かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:お菓子

出棺の後、火葬場にも同行し、お骨上げも行い、仕上げにも参加し、午後3時半頃全てが終わった。

その間、綿子さんはまたも「1週間くらい姉さんの横で寝ようと思っとったんや」を繰り返し言ってみんなを驚かせたり、お骨上げの時にはうっかり熱々の台に触れそうになったりといろいろあったがなんとか乗り切った。

一旦、みんなで綿子家に戻ることにした。
車を走らせていると綿子さんが「かつお、明日の朝のパンがないんや」と言い出した。

「はあ?明日の朝?ばあさんは今から施設に戻るのに朝ごはんの心配や要らんわ」

綿「えっ?」

「兄貴もすぐ帰るし、ばあさんも施設に戻るんやが」

綿「典夫、泊っていくんと違うんか?」

「いや、帰らないかんのや」

綿「ほうか、てっきり泊ると思とったから私も一緒におろうと思っとったのに」

ひえ~勘弁して~!!

典さんは明日、どうしても外せない仕事があるそうで今日中に帰らなくてはならないそうだ。
ホントまさにとんぼ返りのスケジュールなのだ。
明日の仕事が無かったら茂造さんの面会にも行けただろうがしかたない。
綿子さんも着替えさせて晩御飯の前までには施設に送り届けないと。
典さんは4時半の電車に乗るとの事なので、典さんを駅まで送るついでに綿子さんを施設に送ることにした。

綿子さんを着替えさせていた時、脱いだ礼服をかつおさんがハンガーにかけようとしたらポケットからお菓子が出てきたそうだ。
このお菓子は斎場にあったものだ。
こっそりポケットに忍ばせて施設に持ち帰るつもりだったようだ。
ほんと油断も隙もあったもんじゃない。
が、その事も忘れてしまったのだろう。
気がついて良かった。

そこへハルちゃんがゆうくんを連れてやってきた。
典さんにゆうくんを見てもらうため&綿子さんにゆうくんを見せて少しでも元気になってもらうためだ。
ゆうくんの顔を見てちょっとでも気がまぎれたらいいのだが。
あまり時間が無くてゆっくりという訳にはいかなかったが、少しはゆうくんと触れあうことができた。
そして慌ただしく駅へ向かい、典さんを見送り、綿子さんを施設に送り届けたのだった。

今日は長時間座りっぱなしでくたびれただろう。
よく眠れるといいのだが。
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昨日の続き

それにしても一体いつ買い物に行ったんだろう?
見守りカメラの録画をさかのぼって確認してみた。
すると先週の日曜日の3時頃、何やら腕に抱えて台所に入ってくる綿子さんの姿があった。
何を抱えているんだ?
テーブルの上にドサッと置いた。
インスタントコーヒーの瓶と玉ねぎとお菓子の袋だった。
どれも特に必要なものではない。
コーヒーはまだたっぷりあるし、お菓子だってある。
とにかく買い物がしたかっただけなんだろう。
日曜日の3時と言えば、午前中にバラ寿司といもパンと柿を持って行ったので食べ物は余るほどあったのだから。

それにしてもこれだけウロウロして一人で買い物にまで行くようになると、また食べ物の管理や見守りが大変になるじゃないか。
もう何かあった時は自業自得という事だとしよう。

ところで先日買い替えた見守りカメラだが、キレイに映るし異音もなく快適だと喜んでいたのだが、録画機能も素晴らしいことに気が付いた。
録画の画面もキレイだし、再生がしやすい。
動きを感知すると自動で録画するのだが、そのサムネイルが日にちごと、録画ごとに一覧になっている。
なので買い物から帰って来た部分を探すのもわりと簡単だった。
いや~TAPO最高です!
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引き続き4日、土曜日のこと

午後からはかつおさんと風車の丘へ行った。
先日、申請していた『介護保険負担限度額認定証』が届いたのを持って行ったのだ。
実はこの認定証が届くのはとても速かった。
1月23日の月曜日に申請書類や添付資料を揃えてケアマネの川上さんに託したのだが、25日の水曜日には届いていた。
驚きの速さだった。
しかし、それを風車の丘に持って行かなければいけない事を分かっていなかった。
金曜日に川上さんから連絡を貰い、初めて理解したのだった。
そうだこの認定証を持って行って、ついでに茂造さんの施設での様子を聞こう、そう思って二人で訪問した。

受付で認定証を渡し「先日のショートステイ利用時の父の様子を伺いたいのですが」と伝えると、スタッフさんが対応してくださった。

その方の話によると「わりと穏やかに過ごされてましたが、時々介護拒否が見られました。あとはやはりチンチンを出してトイレに向かう事は度々ありました」との事だった。
やっぱりか。
そのスタッフさんが言うには痴呆の方にはよく見られる行為なんだそうだ。
といってもトイレでは無い場所で排泄をする人はいても、チンチンを出してトイレに向かう人は稀なようだが。
そして気になっていたことを聞いた。

「お菓子はあれで足りなかったのでしょうか?」

ス「ちょうど食べきったという具合でした」

「そうなんですね。そしたら次回はもう少し多めに持ってきます」

ギリギリだったようだ。
危なかった。

それからもう1点聞いてみた。

「ストーマ袋がパンパンになっていたので交換したと伺ったのですが、本人はトイレで中身を捨てなかったのでしょうか?普段は溜まってきたら自分で下の穴から捨てていたんです。それで袋自体は週2ペースで交換していたんですが」

ス「そうなんですね」

「それから、そうやって自分で捨てた後、穴を閉じるのを忘れるという事が最近度々あったもので。そうなると漏れて大変なことになるんです。なのでできればトイレに行った後はちゃんと袋を閉じているか確認していただければと思うんです。これも正月にデイサービスが休みになってずっと家に居たのと、その後コロナに感染して1週間ほどデイサービスに行けなかったので、刺激が少なかったせいかなとは思ってるんです。急に閉め忘れが起きるようになってしまって」

ス「そうなんですね。わかりました。注意するようにします。お聞きできてよかったです」

そう言っていただけて良かった。

あとポーチが一つ足りなかったことは言うのをやめた。
もしかすると綿子さんが触っている可能性もあるから、もう一度確認してからにしようと思ったからだ。
それと水虫の薬の件も言うのをやめた。
これはかつおさんの連絡不足といった点も大いにあるので次回、改めてお願いすればいいだろうと思ったからだ。

それにしてもやはり施設とはしっかり話をして情報を共有することは大事だなと思った。
茂造さんもスタッフさんも気持ちよく過ごせるために。
注意が必要なことを前もって伝えとけば、ある程度は回避できるだろう。

ちょっと癖のある茂造さんですがどうぞよろしくお願いします。
だいじだね


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28日、土曜日の続き

神通の滝からの帰り、衣料品店とホームセンターによって茂造さんがショートステイに持参する物の不足品を買った。
下着は買い足さないと足りない。
それに防水シーツも必要なら持参してくださいとのことなので買うことした。
またストーマ袋の穴を閉じ忘れたらいけないからだ。
あとスリッパや歯ブラシなども買って帰った。

帰宅後、準備物リストを見ながら揃っているか確認しつつ、全ての物にフルネームを書いていった。
これは施設からの依頼だ。
というのも向こうで洗濯してくれるそうで、下着や替えの服などは二組用意するだけでいいそうだ。
なので名前を書いてないと困るようだ。
けれど靴下に名前を書くのは大変だった。
それでも荷物がずい分少なくて済むのでありがたい。
しげぞう ひまわり組

あとパジャマもリストに載っていた。
しかし茂造さんにはパジャマに着替える習慣がない。
そのことを施設に伝えると、「もし粗相などで汚れたときに使いますので一応用意してほしいんです」という事だった。
なるほど。
それにあわよくば夜はパジャマに着替えるようになってくれるといい。

それから前回、施設の水筒をお借りしたようなので水筒も準備しなくては。
水筒は綿子さんちに2本はあるはずだ。
これは一昨年、綿子さんが入院した時に買ったものだ。
入院時に病院から「毎朝お茶を水筒に入れて配るので水筒を用意してください」と言われ買ってきた。
もともと綿子さんちにあった水筒は茶渋だらけであまりにも汚かったので新しく買ったのだった。
そして退院してその後二度目の入院時、その水筒を探したのだが、どこにしまい込んだのか見つからず、また新しく購入したのだった。
そんなわけで比較的新しい水筒が2本あるのだ。
その水筒は先日からなぜか台所のテーブルの上に並べてあった。
探す手間が省けてよかった。
かつおさんが取りに行ったのだが持ち上げると中で「ちゃぽん、ちゃぽん」と水の音がしたそうだ。
そこで綿子さんに尋ねてみた
「この水筒使っとるん?」
「いや、使うてない」
だったらなんでテーブルの上にあるんだ?
中に何か入ってるようだし。
嫌な予感がする。

かつおさんは2本ともうちに持ち帰り中身をシンクに流した。
中身はどうも水のようだった。
しかし、いったい何時の水なのか、水筒の中は黒カビだらけだった。
パッキンもカビで真っ黒だ。
気持ち悪すぎる。
漂白剤に浸けようかとも思ったがあまりにもひどい有様なので捨てることにした。
なのでうちの水筒を貸し出すことにした。

そうしてなんとか準備物の用意が終わった。
そうそうお菓子もたっぷり用意した。
明日からの5日間、気持ちよく過ごしてくれたらいいなと思う。


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そして迎えた土曜日。
かつおさんは茂造さんと綿子さんを連れ、佐藤病院へ向かった。
コロナのワクチン接種と綿子さんの眠剤を貰うため、そしてもう一つ茂造さんにはインフルエンザの予防接種もしてもらうためだ。
ちなみに綿子さんはさくら苑でインフルエンザの予防接種をすでに受けている。
病院の受付で上記の事を伝え、呼ばれるのを待った。
すると待つほどの間もなくすぐ注射をしてもらえ、あっという間に終わったそうだ。
茂造さんは2本も注射を打ったが、打つときに「痛いのお」と言ったぐらいであとはケロッとしていたそうだ。この鈍感力がうらやましい。
生命力

そして病院の帰り、スーパーに寄ったそうだ。
綿子さんはいつものようにカートを押してさっさと我が道を行ってしまったそうだ。
そしてかつおさんは前から計画していた通り茂造さんに声をかけ、一緒にスーパーに入るよう誘った。

「わしが買い物する分のカートを押してくれ」

すると茂造さんは機嫌よく車から降り、カートを押して歩き始めた。

「これ、歩くの楽なわ」

そう言ったそうだ。
そしてかつおさんと一緒にスーパーを1周したそうだ。
帰って来たかつおさんがとても嬉しそうに報告してくれた。

上手いこといったじゃないか!
『茂造さんを歩かせる作戦』成功だ!良かった!

「茂造さんにお菓子か飴ちゃん買うてあげた?」

「いや、買うてない」

「なんで買うてないんな。お菓子でも買うてあげたら次からも喜んで行くようになるやろって言うたったやん」

「そやったな。次からそうするわ」

詰めが甘いぜかつおさん。

ところでこの日の午後、待てど暮らせど大阪の親せきは現れなかった。
連絡もない。
来ないなら来ないで連絡ぐらいしろよ。まったく!



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