8月22日 木曜日

今日もいぶきの森へ行き二人の洗濯物を回収した。
綿子さんはちょうど食事中でこちらに背を向けていたため気付かれなかった。
ラッキー!!
そそくさと部屋へ行き洗濯物を回収したのだった。
そして茂造さんの洗濯物もとっとと回収しエレベーターに乗った。
そうそう、茂造さんの洗濯物はこの間から綿子さん同様、部屋のタンスの上に置かれるようになった。
今までは相部屋の人が茂造さんのタンスの物を勝手に触るからという事で洗濯物は別の場所で保管してくれていて、わたしが取りに行くとスタッフさんが出してくれていたのだが、相方が替わったので他の人と同じようにタンスの上に置くことになったのだ。
この方がいちいちスタッフさんの手を煩わせないし、わたしも楽だ。
しかしなぜかタンスは今も壁を向いている。
これも直してもいいんじゃない?と思うがまだ確認できていない。
今度聞いてみようと思う。

一階に着きエレベーターを降りたところで黒田さんにバッタリ会った。

「こんにちわ~」

黒「あら、お疲れ様です~。いや~綿子さん本当にすごいわ~!!たいていの人は骨折したらそのまま寝たきりになるのに」

「何回骨折してもそのたびに復活するんですよ~。とにかく歩くんや!!って気持ちが強いんでしょうね」

黒「ホントに!」

「でも体は驚異的に復活するんですけど頭の方がねぇ。この1ヶ月で大分進んだような気が…」

黒「やっぱり1カ月近くも寝たからどうしても進んじゃいますよね。あの歳になったら1週間寝たら取り戻すのに1カ月はかかるって言いますから」

「えっ?戻ることってあるんですか?」

黒「多少は良くなることもありますよ」

「へぇ~」

黒「1カ月近く寝ていたから取り戻すには何倍もかかるでしょうね」

「でしょうね」

黒「あのまま寝たきりになった方が良かった?」

「えっ?」

う~ん難しい質問だ。

黒「ホントどっちがいいんでしょうねぇ。うちも同年代の親がいるから考えさせられるわ~」

本当、どっちがいいか結論は出ない。
成り行きにまかせるしかないなと思う。
それを淡々と受け止めるのみかな。
でも施設の人からしたらどっちが楽なんだろう


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