かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:デイルーム

まずは綿子さんのところへ行き、今日も茂造さんのところに連れて行こうと計画した。
が、綿子さんはちょうどお昼寝を始めたところだった。

ス「さっき、お尻が痛いって言ってたのでベッドに連れて行ったところなんです」

あちゃ~。
タイミング悪かったようだ。
そっと覗いてみたらすっかり寝入っていた。
仕方ない。
先に茂造さんのとこに行くか。

2階では茂造さんは起きていてデイルームの指定席に座っていた。
が、あの同室のボケじいさんが向かいの席に座っている。
えっ?どういうこと?
近づいて見るとテーブルに茂造さんの名前とボケじいさんの名前が貼ってあった。
あらら。
また席替えしてこの二人が一緒のテーブルになったのね。
マジか⁈
せっかく離れたから喜んでいたのに。
施設としてはこの方がいいという判断なのだろう。
しょうがないね。

で、茂造さんを連れ部屋へ移動した。
茂造さんは椅子から立ち上がると座布団を持って歩き始めた。
茂造さんはいつも座布団を持ち歩いている。
たまに忘れるけど。
やはり痩せたから座布団は必須アイテムなのだろう。
で、今日手にした座布団はいつもと違うグレーの丸いものだった。
あれ?
部屋に着くとベッドの上にいつも持ち歩いている茶色の座布団が枕の下にあった。
枕を高くして寝たいのか?
それだけでなく紺色の座布団も枕の横にあった。
3枚も座布団使ってるのか?
いや違うだろう。
よく分からず他人のを持って来てるんだろう。
あとでスタッフさんに報告しなくては。

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8月10日 月曜日

今日もかつおさんがいぶきの森へ洗濯物の回収に行った。
帰って来たかつおさんに早速尋ねた。

好「綿子さん、新しい車イス使っとった?気に入っとった?高さは大丈夫やった?」

やっぱり気になるから質問攻めだ(笑)

かつおさんが言うには、訪問時ちょうど食事中だったので遠くから見ただけだが、新しい車イスに座っていたとのことだ。
で、本人と話しはしてないから気に入ったかどうかは分からなかったそうだ。
とりあえずはほっとした。
良かった~。
ちゃんと使えてるようだ。

で、かつおさんは2階の詰め所にいたスタッフさん達に綿子さんの様子を聞いてみたが、分かる人がいなかったそうだ。
ちょうど看護スタッフやリハビリスタッフが不在だったようだ。
残念。

これで土、日、月と3日間使っているはず。
このまま問題なく使えるといいなと思う。

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茂造さんが寝転んでしまったので帰ることにした。
綿子さんを4階まで送って行くと皆はビデオ体操の真っ最中だった。
デイルームの大きなテレビに映ったお兄さんの動きに合わせて入所者さん達が手足を動かしていた。
かつおさんが車いすを押して綿子さんを定位置まで連れて行っていたのだが、綿子さんはもうビデオに釘付けだ。
移動中なのに皆と同じように手を動かし始めた。
とても嬉しそうな顔をしていた。
そしていつものように別れを惜しんだり泣くこともなくあっさり別れたのだった。
ビデオ体操に夢中でかつおさんのことなど眼中にないのだ。
その様子にはちょっとびっくりした。
こちらとしてはウザい別れが無くてよかったけれど。
気遣いが出来なくなっていることがちょっと悲しかったのだった。
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6月30日 火曜日

かつおさんが洗濯物の回収に行った。
昨日行くつもりがうっかり忘れていたので今日になったそうだ。
いろいろ忙しいから忘れる事もあるよね。

茂造さんはデイルームで食事中だったそうだ。
また席替えしたようで茂造さんの向かいには相部屋のおじいさんが座っていたそうだ。

いぶきの森ではちょくちょく席替えをしているようだが茂造さんの席はほぼ固定で、いつも隅っこの二人用テーブルのところだ。
向いの方は何人も代わっている。
茂造さんは席が変わると混乱するからかな?
そういえば少し場所が変わった時にはテーブルに大きく名前を書いた養生テープが貼られていた。

で、今回席替えして向いが相部屋のおじいさんになったようなのだが、二人が仲がいいからとかではないようだ。
二人とも無言で食べていたそうだ。
そういえば二人が会話をしているところを見たことがない。
お互い我関せずって感じだ。
それはそれでいいんじゃないかな。

かつおさんはいつもなら茂造さんに「よっ!」と声をかけるのだが、今日は止めたそうだ。
なぜかというと相方がいたから。
かつおさんはこの間の『クレクレ攻撃』の後からかなり苦手意識が芽生えたようで関わりたくないそうだ。

か「あの人変なわ」

今更かい。

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2階に着くと目の前に畑田さんがいた。
綿子さんを見て

畑「今日も茂造さんに会いにきてくれたん?茂造さん喜ぶわ~」

いやいや、誰か分からんのに。
けど、誰か分からなくても会いに来てくれる人がいるってだけで喜ぶのかな?

畑田さんは嬉しそうにガラス扉を開けてくれた。
本当に茂造さんのことを思ってくれているのが伝わってこちらも嬉しい。

茂造さんはデイルームにいたので部屋に誘導する。
で、やっぱり綿子さんのことは誰か分からず。
しゃあないな。

今日のおやつはとうもろこしだ。
先々週、二人ともとても喜んで食べてた。
綿子さんなんか特に名残惜しそうにしてて、また持って来るからと約束してたからね。
今日のとうもろこしもさっき買って茹でたばかりのものだ。
1本を8等分に切って、一人4切ずつをタッパーに入れて持って来た。
ちなみに8等分したのはかつおさん。
そんなに小さくせんでええやんと思ったが切ってしまった後なのでしょうがない。

二人に「はい、どうぞ」とタッパーを渡したら

茂「歯がないが~」

あちゃ~、忘れてた。

好「ごめん、ごめんすぐもらってくるわ」

急いで詰め所へ。
入れ歯をもらって部屋に戻ると早速かじりついた。
けれど綿子さんは食べない。
茂造さんを待っていたのかと思っていたのだが、茂造さんが食べ始めたのに食べない。
???
すると綿子さんが

綿「私も歯がないんや」

えっ?
綿子さんはいつも入れ歯を入れっぱなしなのでそんな事とは思いもよらなかった。
さっき寝てたからか?
それにしてももっと早く言えよ!

急いで4階まで入れ歯を受け取りに行った。
入れ歯を受け取り戻ってくると茂造さんはもうすでに半分以上食べ終えていた。
ま、これが茂造さんだよね。
相手に合わすって考えは一切ないよね。

綿子さんに入れ歯を渡し、ようやく綿子さんも食べる事ができたのだった。
やっぱり歯がないって不便だよね。
二人を見ると歳をとっても自分の歯で食べられるようにしっかり歯磨きしようと思うのだった。
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