かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:ゆうき

昨日の続き

その後またも綿子さんから茂造さんの話題が出た。

綿「じいさん元気か?この後行くんやろ?」

「おう、そうや。どうや、ばあさんも一緒に行くか?」

綿「いいや、行かん!私がここにおるんが分かったら押しかけて来るようになるが」

だからそれは無いって!
顔を見ても誰か分からないのに。

「だったらわたし達と一緒に面会に来たんやって事にしたらええやん。それならここに居るとは分からんやん」

綿「いや、ええわ」

「どうせ会うても名前も分からんやろのぉ。じいさんはみんなの顔と名前が一致せんのや。わしやっていつも「秀夫」って言われるんや」

「そうやで。分かるのはゆうきだけやんな」

綿「へえ~ゆうきは分かるんや」

「そうや。けど他は全然分からんのや。わしはかつおやって教えて「おおかつおか!」って言うても、1分後にはまた「秀夫」って言われるし。それに同じ話ばっかりするんや」

か「わしはかつおやっ言うたら「秀夫はなにしよんや?」「秀夫はどこでおるんや?」「温室は?」つぶしたって言うたら「つぶしたんか!」それで「誰がつぶしたんや?」じいさんやって言うたら「お金にならんからのぉ」この繰り返しや」

「そうそう。たいてい話すこと決まっとるよな」

綿「へぇ~」

綿子さんはニコニコ笑いながら聞いていた。

「どう?一緒に行ってみようで」

もう一度誘ってみた。

綿「いや、ええわ」

キッパリ断られてしまった。
やはり会うのは抵抗があるようだ。
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次に茂造さんのもとへ。
茂造さんはベッドで横になっていた。

「じいちゃん、来たで」

と声をかけると

「お~~!ゆうきか!」

やっぱりひ孫の名前はスッと出てくる。

「そっちはかつおか?」

「お!正解!」

今日は調子いいじゃないか。
かつおさんも嬉しそうだ。

「秀夫は何をしよんや?」

また『秀夫』だ。
やはり『秀夫』を息子だと思っているようだ。

「秀夫は婿養子に行ったで」

「ほうか!お~そうやったのぉ」

「茂造さんの息子はかつおと典夫やで」

「おー!典夫や!典夫やったのぉ。典夫はどこに居るんや?」

「横浜や」

「なんで横浜に居るんや?」

「仕事や」

「何の仕事や?」

「さあ、よう知らんのや」

「秀夫はどこに居るんや?」

ギャー!!
また秀夫に戻ってしまったじゃないか!
延々と続く質問攻めに、相手をするのもつかれる。

「秀夫は養子に行ったが」

「ほうか!」

隣の入所者さんのお世話をしていた黒田さんが吹き出した。

黒「私、茂造さんの家族構成や親せき関係覚えてしまうわ(笑)」

そりゃそうだ。
毎回大声で同じやり取りをするんだから。
それに茂造さんは独り言でよく「私の名前は〇〇茂造、家は〇〇市✕✕町△△番地」とつぶやいているそうだ。
なのでスタッフさん達は茂造さんの住所を覚えてしまっているそうだ。
茂造さんはもし外に出て迷子になってもちゃんと家に戻れるだろう(笑)
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そして次に茂造さんのもとへ。

茂造さんはベッドで横になっていた。

「茂造さん、こんにちは」

「来てくれたんな。これは誰な?」

「誰か分かる?」

「ゆうきかの?」

「正解!」

やるやん!茂造さん。
今日は結構しっかりしているようだ。

「じいさん、元気か?」

「あんた誰な?」

「誰か分かる?」

「かつおかの?」

「そうや。正解!」

凄いじゃん!
絶好調だ。
しかし「わし寝るわ~」と言って横になったままだ。

「お寿司持って来たんやけどなぁ」

「えっ?お寿司?ほな起きよか」

げんきんな(笑)
茂造さんはさっさと起き上がりベッドに腰かけた。

「はい、どうぞ。今日はお祭りなんやで」

「こりゃあ美味そうや!!」

人の話を聞いちゃあいない。
茂造さんに一つ身を見せたところでなんのこっちゃ分からないだろう。
なので一つ身の話はしなかった。

茂造さんは勢いよく食べ始めた。

「うわ~お寿司や~!こりゃぁええ!!」

食べながらもにぎやかだ。

「これはエビやないか!凄い!!」

親指の爪ほどの小さいエビに感動している。

「これは刺身や!凄い!!」

いえいえ、それはしめさばです。
刺身はNGですから。
茂造さんは「凄い!」を連発しながらパクパク食べた。
ゴマのように小さなニンジンまで残さずキレイに食べてしまった。

「うわ~美味かった~!良かった~!!」

こんなに喜んでくれると持って来た甲斐がある。
また持ってくるね。

あと気になった事が一つ。
茂造さんの隣のベッドが空になっていた。
転所したのかそれとも亡くなったのか。
今回の人とは一度も喋ったことがないし、いつも寝ている姿を見るばかりだったのだがなんか寂しい。
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昨日の続き

そして2階の茂造さんのもとへ。
またまた食堂兼デイルームに入所者さんが揃っていた。
茂造さんもいつもの席にいたのだがテーブルに突っ伏している。
???
寝てるのか?
とりあえず声をかけてみた。

「茂造さん、こんにちは。また来たで」

「う~~」

やっぱり寝ていたようだ。

「今日もひ孫が来たで」

「お~ゆうきか!よう来たの」

顔を上げゆうくんの顔を見た。
が、すぐ

「こないだ抱いたから今日は抱かんでええ」

そう言ってまたもテーブルに突っ伏した。

ス「あらあら茂造さん、せっかくひ孫ちゃんが来てくれとるのに」

「茂造さん、ちょっと部屋へ行こう!」

「部屋か?おう、部屋で寝るわ」

なんとか部屋へ連れて行った。
早速ベッドで横になろうとする。

「ちょっと待って。はいこれ。桃やで」

急いで桃を差し出した。

「おお~これはええ~」

夢中で食べた。
が、食べ終わるとまたもネムネムモードだ。
ゆうくんを少しつついて「もうええ!」と横になってしまった。
どうしても睡魔に勝てないようだ。
先週とのギャップが凄い!
こりゃダメだ。
なので早々に帰ることにした。
来週は前回のように午後から行くことにしようと思う。
これだけでも奇跡だから


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