かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:センサーマット

昨日の続き

ヨーチを置いておくと言い出した綿子さん。
仕方ない。

「そしたら今から4階に行くからベッドの柵のカゴの中に入れといてあげるわ。それとこのお茶と一緒に置いとくから今日中に食べてよ」

いつもは500ミリのペットボトルのお茶と紙コップを持参し、二人に飲ませていたのだが、今日は紙コップを忘れてきてしまったのでペットボトルのまま飲んでもらったのだった。
もちろん500ミリも飲みきれず残っていたのでそれも部屋に置いておくことにしたのだ。
(茂造さんにはもう1本自販機で買った)

綿「ほんまに!うわあ~嬉しい~」

「ほんとは食べ物置いて帰るんはいかんのやからな。見つからんようにこっそり食べてや。他の人にあげたりしたらいかんで」

綿「分かっとる。他の人にやあげへん!」

そろそろ綿子さんのお風呂の時間だ。

「そしたら行くわ。着替えも部屋のタンスに入れとくから」

綿「あっ私、部屋替わったんや。一緒に行くわ」

「いや、ええよ。知っとるから。こないだ来た時に、部屋が替わったってスタッフに教えてもろたで」

綿「えっ?そうなん?」

おいおい、着替えが増えとったやろ。
それにテレビの番組表も新しいのを置いて帰ったのに。
気が付かんかったんかい!
やはり色々衰えているのね。

綿子さんと別れ、4階へ。
ベッドの柵に取り付けているカゴにお茶のペットボトルとナイロン袋に入れたヨーチを入れておいた。

「ホンマに置いて帰ってかまんの?」

「たった2個やから人にあげたりはせんやろ。それにひょとっしたらさっきの会話も忘れてヨーチのことも忘れとるかもしれんし。あのままポケットに入れられるよりはマシかなと思って。来週まで残っとったりして」

ちょっとした実験だ。
大井さんによると10分前の話は忘れているそうだし。
さて来週が楽しみだ。

そして新しい部屋をゆっくり見まわした。
ベッドの横にはセンサーマットが敷いてあった。
そしてこの部屋、スタッフルームにも近い。
やはり見守り度が増したからここになったのだろうと思う。
ポータブルトイレを嫌がらずに使ってくれればいいなと思う。
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8月31日 日曜日

今日もハルちゃんとゆうくんも一緒に4人で茂&綿の面会へ行った。

火曜日にいぶきの森から綿子さんの様子がおかしいと連絡を受け、翌日、CT検査を受けたところ頭部には何の問題もなく、たぶんパーキンソン病だろうと聞いた。
それからネット等でパーキンソン病について調べてみたが、脳の指令を伝えるドパミンと呼ばれる物質が減ることによっておこる病気で、根本的な治療をする方法は無く、対症療法になるそうだ。
基本は薬物治療で減少したドパミンを補充する治療となるそうだ。
で、早期に治療を開始した方がいいとあった。
やっぱり専門医を受診して確定診断を受けるべきか?
けれど一旦いぶきの森を退所して再び受け入れてもらえるのだろうか?
パーキンソン病と診断がついたら一層嫌がられたりしないだろうか?
それにもし、また受け入れてもらえるとしても、それまでの期間どうしたらいいのか?
問題は山積みだ。
でもわたしはまだ手足が勝手に動いているという綿子さんに会っていない。
かつおさんからよく分からない説明を聞いただけだし、まず直接会って様子を見てから考えようと思った。
ハルちゃんにも綿子さんがパーキンソン病かも知れないという話を伝えたら、心配して一緒に会いに行くという事になったのだ。
ハルちゃんも「えっ?土曜日にはなんともなかったやん!急にそんなことなるん?」と驚いていた。
だよね。
ホント信じられない気持ちだ。

いぶきの森に着き、はやる気持ちを抑えながら4階へ向かった。
デイルームに綿子さんの姿はなかった。
近くにいたスタッフさんが「お部屋にいますよ」と教えてくれたので部屋へ向かった。
綿子さんは寝転んでテレビを見ていた。
わたし達に気づくと起き上がろうとしたが、なかなかうまく体が起こせない。
ハルちゃんが手を引いて起こしてあげた。
なんか、弱ってる??
いつもこんなことなかったよね。
一層心配になってきた。

そしてベッドに腰かけるように座ったのだが、ベッドのわきにはセンサーマットが敷いてあった。
これ以前、骨折した時にも敷いてたよね。
絶対安静!動いたらダメよ!と言われていたのに、勝手にベッドから降りるものだから敷かれていたのよね。
今回は歩き始めにふらつきがあって危ないから敷いてあるそうだ。
センサーが鳴ったらスタッフが駆けつけてくるのかな?
ベッドから降りるときはナースコールを押してねと言ったところで、きっと押さないだろうから、こうしたのかなと思う。

綿子さんは「皆来てくれたんやのぉ~」と嬉しそう。
しばらくすると「ここが痛いんや~。なんかなってないか見てくれんか?」と言って服をめくった。
左わき腹が痛いそうだ。
わたしとハルちゃんとで見たがどうもなってない。
傷もないし、赤くはれたりもしていない。

「何ともないで」

綿「ほうな。それならええわ。けど痛いんやが~」

「どうしたん?打ったん?それとも転んだりしたん?」

綿「いや~、転んだんかのぉ?」

なぜ疑問形?
本人がそれじゃ、わたし達には分かりません。
それにしてもお腹周りは相変わらずムチムチだ。
毎食、65gしかご飯食べてないのに痩せないねぇ。
よっぽど代謝が悪いのかしら。
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ひき続き27日のこと

かつおさんが茂造さんを車に乗せいぶきの森に向かって出発した後、5分くらい開けてわたしと翔ちゃんとでいぶきの森へ向かった。
翔ちゃんが綿子さんのお見舞いに行くためだ。
綿子さんが骨折してからまだ一度も会ってなかった。
茂造さんのお祝いに駆けつけたついでに綿子さんのお見舞いも行こうという事なのだが、茂造さんには綿子さんがいぶきの森にいる事は内緒なので念のため時間をずらせて訪問したのだ。

茂造さんを2階に送り届けたかつおさんと玄関で合流し3人で4階へ。
ここでも驚く事があった。
なんと綿子さんがデイルームにいたのだ。
車イスに乗ってはいるが服もパジャマではなく普段着を着ている。
木曜日に会った時にはベッドで横になっていたし、まだまだあまり動けない様子だったのに急にこんなにステップアップしているとは!
本当にむっちゃ驚いた。
スタッフさんが「今日からこうしてなるべくデイルームで過ごしてもらうようにしたんです」と説明してくれた。
そしてこれまた驚くような話をしてくれた。

ス「実は綿子さん、立ってたんです。なんかね、お茶を他人にあげようとしてベッドから降りたみたいなんですよ。センサーマットは普段ベッドに乗り降りする方にしか敷いてなくて、けど綿子さんマットが無いタンス側に降りたので初め気が付かなかったんです。そしたら「綿子さんが立てっとるで」って教えに来てくれた人がいて。それで急いで駆けつけたんですよ」

うわ~綿子さんならやりかねない!

ス「それでもう立てれるんならずっと寝てばかりよりは車イスでデイルームで過ごしてもらった方がいいだろうという事になりまして」

そりゃあデイルームにいた方が目も届くし、本人も他人と話ができていいだろう。
それにしてもスタッフさん達は肝を冷やした事だろう。
わたし達は良くなって来たらそのうちなにかやらかすだろうとは思っていたが、ここのスタッフさん達にとっては初めての事だもの。
それにしてもお茶をたくさん持って来たことが裏目に出てしまった。
ほんと綿子さんの『あげたがり』には困ってしまう。
余分なものは極力持ち込まないようにしなくては。

「どうもすみません。お騒がせしました」

ス「また転ばなくてよかったです」

本当、申し訳ない。

一方、綿子さんはわたし達が来たことに早々に気付いた。
そして翔ちゃんが居るのを見つけ「うわ~翔ちゃん~来てくれたんか~」と涙を流す。
想像通りの展開だ。

スタッフさんにお部屋でお話されるといいですよと促され、皆で部屋へ移動した。
部屋ではベッドに移乗させるのも大変なので車イスのままで話をした。
この車イスは背もたれが高くリクライニングするタイプのもので30度くらい傾いていた。
これ以上起こすと痛くてたまらないそうだ。
ベッド上で食事をしていた時に使っていたデーブルがまだあったのでそれを近づけ、持って来たショートケーキを出した。

綿「うわ~美味しそうや~」

「どうぞ。今日は茂造さんの誕生日やから皆でお祝いしたんや。これはお裾分けや」

綿「じいさんも喜んだやろなぁ」

そう言いながら食べ始めた。
すると綿子さんもフイルムを剥がさずに食べようとする。
かつおさんが急いで除けてあげた。
何気に二人そっくりやん(笑)
そして綿子さんはケーキを食べながら翔ちゃんに

綿「ありがとなぁ。翔ちゃんに会えるとは思ってなかったわ~。けどばあちゃん今、一銭ももってないから何もやれんのや~」

ここでもあげたがり精神が出てきたが、渡せるものがないのだった。
けどゆうくんには私の年金から~っていつも言うのに。
残念ながらゆうくんに負けたようだ。
兄貴は時代の敗北者

帰りにスタッフさんに尋ねた。

「お茶はまだ持って来た方がいいですか?」

ス「もうデイルームで過ごしてますし、もう持ってもなくてもいいと思います」

よかった。
けどまだタンスの中に4、5本残ってたっけ。
明日回収してしまおう。


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昨日の続き

午前中は最悪だった。
朝早くから重労働の上、蜂に刺され、手は痛いし懐まで痛い。
本当に散々だ。
午後からふて寝したいところだがそうはいかない。
今日の午後はハルちゃんから子守りを頼まれていた。
友人の誕プレを買いに出かけたいそうだ。
それに茂&綿の面会にも行かなければ。
綿子さんの様子も気になるし。
寝てなんかいられないのだ。

昼食を食べ終わるといぶきの森へ出かける準備をした。
綿子さんのコルセット類、それに数種類のお茶のペットボトル、そしていつもの着替え、そしておやつにスイカを用意した。
そしてゆうくんのお出かけセットの用意も忘れてはならない。
そして午後2時頃、数くんも同行してくれたので4人でいぶきの森へ向かった。
当たり外れあるよね

まずは4階の綿子さんのもとへ。
エレベーターを降りるとスタッフさんが寄ってきた。

ス「こんにちは」

「綿子さんの面会に来ました。これ頼まれてたコルセット類とお茶です」

ス「ありがとうございます。そしたらこちらでお預かりします」

「コルセットは色々あって、どれがいいのか分からなかったので全部持って来たんです」

ス「今日はリハビリの者が休みなので明日見てもらいますね」

「お茶はどれが好みか分からないので色々用意したんです。綿子さんに飲んでもらって気に入ったものをもっと買ってこようと思いまして」

ス「分かりました。綿子さんは今、お部屋にいらっしゃいます」

「やっぱり動けないんですか?」

ス「土曜日の午前中に骨折しまして、それからベッドでずっと横になってるんです。土曜日は午後から入浴する日なのでみんな下に降りてて、綿子さんには一人で部屋にいてもらってたんです。けどスタッフが間で様子を見に来たらベッドに腰かけてたんですって。トイレに行こうとして起き上がったものの、そこから動けなかったようです。一応、オムツをしてるんですけどね」

「綿子さんオムツ嫌いなんで。でもさすがに痛くて動けないんですね」

ス「相当痛いと思います。けどまたベッドから降りようとしたらいけないのでベッドの横にセンサーマットをひいてます」

「そうなんですね。ありがとうございます。そしたらちょっと覗きに行ってきます」

スタッフさんと別れ部屋へ向かった。
部屋に入ると綿子さんはベッドで横になっていたが起きていた。
私たちに気づくと

綿「うわ~来てくれたんな~。ありがとな~」

とまた泣き出した。
そして体を起こそうとしてイタタタタ!!顔をしかめる。

「じっとしとってよ」

綿「うわ~ゆうくんも来てくれたんか~。嬉しいわ~」

「ばあさん大丈夫か?痛いんやったらじっとしとかないかんぞ」

綿「おう。じっとしとったらそうでもないんやけど、ちょっと動いたら痛うて痛うて」

「ほんま何しよんや。ビックリしたわ」

綿「いやベッドに乗ろうとしたら痛うて動けんようになったんや」

「えっ?転びそうな人を助けようとして一緒に転んだんやろが」

綿「へ?私転んでないぞ」

「いや、転んで骨折したってここの人から聞いたで?」

綿「私、転んだんやろか?」

なんじゃそれ?
転んだことを覚えてないのか?
話が違う。
記憶がすり替わっているのだろうか?
ま、いいや。

続く


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