かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:キョーレツ

昨日の続き

ハルちゃんがゆうくんを連れてやってきた。

「じいちゃんお帰り~」

「おう。それはゆうきか?」

「そうや」

そのあとの会話は続かない。

しばらくすると、突然立ち上がった茂造さん。
おもむろにズボンとオムツを下ろす。
チンチンが丸見えだ。

「チンポが痛い!」

分かったから、見せないで!
そして今度は「これ捨てるんや」と言いながらストーマ袋をもみ始めた。
あいかわらず施設ではお茶を飲まず、水分が不足気味の様で便も硬めのようだ。
袋から出しやすいように揉んでいるのだ。
けど、そこでするのは止めて!!
トイレに行ってからやってくれ!
キョーレツな臭いが立ち込める。
かつおさんが急いでトイレに連れて行った。
トイレで便を排出するのに悪戦苦闘したようだ。
しばらくトイレにこもっていた。
そしてようやく茂造さんがリビングに戻ってきた。

「寒い~!!」

そりゃあね。
トイレは暖房が無いから寒いもの。
やはりこの家、年寄りにはキツイ。

あとでかつおさんに聞いたのだが、やはり便が固くて袋からなかなか出てこなかったんだそうだ。
このところ毎週届ける牛乳を10本に増やしていたのだが、それでも足りないのかな?
もっと増やさないといけないのかしら?
今度スタッフさんに聞いてみなくては。
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鬼門の火曜日、昼休みに何げなく見守りカメラを覗いてみた。

二人とも昼食は終えたようで綿子さんが洗い物をしている様子が映った。
食器を洗った後、台ふきんを洗っている。
そして軽く絞ったと思ったらその台ふきんを床に投げた。
そして台ふきんを踏みつけ前後左右に動かし始めた。
どうも床を拭いているらしい。
そしてその台ふきんを取り上げ、次は茂造さんの椅子の下に放り投げまたも足で踏みつけ器用に拭き始めた。
凄い技を持っているじゃないか!
かがんで拭くより楽なのだろう。
そして台ふきんを拾い上げ、またも台所のシンクで洗い始めた。

ちょっと待て!!
それはもう雑巾にするんじゃないのか?!


こちらの心配をよそに台ふきんはササッと水洗され、固く絞られた後、畳まれてシンク横に置かれたのだった。
そしてそのまま手を洗わずに残り物のおかずにラップをかけていた。
どんぶりに入った白ごはんにはいつものようにお皿で蓋をした。
そしてさっきの台ふきんで流しやテーブルの上を拭いたのだった。
この間わずか5分程度の事だ。
しかし何もかもがキョーレツ過ぎて!!
気持ちが悪いったら。
ヴォエ!!!!!

台ふきんで床を拭くな!
床を拭いたのなら雑巾にして台ふきんは新調しろ!
茂造さんはしょっちゅうトイレのスリッパを履いたままその椅子に座っているのに、その床を拭くという事はトイレの床を拭いたのと同じやで!
どうしても洗って台ふきんとして使いたいなら洗剤で洗え!
そして漂白剤につけろ!
それから雑巾を洗った後は手を石鹸で洗え!
そんな汚い手で食品を触るな!
どんぶりに皿で蓋をするんじゃない!

ツッコミどころ満載だ。
ほんとによくお腹を壊さないものだ。


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茂造さんちの大掃除をすると決意したもののどこから手を付けたらいいのやら...

この時はまだ綿子さんに遠慮もあったので綿子さんの部屋は手を付けず、まずはフネさんの部屋から始めることにした。

この頃、茂造さんちは異様な臭いが漂っていた。
玄関に入ると臭い。
もちろん二人の加齢臭もひどかったのだが、それとは違う何とも言えない独特な異臭がしていた。
まずこの異臭の元はどこだ?と探し、多分ここだと特定したのがフネさんの部屋だった。

この部屋はフネさんが亡くなって10年以上経っていたが全くと言っていいほど手付かずのまま放置されていた。
綿子さんはフネさんのことが嫌いだったのでフネさんの物を見るのも嫌だったようで、ここ10年この部屋にはほとんど入らなかったようだ。
茂造さんが片付けや整理をするわけもないのでこの部屋は誰も入ることがなく放置されていたのだ。

この異臭の元は多分この部屋だろう。
ふすまを開けるとキョーレツに臭かった。
なにがこの臭いを放っているんだ?
とりあえずすべてのふすまを開けて換気しよう。

この部屋にはタンスが2つとベッドと鏡台がある。
まずはタンスの中を見ていこう。

一つのタンスの中には衣類が詰まっているのみだったがもう一つのタンスには衣類の他に色々な物が入っていた。
手紙や写真、それから日記、文房具、アクセサリー、それに金づちや針金、石鹸など多種多様な物が入っていた。
その中にビンに入ったビタミン剤があった。
臭いの元はこれだった。
いったい何年前の物なんだろう?
ビンの蓋はきっちり閉まっているのにキョーレツな臭いを放っていた。
アリナミンのラベルが貼ってあるが真っ赤な色をしている。
わたしの知ってるアリナミンといえば黄色だから中身は違うものに入れ替えているのか?
それとも昔は赤いアリナミンが存在していたのか?
そうか長年放置されて変色したのか?
どっちでもいいけどやっと見つけた!
ビンを開けなくてもこれだけ臭うんだから開けるととんでもないことになりそうだ。
なのでこのまま不燃ごみの袋に放り込んだ。
闇堕ちアリナミン

これで悪臭から解放されるはず。
しかしこの臭い、タンスに染み付き、部屋に染み付きいくら換気をしてもいまだに少し臭っている...

続く



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