かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:さくら苑

1月13日 土曜日

今日の午前中、かつおさんは茂造さんと綿子さんの12月分の利用料の支払いに行った。
いぶきの森とさくら苑と佐藤病院の3か所を回って来たそうだ。
3か所と言ってもどれも近くにあるのでそう大変ではない。

まずはいぶきの森へ茂造さんの分の支払いし、その次にさくら苑へ綿子さんのデイサービスの利用料を払いに行った。
12月の9日から佐藤病院に入院したので料金は知れているだろうと思っていたが、思いのほか高かったそうだ。
よく考えると12月の初めごろはかつおさんが出張なので土日もデイサービスを利用させてもらったじゃないか。
1カ月前のことだがすっかり忘れていた。
もうずっと前の様な気がする。
あの時は本当にありがたかった。

支払いをしているとスタッフさんから「綿子さん、いぶきの森に入所されるそうですね。できればここに入ってもらいたかったんですけどねぇ」と言われたそうだ。

「はい。ここなら慣れているし、入れればよかったんですが、ここは高いんでねぇ」

「そうですよねぇ。高いですもんねぇ」

「年金では全然足りないんでねぇ」

「ところで綿子さんはずい分元気になられたようですね。また家に帰るって言ってるそうですよ」

「えっ⁉またそんな事を言ってるんですか?ついこないだ会った時は入所することに同意してたんですけどね」

「ころころ変わるのはいつものことですから」

「そうですね」

さすが!さくら苑のスタッフさんは綿子さんのことをよく分かっている。
本当にもう少し料金が安ければここに入所させてあげたかったが、ちょっと無理だ。
先方も分かっているから無理に勧めない。

「今、ここでお預かりしている綿子さんの荷物は、いぶきの森に移られたらそちらへ持って行きますね」

「よろしくお願いします。今までお世話になりました」

これでさくら苑とも縁が切れる。
綿子さんがさくら苑に通い始めたのが令和4年の2月だ。
それから約2年間、本当にお世話になりました。
スタッフの皆さん本当にありがとうございました。
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茂造さんが入所しているいぶきの森では、相変わらず面会は場所や時間が制限されている。
もちろん部屋に行くことは出来ない。
面会は1階のロビーだ。
なので他の入所者さんに会う事はほとんどないし、どんな人がいるのか分からない。
けれど洗濯物を取りに行った時、気になる名前を見つけた。
1ヶ月ほど前のことだ。
茂造さんと同じ2階の入所者さんの汚染物を入れるバケツのリストに「〇〇米子」と書かれていた。
えっ?これ米さん?
米さんはグループホームのさくら苑に入所しているはず。
同姓同名の人がいるのかしら?
気になったが確かめようもない。

先日、茂造さんが一時帰宅する際、いぶきの森へ迎えに行った時、思い切って畑田さんに聞いてみた。
プライバシーの問題とかあって教えてくれないかもと思いながら尋ねたのだが、驚くほどあっさり「そうです。親せきの米子さんですよ」と教えてくれた。
今、米さんは茂造さんと同じ2階に入所しているので、二人は顔を合わせているそうだ。
初め会った時、米さんは茂造さんのことが分かったそうだ。
しかし茂造さんは米さんを見ても誰か分からなかったそうだ。
けれど米子さんは自分の叔母さんであり、姉さんだということは分かっていたそうだ。
目の前の人と米子さんが結びつかないだけらしい。
家に帰って来た時と同じだ。
ところでなんで米さんがこちらに?
と尋ねたところ、米さんは足腰がずい分弱ってしまって、車いすの生活になっているので、さくら苑では対応が難しくなり、こちらに移ることになったと教えてくれた。
へぇ~
そういう事もあるのか。
それなら茂造さんもいぶきの森に当分置いてもらえるかも知れないと思った。

実は今年6月、介護認定の区分変更を申請し、要介護④となって以降、畑田さんから度々「特養は見つかりましたか?」と尋ねられるようになった。
えっ?
特養に移らないといけないの?
しかも特養は自分たちで探さないといけないの?
申請前は「もし要介護③がつけば選択肢が増えるから申請してみましょう」と言われていた。
要介護③どころか④がついて驚いたが、ここに居られなくなった時の保険程度に考えていた。
なのでいいところがあって紹介されたら特養に移ることも考えようと思っていた。
畑田さんの言葉にはかなり戸惑った。
けどわたし達には探すツテも無いし、なりよりここの方がいい。
何と言っても、以前から診てもらっている先生がいるし、近いし、安い。
なので「いいところがあったら教えてください」と、のらりくらり交わしていた。
けどお盆を過ぎたぐらいから何も言われなくなった。
そう言えばその頃から汚染物の洗濯物が激減した。
ほぼ0だった。
それに家に帰りたい病も大分治まったようだし。
要はあまり手がかからなくなってきたという事だろう。
そういう入所者さんには施設側も長くいて欲しいという事なんじゃないだろうか。
そう思うようになっていた。
佐藤病院の系列施設に特養はない。
なので特養に移るとなれば必然的に佐藤病院から完全に離れることになる。
やはりお客さんを手放したくはないだろう。
手がかからないのであれば長く置いてもらえそうだ。
米子さんの件でこの考えは確信に変わって来た。
足腰が弱って車いす生活になった人を受け入れるとは。
自宅に帰れる見込みなんか無いのに。
やっぱり今の状態の茂造さんならここにずっと置いてもらえるのでは?
そうだととてもありがたい。
そうだといいなと願っている。
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引き続き14日土曜日のこと

かつおさんはお昼前にさくら苑に先月分の利用料を支払いに行った。
さくら苑は振込払いは対応していないとの事で、請求書が届いたら直接現金を支払いに行くシステムなのだ。
けっこう面倒くさい。
しかし今回は綿子さんのせいでクラスターが起き、多大なる迷惑をかけたので菓子折りを持って支払いに行った。
そして「どうも申し訳ありませんでした」と謝罪した。
そこでスタッフさんと少し立ち話をして聞いてきた情報によると
6日、綿子さんのコロナ感染が発覚した日、綿子さんは姉の米さんと丁寧に新年のあいさつをしていたそうだ。
ボケ老人二人、しゃべるとマスクがずれて口元が丸出しになりながら会話していたので米さんにうつっていないか心配したのだが、幸い米さんは感染していないそうだ。
綿子さんと一緒に送迎車に乗っていた人とか、綿子さんを気に入っていていつも綿子さんの傍に寄っていく人が感染していたそうだ。
やはり綿子さんがうつしたのだろう。
そして当日の綿子さんの様子も教えてもらった。
検査キットで陽性が判明した後、皆からは離れた場所でかつおさんが迎えに来るのを待っていたそうだ。
職員さんが
「今から息子さんが迎えに来てくれるからな。そしたら佐藤病院へ行って先生に診てもらうんやで」
とこの後の流れを説明したそうだ。
すると綿子さんは
「そしたらちょっとトイレ行ってくるわ」
と全く事の重大さを理解していなかったそうだ。
ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない

スタッフさんからしたら「動くなーー!!じっとしといてくれー!」という気持ちだっただろう。
綿子さんが使った場所は後で全部消毒しなければいけないはずだ。
かつおさんは話を聞いていたたまれなかったそうだ。
スタッフさんは責めるようなことは言わないし、仕方ありませんからねぇとやさしくフォローしてくれるが消え入りたい気持ちになったそうだ。
本当にご迷惑をおかけしました。
どうもすみません。


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昨日の続き

この打ち合わせの時さくら苑のスタッフさんから色々話を聞いた。

まず、デイサービスに通い始めて約半年だが

「体重が5㎏も増えています。ペースも早すぎるし、太りすぎです」

との事だ。
そりゃそうだろう。
昨年はほとんど入院していたのでカロリー計算された健康的な食事をとっていたのに退院後は好きなものを好きなだけ食べているのだから太らない方がおかしい。
しかも好きなものというのが基本甘いものだし。
毎朝、甘い菓子パンとリンゴとバナナを食べる。
たまに食パンを食べることもあるが甘いピーナッツクリームとかジャムをたっぷり塗って食べている。
そしておやつも欠かさない。今、はまっているのはとうもろこしだ。
なので最近顔がパンパンで一目で太ったことが分かるほどだ。

かつおさんが

「毎日、菓子パンばっかり食べよるから太るんやが」

と言うと、綿子さんはバツが悪そうに

綿「あれが好きなんや。それに手間がいらんし」

と言ったそうだ。
バツが悪そうにしているところを見ると自分でも良くないという認識はあるようだ。

それからもう一つ。
朝9時ごろデイサービスの迎えの車が来るのだがいつも庭先どころか道淵まで出てきて待っているそうだ。
スタッフさんが「暑いから家の中で待っててね」と言っても、いつも日陰もないようなところで立っているそうだ。
そして「今、出てきたところや」とバレバレのウソをつくそうだ。
今の時期、熱中症や脱水が怖いのでスタッフさんは困ってしまっていた。

でも言うても聞かんしなぁ。
ま、綿子さんならきっと倒れることはないだろう。
とにかく頭以外はすこぶる丈夫なんだから。
魔法は使えません



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移動サービスの登録をした日、かつおさんは半休をとったし綿子さんもデイサービスは午前中のみ利用で午後は帰宅していたのでついでと言っちゃあなんだが7月のデイサービス利用についての打ち合わせを行った。
ケアマネの川上さんとさくら苑のスタッフの方が訪問してくれた。

そして今回、7月から木曜も通うことになり週4回利用することになったのだ。
週4回でも介護保険の範囲内に収まるそうだ。

綿子さんはとにかくじっとすることが出来ない。
ゆっくり、のんびりするのは苦手のようだ。
なのでこんなに暑くなってきても畑に行って野良仕事に精を出す。
それにいくら言ってももったいないからとクーラーをつけない。
この間みたいにシルバーカーで遠くまで買い物に行くのも控えて欲しいが全く聞く耳を持たずゴーイングmyウェイをひたすら突き進む。
なので木曜もデイに行ってくれる方が安心だ。

かつおさんが先日から

「ばあさん、7月から木曜もデイサービスに行ったらどうや?向こうもその方がええんと違うかなって言うてくれよるぞ」

綿「お金がようけ要るやないか」

「保険がきくから1回1000円ぐらいやわ。家で居ったって昼飯食べたり電気つけたりテレビつけたりしてお金がかかるやろが。クーラーやってつけよったらあんまり変わらんやろが」

このように何度か勧めていた。
そしてこの日、さくら苑のスタッフの方に

「綿子さん、木曜もおいでよ」

と声をかけられ嬉しくなったのか

綿「ほうな。ほんだら行こうか」

と言い出した。
さすがヘルパーさん。高齢者の扱いに慣れている。
すばらしいアシストだ。
やぶさかでもない

ということで週4回デイサービスに通うことが決定したのだった。
良かった、良かった。


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