かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:オムツ

この日、ひろ子さんからも電話をもらった。
ひろ子さんは茂造さんの弟の秀夫さんの奥さんだ。
用件は「申し訳ないが、忙しくて仏壇のお参りに行けない」という事だった。
こっちはその方がありがたい。
言えないけど。
で、ひろ子さん達の近況を聞いた。

秀夫さんは今年3月に特養に入所し、やれやれだったのだが、施設のスタッフと折り合いが悪く、結局2カ月ほどで退所することになったそうだ。
早い話が追い出されたのだろう。
やはり暴君だからね。
それで仕方なくひろ子さんが家で面倒をみていたそうだ。
しかしたった2カ月なんだけど入所前よりずい分と身体機能が落ちていて、トイレにも行けずオムツになっていたそうだ。
その世話をしていてひろ子さんは坐骨神経痛を発症してしまい、とにかく体もきつくて大変だったそうだ。
で、やっと次の施設が見つかり最近入所したそうだ。
その施設はけっこう遠いのだが施設からの要望もあり毎日面会に行っているそうだ。
前の施設は面会禁止だったから良かったのにね。
けれど家に居ないから格段楽になったそうだ。
しかしまだ入所したばかりでひろ子さんも体力的にもメンタル的にも回復しきってないのだろう。

ひろ子さん、お参りなんていいですから。
少しでも体を休めてくださいね。
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昨日の続き

かつおさんは回収してきた洗濯物を洗濯機に入れ回した後、田んぼへ行った。
今は稲刈り前で雑草の処理に追われている。
そりゃあストレスも溜まるよね。

洗濯機が止まったので干すのはわたしが引き受けた。
今日は二人分なので結構多い。
しかも今日は茂造さんの汚染物があったそうでその分も多かった。
汚染物は基本そのままの状態でナイロン袋に入れられているんだけど、今回は水洗いしてくれてたのでとても助かったそうだ。
なのでまとめて1回、回すだけで済んだそうだ。

大量の洗濯物を干しているといつもと違ったものが入っていることに気付いた。
綿子さんのパンツだ。
綿子さんは骨折して以来ずっとオムツをはいていたので長らくパンツが洗濯物に入っていることはなかった。
洗濯物にパンツがあるという事はとうとうオムツを卒業したのね。
もうずい分元気になったものね。

たかが洗濯物でもちゃんと見ていると変化に気づくことができる。
かつおさん!分かった?
忙しいのは分かるけどもう少し注意を払ってくださいね。
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7月28日 日曜日

午後から茂&綿の面会に行った。
今日はかつおさんとわたしとゆうくんの3人だ。

まずは4階の綿子さんのもとへ。
今日はデイルームに綿子さんの姿はなかった。
あれ?と思いながら部屋へ行くと、綿子さんはベッドで横になってテレビを見ていた。

「綿子さんこんにちは。今日は部屋でおるんやなぁ」

綿「いや、さっきまで向こうにおったんや。けど、しんどいやろうからちょっと横になりなって連れてきてくれたんや」

なるほど、座ったり横になったりを適度にコントロールしてくれているのだろう。
ずっと座りっぱなしではないようだ。

綿子さんはゆうくんに気づくとまたも「来てくれたんか~」と涙を流した。
ゆうくんをあやしたりして気を取られている間にタンスからペットボトルのお茶を数本抜いた。
全部回収したいところだが急に全部無くなったらまずいかもという事で2本だけ残しておいた。
お茶すら他人にあげたくて仕方ないのか

ふとタンスの上の洗濯物置き場に袋があることに気付いた。
昨日の夕方に来た時に回収したのでその後に置いた物のようだ。
手に取ると袋に尿汚染と書いてあった。
まだオムツをしているのになんで汚れるんだろう?
みどり整形に入院していた時のように勝手にトイレに行ってオムツをぐちゃぐちゃにしたんだろうか?
本人に聞いてもムダだろう。
そう思ってそのままそっと持って帰ることにした。

しばらく話し相手をした後、次は2階の茂造さんのもとへ。
茂造さんは部屋で寝ていた。
どうしよう?とは思ったが一応起こしてみる。

「茂造さん、ひ孫が来たで」

「ん?ゆうきか⁉」

「そうやで。それとジュース持って来たからちょっと起きれる?」

「ほな座るわ」

「ほらじいさん。ひ孫やぞ」

かつおさんが手渡そうとしたら

「今日は抱かん!落としたらいかん!」

「そうな。そしたらコレどうぞ」

ジュースを渡した。
紙パックのアンパンマンのイラストのリンゴジュースだ。
これなら果汁100%だし量もちょうどいいサイズだ。
茂造さんは喜んで飲んだ。
飲み終えたパックを受け取ると「はい!」と言いながら両手を前に出した。
ここにゆうくんを乗せろという事のようだ。
さっき「今日は抱かん!」って言うたやん!
とは思ったが茂造さんの両手にゆうくんを乗せた。

「おお~可愛いのぉ~。わしによう似とる!」

そして1分後には

「もうええ」

急いでゆうくんを受け取った。

「わしもう寝るわ」

とこまでもマイペースな茂造さんだった(笑)

今日はゆうくんを連れて行ったのだが茂&綿はともかくスタッフさんがとても喜んでくれた。
4階でも2階でも大歓迎を受けた。
2階からの帰り際には「えっ?ゆうくん来てるん?」と言って追いかけて見に来る人までいた(笑)

ス「ほんと可愛いわぁ~。パワーをもらえるわ~」

「ジジババもゆうくんを連れて来ると喜ぶんでなるべく連れてきてるんですよ」

ス「そうよ!お年寄りたちみんなこんな小さい赤ちゃん滅多に見られないから喜んでるんよ。刺激になっていいわ~」

ジジババと言うのは茂&綿の事をさしてたんだけど入所者さんと捉えられたようだ。
とにかくやはり赤ちゃんは大歓迎ということだ。
良かった。
また行こうねゆうくん。



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昨日の続き

午前中は最悪だった。
朝早くから重労働の上、蜂に刺され、手は痛いし懐まで痛い。
本当に散々だ。
午後からふて寝したいところだがそうはいかない。
今日の午後はハルちゃんから子守りを頼まれていた。
友人の誕プレを買いに出かけたいそうだ。
それに茂&綿の面会にも行かなければ。
綿子さんの様子も気になるし。
寝てなんかいられないのだ。

昼食を食べ終わるといぶきの森へ出かける準備をした。
綿子さんのコルセット類、それに数種類のお茶のペットボトル、そしていつもの着替え、そしておやつにスイカを用意した。
そしてゆうくんのお出かけセットの用意も忘れてはならない。
そして午後2時頃、数くんも同行してくれたので4人でいぶきの森へ向かった。
当たり外れあるよね

まずは4階の綿子さんのもとへ。
エレベーターを降りるとスタッフさんが寄ってきた。

ス「こんにちは」

「綿子さんの面会に来ました。これ頼まれてたコルセット類とお茶です」

ス「ありがとうございます。そしたらこちらでお預かりします」

「コルセットは色々あって、どれがいいのか分からなかったので全部持って来たんです」

ス「今日はリハビリの者が休みなので明日見てもらいますね」

「お茶はどれが好みか分からないので色々用意したんです。綿子さんに飲んでもらって気に入ったものをもっと買ってこようと思いまして」

ス「分かりました。綿子さんは今、お部屋にいらっしゃいます」

「やっぱり動けないんですか?」

ス「土曜日の午前中に骨折しまして、それからベッドでずっと横になってるんです。土曜日は午後から入浴する日なのでみんな下に降りてて、綿子さんには一人で部屋にいてもらってたんです。けどスタッフが間で様子を見に来たらベッドに腰かけてたんですって。トイレに行こうとして起き上がったものの、そこから動けなかったようです。一応、オムツをしてるんですけどね」

「綿子さんオムツ嫌いなんで。でもさすがに痛くて動けないんですね」

ス「相当痛いと思います。けどまたベッドから降りようとしたらいけないのでベッドの横にセンサーマットをひいてます」

「そうなんですね。ありがとうございます。そしたらちょっと覗きに行ってきます」

スタッフさんと別れ部屋へ向かった。
部屋に入ると綿子さんはベッドで横になっていたが起きていた。
私たちに気づくと

綿「うわ~来てくれたんな~。ありがとな~」

とまた泣き出した。
そして体を起こそうとしてイタタタタ!!顔をしかめる。

「じっとしとってよ」

綿「うわ~ゆうくんも来てくれたんか~。嬉しいわ~」

「ばあさん大丈夫か?痛いんやったらじっとしとかないかんぞ」

綿「おう。じっとしとったらそうでもないんやけど、ちょっと動いたら痛うて痛うて」

「ほんま何しよんや。ビックリしたわ」

綿「いやベッドに乗ろうとしたら痛うて動けんようになったんや」

「えっ?転びそうな人を助けようとして一緒に転んだんやろが」

綿「へ?私転んでないぞ」

「いや、転んで骨折したってここの人から聞いたで?」

綿「私、転んだんやろか?」

なんじゃそれ?
転んだことを覚えてないのか?
話が違う。
記憶がすり替わっているのだろうか?
ま、いいや。

続く


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8月24日 木曜日

火曜日の一件以降、とりあえずおもらしは無かった。
けれどもしものことがあるといけないのでオムツは履いて行って欲しい。

水曜日はちゃんと履いていったか確認のため、さくら苑に電話をかけた。

「今日からオムツを履いていくように渡しておいたんですが、ちゃんと履いてますかね?」

「はぁ」

電話に出たのは男性のスタッフさんだった。
昨日、ケアマネがうちに電話した件を知らない様子だったそうだ。
かつおさんはケアマネからオムツパッドを敷くようにお願いされたこと、パッドは難しいからパンツ型のオムツを用意したこと、綿子さんに今日から履いていくように言い聞かせたことを説明した。
が、スタッフさんは
「いきなりオムツを履けと言っても抵抗があるでしょうから、こちらで様子を見ながらおいおい勧めていきます」
と言ったそうだ。
それじゃまた車内で漏らしたら困るのでは?
困るから電話してきたんじゃないのか?
よく分からないことになってしまった。
なので今はデイ用のカバンの中にオムツが2枚入っている状態だ。
オムツを履かせるかどうかの判断は先方に任せよう。

そして借りたズボンはちゃんと洗って返したのか?
それも気がかりだった。
綿子さんに聞いてもよく分からない。
なのでそのことも併せて聞くようにかつおさんに頼んでいた。
が、聞くのを忘れたそうだ。
そこで連絡ノートに『ズボンはちゃんと返却していますか?』と書いたそうだ。
今日、その返答を見たがそのことについて何も書かれていなかった。
そりゃそうだ。
今まで連絡ノートはほとんど見たことがない。
スタッフさんが何か書いていてもスルーだったのだ。
なのでわたし達が読んでいないことは分かっていたはずだ。
なのでこちらが記入しているとは夢にも思わないだろう。

「もし返してなかったら連絡してくるやろ」

仕方ない、様子を見よう。
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