かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:お風呂

茂造さんの面会を終え、次に1階へ。
綿子さんはちょうど今からお風呂に入るところだった。
えっ?
さっき入浴中って言ってなかったっけ?
どうもスタッフさんが勘違いしていたようで、実際はまだ入浴していなかったのだ。
困ったな。どうしよう。
するとスタッフさんが「30分くらいなら、まだ他に入浴していない人を先に入れてますから大丈夫です」と言ってくれた。
じゃあという事で先に面会することに。

スタッフさんが綿子さんに「可愛い子が来てくれとるよ~」と声をかけると速足でこちらにやってきた。
ムッチャ素早い!
ゆうくんを見て「来てくれたんか~」ととても嬉しそう。

「もう一人可愛い子が来とるよ」

綿子さん、きょとんとしている(笑)
翔ちゃんを見つけまたも大喜びだ。

そして急いで4階の綿子さんの部屋へ。
お花を活けないといけないからね。
今日のルドベキア。
以前も持って来たことがある花だ。
そろそろ庭の花も終わりそうで、この花くらいしか切り花に出来そうなものがない。

花を飾り終えるとパンを渡した。
綿子さんはすぐさまちぎってゆうくんにあげる。
パンが大好きってことはちゃんと覚えている。
結局4分の1はゆうくんが食べた。
そしてマッカウリ。

綿「これ何?」

「食べたら分かるわ」

食べてみたが分からない。
頭をひねっている。

「マッカウリやで」

綿「あ~マッカウリな!言われたら分かったわ」

毎年食べてたのに分からないものなのね。
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4月12日 土曜日

かつおさんと二人で面会へ。
いぶきの森には2時前に着いた。
まずは1階にいる綿子さんから。

今日のおやつは桜餅と玉露茶。
このお茶、ティーバッグだが結構高価だったのでたぶん美味しいはず。
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紙コップにティーバッグを入れ、少し冷ましたお湯を注ぎゆっくり出した。

綿「美味しいわ~」

良かったー。
これでイマイチだったら悔しいもの。

綿「私、お茶好きなんや~」

知っとるって。
だから持って来たんやん。

綿子さんは美味しそうにおやつを楽しんでいた。
そして「かつお、洗濯物持って帰ってくれの」と言った。
えっ?洗濯物?

綿「今日は女から入ったからもう風呂入ったんや」

へぇ~そういう事もあるのね。
いつもは男性から入ることになっているのだが今日は順番を変えてみたようだ。
お風呂が終わっているならゆっくりできる。

「ばあさんはいつも何をしよんや?」

その質問むっちゃアバウト過ぎん?

綿「別にこれと言ってのぉ」

ほら答えにくそうだ。

「散歩に行ったりしよん?」

綿「散歩は行ってない。廊下を歩いとるんや。足が弱ったらいかんからな。10回は往復するようにしよんや」

相変わらず足腰を鍛えることに余念がないのね。

「せっかく気候がええのに外に散歩に連れて行ってくれたらええのになぁ」

綿「私、歩くんが速いからなぁ。ついて歩くんが嫌なんやと思うわ」

はぁ?
たしかに綿子さんが歩くスピードはかなり速い。
特にシルバーカーを押せばより速くどんどん進む。
けどスタッフがついて行けないスピードではない。
ということは綿子さん一人だけ散歩に連れて行くのは厳しいという事か?
外に散歩に行く時はスタッフが付き添わないといけないが、綿子さん一人のためにスタッフが一人抜けるのは困るという事じゃないかな?
何人かを連れて散歩するならいいがその場合綿子さんがペースを乱すのだろう。
う~~ん仕方ないよなぁ。
綿子さんの超人的な足腰に普通の老人はついて来れないもの。
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旅館の夕食は部屋食だった。
なのでゆっくりくつろいで楽しみながらおいしい料理がいただけた。
約1カ月ぶりの再会なので話も弾んだ。
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綿子さんもほとんど残すことなく食べてしまった。

そして食事が終わりしばらくするとスタッフさんが布団を敷きに来てくれた。
部屋が広いので5組の布団を敷いてもゆったりしている。
綿子さんが「私、夜中に何べんもトイレに行くからトイレに近いところがええわ」というので、一番出入り口に近いところに寝てもらうことにした。
綿子さんは早速布団に寝転んだ。
今朝、6時頃に起きて以来、やっと横になったのだ。
いつもならしょっちゅうベッドで横になっているのだから、しんどかったことだろう。

そしてここで気付いたのだが、綿子さんにはベッドがある部屋を取ればよかった。
畳の上に敷いた布団から立ち上がるのは一苦労だった。
いつもはベッドなので足をおろして立つので、すっと立てるのだが、床からだと踏ん張らなくてはならないので辛そうだった。
あちゃ~。気が付かなかったなぁ。
次回(あるとすればだが)は和洋室にしよう。

綿子さんの寝る場所が決まると後は自然にみんなの寝場所が決まった。
疲れているのか10時半ごろにはみんな寝てしまった。
若い翔ちゃんだけは11時過ぎに起きて大浴場へ行っていたが。

翌朝、温泉好きのかつおさんは5時には起きて大浴場へ行った。
その後典さんも部屋を出て行った。
わたしは枕が変わるとあまり寝れないたちだ。
なのでこうやって周りが動くと目が覚めてしまう。
それにかつおさんはあまり周りに気づかいができないので、扉をそっと閉めたり、足音を立てずに歩いたりできない。
なので目が覚めてしまう。
けど、典さんはとても静かに部屋を出て行った。
兄弟なのに本当に性格が全く違う。

6時過ぎ典さんが先に戻ってきた。
綿子さんも目が覚めたようだ。
寝ころんだままで

綿「典夫か?」

「お風呂入ってきたんや」

綿「そうか」

「かつおさんは?」

「まだお風呂や」

と言っていると
綿子さんが「誰か居るんな?」と言った。

えっ?

「好子やで」

綿「えっ?好子さん?」

もそもそと起き上がりこちらを見てポカンとしている。
そしてわたしの横でまだ寝ている翔ちゃんを見て

綿「これはかつおな?」

「いや、翔ちゃんやで。かつおさんはお風呂に行っとるで」

綿「へっ?」

寝て起きたら昨日のことは忘れてしまったのか?
狐につままれたような顔をしている。
が、だんだん思い出したようだ。

「みんなで旅行に来たやん」

綿「そうやったわ」

せっかくみんな綿子さんを喜ばすために頑張ってるんだから忘れないでくれーー!!


続く

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ひき続き14日のこと

夜、8時過ぎ、お風呂に入っていると外で人の足音がした。
風呂場は家の裏側(北側)にあるので他所の人は通らない場所だ。
カツ、カツと杖の音もしたので綿子さんだろう。
こんな時間にどこへ行ってるんだろう?
もしかしてうちか?
けどチャイムの音は風呂場までは届かないので、もしチャイムを鳴らしていても分からない。
わたしはお風呂に入ったばっかりだ。
どうしようもない。
放っとこう、そう思った。

暫くすると風呂場の窓の外から
「好子さん、居るんな?」
と声をかけられた。

「はい!居るで。どうしたん?」

怖っ!と思いながらも、とにかく返事をした。
しかし、その後綿子さんからの返事はなかった。
何やねん!

その後、髪を洗ったりシャワーを使っていたので外の音は聞こえなかった。
一通り洗って、もう一度湯舟に浸かってのんびりしているとまたも
「好子さん、居るんな?」と綿子さんの声がした。

「何?どうしたん?」

またも返事がない。
何やねん!!
お風呂ぐらいゆっくり入らせてくれよ!!
ムカついたので急いで出ることはしなかった。
普段のペースで風呂から上がり、リビングに戻った。
玄関に綿子さんの姿はなかった。
見守りカメラを見ると自宅に戻っていた。
良かった~。
ホッとした。
どうせ大した用ではないはずだ。
夕方会った時には何も言わなかったのだから、それ以降で何か起きたとしても急を要するものではないだろう。
せっかく風呂から出てさっぱりしているのに、あの臭い綿子さんちに行きたくない。
なのでこちらからわざわざ「何の用やったん?」と声はかけずにおこうと思った。
さっきのことは忘れよう!
気を取り直してテレビドラマの『ハヤブサ消防団』の最終回を見た。
結構はまって毎週欠かさずに見ているドラマだ。
ドラマに集中していたのでさっきのことはすっかり頭から消えていた。
が、残り5分となったところで恐怖のチャイムが鳴った。
ヒェ~!!マジか!!
もう10時やで!
勘弁してよ!
本気で居留守を使おうかと思ったが、そんな事をしてもムダだろう。
仕方なく玄関へ向かった。
ムカムカしながら玄関を開けると

綿「廊下の電気がおかしいんや。なんかこうなるんや」

と言って手をグーパーグーパーさせて見せる。

「廊下って?洗濯機のところ?」

綿「そうや。そこの電気がな、こうなるんや」

またもグーパーグーパーして見せる。

その場所にはセンサーライトを設置している。
人を感知すると明かりが点いて、しばらくすると消えるものだ。
もともと照明がなく夜になると暗くて危ないのでかつおさんがつけたのだ。
そうでなくても部屋の電気をあまり点けない人たちなので、通る時だけ明かりが点くようにセンサーライトにしたのだった。
点いたり消えたりするのは当たり前の照明だし、設置したのは1年以上前だ。

「点いたり消えたりするのは前からやろ。別におかしくないやん」

綿「いや、上がそうなるんは分かっとるんや。でも下のがこうなるんや(またもグーパー)。絶対おかしいんや」

上とか下とか言われても意味が分からない。
が、たぶんセンサーの部分の小さい球のことかなと思った。
けどそれを説明するのは面倒くさい。
見に行くのも嫌だ。

「ごめん。電気のことはわたしには分からんから、明日かつおさんが帰って来たら見に行くように言うわ」

綿「でもずっとこうなっとるのに放っといて大丈夫やろか?」

「何が心配なん?」

綿「火事にならんやろか?」

「それは大丈夫やと思うで」

綿「いや~でも~」

「電気のことはわたしでは何もできんからごめんな」

綿「ほうな。そうやわな。はぁ~」

大きなため息をつきながら帰って行った。

ほら見ろ。やっぱり大した用ではなかったじゃないか。
夜中に押しかけて来るような事か!
かつおさんがいないことも分かっているのに。

それより玄関の扉を開けたまま粘るから、虫がいっぱい入ってきたじゃないか!
勘弁してよ!

ストレスでやられそうだ。

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※イラスト担当のハルちゃんが多忙のため、イラストが間に合いません。代わりに我が家のニャンコの写真をどうぞ。

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7月9日 日曜日

今日は綿子さんに夏物のパジャマと下着を買ってきた。

今まで入院するたびにパジャマや下着を買っていたので、たくさんあると思っていたが、たいてい秋や冬に入院したので冬物と合い物ばかりだった。
夏物はほとんどないし、古くてくたびれたものばかりだった。
綿子さんは自分では、ほとんど衣類を買わない。
洋服は麦さんやみきさんが時々プレゼントしてくれるので多少新しいものもあるが、下着類は古いものばかりだ。
デイサービスでお風呂に入るので、あまりくたびれたものでは恥ずかしい。
なので頼まれてもないが買ってきたのだった。

綿子さんに渡すととても喜んでくれた。
「早速、明日からこれでデイに行くわ」と言った。
パジャマも「今晩から着るわ」と喜んでくれた。
ずっと合い物のパジャマで暑かったそうだ。

この日はとても暑かった。
綿子さんちの台所に居ると、じっとしていても汗が流れる。
隣の綿子さんの部屋も同じだ。
なのでクーラーをつけるように勧めたのだが「扇風機だけで大丈夫や」と言ってつけない。
網戸にしているので勝手にクーラーをつけるわけにもいかない。
困ったもんだ。
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