術後、安静にして時間が過ぎるのを待つ間、わたしは母の病室と父がいる待合いを行ったり来たりした。
何て面倒くさいんだ。
父のことは放っておけばいいと思うかもしれないが、耳が遠いし、スマホも使いこなせなくなって持たなくなっているので長時間一人で放っておくのはやはり心配だ。
なので時々父の様子をうかがいに行った。
病室では母とまたいろんな話をした。
普段はなかなかゆっくり話すこともないからいい機会なのだ。
けど話せば話すほど母の老いを感じるのであまり話したくないという気持ちもあるのだが。
母は白内障の手術をして良く見えるようになったそうだ。
と言ってもまだ片眼だけだがそれでもよく見えるようになったそうだ。
そして今まで見えていなかったものが見えて驚いたんだそうだ。
先ず初めにあまりにも家が汚いことに気づいてびっくりしたそうだ。
これはわたしも前々から感じていた。
だんだん家が汚くなり、特にトイレや洗面所などの水回りの汚れが目立つようになっていた。
年を取って掃除が面倒になったからかと思っていたのだが、ただ単に見えてなかっただけのようだ。
白内障だとそんなに見えないものなのか?
よくそんな目の状態で生活できるものだ。
数年前までは車の運転だってしてたんだから。
恐ろしい。
そして母は家が汚い事より自分の顔が汚いことに驚いたそうだ。
母「シミだらけになっとんやが~。」
えっ?そこ?
母「こんなんなっとるとは知らんかったわ~」
手鏡で見たら見えるんじゃないの?
さすがに経験がないのでよく分からないが。
母「どうしたらええやろか?」
どうしたらって、もうええんちゃうん。
80過ぎのおばあさんの顔がシミだらけでも誰も気にせんと思うわ。
好「そんなに気になるんやったらコマーシャルでよう見るケシミンクリームでも塗ってみたら?」
母「そやなぁ」
好「それより歯の治療しなよ!」
実は母は前歯が欠けている。
好「そっちの方が気になるわ。そっちの方がはずかしいと思うわ」
母「マスクしとったら分からんやん」
それは顔のシミも同じでは?
母「それに歯を直すのはようけいるやろうし、歯医者は好きでないんや」
好「保険がきく範囲で直したらええやん。歯がないよりええやろ」
母「そやなぁ。そしたらここの通院が終わったら歯医者に行こうか~」
好「そうしな」
やっぱり長く話をすると疲れるのだった…。

↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)

にほんブログ村

何て面倒くさいんだ。
父のことは放っておけばいいと思うかもしれないが、耳が遠いし、スマホも使いこなせなくなって持たなくなっているので長時間一人で放っておくのはやはり心配だ。
なので時々父の様子をうかがいに行った。
病室では母とまたいろんな話をした。
普段はなかなかゆっくり話すこともないからいい機会なのだ。
けど話せば話すほど母の老いを感じるのであまり話したくないという気持ちもあるのだが。
母は白内障の手術をして良く見えるようになったそうだ。
と言ってもまだ片眼だけだがそれでもよく見えるようになったそうだ。
そして今まで見えていなかったものが見えて驚いたんだそうだ。
先ず初めにあまりにも家が汚いことに気づいてびっくりしたそうだ。
これはわたしも前々から感じていた。
だんだん家が汚くなり、特にトイレや洗面所などの水回りの汚れが目立つようになっていた。
年を取って掃除が面倒になったからかと思っていたのだが、ただ単に見えてなかっただけのようだ。
白内障だとそんなに見えないものなのか?
よくそんな目の状態で生活できるものだ。
数年前までは車の運転だってしてたんだから。
恐ろしい。
そして母は家が汚い事より自分の顔が汚いことに驚いたそうだ。
母「シミだらけになっとんやが~。」
えっ?そこ?
母「こんなんなっとるとは知らんかったわ~」
手鏡で見たら見えるんじゃないの?
さすがに経験がないのでよく分からないが。
母「どうしたらええやろか?」
どうしたらって、もうええんちゃうん。
80過ぎのおばあさんの顔がシミだらけでも誰も気にせんと思うわ。
好「そんなに気になるんやったらコマーシャルでよう見るケシミンクリームでも塗ってみたら?」
母「そやなぁ」
好「それより歯の治療しなよ!」
実は母は前歯が欠けている。
好「そっちの方が気になるわ。そっちの方がはずかしいと思うわ」
母「マスクしとったら分からんやん」
それは顔のシミも同じでは?
母「それに歯を直すのはようけいるやろうし、歯医者は好きでないんや」
好「保険がきく範囲で直したらええやん。歯がないよりええやろ」
母「そやなぁ。そしたらここの通院が終わったら歯医者に行こうか~」
好「そうしな」
やっぱり長く話をすると疲れるのだった…。

↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)

にほんブログ村
