かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:スイカ

ひき続き7日のこと

エレベーターで2階へ降りる。
さあ、今日は大丈夫かな?
前回は睡魔に負けてしまってあまり喜んでもらえなかったが今日はどうだろう?

茂造さんは今日もデイルームのいつもの席に座っていた。
とりあえず声をかけた。

「茂造さん、こんにちは。ひ孫が来たで!」

「えっ⁉ゆうきか!」

今日は反応がいい!
大丈夫のようだ。

「ちゃんと名前覚えとるやん!凄いなぁ」

ス「茂造さんひ孫ちゃん抱くんやって楽しみにしとったやんな」

「いやいや、落としたらいかん」

そんな会話をしていたら向かいの席のおばあさんや周りの席にいた人たちも寄ってきた。
みんなゆうくんを見て口々に可愛いなぁ~と言ってくれる。
数くんが向かいの席のおばあさんの腕にそっとゆうくんを渡した。
スタッフさんが後ろからフォローしてくれている。
おばあさんは満面の笑みでゆうくんを抱いた。
やっぱり赤ちゃんは偉大だ!
時々アルバムも見てくれているらしい

「さあ、じいさん、部屋へ行こう」

またいつものように茂造さんを部屋に誘導した。
そして持参したスイカを渡すと

「おお!スイカか!美味そうや!」

夢中で食べ、あっという間になくなった。
タッパーに溜まっていたスイカの汁もキレイに飲みほした。

「美味かった!」

その後、ゆうくんを抱いたり手を握って振ってみたりしてちょっと触れ合ったら満足して席に戻った。

「今日は生まれたとこには帰れんのやろが」

「そうや」

これであっさり引き下がる。
やっぱり茂造さんの相手は世話ない。


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昨日の続き

持って来たおやつのスイカを出した。
綿子さんは「うわ~~!」ととても喜んだ。
寝たままでは食べずらいだろう。
ベッドを起こそうとスイッチを探したがない。
このベッドリクライニング機能はあるが電動ではなく手動タイプのものだった。
足元にレバーがあってそれをぐるぐる回すと上がったり下がったりする。
とりあえずゆっくり回してベッドを起こした。
けれど30度くらい起こすとイタタと言い出した。
これが限界のようだ。
これじゃやっぱり食べずらい。
つーかこれが限界

「かつおさん、食べさせてあげなよ」

「おう。ばあさん、わしが食べさせてやるわ」

かつおさんがスイカをフォークに刺して綿子さんの口元に運ぶ。

綿「うわ~これ美味しいわ~」

「そうやろが~」

綿「えっ?これお前が作ったんか?」

「そうや!わしの肥えがかかっとるから美味いやろが!」

綿「ほんまか!美味しいわ~!」

おいおい、冗談もほどほどにしないと真に受けてるじゃないか。
そしてスイカを食べながら綿子さんが言った。

綿「今度じいさんの誕生日に家に帰って皆でご飯食べるときに・・・」

おいおい!この状態で家に帰る気か⁉
無理でしょ!

「そんなん無理やろが」

綿「いやじいさんの誕生日は末やろが。それまでには」

「そしたらそれまでに治るようにがんばろな」

数くんナイス!

「ちゃんとここの人の言う事聞いてじっとしときなよ。勝手に動いとったらなかなか治らんで」

綿「そやな~」

目標があれば言う事を聞いてじっと出来るかもしれない。
数くんのおかげで話をうまく持っていけた。

綿「今日もゆうくんに会えるとは思ってなかったわ~。ありがとな~」

色々話をしながら食べるので結構時間がかかったがしっかり全部食べ切った。
食欲は落ちてないようで一安心だ。
食べ終わったのでベッドをもとに戻す。
かつおさんがハンドルをぐるぐる回した。
このベッド、手元にスイッチが無いから綿子さんが自分で角度を変えることができないじゃないか。
これではちょっと起き上がってお茶を飲んだりしたくてもできない。
不便だ。
けれど勝手に動かして事故があったらいけないからわざと足元にあるタイプなのかもしれない。
きっとそういう事なのだろう。

続く

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7月30日 日曜日

昨日も今日も綿子さんちはとても暑い。
けれど相変わらずエアコンはつけないし、窓も開けない。
いくらエアコンをつけろ言っても言う事を聞かないので諦めている。
けどやっぱり心配なので時々見守りカメラを見るのだが、ピクリとも動かずに寝ていたらもしかしてと本当に心配になる。
少しでも脱水症の対策になればと綿子さんの大好きなスイカを買ってきて届けに行った。
それと今日は土用の丑の日なので鰻も買ってきた。

綿子さんちに向かっていると納屋の軒下に置いてあった一輪車に、雑草が山盛りに積まれているのを見つけた。
どうも庭の草を抜いたようだ。
この暑い中、草抜きをしていたのか?
今、4時前だ。
2時前には家の中にいたので、2時過ぎから4時前の間に抜いたのだろう。
一番暑い時間帯じゃないか!
自殺行為やん!!

家に入ると綿子さんはリビングのソファで横になっていた。
リビングはこの家の中で一番涼しいとはいえ余裕で30度は超えているだろう。

綿「さっきまで草抜きしよったんやけど、しんどうてなぁ。腰も痛うてここで寝よったんや」

「見たわ。一輪車に草をようけ積んどったのぉ」

綿「もう、しんどうてのぉ」

「こんな昼の日中に草抜きやしたらいかんがな。するなら朝早くからか、夕方涼しくなってからにせな。熱中症で倒れるで」

「この暑い時にアホちゃうんか」

綿「・・・・・・」

「この部屋やって、むちゃむちゃ暑いやないか。エアコンつけるのが嫌やったらせめて窓ぐらい開けろよ」

かつおさんは堪らず窓を開けていった。

「昼間は窓開けたってええやろが、夜になったら閉めたらええが」

綿子さんは返事をしない。

「ところで綿子さん、スイカと鰻を買うて来たで」

綿「うわ~嬉しい~。鰻は好きなんやけど高いからな。それに自分ではもう買い物に行けんから食べれんと思うとったんや。うわ~良かった~」

「スイカは冷蔵庫に入れとくからな。冷えたら食べてな」

綿「スイカは好きなんや~。こないだ貰ったんは食べてしもうて、もう無かったんや。良かった~」

先週の土曜日に直径30㎝以上の大きなスイカの半玉を届けたのだがすっかり無くなっていた。
本当に大好きなのだろう。
あっという間にたいらげる。
でもスイカは水分補給にもなるからいい。

そして綿子さんちを後にし、納屋でちょっと用事をしていたら窓際に綿子さんが立っているのが見えた。

「早から閉めようとしよるわ」

けどかつおさんと目が合ったからかそのまま奥に引っ込んだ。
しかし30分後、気付くと窓は閉まっていた。

もう勝手にしてください。
やれやれ。
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7月23日 日曜日

夕方4時過ぎから納屋の隣の倉庫の片付けをしていたら綿子さんがやって来た。
そして
「玄関の鍵が無いんや。探し回ったんやけど、どこ探しても無いんや」
と困り切った顔をして言った。
7月の初めから置き鍵をやめて家の中へ持ち込むようになった。
今までなんとか順調にきていたのだが、とうとうか!といった感じだ。
こう言い出すことは予想していた。

「綿子さん、鍵は小さい袋に入れてカバンに入れておくんやって言うとったやん」

綿「そうしよったんやけど、無いんや。カバンの中を何べんも探してみたんやけど無いんや」

「やったら金曜日に着とった服のポケットの中にあると思うで」

綿「そうやろか?」

「一緒に見に行ったげるわ」

二人でハンガーラックの前へ。

「金曜日はどの服着たん?」

綿「これやったかな?」

ズボンのポケットには無かったが、羽織っていたベストのポケットから出てきた。
やっぱり。

綿「あっ、ほんまや。あったわ。うわ~良かった~!鍵が無かったら明日どうしようかと思うとったんや~。良かったわ~」

ま、想定内だ。
ポケットの中にあって良かったし、金曜日に着ていた服を覚えていたので見つかるのが早かった。
よくやります

そしてまた片付けに戻った。
するとしばらくしてまた綿子さんがやって来た。
手にスイカの皮を持っている。
畑に捨てに行くそうだ。
これも昔からの習慣だ。
畑に捨てればゴミが減るかららしい。

畑はすぐそこなのにいくら経っても帰って来ない。
姿も見えない。
ようやく帰って来たのは30分以上経ってからだった。
近所を散歩してきたそうだ。
やっぱり完全復活したようだ。
元気そのものだ。
けど杖ぐらいは持って行ってほしい。


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7月22日 土曜日

今日はいつもより少し早めに家を出て、実家の両親と産直に買い物に行った。
スイカを買うためだ。
早く行かないといい物はなくなる。

産直は大勢のお客さんで賑わっていた。
早速、スイカを物色する。
そして2玉買った。
スイカは両親も綿子さんもハルちゃん達も大好きなので、2分の1ずつに分けた。

ハルちゃんに「スイカ買ってきたで」と連絡すると、午後から取りに来た。
そして一緒に綿子さんちにスイカを届けに行った。

綿子さんは今日も薄暗いリビングで電気もつけずにソファに寝転がっていた。
扇風機だけついている。
暑い部屋で閉め切っているので今日も加齢臭が酷い。
訪問する者にとってはかなりヘビーだ。
ハルちゃんは慣れてないのでなおさらだろう。
思わず鼻をつまんでいた。
口で吸う


「綿子さん、スイカ買うてきたんや。冷蔵庫に入れとくからまた食べて」

綿「うわ~嬉しいわ~。わたしスイカ好きなんや~。食べたいなぁと思っとったんや」

と大喜びだ。
そしてハルちゃんに気付き

綿「ハルちゃんも来てくれたんか~!うわ~良かった~!顔が見れて嬉しいわ~」

とこれまた大喜び。
いそいそと自分の部屋に行ったかと思ったら1万円札を持ち戻ってきた。

綿「これ、取っといてくれ」

と言いながらハルちゃんに渡した。
そしてスイカを見て「もう食べようか」と言い出す。

「まだ冷えてないで」

綿「そしたら夕方食べるわ」

スイカぐらいでこんなに喜んでくれるとこちらも嬉しい。
が、エアコンつけろよ!
台所に1分も居ると、汗が滝のように流れる。
孫にお金を渡すより、とにかくエアコンをつけて体調に気をつけて欲しい。
けどいくら言っても変わらないんだろうな。
そう言えば今朝、かつおさんが綿子さんちに行った時のこと

「今日も暑いのぉ」

朝なのでいく分涼しいが、世間話程度にそう話しかけると

綿「クーラーはいれんからの!」

といきなり言われたそうだ。
頑なにエアコンを拒否するのはなぜなんだ?



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