9月2日 土曜日
朝から実家の両親と買い物に行った。
両親とは必ず産直へ行く。
そこでイチジクとまくわ瓜と梨を買った。
綿子さんに届けるためだ。
スーパーより産直の方がはるかに安い。
それにまくわ瓜なんかはスーパーには置いていない。
なので果物はなるべく産直で買うことにしている。
11時頃家に戻り、それらを綿子さんちに届けに行った。
綿子さんはちょうど台所にいた。
お菓子が入っているカゴの前でこちらに背を向けて立っていた。
わたしが「綿子さん、果物持って来たで」と声をかけるとびくっとした。
綿「えっ?ああ、ありがとなぁ。イチジクな、珍しいなぁ、嬉しいわぁ」
好「冷蔵庫に入れとくからまた食べてな」
綿「今な、ちょっとお腹が空いたから前に好子さんが買うてきてくれたお菓子食べようと思うてな」
手にはチーズアーモンドのおかきの袋を握っていた。
綿「好子さんも一緒に食べようで。座ってよ」
好「いや、いや、ええわ」
綿「そなん言わんと一緒に食べようで」
昨日、太ってきたから食べる量を控えとるんやって言うたとこやないかい!
おやつなんか食べてどうする。
それに一緒に食べている暇はない。
好「今から佐藤病院に行って薬もらってこないかんのや。綿子さんの眠剤を頼んであるんや。昼までに行かな閉まってしまうから時間が無いんや」
綿「えっそうなん。うわ~良かった~。もう薬が無いからどうしようかと思うとったんや~。好子さん貰って来てくれるんな。良かった~」
毎週届けているお薬カレンダーは日曜始まりなので、土曜日には無くなる。
けどいつも日曜の朝には新しいお薬カレンダーを届けているではないか。
今までに一度だって薬を切らしたことはない。
何の心配があるんだ。
意味不明だ。
そしてテーブルの上にタッパーが置いてあり、その中に薬の小袋が入っているのに気付いた。
好「これ、どうしたん?」
綿「今日飲む分をこうやって机の上に置いておくことにしたんや。この方が忘れんでええんや」
お薬カレンダーは冷蔵庫の横に掛けてあるのだが、夜の薬はよく飲み忘れていた。
本人なりに工夫しているようだ。
やるやん!綿子さん。
好「それはええわ。そしたらお薬もらいに行ってくるな」
そして夕方、用があってもう一度綿子さんちに顔を出した。
綿子さんは晩御飯の最中だった。
宅配弁当と昨日わたしが買って来た『レバーの赤ワイン煮』を食べていた。
そして鍋がグツグツいっている。
好「綿子さん、鍋が火にかかっとるけど、構んの?グツグツいうとるで」
綿「あれ、茶碗蒸し温めよんや」
おいおい!宅配弁当の上にそんなにおかずを足したらダイエットにならんやん!
そのおかずは宅配弁当が来ない明日用やで。
昨日、控えよるんやって言うたとこやん!!
これではいつまで経っても痩せないだろう。
それどころかもっと太りそうだ。

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両親とは必ず産直へ行く。
そこでイチジクとまくわ瓜と梨を買った。
綿子さんに届けるためだ。
スーパーより産直の方がはるかに安い。
それにまくわ瓜なんかはスーパーには置いていない。
なので果物はなるべく産直で買うことにしている。
11時頃家に戻り、それらを綿子さんちに届けに行った。
綿子さんはちょうど台所にいた。
お菓子が入っているカゴの前でこちらに背を向けて立っていた。
わたしが「綿子さん、果物持って来たで」と声をかけるとびくっとした。
綿「えっ?ああ、ありがとなぁ。イチジクな、珍しいなぁ、嬉しいわぁ」
好「冷蔵庫に入れとくからまた食べてな」
綿「今な、ちょっとお腹が空いたから前に好子さんが買うてきてくれたお菓子食べようと思うてな」
手にはチーズアーモンドのおかきの袋を握っていた。
綿「好子さんも一緒に食べようで。座ってよ」
好「いや、いや、ええわ」
綿「そなん言わんと一緒に食べようで」
昨日、太ってきたから食べる量を控えとるんやって言うたとこやないかい!
おやつなんか食べてどうする。
それに一緒に食べている暇はない。
好「今から佐藤病院に行って薬もらってこないかんのや。綿子さんの眠剤を頼んであるんや。昼までに行かな閉まってしまうから時間が無いんや」
綿「えっそうなん。うわ~良かった~。もう薬が無いからどうしようかと思うとったんや~。好子さん貰って来てくれるんな。良かった~」
毎週届けているお薬カレンダーは日曜始まりなので、土曜日には無くなる。
けどいつも日曜の朝には新しいお薬カレンダーを届けているではないか。
今までに一度だって薬を切らしたことはない。
何の心配があるんだ。
意味不明だ。
そしてテーブルの上にタッパーが置いてあり、その中に薬の小袋が入っているのに気付いた。
好「これ、どうしたん?」
綿「今日飲む分をこうやって机の上に置いておくことにしたんや。この方が忘れんでええんや」
お薬カレンダーは冷蔵庫の横に掛けてあるのだが、夜の薬はよく飲み忘れていた。
本人なりに工夫しているようだ。
やるやん!綿子さん。
好「それはええわ。そしたらお薬もらいに行ってくるな」
そして夕方、用があってもう一度綿子さんちに顔を出した。
綿子さんは晩御飯の最中だった。
宅配弁当と昨日わたしが買って来た『レバーの赤ワイン煮』を食べていた。
そして鍋がグツグツいっている。
好「綿子さん、鍋が火にかかっとるけど、構んの?グツグツいうとるで」
綿「あれ、茶碗蒸し温めよんや」
おいおい!宅配弁当の上にそんなにおかずを足したらダイエットにならんやん!
そのおかずは宅配弁当が来ない明日用やで。
昨日、控えよるんやって言うたとこやん!!
これではいつまで経っても痩せないだろう。
それどころかもっと太りそうだ。

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