かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:スマホ

おやつの後はスマホでゆうくんの動画を見せてあげた。
今日も連れてこれなかったし。

ゆうくんはまだ一人では歩けない。
伝い歩きならできるが施設ではベッドの上でしか自由に動けないので這うのみだ。
家でおもちゃで遊んでいる時の動画を見せると「うわ~こんなことも出来るようになったんか~」と目を細めた。
這うのも早いし、何かに掴まると上手に立てる。
施設では動ける範囲が狭くてこういった姿を披露できなかったので驚いていた。

綿「子供の成長は速いのぉ~。家で居ったらいつでも見れるのに」

いえいえ、そんな事はありません。
綿子さんが自宅に居たらわざわざ訪問なんかしませんから。
施設に居るからこそ、こうやって面会に来るんじゃない。
それに家に居たらかえって寄り付かなくなるかも。
埃だらけで床がザラザラの家にゆうくんを連れて行く気にはならないもの。
だんだん訪問頻度が減ってはきたけど家に居るよりはよっぽど会えると思うよ。
だから家に帰るって言わないでね。

ところで綿子さんも茂造さんも昔は老眼鏡をかけないと近くが見えないと言っていたが、今は眼鏡なしで余裕で見えるようだ。
スマホの画面もバッチリ見えているようだ。
特に何をしたわけでもないのに不思議なものだ。
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2月8日 土曜日

毎週土曜日の午前中は実家の両親を買い物に連れて行くことにしている。
今日も朝、9時過ぎに実家へ行った。
すると母が「今日は眼科に連れて行って欲しいんや」と言った。
よく聞くと目薬が切れてしまったそうだ。
今、白内障の手術後でまだまだ点眼が必要な時期らしい。
こないだ受診した時にもらうのを忘れていたそうだ。

「了解。そしたらとりあえず眼科に行こう」

母と父を車に乗せ出発した。
車を走らせながら母に言った。

「薬もらうだけやったら電話しといた方が早いんと違う?」

すると母は

「あっそうや。電話せないかんのやった」

と言いながら慌ててカバンからスマホを取り出した。
そして財布も取り出し診察券を探し始めた。
母の財布は分厚い長財布でいろんなカードがたくさん入っているため診察券を探すのにも時間がかかる。
すると母のスマホから「もしもし!もしもし!」と聞こえてくる。
おいおい!電話かけとるやん!

「電話繋がっとるで。はよ出なよ」

「もしもし、私〇〇と申します。目薬が無くなったので貰いに行きたいんです。昨日電話したら明日電話してくださいって言われたんです。来る前に電話してくれって。えっ?診察券の番号?今探してるんです。あっちょっと待ってください」

そう言うとスマホを置いて本格的に財布の中を探し始めた。
おいおい!
なんかツッコミどころ満載じゃん!
なんで家に居るうちに電話しとかなかったんだ。
それに診察券見つけてから電話かけろよ。
電話の向こうの人、絶対困っとるで。

「あ、ありました!」

向こうも電話を保留にしていたようだ。

「もしもし!もしもし!あれ?もしもし!」

暫くすると先方が電話に出てくれたようだ。

「番号は✕✕✕✕✕ー✕✕です」

カルテを見ながらどの薬が何本必要なのかの確認等をしていたようだった。
そして無事伝わったようだ。

「そしたらえ~と、後15分くらいで着きますので」

「あっそうですか。分かりました」

そんなすぐには用意できないと言われたようだ。
ホント隣で聞いていてわたしの方が恥ずかしくなる。
あいかわらず自己中な考え方というか、考えが足りないというか…。
昔はこんな事無かったのに。

「なんで診察券を用意してから電話せんの!」

「いや~」

これも老化なんだろう。
病院の職員の方申し訳ありません。
ちょっとボケつつある老人だと思って大目に見て下さい。
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4月18日 木曜日

昨夜遅くに大きな地震があった。
豊後水道を震源とした最大震度6弱の地震だ。
我が家の地方でも結構揺れた。
揺れも怖かったが何よりスマホの緊急地震速報の音の方が怖かった。
突然けたたましい音が鳴り、止めたくても止め方が分からない。
ちょうど寝付いたところだったので一瞬何事か理解できなかった。
そして大きな音も怖いが、その音に驚いたニャンズが一斉に飛び起き走り出し、私の顔を飛び越えたことの方が怖かった。
顔を蹴られるんじゃないかと恐怖だった。
その直後、揺れが始まりしばらくすると止まった。
テレビをつけると地震のニュースばかり流れ始めた。

しばらくするとかつおさんから電話がかかってきた。
実は昨夜、かつおさんは出張から戻る予定だったのだが電車の中で寝てしまい、終点で目覚めたそうだ。
まだ終電があるのでそれに乗って帰ると連絡をもらっていた。
地震が起きた時かつおさんはまだ終点の駅で電車が出発するのを待っていたそうだ。

「むっちゃ揺れたな!そっちは大丈夫?」

「けっこう揺れたで。けど大丈夫や。それより猫が顔の上を走って怖かったわ。ところで電車、動くん?」

「今のところ大丈夫みたいや」

「もし運休になったら連絡して。車で迎えに行くわ」

幸い電車は動いたので迎えに行かずにすんだ。
それにしてもやはり茂&綿を施設に入れていてよかったと思う。
茂造家は古いので基礎が無い。
石の上に柱が乗っているという耐震基準的には0の家だ。
近くで震度6の地震が起きたら倒壊するかもしれない。
今回だって綿子さんが入所せずに家に居たとしたら、怖くて眠れなくなっていただろう。
けれどいぶきの森なら建物はしっかりしているし、周りに人がいるので安心だろう。
本当に施設にいてくれて良かったと思う。
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わたしの実家の両親は一応、スマホを使っている。
昨年の春まではdocomoのガラケーを使っていたのだが、「はじめてスマホ割」のDMがしょっちゅう届き、「今の機種の修理受付が終了します」といったお知らせや「FOMAが終了します」といったお知らせを見て
「スマホに変えた方がええかのぉ?」
と言い出した。
わたしとしては両親がスマホにしてLINEを覚えてくれると助かるので
「そりゃあスマホの方がええで」
と勧めたのだった。

実家では数年前に固定電話はやめてしまった。
かかってくるのはセールスの電話がほとんどだった。
それに固定電話は玄関に設置していたので、電話がなっても気が付かないし、とりに行くのに暇がかかるので親せきとか親しい人には携帯に電話をかけてくれるよう頼んでいた。
なのでやめることにしたのだ。

わたしも用がある時は母の携帯にかけていた。
父は耳が遠いので電話で会話はしづらいためだ。
そして母にかけるとなかなか話が終わらない。
話が終わったと思ったら「あっ、そういえば」と次々話すので電話代がバカにならなかった。
なのでLINE電話なら料金を気にせずに話せるし、耳の遠い父には文字や写真を送れるのでコミュニケーションがとれる。
いいことずくめだ。

しかし操作を覚えられるかが問題だ。
ガラケーのサービス終了はもう少し先だが新しいことを覚えるためには少しでも早い方がいいだろう。
それで両親に付き添いdocomoショップに行き、スマホに変更するのを手伝ったのだった。
そして二人は高齢者向けの『らくらくスマートフォン』でスマホデビューしたのだった。

二人とも覚えるのに悪戦苦闘した。
わたしは少しでも早く覚えられるように毎日LINEでメッセージや写真を送った。
それが嬉しかったようでなんとかLINEが使えるようになった。
母は時間はかかるが文字の入力もできるし、スタンプや写真も送れるようになった。
父はLINEを開くことは出来るが返信はできない。
でも既読が付くので安否確認はできる(笑)
とにかく写真を見るのを楽しみにしてくれていてスマホをいじり倒しているようなのだ。
そのせいでわたしはしょっちゅうブロックされる(涙)
あとたまに訳の分からない文章が送られてきて笑わせてくれている。
FullSizeRender
※いつの間にリプライ機能を覚えたんだ⁉︎


二人ともなんとか使えているということでいいのかな。


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茂造さんも綿子さんも携帯電話を持っていない。
ずーっと以前、もっと若い頃プリペイドの携帯をプレゼントしたことがある。
しかしどこに行くにも携帯しないし充電しないため全く役に立たなかった。
それ以来、携帯を持ってもらうことは諦めた。

なので入院するととても困る。
コロナ禍の今は病棟に入れないので、こちらからコンタクトをとるのはよっぽどの用事がある時のみ。
綿子さんからは時々、我が家の固定電話に連絡がくる。
病院内の公衆電話からかけてくるんだけど、話の途中で電話が切れて尻切れトンボになることがほとんど。多分10円しか入れてないからだと思う。本当に困ってしまう。
10円すらけちる綿子

ひらめいた!

実はウチには今は使っていないLINEモバイルのデータSIMのスマホがある。(使わなければ0円なので解約せずに放置していた)
これにLINEのアカウントを作成すればLINE通話ができるじゃないか。

早速新しいアカウントを作成してアプリを入れた。

かつおさんが病院に出向いて看護師さんに綿子さんのところに持って行ってもらえるようお願いした。

しっかり話が出来たようだ。
途中で切れることなく最後まで話ができるのでモヤモヤしなくてすんだよう。

もちろんスマホは回収して帰ってきた。
そのまま綿子さんに渡していたら電池切れで役に立たなくなるのは目に見えているから。

看護師さんには申し訳ないがこうするのが一番のようです。

次回は看護師さんに菓子折りを持って行こうっと。

今後もよろしくお願いします。

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LINEアプリのみ(笑)



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ASUSTek
2018-12-21





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