かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:ケーキ

昨日の続き

食事を終えた茂造さん。

「もうわし寝ようか~」

それはありがたい!
どうぞどうぞ寝てください。

「そしたらこっちや」

かつおさんが部屋に連れて行った。
部屋はあらかじめエアコンを入れて暖めてある。

「お~これはええ!」

満足げに布団に入った。

「ゆっくり寝えの」

やれやれ。
今のうちにさっさとお昼を食べてしまおう。
なんだかちっともお正月という気がしないが仕方ない。
ササっと食べていると茂造さんのいる部屋の方から何やらブツブツ独り言を言っているのが聞こえてくる。
相変わらずだ(笑)
しかし10分もすると静かになった。
???
そっと覗きに行くと完全に寝入っていた。
やったーーー!!
このままずっと寝てくれー!!
おなか一杯食べて気持ちよくなったのかな?

茂造さんが寝てくれたので片付けも落ち着いてできた。
ついでにゆうくんも寝たので思わぬ穏やかな時間を過ごすことができた。

しかし3時を回っても一向に起きる気配がない。
一応おやつに大好きなショートケーキを用意していた。
4時過ぎにはいぶきの森へ送って行くことになっている。
3時半まで待って起こすことにした。

しっかり寝むりこけていた茂造さんはちょっと寝ぼけた感じでボーーッとしていたが、ケーキを見ると目が覚めたようだ。
いつものようにお皿をなめるようにきれいに完食したのだった(笑)

そしてかつおさんが「そしたら戻ろうか」と声をかけ、車に乗せいぶきの森へ送って行った。
施設に戻るのを拒否るんじゃないかと心配していたのだがあっさり部屋に戻ったそうだ。

今日の茂造さんは本当に優秀だった。
という事で今年のお正月は多少疲れたけど割と穏やかに過ごせました。
初め良ければ終わり良し。
今年一年この調子で無事に過ごせますように!
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12月27日 金曜日

かつおさんが長い出張から戻ってきた。
早速正月の予定を詰めなくては。
とりあえず1日に茂&綿を家に連れて帰るところまでは決まっているが細かい打ち合わせをしないと。

話し合いの結果、朝10時過ぎに迎えに行き、午後4時頃送り届けることにした。
以前は綿子さんが茂造さんに同じいぶきの森に入所していることを知られたくないと言うのでわざわざ2往復したりしていたが、そんな面倒くさいことやってられない。
なのでまず綿子さんを連れ出して車に乗せ、待たせておいて茂造さんを連れ出して一緒に連れて帰ることにした。
帰りはその逆。
先に茂造さんを施設に戻し、その間綿子さんには車内で待っていてもらう。
そして綿子さんを4回へ連れて行く。
こうすればいいじゃないか。
茂造さんには綿子さんも一緒に迎えに来た&送りに来たことにすればいい。
名案だ。
ま、そんなこといちいち言わなくても何の疑問も持たないとは思うが。
念のためだ。

そしてお昼ご飯に何を用意するかだ。
お正月っぽいお御馳走をとは思うがおせちは作るのは手間だし買うと高いし。
お餅はやはり危険なのでパス。
それに温かい物の方がいいのでは?
鍋なら簡単だしいいんじゃないとは思うが茂造さんと一緒の鍋をつつくのはみんな嫌だろう。
う~~ん、難しい。
考えあぐねていたらふと名案が思い付いた。
ウナギはどうだろう。
二人ともウナギは大好物だ。
御馳走感もあるし、いいんじゃないという事でメインはウナギに決まった。
あとはケーキを買って来よう。
なんてったって綿子さんの誕生日だもの。
ようやくメニューも決まったしなんとかお正月を迎えられそうだ。
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その後2階の茂造さんのもとへ。
茂造さんにもショートケーキとコーヒーを持って行った。
茂造さんはケーキを見て目を輝かせた。

「お~!これは美味そうや!」

そして

「あ~歯がないが~」

おっといけない。
また入れ歯を受け取ってくるのを忘れていた。
急いで詰め所に行って入れ歯を受け取り、戻ってくると茂造さんはフイルムを剥がしてなめていた。
行儀が悪いがこれが茂造スタイルだ。
入れ歯を入れると待てないようにして食べた。

「美味いのぉ!!」

夢中で食べている。
コーヒーも入れてあげると喜んだが

「熱いが!」

そういえば家ではよく氷を入れて冷ましてたっけ。
すっかり忘れていた。

「ちょっと冷めるまで置いときな」

「おう」

そうは言うが30秒も経つとまた飲もうとして

「熱いが!」

待てんのかい!!
次回からは氷も持参しなくては。

ところで同室の方のご家族はやはりしょっちゅう面会に来ているようだ。
今日も部屋の隅に来客用の椅子が置いてあったし、その上に座布団がのっていた。
タンスの上にも同じ柄の座布団がのっていた。
きっと家から持って来て置いて帰ったのだろう。
やはりせっせと通ってきて、けっこう長い時間いるんだろう。
すごいなぁ。
わたし達にはできません。
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昨日の続き

それにしても今日の茂造さんは全く寝る気配がない。
2か月ぶりの帰宅が嬉しいようでかなりテンションが高い。
寝そうにないので早々におやつのケーキを出した。
誕生日といえばケーキ!
でもホールケーキは食べすぎると困るのでショートケーキを用意した。
ケーキは茂造さんの大好物だ。

「おお~!!これはええ!!」

ハッピーバースデーの歌を歌う間もなく食べ始めてしまった。

「ちょっと待て!フイルム剥がさな!」

かつおさんがあわててフイルムを除けてあげた。
食べている時だけ静かだ。
飢えてんなあ…

あっという間に食べてしまい、「美味かった!!」と言うと、また大声で喋り続けた。
本当に今日は絶好調のようだ。
その分周りは大変だ。
無限ループの話に付き合うのは疲れる。

茂造さんの話の中で一つ印象に残った言葉がある。

「わし、できるだけ長いこと生きたいんや」

そうしみじみ言ったのだ。
この前向きな生存欲が長生きの秘訣なのかもしれない。

「やっと帰って来れたが~。一体何年あそこでおったんかのぉ?」

ひょっとして退所したつもりか?
また施設に戻る時にひと悶着あるのではと不安になる。
が、夕方4時前、かつおさんが「じいさん行くぞ」と言うと素直に車に乗り、あっさり施設に戻って行ったのだった。

ホント今日は驚きの連発だった。
茂造さんが喜んでくれていたようなので良かったが。
とにかく疲れたーー!


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昨日の続き

午後2時半過ぎ、翔ちゃんとハルちゃんがやって来た。
久しぶりに茂造さんの顔を見に来てくれたのだ。
翔ちゃんは夏に一度いぶきの森へ面会に行ったことがあるが、ハルちゃんは茂造さんが入所して以来会って無かったので7か月ぶりだ。

二人が来てくれたことだし、そろそろ起こしてケーキを食べさせようと部屋に向かっていたら、ちょうど茂造さんが起きてきた。
翔ちゃんとハルちゃんを見ても誰か分からないようだった。
翔ちゃんに向かって「秀夫か?」と言う。
茂造さんの口から出るのは、兄弟の名前が多い。
子供の頃のことの方が記憶に残っているのだろう。

リビングのソファーに座りみんなでケーキを食べた。

「おお、美味げなのぉ」

真っ先に食べ始めた。

「美味いのぉ!」

やっぱりケーキは大好きなのだ。
用意してよかった。

そしてケーキを食べ終えるとまた始まった。

「お前はかつおか?」

「翔平やで」

「あれは誰や?」

「ハルちゃんや」

「おお!ハルちゃんか!」

「あれは誰や?」

「かつおさんや」

「かつお言うたらわしの息子かのぉ?」

「そうやで。よう分かっとるやん」

ほめると嬉しそうな顔をする。

「これ誰や?」

「好子や」

「あれ誰や?」

「翔ちゃんや」

「翔ちゃんはわしの息子や」

「違うで、孫やで」

「もうわしの頭はバカになってしもうてイカンが」

昼と同じで名前の確認作業ループが延々続いた。
そしてハルちゃんを見て

「これ誰やったかのぉ。そうやチョコや!」

皆きょとんとした。
何を言い出したんだ?
けどハルちゃんを見て気付いた。
ハルちゃんが着ていたトレーナーに大きく羊のイラストと『チョップ』と文字が書いてあったのだ。
IMG_4390
チョップがチョコに見えたようだ。
みんな大爆笑だ。
本人はボケで言っているつもりはないのだけれど面白くてたまらない。
さすが茂造さん!
笑わせてくれるぜ!
そしてこれ以降、いくら訂正してもハルちゃんは『チョコ』になってしまった。

今回、半日程度だが家に連れて帰って、色々刺激も多かったのではないかと思う。
きっと施設ではこんなに会話をすることもないだろう。
少しでも茂造さんのためになったのなら連れて帰って良かったと思う。


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