かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:コーヒー

その後2階の茂造さんのもとへ。
茂造さんにもショートケーキとコーヒーを持って行った。
茂造さんはケーキを見て目を輝かせた。

「お~!これは美味そうや!」

そして

「あ~歯がないが~」

おっといけない。
また入れ歯を受け取ってくるのを忘れていた。
急いで詰め所に行って入れ歯を受け取り、戻ってくると茂造さんはフイルムを剥がしてなめていた。
行儀が悪いがこれが茂造スタイルだ。
入れ歯を入れると待てないようにして食べた。

「美味いのぉ!!」

夢中で食べている。
コーヒーも入れてあげると喜んだが

「熱いが!」

そういえば家ではよく氷を入れて冷ましてたっけ。
すっかり忘れていた。

「ちょっと冷めるまで置いときな」

「おう」

そうは言うが30秒も経つとまた飲もうとして

「熱いが!」

待てんのかい!!
次回からは氷も持参しなくては。

ところで同室の方のご家族はやはりしょっちゅう面会に来ているようだ。
今日も部屋の隅に来客用の椅子が置いてあったし、その上に座布団がのっていた。
タンスの上にも同じ柄の座布団がのっていた。
きっと家から持って来て置いて帰ったのだろう。
やはりせっせと通ってきて、けっこう長い時間いるんだろう。
すごいなぁ。
わたし達にはできません。
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そんなこんなで茂&綿の面会に行くのが遅くなってしまったため一度家に戻らず、直接いぶきの森へ向かった。
なので途中のコンビニでおやつを買うことにした。
何がいいだろうと悩んだ末にいちご大福を買った。
このくらいならのどに詰まらせることもないだろう。
それと綿子さんにコンビニコーヒーを買った。

「ばあちゃんはお茶の方がええんと違う?」

「いや、コーヒーも好きなんや。いぶきの森ではコーヒーは飲めんやろうから」

という事でコンビニコーヒーといちご大福を持って面会に行った。

3時半を過ぎてしまったのでもう入浴は終わって部屋に戻ったかも?と心配していたのだが、幸い綿子さんはまだ1階のホールにいた。
車イスの人たちがエレベーターの前で行列をつくって順番待ちをしていた。
綿子さんのように歩ける人はその後のようだ。
ギリギリ間に合ってよかった。
スタッフさんに綿子さんを呼んでもらい、ホール横のロビーで面会した。

綿「来てくれんな~」

「かつおさんは出張中なんや」

綿「うわ~また大きくなったな~~」

ゆうくんを見ながら言った。
ゆうくんが来てくれればかつおさんはどうでもいいようだ。

「はい、今日はコーヒー持って来たで」

綿「うわ~~嬉しい~~!飲みたかったんや~」

「ほらな」

「ほんまや。ばあちゃんは緑茶が好きなんやと思っとったわ」

綿「緑茶も好きなけどコーヒーも好きなんや」

「そうやったんや」

綿子さん、毎朝かかさずコーヒーを飲んでいたもの。
そしてコーヒーがきれるたびにうちに来て「コーヒーが無いんや。明日のが無いんや」って言っていたっけ。
残り少なくなったら買っておくという事が出来なかったよなぁ。
今となっては懐かしい。

綿子さんは思っていた以上に喜んでくれた。
また持ってこよう。

「それとハイこれ。今日のおやつやで」

いちご大福を手渡すと

綿「そしたらこれは明日食べるわ」

即、ポケットに入れてしまった。
なんとなくそうなる予感はしていた。
やっぱりか!

「絶対、他人にあげたらいかんで!」

綿「明日の楽しみにするわ」

やっぱり個包装のものは止めときゃよかった。
ま、でも1個しかないから他人にはあげないはず。
いちごが入っているから分けることも出来ないだろう。
あとは隠れて食べていてのどに詰まらせないことを祈るのみだ。
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8月29日 火曜日

今朝、仕事に出かける直前に綿子さんがやって来た。

綿「もうコーヒーが無いんや。今朝も飲んだんやけど、毎日朝はコーヒーを飲んどるんや。それで今朝飲んだら、もう無しんなってしもてな」

要は買ってきてくれと言いたのだろうが、なかなか結論を言わない。
時間が無いから先に言う。

「帰りに買ってくるわ。詰め替え用を買うてくるから瓶は捨てんと置いといてな」

綿「えっ?瓶?」

「そうやで、瓶は捨てたらいかんで。詰め替え用の方が安いからな。置いといてよ」

これ、何度も言っているのだがすぐ忘れる。
そしてなぜか瓶を捨てるのはとても速い。
前回も頼まれたその日に持って行ったら、すでに捨てた後だったのでゴミ箱から回収したのだった。

綿「分かったわ。瓶を置いといたらええんやな。そしたら頼むわな。これ1500円あるからこれで買うてきてな」

そう言って小銭を手渡された。
これ以上時間を取られたくないので受け取った。
とりあえずテーブルの上に置き、急いで仕事に向かったのだった。

じつはコーヒーは我が家で詰め替え用をストックしていた。
綿子さんはいつも無くなってから「買うてきて」と言いに来る。
そしてコーヒーが飲めないと死ぬかの様に言う。
待ったなしの状況になるので困る。
「残りが少なくなったら言うてな」と言ったところできっと無理だと思う。
なのであらかじめ買っておくのだ。
そしてそれをいちいち説明するのは面倒だし、話が長くなると遅刻する。
なので買ってくる体で話したのだ。

夕方、仕事から戻ると新しいコーヒーを持って綿子さんちに向かった。
ちなみに綿子さんは違いがわかる女なのでコーヒーと言えばネスカフェゴールドブレンドだ。
これじゃないとダメらしい。
そして実は瓶もストックしている。
これを持って行って今までのを回収し、洗って置いておくのだ。
これで上手く回っていく。

綿子さんちへ向かっていると納屋の扉はキッチリ閉められていた。
そして玄関も鍵がかかっていた。
きっと今朝の事は忘れているのだろう。
なんやねん!!

鍵を開け中に入る。
綿子さんは台所に居た。
まだ5時半過ぎだがもう宅配弁当を食べていた。
もちろん傍らにはビールもある。
わたしの顔を見てびっくりしている。

「コーヒー買うてきたで」

やっと思い出したようだ。

綿「うわ~良かった~ありがとう」

瓶は捨てずに置いてあった。
その空き瓶と持って来た瓶を入れ替える。

「この瓶は持って帰るわな」

綿「これで明日の朝も飲めるわ~。良かった~」


家に戻り、瓶を洗おうと蓋を開けると中は本当に空っぽだった。
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ほんの数粒だけ残っていたが、瓶にこびりついていた。
しかも変色している。
綿子さんちはとても暑いので常温(と言えるのか?)で保管すると溶けるのだろう。
なので瓶は小さいものにしている。
けど小さいためすぐ中身が無くなる。
悩ましいところだ。

ところで朝、受け取った1500円だが、全部100円玉かと思ったら50円玉が2枚紛れていた。
という事で実際は1400円だった。
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この間読んだ認知症の人の特徴を書いてある冊子に
『小銭を出すのが面倒でお札でばかり支払いをする。なので財布の中に小銭がどんどん溜まっていく』
というのが載っていた。
そういえば綿子さんの財布の中には小銭がたくさん入っていたよなと思い当たった。
ばっちり該当してますやん!
けどその溜まった小銭をわたしに渡してくるとは、ちょっとは知恵が働いたようだ。
金額は100円ほど違ってはいたが、まだまだ大丈夫のようだ。


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6月14日の続き

そして夜、かつおさんは綿子さんにインスタントコーヒーとアイスクリームを届けに行った。
綿子さんは毎朝、コーヒーを欠かさず飲んでいる。
先日、コーヒーが残り少ないことに気付いたので買ってきたのだ。
もちろん気付いたのも、買ってきたのもわたしだ。
ついでに甘いもの好きの綿子さんに箱入りのホームランバーを買ってきた。
それをかつおさんに持って行ってもらったのだ。

かつおさんは家を出たと思ったらすぐ戻ってきた。
「えらい早いな」と言うと「鍵が無いんや」と言った。
綿子さんちにはいつも玄関横の置き鍵を使って入るのだが、いつもの場所に鍵が無かったそうだ。

「ように探したん?」

「おう、探したけどないんや。ばあさんが家の中に取り込んだんかな?」

「さあ?どうやろ」

綿子さんは以前は夜になると玄関に鍵をかけていたが、日中は鍵をかけることはほぼ無かった。
けれど茂造さんがいなくなり、一人きりになると、やっぱり怖いのかすぐ鍵をかけるようになった。
置き鍵で入ってこられたら怖いから家の中に入れたんだろうか?
囮要員

とにかくチャイムを押しても出てこないので家に入れなかったそうだ。
それでスペアキーを取りに戻ってきたのだった。
スペアキーはこっそり作ってうちに保管してある。
綿子さんちに玄関のスペアキーはない。
もし失くしたら家に入れなくなってしまうので作っておいたのだ。

かつおさんはスペアキーを持って、もう一度綿子さんちに行った。
そしてしばらくしたら怒りながら戻ってきた。

なにがあったんだ?
かつおさんから聞くと

「ばあさん、コーヒー買うてきたぞ。もう少なかったやろ。それより玄関の鍵はどこに持って行ったんや?」

綿「玄関の鍵?あるやろが。わたしはいつもの所に置いたぞ。それよりそれは何や?」

「アイスや」

綿「ひとつくれ!」

「おう、ばあさんに買うてきたんや。残りは冷凍庫に入れておくからの。食べてくれ」

綿「ありがとのぉ」

嬉しそうにアイスをなめていたそうだ。

「鍵ちゃんと探しとけよ」

そう言って帰ってきたそうだ。
アイスに夢中で他の話は耳に入らない様子だったそうだ。

「心配してやっとるのに、人の話聞いて無いんや。明日、鍵が無いって困るに決まっとるのに」

ブツブツ文句を言っていると綿子さんがやってきた。

綿「鍵が無いんやが」

「さっきわしが言うたやろが。ないから探せって」

綿「あそこに置いたのに無いんや。鍵が無かったら困るが」

「どうせ服のポケットに入っとるんやろ。見てみ」

綿「そんなとこには無い!」

「そんな訳あるか。たいてい今日着とった服かズボンのポケットの中やろ」

綿「いつもの所に置いたが」

「けどそこに無いんやろが」

綿「そうや」

「どうせ服のポケットの中にあるわ」

綿「絶対に違う!」

「また明日見てやるわ。今日は中から鍵しといたらええやろ」

綿「そんなん困るが」

「何が困るんや?中から鍵かけれるやろが」

綿「でも」

さっさと見に行けばいいのに。
それよりさっきの時点で服のポケットを確認したら良かったのに。
聞いていてイライラする。

かつおさんはようやく重い腰を上げて綿子さんと一緒に鍵を探しに行った。
そしてやっぱり今日着ていた服のポケットから出てきたそうだ。
綿子さんは「あぁ~良かった~。これが無かったらどうしようかと思っとったんや」と言ったそうだ。
そして「良かった~良かった~」と連発していたそうだ。
かつおさんが「ほれみ。服の中にあったやないか」と言ってもスルー。
「良かった~」しか言わない。
「そこは『ありがとう』とか『絶対違うって言い張ってごめん』やろが」と言ったが、無視されたそうだ。

かつおさんのグチが止まらない。

「じいさんの方がよっぽど可愛げがあったわ。じいさんもポケットに入れとったことがあったけど、見つけたら「あれ~」ってバツが悪そうにしとったやん。ババアはそれもないんや。全然自分が悪いと思うて無いんやで。もういい加減にしてくれ!!」

わたしは年を取った時、素直に反省できる人でありたいと思ったのだった。


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