出棺の後、火葬場にも同行し、お骨上げも行い、仕上げにも参加し、午後3時半頃全てが終わった。
その間、綿子さんはまたも「1週間くらい姉さんの横で寝ようと思っとったんや」を繰り返し言ってみんなを驚かせたり、お骨上げの時にはうっかり熱々の台に触れそうになったりといろいろあったがなんとか乗り切った。
一旦、みんなで綿子家に戻ることにした。
車を走らせていると綿子さんが「かつお、明日の朝のパンがないんや」と言い出した。
か「はあ?明日の朝?ばあさんは今から施設に戻るのに朝ごはんの心配や要らんわ」
綿「えっ?」
か「兄貴もすぐ帰るし、ばあさんも施設に戻るんやが」
綿「典夫、泊っていくんと違うんか?」
典「いや、帰らないかんのや」
綿「ほうか、てっきり泊ると思とったから私も一緒におろうと思っとったのに」
ひえ~勘弁して~!!
典さんは明日、どうしても外せない仕事があるそうで今日中に帰らなくてはならないそうだ。
ホントまさにとんぼ返りのスケジュールなのだ。
明日の仕事が無かったら茂造さんの面会にも行けただろうがしかたない。
綿子さんも着替えさせて晩御飯の前までには施設に送り届けないと。
典さんは4時半の電車に乗るとの事なので、典さんを駅まで送るついでに綿子さんを施設に送ることにした。
綿子さんを着替えさせていた時、脱いだ礼服をかつおさんがハンガーにかけようとしたらポケットからお菓子が出てきたそうだ。
このお菓子は斎場にあったものだ。
こっそりポケットに忍ばせて施設に持ち帰るつもりだったようだ。
ほんと油断も隙もあったもんじゃない。
が、その事も忘れてしまったのだろう。
気がついて良かった。
そこへハルちゃんがゆうくんを連れてやってきた。
典さんにゆうくんを見てもらうため&綿子さんにゆうくんを見せて少しでも元気になってもらうためだ。
ゆうくんの顔を見てちょっとでも気がまぎれたらいいのだが。
あまり時間が無くてゆっくりという訳にはいかなかったが、少しはゆうくんと触れあうことができた。
そして慌ただしく駅へ向かい、典さんを見送り、綿子さんを施設に送り届けたのだった。
今日は長時間座りっぱなしでくたびれただろう。
よく眠れるといいのだが。


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その間、綿子さんはまたも「1週間くらい姉さんの横で寝ようと思っとったんや」を繰り返し言ってみんなを驚かせたり、お骨上げの時にはうっかり熱々の台に触れそうになったりといろいろあったがなんとか乗り切った。
一旦、みんなで綿子家に戻ることにした。
車を走らせていると綿子さんが「かつお、明日の朝のパンがないんや」と言い出した。
か「はあ?明日の朝?ばあさんは今から施設に戻るのに朝ごはんの心配や要らんわ」
綿「えっ?」
か「兄貴もすぐ帰るし、ばあさんも施設に戻るんやが」
綿「典夫、泊っていくんと違うんか?」
典「いや、帰らないかんのや」
綿「ほうか、てっきり泊ると思とったから私も一緒におろうと思っとったのに」
ひえ~勘弁して~!!
典さんは明日、どうしても外せない仕事があるそうで今日中に帰らなくてはならないそうだ。
ホントまさにとんぼ返りのスケジュールなのだ。
明日の仕事が無かったら茂造さんの面会にも行けただろうがしかたない。
綿子さんも着替えさせて晩御飯の前までには施設に送り届けないと。
典さんは4時半の電車に乗るとの事なので、典さんを駅まで送るついでに綿子さんを施設に送ることにした。
綿子さんを着替えさせていた時、脱いだ礼服をかつおさんがハンガーにかけようとしたらポケットからお菓子が出てきたそうだ。
このお菓子は斎場にあったものだ。
こっそりポケットに忍ばせて施設に持ち帰るつもりだったようだ。
ほんと油断も隙もあったもんじゃない。
が、その事も忘れてしまったのだろう。
気がついて良かった。
そこへハルちゃんがゆうくんを連れてやってきた。
典さんにゆうくんを見てもらうため&綿子さんにゆうくんを見せて少しでも元気になってもらうためだ。
ゆうくんの顔を見てちょっとでも気がまぎれたらいいのだが。
あまり時間が無くてゆっくりという訳にはいかなかったが、少しはゆうくんと触れあうことができた。
そして慌ただしく駅へ向かい、典さんを見送り、綿子さんを施設に送り届けたのだった。
今日は長時間座りっぱなしでくたびれただろう。
よく眠れるといいのだが。

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