かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:ストーマ袋

ひき続き12月9日のこと

綿子さんの入所はどうなるか分からないことになってしまった。
けど、入所できないことが決まった訳ではない。
まだ望みはある。
気を取り直して名前つけを続けた。

しばらくすると茂造さんが起きてきた。

「腹減ったが~」

かつおさんが見るとストーマ袋がパンパンに膨らんでいたそうだ。
トイレに連れて行き、中の便を捨てる。
が、そんなに便は溜まってなかった。
パンパンの原因はガスだったそうだ。
今、施設ではストーマ袋の中の便を捨てたり、交換するのは全てスタッフさんがやってくれているそうだ。
定期的に便を出してくれるので、茂造さんが自分でやらなくていいのだ。
なので服を汚すことがグッと減ったのだ。
今は滅多に便汚染の洗濯物はない。
自分でやっていた頃は捨てるときにこぼしたり、うっかりパンパンにして溢れさせたりという事があったが、スタッフさんがやってくれるようになって汚すことがなくなったのだ。
それに勝手に外すこともしなくなったそうだ。
今日も大人しくされるがままになっていた。
いい傾向だ。
だがかつおさんは久しぶりにストーマ袋を触ったので開け方は覚えていたが閉じ方を忘れてしまっていた。
どうするんやったっけ?と悩んでいたら数くんが手際よく閉じてくれたそうだ。
さすが医療従事者!
とても頼もしい。
実際、茂造さんに対する声掛けもとても上手だ。
茂造さんの無理な要求をうまくかわす。
かつおさんにも見習ってほしい。

ストーマ袋の中を捨ててスッキリした茂造さんはまたも「腹減ったが~」と言う。
食べさせてあげたいが、あまりたくさん食べさせないで下さいと施設から言われている。
おやつの時間にはまだ早いので散歩に連れ出すことにした。

「じいさん、ちょっと散歩に行かんか」

「おう、ええのぉ」

うまく気をそらすことができた。
散歩には数くんも同行してくれた。
シルバーカーを押しながら近くの出水まで行き、戻って来たそうだ。
今回の茂造さんは結構色々なことを覚えていたそうだ。
「あそこは〇〇さんの家やの。それは✕✕さんの田んぼや」といった具合だ。
前回は「あれは誰の家や?」など質問攻めだったのだが、ちゃんと覚えていたようだ。
すごいじゃん茂造さん!
なんだかんだずっと喋りながら出水に着いた。
数くんが「おじいさん、しんどくないんな?」と声をかけると「しんどない!」と元気に返って来たそうだ。
だが、その5秒後には「しんどいのぉ。帰ろうか」と言ったそうだ。
さすがの数くんも面食らったそうだ。
ついさっきしんどくないって言ったとこやん!
MB5

そして家に戻って来たら2時半過ぎだったのでおやつにした。
今回もショートケーキを用意していた。
この時も一番に茂造さんの前にケーキを出すと「みんな揃てからや」と言ったが、気付くと食べていた。
そしてあっという間に食べてしまった。
ヤバい。私たちも早く食べなくては。
ハルちゃんだけはゆっくり食べていた。
すると茂造さんがジーーーーーっとハルちゃんのケーキを凝視した。

「むっちゃ食べづらいんですけど~」

だからさっさと食べないかんのやで。

「食べかけやけど要る?」

「いかん、いかん!食べさせ過ぎたらいかんのや」

「いかんのやって。ごめんな」

ハルちゃんは食べづらそうに残りを急いで食べたのだった。
次からはさっさと食べるべし。

そして今回も施設に連れて戻るのは至って簡単だった。
「腹が減ったが~」という茂造さんに
「じいさん、そしたらいぶきの森に戻ったら晩御飯や。ほな戻るか」
と声をかけると「おう!行く」と素直に車に乗ったのだった。
いぶきの森に着くとまたも「腹が減ったが~」を連発している。
スタッフさんに「茂造さんはいつも腹ペコさんやからな」と言われていた。
なんだかかわいい響きだ。
「もうちょっとしたら晩御飯やからな。それまで部屋で横になっとくんな」
「へえ。そうしようか」
さすがスタッフさんは茂造さんの扱い方を心得ている。
「じゃあ、次は正月に迎えに来るわな」
「へえ」

こんなにスムーズにいくなら茂造さんの一時帰宅はもっと頻度を上げてもいいかもしれない。
今回の帰宅ではかなり色々なことを覚えていたし。
一時帰宅はいい刺激になっているのだろう。
綿子さんが居ないので気を使わなくて済むからずい分楽だし。
またね茂造さん。


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11月2日 木曜日

いつものように仕事帰りに、いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに寄った。
汚れものの箱の中から茂造さんの物を探していると後ろから「こんにちわ」と声をかけられた。
振り向くとマネージャーの畑田さんが立っていた。
こうして週2回、ここに立ち寄るが畑田さんに会う事は滅多にない。
ラッキー!
施設に戻った後の茂造さんの様子が聞けるじゃないか。

「こんにちわ」

畑「この間はすいません。わたしうっかり注意事項をお伝えするのを忘れてまして。実はお刺身とかナマモノはダメなんです。どうも申し訳ありませんでした」

「いえいえ、お刺身はだめだったんですね。次から気をつけます。それよりこちらに戻った後は大丈夫でしたか?」

畑「お家でたくさん食べたそうですね。ストーマ袋が便とガスでパンパンになってもう少しで湧き撒けるところだったんですが、なんとか大事には至りませんでした」

「それは良かったです。家ではそんなに食べて大丈夫?って思うくらい、たくさん食べたのでちょっと心配してたんです。」

畑「それより様子はどうでしたか」

「様子と言いますと?」

畑「こちらに戻る時は大丈夫でしたか?」

「ああ、その事ですね。実はここへ行くとは言わず、お墓参りに行こうって連れ出して、墓参りの後にそのまま連れて来たんです。なのでスムーズに来れたんですが、その後大丈夫でしたか?」

畑「そうだったんですね。戻った後もまあまあ落ち着いてまして、普段の2~3割増しで「家に帰る」と言ってますが、一時の様な事はないので大丈夫です。本人もここに居ないといけないって理解してるみたいです。」

「良かった~。それが一番気がかりだったんです」

畑「ところで綿子さんの方は大丈夫でしたか?もしかしてどこかに避難されてたんですか?」

「いやいや、避難するところも無いので家に居たんですが、とにかく茂造さんを避けよう避けようとしてまして。一緒にいたら不機嫌な様子を隠そうともしなくって、まいりました。ホント、茂造さんが帰宅するときはいない方がいいんですがねぇ」

畑「そうだったんですか~。こればっかりはこれまでの長い歴史があるんでしょうからしかたないですね~」

「仕方ないのかもしれませんが、周りは困ります。まぁでも茂造さんは分かってないので幸いです。家ではずーーーっと喋ってまして、これは覚えとるとかこんなんあったっけとかお前は誰や?とか確認作業が続きまして、色々刺激になったんじゃないかなぁと思ってるんです」

畑「それは良かったです。また時々連れて帰ってあげてくださいね」

「月一くらいでとは思ってるんです」

畑「よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

施設に戻ってからもあまり問題はなかったようでホッとした。
また連れて帰ることができそうだ。
綿子さんは嫌がるだろうが、月一くらいはストレスを与えるのもいいんじゃないだろうか。
NOストレスでは太る一方だし。
長生きしちゃうからな


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4月29日土曜日

今週の水曜日、出張先のかつおさんから「近いうちにストーマ袋が届くから、届き次第、いぶきの森へ持って行って」と連絡があった。
いぶきの森のスタッフさんから「もう残りが1枚になりました。至急新しいものを持って来てください」と連絡がきたそうだ。
そんなことを急に言われても業者に発注して、宅配で届くのに数日かかる。
かつおさんは急いで業者に発注したそうだ。

結局、届いたのは昨日の夜だった。
なので今朝持って行った。

ところでこのストーマ袋、市から補助がある。
茂造さんは人工肛門をを造設したので身体障害者の手帳を持っている。
それで日常生活用具給付券を受け取ることが出来る。
この給付券を業者に渡せばいいのだ。
2カ月ごとに補助額が決まっていて、今までは自己負担なしでなんとか回っていたのだが、最近やたら袋を除けるようになってしまったため、交換頻度が増えてしまっていた。
そのため補助額の範囲では賄えなくなってしまった。
今回届いたストーマ袋もほぼ自己負担となった。
その額なんと3万円強!
今まであまり気にしていなかったがストーマ袋って高いのね!
補助金の有難みが身に染みた。
茂造さん、頼むから勝手に剥がすのはやめてくれー!!
独占企業なんだろうか

茂造さんはストーマ袋は勝手に剥がしまくって皆を困らせているのだが、おしっこの管は引っこ抜いたりせず、ちゃんと尿管に入れたままにしてあるそうだ。
これは勝手に抜いたらヤバイって本能で察知しているのだろうか?
さすがだ。


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4月6日 木曜日

今日も仕事帰りに、いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を回収に寄った。
この時間になるともう受付に人はいなくて、ほぼ誰とも会うことがない。
自動ドアは入る時は問題なく開くのだが、帰る時はスタッフの詰め所につながるボタンを押して解錠してもらわないと開かないようになっている。
入所者が勝手に外に出るのを防止するためだろう。
解錠も遠隔で操作できるのでスタッフさんに会うこともない。
なので気楽に立ち寄ることが出来るのだが、用がある時はどうしたらいいんだろう?

実は月曜日に持ち帰った洗濯物の中に、よその人のタオルが紛れ込んでいた。
とりあえず洗ったがこれをどうすればいいのだろう?
茂造さんの着替えとは別の袋に入れてメモでも貼っておこうかとも考えたがそれで大丈夫だろうか?
というのも月曜日、着替えと一緒にストーマ袋を指定の箱の中に入れておいたのだが、翌日ストーマ袋が足りないので持って来てくださいと連絡があったのだ。
こういう連絡はかつおさんに入る。
かつおさんからわたしに「昨日持って行ってくれたんやろ?」と確認の電話があった。
「間違いなく持って行ったで。誰もおらんから着替えの箱に入れたで」
その後、どうなったか連絡はなかったので、箱の中から見つかったのだろう。
こんなことがあったので次からはどうすればいいのか確認したかった。

今日はできるだけ早く行ったがやはり受付は閉まっていた。
どうしようと思いながらとりあえず洗濯物置き場で茂造さんの物を探していたら、ちょうど仕事を終えて帰ろうとしているスタッフさんに会った。
私服に着替えられているが「こんにちわ。ありがとうございます」と挨拶してくれたのでスタッフさんだと分かった。
仕事を終えているようなので非常に申し訳ないが尋ねてみた。

「〇〇茂造の家のものなんですが、このタオルが間違って入っていたんです。洗濯はしたんですが、こういった時はどうすればいいですか?」

「あら、ごめんなさいね。ありがとうございます。こんな時は誰でもいいので職員に渡していただくか、その着替えの箱に入れておいてください。できれば電話を頂けると助かります。茂造さんのいらっしゃる2階には認知症が進んだ方が多いので、自分のものと他人の物の区別がつかない人が結構いらっしゃるんです。それでもって歩ける人も多いのでこういった事が時々あるんです」

「そうなんですね。あと、ストーマ袋はこの箱に入れない方がいいですか?」

「先日は申し訳ありませんでした。まだここの箱の中を回収する前にお電話してしまって。ちゃんとありました。でもストーマ袋は医療用具になりますし、もし紛失しても困りますので、できれば職員に渡していただく方が。そうか箱に入れたら電話していただければ、すぐ職員が取りに来ます」

「分かりました。次からは電話しますね」

「お願いします」

これで次からは困らない。
やっぱり分からないことは聞くに限る。
それにしてもこのスタッフさん、茂造さんのことも分かっていたし、先日のストーマ袋の件も知っていた。
たまたま通りかかったスタッフさんを捕まえて話したのだがラッキーだった。
この方も丁寧に対応してくれたし、このいぶきの森のスタッフさんは良い方が多いような気がする。
これからも茂造さんをどうかよろしくお願いします。
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3月13日月曜日

今日は夕方、会社の帰りにかつおさんがいぶきの森に寄った。
金曜日に入所の契約書類を預かっていた。
それににサインをしたものをマネージャーに提出するためだ。
実は先週6日に契約したと思っていたのは誤りで、6日は正式申込みだったのだそうだ。
今回、入所が決まったので晴れて正式契約となるそうだ。

そしていぶきの森で茂造さんの担当になったマネージャーさんは、数カ月前に転職してこちらへ勤めるようになったそうで、以前の勤務先はなんともみじ荘だったそうだ。
なので茂造さんのことをよく知っていた。
オストメイトでストーマ袋を腰に吊っていることも、トイレを汚す名人だということも、トイレの数メートル先からチンチンを出してポトポトこぼしながらおしっこに向かうことも、全部ご存じだった。
なんという偶然か!
ものすごくありがたい。
茂造さんと1年近くの付き合いになるので性格も把握していることだろう。

かつおさんの話によると、このマネージャーの畑田さんはとても優しく、丁寧で細かい所までよく見てくれているそうだ。
今日も書類を届けに行くと、現在の茂造さんの様子を細かく教えてくれたそうだ。
畑田さんの勤務時間は5時までなのだが、かつおさんの会社も定時は5時だ。
なので昼休みに届けようと連絡したら、「6時ぐらいまでなら居りますので5時以降でも大丈夫ですよ」と言ってくれたそうだ。
そして定時を過ぎているのに丁寧に茂造さんの様子を教えてくれるとは本当にありがたい。
いいマネージャーに出会えてよかった。

そして畑田さんから聞いた話によると、茂造さんはおしっこを洋式便座に座ってするようになったのでズボンを濡らさなくなったそうだ。
「ええっ⁈じいさんが座って用を足してるんですか⁈」
かつおさんはとても驚いて思わずそう質問したそうだ。
家ではいくら言って聞かせても座ってしなかったのに。
やはりプロだと上手く誘導できるのか⁈
とにかく凄い!!
座って用を足すので周りにこぼすこともないようで、今日は尿汚染の洗濯物は無かった。
今日は入浴日だったので、その時脱いだ普通の洗濯物を持って帰ってきた。
くだらん

本当にこのところやたらツイてると思う。
あっという間に入所できたし、マネージャーは茂造さんのことをよく知っている方だし、しかも優しくて親切だ。
ラッキー過ぎて、ちょっと怖いくらいだ。


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