まあ私を心配して言うとるんやろうとは思うとるんや」

思わず本音が聞こえてきた。

かつおさん、もう少し優しく話せば嫌われずに済みそうですよ。
伝わってるといいネ



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