かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:よろける

ひき続き3日のこと

そして今日もいぶきの森へ向かった。
今日も翔ちゃんが同行した。
というか翔ちゃんの面会にわたしたちが同行したような感じだ。
ゴールデンウイークの休みに久しぶりにジジババに顔を見せるかとやって来てくれたのだ。
一人で面会しても間がもたないから三人で行くのだ。

今回の面会はゴールデンウイーク中ということで普段とはシステムが違っていた。
いつもは基本入浴日でないと面会出来ないのだが、ゴールデンウイーク中は入浴は中止になる。
そしてスタッフが少ない。
そのため入浴日とか関係なく完全予約制で面会時間は15分となっていた。

今日も11時の予約を取っていた。
受付を済ませると2階のレクリエーション室へ行くように伝えられた。
今まで2階には入ったことがなかった。
えっ?いいの?
いやいやそれより散歩に連れ出しておやつを食べさせてあげたいのに。
綿子さんの大好きな王林を剥いてタッパーに入れて持って来ていたのだ。

好「今日は散歩に出るのはダメなんですか?」

ス「すいません。今日はスタッフが少ないので2階のレクリエーション室でお願いします」

あちゃ~残念!
けれど仕方ないよね。
スタッフが少ない中、たまにしか会いに来れない人のために、こうやってなんとか面会の機会を作ってくれているんだろう。

エレベーターに乗り2階へ着くと目の前はスタッフの詰め所でその隣が食堂のようだった。
大勢の人がいてそこに茂造さんもいるようだけど柱の陰にいるのか姿が見えなかった。
詰め所から出てきたスタッフさんがこちらへどうぞとレクリエーション室に案内してくれた。
広い部屋にテーブルが5台、そのテーブルに椅子が3脚ずつ並んでいて、どこでもお好きなところへどうぞと言われた。
その前に手指の消毒とフェイスガードをお願いしますとの事だった。
フェイスガードやもうええやん!
外に散歩に行く時はマスクのみやん!
そう思うが一応決まりなので従うしかない。
真ん中あたりのテーブルに着きもう一つ椅子を用意していたら綿子さんがやって来た。
私の顔を見てニコッと笑い、翔ちゃんを見つけた途端、ヨロヨロとよろけながら顔をおさえた。

綿「翔ちゃん来てくれたんか~~」

また泣いている。
泣いていると言っても涙は出てないのだが。

か「とりあえず座ろうばあさん」

椅子に座り会話が始まった。

続く
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30日の夕方、ネット注文していたポスト一体型宅配BOX が届いた。
先日、綿子さんに我が家のポストを覗かれて、典さんからのハガキを盗み見され激怒したかつおさんが速攻で買ったものだ。
もちろんポストの部分にも鍵が付いている。

翌朝、早速玄関に設置することにした。
ほぼ完成品なのだが脚だけは自分で取り付けなければならない。
玄関先で組立ていると綿子さんがやってきた。
わたし達をチラッと見た後、畑の方へ歩いて行った。
と思ったらすぐ戻ってきた。

綿「それ何な?」

か「ポストや」

綿「大きいのお」

しばらく眺めていた綿子さんだったが、急に

綿「朝ごはんは食べたんか?」

か「はぁ?食べたわ。おかんはまだ食べてないんか?」

綿「まだや。今、典夫が準備してくれよんや」

か「今何時や?8時半過ぎとるやろが」

いつもなら7時過ぎには朝食を食べ終えているはず。

綿「いや、私らが寝よったから....」

なんかグチっていたのに典さんの分が悪くなり始めると急いでかばいだした。
なら初めから言うなよ。

あ、そうそう昨日忘れていった杖を持って帰ってもらおう。

好「これ昨日忘れとったで」

と杖を差し出すと、あっ!という顔をしていきなりよろけた。
サンダルを片一方ぬぎ飛ばしながら後ろにひっくり返りそうになる。
マジか!?
急に足が悪いことを思い出したようだ。
かつおさんと二人、笑いをこらえるのに必死だった。
さっきまでスタスタ歩いとったやん!

そしてまた言った。

綿「餅、買いに行かんといかんのや」

か「アニキが連れて行ってくれるって言うたやろ」

綿「ほうか、典夫が連れて行ってくれるんか。あの子料理やら何やら全部してくれるんや。私がしようとしたら僕がするからって。そのために帰って来とるんやからって言うんや」

か「そうや、アニキにやらせとけ」

好「それに典さんはたまにはかつおさんに楽をさせてやろうと思うて帰って来てくれとんやで。だからこの正月休みは何かあったら全部典さんに言うてな」

綿子さんは「ほうな」と言って帰って行った。
これでこのお正月は少しはゆっくりできるかな?

そしてその後ポストの設置は終わった。
なかなかいい感じだ。
これでハガキを盗み見されることはなくなったぜ!

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綿子さんは午後にまた畑の方にやってきた。
その帰り我が家の玄関で新設したポストを見ていた。
何を思ったのだろう。
でも自分のせいだとは思ってないのだろうと思う。

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土曜日の午後、わたしは庭の草抜きをしていた。
このところ茂造さんちの剪定やら祖母の畑の草刈りやらで自宅の庭は後回しになっていた。
かなり雑草が生えている。
早く抜かないと種が飛んでまた大量に草が生えるじゃないか。
せっせと草抜きに精を出していると綿子さんが通りかかった。

綿「足が弱ったらいかんから散歩しようと思うてな」

好「行くのはええけど杖か押し車押して行きなよ。転んだらいかんからな」

綿「いつも散歩のときは何も持たんのや」

得意そうに言う。
他人の忠告は全く耳に入らないようでさっさと行ってしまった。

「転んだらいかんから杖は絶えず持っときなよ」とケアマネやさくら苑の職員さんにいつも言われているのでデイサービスに行くときは杖を持って行くのだが、それ以外の時はちっとも持とうとしない。
困ったもんだ。

今朝も腰が痛いとか言うとったのは何やったんやと思うぐらい元気にスタスタと手ぶらで散歩に行ってしまった。
やはりスイッチが入っているのだろう。
その状態の綿子さんは凄い。
そのくせうちに上がり込んでいろいろ用事を頼んだ帰りはいつもよろけて見せる。
なんなんだ一体!
スイッチオン

綿子さんは2時間ぐらいたって無事帰ってきた。
そして近所の人に野菜の苗を貰ったそうで畑でクワをふり、苗を植え始めた。
2時間以上も歩いた後、それだけ動けて、しゃがんだりもできるなら、家の拭き掃除も余裕でできるやろと思う。
それにこんなに元気なら1.5㎞先のスーパーに買い物に行くのだって余裕では?
でも明日はしんどいって寝込むような気がする....


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