かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:さすが

帰りの車内でかつおさんに大井さんの話の内容を聞いた。

要約すると、胃を全摘している人はビタミンB12の吸収が悪くなり不足するので、それ補うために薬をのんでもらっているそうだ。
胃がない茂造さんにもずっと薬を飲んでもらっていたのだが、しばらく中止しますという話だった。
血液検査の結果、ビタミンB12の値がとても高かったそうだ。
まったく不足しておらず、過剰なほどらしい。
さすが茂造さん。

そういえばここに入所する前は薬なんて何も飲んでなかったもの。
ビタミンB12が不足すると貧血になったり筋力が落ちたりするそうだが、特にそんな事もなく過ごしていたものね。
やはり常人とは違う(笑)
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そして2階へ。
デイルームに茂造さんの姿はなかった。
部屋に入ると茂造さんは寝ていた。
先週来た時も寝てたっけ。
このところよく昼間に寝てるのね。
という事は夜、寝れてないのかもしれない。
スタッフさんにご迷惑をかけてるんじゃ…。
ちょっと心配。

それより起こそうかしら?
どうしよう。
以前の「家に帰りたい病」が酷かった時のことがトラウマになっているから迷う。
やっと寝たところだったら起こさない方がいいだろうし。

ちょうどそこへ隣の人の処置を行うためにスタッフさんがやってきたので聞いてみた。

「ぐっすり寝てるようなんですが起こしても大丈夫でしょうか?」

ス「今は落ち着いてるから起こしても大丈夫ですよ。この間、私が夜勤の時は夜中に「家に帰るんや!」って興奮して酷かったんですけどね。でも今は大丈夫」

スタッフさんも心得ている。
説明しなくても『大丈夫?』の意味をちゃんと理解している。
さすがだ。

スタッフさんは茂造さんを起こしてくれた。

ス「茂造さん、お家の方が来てくれとるよ。ひ孫ちゃんも来とるよ」

茂造さんは薄目を開けて「ん」と言っただけで、また目を瞑ってしまった。
あらら。
よっぽど眠いのね。
ハルちゃんとわたしが交互に声をかけたが一向に起きない。

「しょうがない、今日は帰ろうか」

「そうしよう、そうしよう」

かつおさんは明らかに嬉しそうだ。

寝ている茂造さんに向かってハルちゃんが「ほなまたね」と声をかけた。
すると「ん」と言いながら片手をあげたではないか!
えっ?起きてる?

「どうする?せっかくやからジュースだけでも飲ませてあげる?」

「いや、もうええが」

かつおさんは早く帰りたくてしょうがないようだ。

「そうな?でもせっかく来たのに」

けど茂造さんはまたも目を瞑っていて起きようとしない。
残念だけど帰ろっか。


帰りの車内で

「お父さん、じいちゃんが手をあげた時ヤバイって思ったやろ(笑)」

「当たり前や!」

おいおい。
週に1回なんだから。
それに面会に行ってもほとんど相手しないくせに。
今日だって綿子さんの面会中は廊下の長椅子に座ってスマホいじってたやん。
あんたの親やで!
もうちょっとちゃんとしろ!

で、今日は尿汚染。
便汚染でないだけましか。
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昨日の続き

前置きが長くなったが、今日はこの一つ身を綿子さんに見せてあげようと持参したのだ。

今日はかつおさんとハルちゃんとゆうくんと4人で面会に行った。
4時頃なら入浴も終わっているだろう。
思った通り1階のホールはもう誰もいなかった。
4階へ上がると綿子さんはデイルームにいた。
わたし達に気づくとすくっと立ってシルバーカーを押しながらスタスタと近づいて来た。

「えっ?歩行器ちゃうやん!シルバーカーに戻っとるやん!」

あっそうか、先週は翔ちゃんと来たからハルちゃんは知らなかったのね。

「先週から換わったんや」

「スタスタ歩いとるやん。やっぱ不死身やな」

「さすがやろ」

みんなで部屋へ移動したのだが相部屋の方がベッドで寝ていたので廊下の突きあたりのベンチがある場所に移動した。

まずはゆうくんから。

綿「来てくれたんか~」

やはりゆうくんを連れてくるのが一番喜ぶ。
抱かせてあげると「また重んなったなぁ」と目を丸くする。
そして次は押し寿司だ。

「今日はお祭りなんや。だからお寿司持って来たで」

「ばあちゃんの実家の近くの産直のやで」

綿「うわ~~。嬉しいわ~。ここではこんなんは食べれんから~」

お箸を出したりお茶を汲んだりと準備をしていると

綿「かつお、花は用意したんか?」

「ちゃんと用意しとるから大丈夫や」

綿「ほうか」

祭りと聞くと花代のことが気になったようだ。
こういう所はまだまだしっかりしている。

「今年は喪中の家がようけあってのぉ」

綿「そうなんか」

「〇〇さんと✕✕さんと△△さんと・・・」

綿「えっ✕✕さんも亡くなったんか?」

「おう」

綿「ほうか~。香典は・・・」

「ちゃんとしとるから大丈夫や」

やはりお金のことが気になるようだ。

綿子さんがいぶきの森に入所して8カ月。
その間に同じ地区で4人も亡くなった。
みんな茂&綿より若い人ばかりだ。
そう考えるとやっぱりこの二人はすごいなぁと思う。
ほんと体は丈夫だ。
田んぼで鍛えていたからか?

押し寿司を食べ始めた綿子さんは「美味しいわ~」と喜んでくれたのだがほんの2口ほど食べると箸が止まった。

綿「これ置いといて明日食べるわ」

またかよ!

「それはイカン!」

「お腹空いてないん?」

今、4時過ぎだ。
お腹は空いているはずだが。

綿「いや、お腹は空いとるんやけど、これ美味しいから明日の楽しみに取っときたいんや」

「だからそれはダメなんやって」

また食べ始めたのだが半分ほど食べるとまた箸が止まる。

綿「これだけ置いとくわ。明日の朝食べるからナイロン袋に入れとくわ」

「ナイロン袋やないわ」

綿「そこに見えよるが」

なんと目ざとい。
お寿司や割りばしなど入れてきたバッグからナイロン袋が少し見えていた。

「これは紙コップが入っとるんや。じいさんにも同じもん持って行くから」

綿「そしたら部屋に行って取ってくるわ」

どうしても置いておくつもりだ。
しゃあないなぁ。

「そしたらこのまま置いて帰るわ。明日忘れんと食べなよ」

入れてきたタッパーのまま置いて帰ることにした。
お寿司なので明日の朝なら傷むこともないだろう。
それに食べかけの物なので他人にあげたりもしないだろうと考えてのことだ。
けどもう食べ物を持って行くのは止めようかしら。
このやり取りがストレスだ。
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9月7日 土曜日

今日は夕方4時前にハルちゃんとゆうくんと三人で茂&綿の面会へ行った。
かつおさんは今週出張で不在だったのだが昨日帰宅した。
が、月曜から水曜まで熱が出ていたそうだ。
そして今も倦怠感が残っているということで自ら「わし隣で寝るわ」としばらく茂造さんちで過ごすことにしたのだった。
そのため二人の面会も行けないのだ。

今日は綿子さんが入浴する日だ。
下のホールにいればロビーで面会したらいいし、部屋への移動中でバタバタしていたら先に茂造さんの面会に行こうと考えていた。
いぶきの森に着くとホールは電気が消え誰も居なかった。
もう4階に移動してしまったのだろう。
けど時間的に4階に戻ったばかりで落ち着いていないかもしれないなと思い、やはり先に茂造さんを訪問することにした。

2階のガラス扉を開けるとスタッフさんが「こんにちは。茂造さん、今、部屋に戻ったところです」と声をかけてくれた。
部屋から茂造さんの声が聞こえる。
相変わらず独り言を言っているようだ。
部屋に入ると茂造さんはベッドで横になっているが何やらずーーっと喋っていた。

「茂造さん、こんにちは。ひ孫連れて来たで」

「え!!何?」

「ひ孫が会いに来たで」

「ゆうきか!」

「そうや」

「ほな起きようか」

ベッドに腰かけてベビーカーに乗ったゆうくんを眺めたが、ちょっと見にくい。
なのでゆうくんを降ろし茂造さんのベッドにおいた。
すると茂造さんは嬉しそうに「おお~大きんなったのぉ~」と手を握ったり足をなでたりした。

「今日はおやつにブドウ持って来たで。シャインマスカットや。食べる?」

「おう」

一粒口に入れると

「歯がないが」

と言った。
そうだった。
茂造さんは総入れ歯なんだけど普段は入れ歯を外していて、食事の時だけ入れるようにしているのだ。
施設の方針なのだが、なぜなのかは分からない。
4階の綿子さんも総入れ歯だがいつも入れ歯は入っている。
人によって対応が違うのか、フロアによって違うのか?
とにかく茂造さんは入れ歯が入ってないのでおやつを持って来た時はスタッフさんに入れ歯を持って来てもらわないといけない。
なのでなるべく歯がなくても食べられるもの、例えばプリンや桃などを持ってくるようにはしているのだがやっぱり旬の美味しいものも食べさせてあげたい。
シャインマスカットは歯がないと食べられないのに入れ歯を出してもらうのをすっかり忘れていた。
急いで入れ歯を取りに行こうとしたら気の利くスタッフさんが持って来てくれた。
「歯がないが」と言ったのが聞こえたようだ。
即、持って来てくれたのだ。
さすが!!
茂造さんは入れ歯を入れてしっかりシャインマスカットを食べた。

「美味い!!」

それは良かった。
さあ、次は綿子さんのところだ。

続く
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25日、水曜日。

茂造さんは今日から風車の丘へ1泊2日でお試しショートステイに行く。
そして綿子さんもやっと今日からさくら苑にデイサービスに行く。
やれやれ、やっと平常に戻る。

しかし、今日も朝から綿子さんがやってきた。

綿「今日からじいさん、泊りがけで行くんやろが。持って行くもんとかはどうしたら・・・」

「全部わしが用意しとるから大丈夫や」

相変わらずかぶせるようにかつおさんが言う。

綿「ほうか。それやったらよかったわ」

今頃何を言ってるんだ。
直前になってやっと気になったのか?
今から慌てても間に合わないじゃないか。

「それよりそんな事言いにわざわざ来るな。電話せえって言うとるやろが。こんなに寒いのに」

この日は今季最強寒波がやって来ていてとても寒かった。

綿「はぁ~。子にボロクソ言われて情けないわ。怒られに来たみたいや」

ちょっと言うとすぐこれだ。
そしてこっちが言う事は全く聞いていない。
こっちの方がウンザリだ。

そして今日は初日なので茂造さんの迎えが来て出発するまでかつおさんが立ち会った。
迎えが来る前に着替えさせようとしたのだが寒いからか茂造さんは「わし行かん!寝るんや」と言い出したそうだ。
かつおさんは「ええとこに連れて行ってやるぞ」声をかけたそうだ。
すると素直に着替えたそうだ。
そして迎えに来たスタッフさんに連れられ出発したそうだ。

「ところで茂造さんには今日はショートステイに行くって説明したん?」

「してない」

「えーーっ!!大丈夫なん?」

「じいさんは順応性があるから大丈夫やろ」

「いやいや」

「施設の人には何かあったら電話してくれって伝えとったんやけど、何も言うて来んかったから、うまい事いっとるんやろ」

「それならええけど」

あとはまた漏らしてアートを作らないことを祈るのみ。
お試し期間にそんなことになったら本番でやっぱり無理ですって断られそうだ。
そんなことになったら困る。
心配はそこだけだ。

そしてかつおさんは綿子さんを迎えに来たさくら苑のスタッフさんにも会ったそうだ。
かつおさんは「どうも長いこと風呂に入ってないみたいなんです」と伝えたそうだ。
するとスタッフさんは「綿子さん、いつから風呂に入ってないん?」とストレートに尋ねたそうだ。
綿子さんは「家では一回も入ってないな」と言ったそうだ。
やっぱりか!20日も風呂に入らずよく平気でいられるものだ。
スタッフさんは「うわー!そしたら今日はゴシゴシしっかりこすってあげるわな」と言ったそうだ。
さすがだ!いつもボケ老人のお世話をしているだけの事はある。
この程度では引かないようだ。
内心引いてますよね?…よね?

とにかく今日はようやく風呂に入ってさっぱりしたようだ。
本当に良かった。
デイサービスのありがたみをしみじみ感じた。



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