かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:アルバム

そして2階の茂造さんのところへ。
ガラス扉を開けて中に入ると近くにいたスタッフさんが話しかけてきた。

ス「あの~実は今日、茂造さんのアルバムが大変なことになっちゃって~」

えっ⁉また⁉
またおしっこで水没させたのか?
あの光景が頭に浮かんだ。



「えっ?そうなんですか?」

スタッフさんは申し訳なさそうに「ごめんなさいね」と言いながら部屋までついてきた。

ス「これなんです」

と見せてくれたアルバムは一見何の変わりもなかった。

「どうもないようですけど?」

ス「いえ、中を見てもらったら」

パラパラめくっていくとフィルムが破れているところがあった。

ス「他の入居者さんが勝手に見て破っちゃったみたいなんです。ホント申し訳ありません」

なんだこの程度か。
前回の水没事件を経験してるだけに全然大した事なく感じる。

「ちょっと破れただけじゃないですか。この程度なら全然大丈夫ですから。お気になさらず」

ス「いえ、その破れたところに入ってた写真が無くなってるんですよ」

あら、ホントだ。
までも被害は1枚だけ。
あの時はなんてったって約200枚をパアにしたんだから。
200枚×30円(プリント代)で約6000円もの被害だったんだから。

「ホント全然大丈夫ですから。以前おしっこで全滅にした時に比べたら大したことありません(笑)」

ス「ホントにごめんなさいね」

何度も謝罪をされてかえって恐縮する。
重度の痴ほう症の方も多いのに仕方ないじゃん。
それに茂造さんは1枚無くなってたって気付かないだろうし。
までも大したことなくて本当によかった。
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昨日の続き

次に茂造さんのところへ。
今日もデイルームに居たので部屋へ連れて行く。
いつものように即行でおやつを食べ終わると「もうわし寝るわ」とベッドに寝転んだ。
ホント茂造さんの面会は速くていい。

着替えをタンスに片付けているとゆうくんのアルバムが置いてあった。
先日、ベッドの柵にカゴを取り付け、そこに入れておいたのだが、またタンスに置いてある。
ここに置いてるという事はアルバムは見てないのだろう。
茂造さんはタンスを触ることはまずない。
なのでスタッフがここに置いたのだろう。
ここに置いたら最後、茂造さんが見ることは無いと思う。

「茂造さん、ゆうくんのアルバム見てくれよる?」

尋ねてみたが、聞いちゃあいないので返事は無い。
きっと見てないと思う。
やはり持って来るのが遅かったようだ。

「たまには見てやってな。ここに入れとくから」

とアルバムを枕元のカゴに戻した。
ま、面会に行くたびに「写真見てね」と根気よく声掛けしよう。
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昨日の続き
綿子さんとの面会を終え、茂造さんのところへ。

茂造さんは今日もデイルームに居た。
昼間は割とデイルームで過ごしているようだ。

いつものように部屋に連れて行きおやつタイム。
あい変わらずガツガツ食べる。
おやつは綿子さんと同じドーナツだ。
しかしはるみは無し。
茂造さんに柑橘類はアウトなのだ。
とにかく食べ方が汚いのだ。
房を一つづつ食べればいいのに一度にたくさん口に入れ、果汁をボタボタこぼす。
そして薄皮をペッと吐き出す。
勘弁してほしい食べ方なのだ。
以前みかんを持って行って懲りたのでそれからは柑橘類は持って行かないことになったのだ。
ま、自業自得です。

茂造さんにおやつを食べさせている間にわたしはベッドの枕元にカゴを設置した。
そのカゴにゆうくんのアルバムを入れておけば、いつでもすぐ手に取れるだろうと考えての事だ。
このところいつ行ってもアルバムはタンスの棚にあった。
ほとんど見てない様だった。
そばにあれば見るかもしれない。
それでカゴを持って来たのだった。
これでまたよく写真を見てくれるようになるといいんだけど。
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昨日の続き

その後、2階の茂造さんのところへ。
今日はゆうくんのアルバムを用意してきた。
喜んでくれるかな?

再度用意したアルバムは、今までの小さいサイズではなく、見開きに4枚の写真が入る大きさのものにして、アルバムを収納するポーチを付けることにした。
ポーチに入れておけば尿汚染の被害は回避できるのではと考えたのだ。
これで上手くいけばいいのだけど。

 ※以前のアルバムについての話はこちら
 

デイルームの茂造さんを連れて部屋へ移動し、まずはおやつを食べさせた。
ガツガツ食べるのであっという間に食べ終わる。
そしてアルバムを渡した。

「茂造さん、はい、これどうぞ」

「ん?食べるもんか?」

「違う、違う、ゆうくんの写真や」

「見た」

「いやいや、今持って来たばっかりや」

「食べもんないんか?ならわし寝るわ」

「そうな。そしたらここに置いとくからまた見てな」

「ええわ、持って帰れ」

「そう言わんと、置いとくからな」

とりあえずタンスの棚に置いて帰ることにしたのだった。

まいったなぁ。
食べ物にしか興味が無いようだ。
以前は嬉しそうにいつも持ち歩いていたのに。
写真に興味を失ってる。
もっと早く持って来るべきだった。
後悔…。
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昨日の続き

さあミッション完了だ。
早く帰ろう。
しかしこんな時に限ってスタッフさんが追いかけて来た。

ス「すみません!今日、茂造さんがまた自分でおしっこを捨てちゃったんです」

茂造さんは自力でおしっこが出なくなって以来、導尿の管を入れてウロバッグにおしっこが溜まるようになっているのだが、看護師さんが管理していて、どのくらいおしっこが出ているか測るために自分で捨てないでねと言われている。
普段は覚えていて勝手に捨てたりしないのだが、たまに忘れて自分で捨てることがある。

「あら、また忘れちゃったんですね。申し訳ありません」

ス「いえ、それがトイレに捨てたんじゃなくてですね…実はアルバムの入ってたナイロン袋の中に捨てちゃったんです」

「は?」

ス「このところゆうくんのアルバムを持ち歩くのにナイロン袋に入れてウロバッグ用のカゴの中に一緒に入れてたんですよ。で、何を思ったのかその中に自分のおしっこを捨てちゃったんです。それでアルバムがどっぷり浸かってしまっちゃったんです。一応おしっこを捨てて、新聞で巻いて水分を取ろうとしたんですけど…」

塗れた新聞紙にくるまれたずっしり重いものが入った袋をを手渡された。
マジか!
なんてこった。
1冊のアルバムに40枚の写真が入っていた。
ちょくちょくハルちゃんがプリントして届けてくれていて、それがもう5冊目になっていた。
約200枚がパアになったという事か!

スタッフさんも勝手に処分する訳にもいかず一応救出を試みてくれたのだろう。
いやでもおしっこまみれの写真なんか復活できるのだろうか?
捨ててもらうのも悪いのでとりあえず持って帰ることにした。

はぁ~。
どうしたもんじゃろのぉ~。
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