かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:デイサービス

9月18日 月曜日 敬老の日

さあいよいよ本来の畑仕事だ。
耕運機でうねたては終えていたので、じゃがいもを植え付け、隣のうねに大根の種をまいた。
初心者なので本に書いてある通り、黒マルチを敷いて種をまき、もみ殻で覆った。
耕運機も黒マルチも、もみ殻も全部納屋にあった。
けっこう色々揃ってる。
ありがたい。

それから苗やさんに行き、ブロッコリーとキャベツとスナップエンドウの苗を買って来た。
これは夕方涼しくなってから植えよう。
やっとゆっくりできた。
今日は綿子さんはデイサービスに行っている。
なので昼寝を邪魔されることもない。
が、今のうちにと綿子さんちに行き、よそ行きの服を一組取って来て洗濯した。

実はこの週末、綿子さんを連れて一泊二日の旅行を計画していた。
言い出しっぺはお盆に帰省してきた典さんだ。

「お母さんがまだ歩けるうちに、一度旅行に連れて行ってやりたいと思うんや」

「おう、行ったらええが。もうコロナも落ち着いとるし」

「みんなで一緒にどうやろか?宿代は僕が出すから」

「二人で行ったらええが」

「二人ではちょっと間がもたんし、大勢の方が賑やかでええと思うから。よかったら翔ちゃんやハルちゃんも誘ってもらって」

「いや、みんな、ばあさんとや行きとないって言うと思うぞ。わしやって行きとないわ」

そりゃそうだ。
綿子さんを連れて旅行なんて疲れに行くようなものじゃないか。
なんの罰ゲームやねんって感じだ。
ハッキリ言って行きたくない。
けど典さんの気持ちも分かる。
連れて行けば綿子さんもとっても喜ぶだろう。
最後の親孝行と思って行くことにした。
翔ちゃんもなんとかOKしてくれた。
ハルちゃんも初めは行くことになっていたのだが、先日新型コロナに感染し体調不良が続いていたので行けなくなった。
という事で綿子さん、典さん、かつおさん、翔ちゃんとわたしの5人で旅行に行くことになった。
出発は23日の土曜日だ。
もちろん綿子さんにはまだ伝えていない。
旅行に行こうって言ったら、その日まで何を言い出すか分からないし、舞い上がってしまうのは目に見えているからだ。
さくら苑には前もって伝えた。
旅行後、3日間休んでくださいという事だった。
それは仕方ないと覚悟していた。
3日ですむならありがたい。

「まだ本人には伝えていないんです」

「その方がいいと思います。こちらも何も言わないでおきます」

さすが!
よく分かってる!

昨日、靴をプレゼントしたのは本当はこの旅行のためだ。
いきなり新しい靴で歩いて、靴擦れしたらいけないので先に渡したのだ。
そしてよそ行きの服も一組買ってきた。
出発の前日の金曜日の夜にこの服を持って行って「明日、一緒に旅行に行こう!この服、着てな」と渡す予定だ。
そして二日目用の服を今日洗濯したのだ。
一度洗濯しとかないと狭い車内で長時間一緒にいるのは無理だ。
「荷造りはできとるから、ハンドバッグと財布だけ持って行ったらええで」
と伝えるつもりだ。
なかなかうまい計画だと思っている。
が、計画通り進むか少し心配だ。

夕方、畑でブロッコリーやキャベツの苗を植えていると綿子さんがデイサービスから帰ってきた。
早速、昨日プレゼントした靴を履いていた。

「どう?靴の履き心地は?」

綿「ええわ~。軽いしな。みんなにええの履いとるやんって褒められたんや~」

「それは良かった」

綿「私からは何も言わんのに5~6人からそう言われたんや」

「へぇ~。みんなよう気が付くんやなぁ」

綿「だから息子の嫁さんが買うてくれたんやって言うたんや」

「いやいや、嫁だけでのうてかつおさんも一緒に選んで買うたんやで」

一応、そう言ったんだが綿子さんは聞いちゃあいない。
憐れかつおさん。
そして「何しよん?」と言うので「今からブロッコリーとか植えるんや」と言うと一緒に畑についてきた。
でもさすがに新品の靴で畑に入らなかった。
今のところ大事にしているようだ。

とにかく準備はほぼ整った。
後は当日を待つばかり。
IMG_4120
※イラスト担当のハルちゃんが多忙のため、イラストが間に合いません。代わりに我が家のニャンコの写真をどうぞ。



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昨日の続き

綿子さんが帰って行ったのを見計らって、かつおさんにもう一度電話をかけた。
もっと詳しく聞こう。

「どうも職員がコロナに感染したみたいや。で今朝、急きょ中止になって、ばあさんには朝、直接電話かけたみたいや。わしは仕事中で電話に出れんかったからな。で昼休みに今週はずっと休みで次は月曜からの予定やって聞いたんや。それで急いで弁当の手配してばあさんに電話して言うたんや。そしたら分かったって言うとったんやで。なんや、ひとつも分かって無かったんか!」

「今日6時頃帰って来たら、綿子さんが普段着で畑におったから、なんか変やなぁと思ったんや。かつおさんの帰りを待っとったんやな」

「アホちゃうんか。分からんのやったら電話したらええのに」

今日からデイサービスが休みになったから普段着だったのね。
疑問は全て解決した。

それにしてもかつおさんもかつおさんだ。
デイサービスがずっと休みになるなんて大事な事、ちゃんとわたしにも連絡して来いよ!
こちらから尋ねるまで放置はアカンやろ!
『報・連・相』は大事やで!

今日から日曜まで5日間もデイがない。
無事に乗り切れるだろうか?
とても心配だ。
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9月6日 水曜日

かつおさんはまたも出張だ。
と言っても明日には帰って来るが。
それにコロナの制限が無くなって以降、どんどん出張が増えてきた。
わたし一人の時に何かあったらと思うと憂鬱だ。

今晩は一人なので仕事帰りにお惣菜を買って家に戻った。
たまには手抜きだ。
6時前に家に着くと畑に綿子さんがいるのが見えた。
なんでこんな時間まで外にいるんだ?
いつもならとっくに晩御飯を食べ終え、横になっている時間じゃないか。
それによそ行きでもなくパジャマでもない、普段着を着て麦わら帽子まで被っている。
なんだか違和感を感じた。
が、突然思いもよらないことをするのはよくある事だし、今日はいつもよりは涼しいので畑仕事がしたかったのかもと思い、「ただいま」とだけ声をかけてさっさと家に引っ込んだ。
その後、かつおさんの作業着を外に干してあったのを思い出し、取り込みに行くと、綿子さんが裏庭の草を三角ぐわで削っていた。
一体どうしたんだ?
それにしても元気やなぁ。
そう思っていた。

そしてこの謎と違和感はその後、解けた。
8時半頃、ピーンポーンとチャイムが鳴った。
綿子さんだ。

綿「かつおはまだ戻らんのな?今日は遅いんな?」

「かつおさんは出張やで。今日は戻らんで」

綿子さんはかつおさんに用があってずっと外で待ち構えていたのだ。
ああ、そういう事か!

綿「今日は戻らんのな?困ったなぁ。いや、今日かつおから休みやって言われたように思うんやけど、よう分からんようになったから聞こうと思うて来たんや」

「休みって?デイサービスの事?」

綿「そうや、私が行っとるとこの事や。なんか明日も休みやってかつおが言うた気がするんやけど、よう憶えて無いんや」

えっ?
デイサービスが休みになるのか?
聞いて無いけど?

とにかくかつおさんに聞いて見なくては。

「ちょっと待って。かつおさんに電話して聞いてみるわ」

綿「悪いなぁ」

急いでかつおさんに電話をかけた。
出るかな?
たいていこの時間に電話をすると出たためしがない。
晩御飯を食べ、しっかりアルコールを摂取し、爆睡している時間なのだ。
そして11時頃目が覚め、着信に気づいて折り返しをかけてくるのがいつものパターンだ。
出張に行くと綿子さんから解放され、のびのび羽を伸ばしているようだ。
うらやましい。

「はい」

思いがけずかつおさんが電話に出た。

「今日は寝てないで!」

得意そうに言うな!

「綿子さんが、明日デイサービスが休みやってかつおさんが言うたと思うけどよう分からんのやってうちに来とるんやけど」

「ええっ!わし電話でちゃんと言うたのに。いや、さくら苑でまたコロナが出たから明日と明後日は休みになったんや。次は月曜日からや」

「えっ?そうなんや」

「わし昼間に電話してばあさんに言うたんで。本人も分かったって言うとったのに。なんで分からんようになるんや!それで明日と明後日は昼も宅配弁当が来るように手配したから」

「了解。そしたら綿子さんに伝えとくわ」

と電話を切った。
横で電話を聞いていた綿子さんは

綿「やっぱり休みなんやな!分かって良かった~。いや、かつおからそう聞いた気がしたんやけど、ほんまかどうか分からんようになって。ほんまボケもええとこや」

「今週はずっと休みやって。明日から昼も宅配弁当がくるように頼んだんやって。忘れんと取ってな」

綿「ほうな。分かった。ほな、ありがとう」

そう言って帰って行った。
これが聞きたくてずっと外でかつおさんの帰りを待っていたのか。
電話したらいいのに。
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8月22日 火曜日

晩御飯を食べているとかつおさんが
「ばあさんちにオムツパッドってまだあったよな?」
と言い出した。

「いっぱいあるで。全部整理して奥の座敷の押入れの中に入れてあるで」

「ごはんが済んだら見に行ってくるわ」

「どしたん?茂造さんの所に持って行くん?けどオムツは施設で用意してくれるやんな。という事は綿子さん?えっ?おしっこ漏らしたん?」

「いや.....。汚い話やし、ごはんが済んでから言うわ」

えっ?おしっこじゃなくて大の方なのか?
気になるが食事中にする話じゃなさそうだ。

食事が終わり早速尋ねた。

「さっきのどういう事?もしかしてウンコ漏らしたん?」

「そうなんや。今日、川上さんから電話がかかって来てな。今度からオムツパッドを敷くように頼まれたんや」

どうも朝、デイサービスへ向かう送迎車に乗っていて、もよおしたようだ。
で、間に合わず漏らしてしまったらしい。
かつおさんは想定外の話に軽くパニックになったようで、車内で漏らしたのか、車から降りてから漏らしたのか、汚したのはパンツだけなのか、全然把握できていなかった。

とにかくどういうことなのか事実を把握しないと始まらない。
綿子さんに直接聞こうか?
けど綿子さんはわたし達が漏らしたことを知っているとは思っていないだろう。
出来れば知らないふりをしてあげたい。
しかし施設からはパッドを敷くようにお願いされたのだから綿子さんに話すしかない。

意を決してかつおさんが綿子さんちに向かった。
わたしは見守りカメラで見届けることにした。
デイでうんこマンのあだ名がついてないか心配だ

かつおさんはまず押入れをあけてオムツとパッドの在庫を確認した。
そして次に連絡ノートを見ようとした。
このノートはデイに行く時に持って行くカバンの中に入っているのだが、綿子さんがあまり見られたくないようなので、ほとんど見たことがない。
けど今日は遠慮していられない。
台所に入るとちょうどカバンがあったので連絡ノートを取り出した。
読もうとしていると隣の自室にいた綿子さんが部屋から出てきた。

「ばあさん、今日さくら苑に行きよってうんこ漏らしたんか?」

綿「えっ?何で知っとんや?」

「わしに電話がかかってきたんや。どしたんや、お腹が痛かったんか?」

もしかしてお腹を壊してたんじゃ?
冷蔵庫の残り物に当たったんじゃ?
そうだとしたら一時的なものだ。
そうであってほしいと願っていた。
けれど綿子さんの返事は違った。

綿「いや、お腹は痛う無い。車に乗って向こうに行きよる途中でうんこしとうになったんや。着くまで我慢できると思うたんやけど、ズルズルって出てしもうたんや」

「ちょっとだけか?」

綿「いや、いっぱい出たんや」

「車の中でか?」

綿「そうや」

か「車は汚さんかったんか?」

綿「車か?車は汚れてないと思うわ」

ほんまかいな。
いっぱい出たのに車が汚れないなんてあり得るのだろうか?
汚れて片付けが大変だったからこそパッドを敷いてと電話がかかってきたのでは?

「着替えはどうしたんや?」

綿「パンツは持っとったからそれに替えて、ズボンは向こうのを貸してくれたんや」

大体状況は把握できた。
願いもむなしくお腹を壊していたのではなく、ただただ我慢ができなかっただけだった。

続く


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8月18日(金)~21日(月)

18日、典さんは10時過ぎの電車で帰るとの事で、まだ盆休み中の翔ちゃんが駅まで送って行くことになっていた。
綿子さんはその18日からデイサービスを再開することになっていた。
デイの迎えは9時頃に来るので、典さんより綿子さんの方が先に家を出ることになる。
「今日もデイは休む。私も駅まで見送りに行く」と言い出さないかと心配していたが、すんなりデイへ行った。
きっとデイで自慢話を披露したことだろう。
とにかく色々あった一週間だった。
綿子さんにはとても幸せな一週間だったことだろう。
今日からは元の一人の生活に戻る。
ガタっと気分が落ち込んでしまわないか心配だ。

そしてこの日から宅配弁当を再開した。
そのことはちゃんと覚えていたようで回収していたのでホッとした。
だが典さんが滞在中も毎日宅配弁当が来てないか納屋を覗いていたようなので、覚えていたわけではないのかもしれない。
そして宅配弁当が休みになる週末用のお惣菜はかつおさんがたっぷり買ってきた。
それを冷蔵庫にしまっていて気付いたのだが、冷蔵庫の中には典さんの手作りお惣菜が大量に入っていた。
今まで作ったものの残り物だと思われる。
典さんが作ったものを綿子さんが捨てるわけがない。
こんなに大量に食べ物があって、傷む前に全部食べきれるだろうか?
ま、綿子さんの胃腸は超人並みなので少々傷んでいても大丈夫だろう。

そしてデイサービスがない週末は心配なんだけど、気遣い過ぎて今度はこちらに執着というか依存されても困るので適度に距離を保ちながら見守ることにした。

そして迎えた典さんが帰って初めての週末、心配をよそに綿子さんはとても大人しかった。
ほぼ寝ていたようだ。
典さんの滞在中、ずっとハイテンションだったので疲れがたまっていたのだろう。
保たれても困る

そして月曜日の今日。
またいつものようにデイサービスへ出かけて行った。
いつものルーティンにすんなり戻れたようだ。
良かった、良かった。


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