かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:デイルーム

11月3日 日曜日

今日はハルちゃんとゆうくんも一緒に4人で茂&綿の面会に行った。
やはり綿子さんの様子が気がかりだ。
あまり気落ちしてないといいのだが。

まずは4階へ。
デイルームに綿子さんの姿はなかった。
スタッフさんが「綿子さんは多分トイレだと思います」と教えてくれた。
ついでにそのスタッフさんに綿子さんの様子を尋ねると「ケロッとしてますよ」との事だった。
えっ?そうなの?
けど、それなら良かった。
一安心だ。
「あれは夢やったんやろか?」と言ったりもしていたそうだ。
忘れることができるっていいなと思う。
いつまでも辛い感情を持たずに済む。
ほっとして綿子さんの部屋へ向かった。

トイレは綿子さんの部屋の斜め向かいだ。
部屋の前に着くとちょうどトイレから綿子さんが出てきた。
わたし達を見てびっくりしている。

綿「うわ~。来てくれたんか~」

いつも通りだ(笑)

部屋を覗くと隣の人はいなかった。
ちょうどいい、部屋で話が出来る。
綿子さんはいつものようにゆうくんを抱いて機嫌よく話をしている。
本当いつも通りだ。
とくに米さんの話は出ない。
やはり心配は要らないようだ。
良かった、良かった。
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10月12日 土曜日

今日は翔ちゃんがやって来た。
久しぶりに茂&綿に顔を見せに行くためだ。
という事で3時くらいから翔ちゃんとかつおさんとゆうくんと4人で面会に行った。
綿子さんは昨日入浴したそうなので時間を気にせず訪問できた。

まずは4階の綿子さんのもとへ。
エレベーターを降りると結構なボリュームで演歌が流れていた。
デイルームには人がいっぱいだ。
テレビの画面に演歌歌手が映っていた。
みなさんやっぱり演歌が好きなのね。
綿子さんも大好きだ。
歌うのも好きで昔は歌を習いに行ったりもしていた。
なので結構上手い。

せっかく楽しんでいるところだったのに悪いなぁ。
けど綿子さんはゆうくんに気づくとすぐ立ち上がり嬉しそうに寄って来た。

綿「来てくれたんか~」

そして翔ちゃんに気づくと「翔ちゃんも来てくれたんか~」と大喜びだ。
と、そこで気付いたのだが綿子さんが手にしていたのはシルバーカーだった。
とうとう歩行器は卒業したようだ。

それからみんなで部屋へ移動した。
今日は部屋は空だったので気兼ねせずにゆっくり話せた。
いつものようにゆうくんをベッドに乗せると、すぐさま寝返りをする。
綿子さんは「素早くなったなぁ」と目を細めていた。
そして翔ちゃんに向かって

綿「まさか翔ちゃんに会えると思わなんだわ。ありがとのぉ」

と言った。
そしてかつおさんに

綿「この子に私に年金から少しでも小遣いを」

と言いかけたところで

「おれ、この間誕生日やったんや」

綿「ああそうか。10月やの。そしたら私の年金から1万やっといてくれ、かつお」

「ありがとう!」

翔ちゃんさてはこれが目的やったな!

「ハルちゃんも先月誕生日やったんや。それにおかんももうすぐ誕生日や」

綿「そしたらハルちゃんと好子さんにも1万ずつ渡してくれ」

「ありがとう」

あら、翔ちゃんのおかげで思わぬ臨時収入だ。
サンキュー!翔ちゃん。

「わしは6月が誕生日やったんや」

綿「・・・・」

華麗にスルーされたのだった(笑)

綿「翔ちゃん、なんぼになったん?」

「31や」

綿「もう早よ結婚せな!付き合いよる人はおるんか?」

「今はおらん。まあちょっと待ってくれ!2~3年の内には結婚するから~」

1万円の代償は痛かったようだ(笑)
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9月24日 火曜日

昨日は祝日だったので茂造さんの入浴は今日に変更になっているはずだ。
なので今日は洗濯物を回収に行かなくては。
かつおさん、今週も出張はないそうだ。
なので今週もかつおさんに行ってもらうことにした。

けれど今日は残業があったそうでいぶきの森へ行くのは夜7時を過ぎた頃になったそうだ。
もう食事はとっくに終わっていて皆自由に過ごす時間だ。
デイルームでテレビを見ている人がチラホラいたり、部屋でのんびり過ごしたりといった感じのようだ。
茂造さんは部屋にいたそうだ。
部屋には明かりを点けず真っ暗で、けれど寝ているわけではない。
ベッドに寝転んで大声で独り言を延々とつぶやいていたそうだ。
相変わらずやん(笑)
かつおさんが部屋に入り洗濯物を回収したり、着替えをタンスにしまったりしていても全く気付かなかったそうだ。
なので楽勝だったそうだ。
けど暗い部屋で延々つぶやいている老人・・・。
想像するとちょっと怖いかも。
同室は耳が悪くないと無理だな


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昨日の続き

その後4階の綿子さんのもとへ。
綿子さんはデイルームにいた。
わたし達が来たことに気づくとすくっと立ち上がり傍へ寄って来た。
歩行器を使っている。
なんとか気持ちは落ち着いたのかな?
良かった~。

みんなで部屋へ移動中、綿子さんの目線の先はずっとゆうくんだ。

綿「よう来てくれたのぉ~」

目じりが下がっている。
そして部屋に着くとサッサとベッドに腰かけ「はい」と両手を前に出した。
ここにゆうくんを乗せろという事らしい。
これ茂造さんとそっくりだ(笑)
ゆうくんを抱かせると満面の笑みだ。

綿「うわ~また重んなったな~」

しばらくゆうくんと触れあい、いつもの会話「私の年金で~」「ありがとなぁ~」を交わしたあとはおやつタイムだ。
綿子さんにも栗のカップケーキを渡した。

綿「うわ~美味しそうや!」

一口食べると驚いたような顔をする。

綿「ほんま、美味しいわ~」

こんな美味しいもの生まれて初めて食べたというような顔をする。
オーバーな。
そして夢中で食べていた。
カップをなめるようにとてもきれいに食べた。
ホント茂造さんとそっくりじゃん(笑)
ていうか茂造さん以上に名残惜しそうにいつまでもカップの隅をほじっていた。
二人ともかなり気に入ったようだ。
また買って来なくては。
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昨日の続き

かつおさんと看護スタッフの大井さんの話が終わったので4人で綿子さんのもとへ向かった。
綿子さんはデイルームにいた。
みんなで部屋へ移動しベッドに腰かけて話をした。
綿子さんは相変わらずゆうくんを見て涙を流す。

綿「おぉ~来てくれたんか~。また大きんなったなぁ」

そしておやつを食べさせていてふと靴が違うことに気付いた。

このいぶきの森に入所するときに施設が勧める高齢者向けの靴を2足買った。
それを1ヶ月交代で履くようにしている。
が、今日はそれらとは違う靴を履いていた。
誰か他の人のと間違ってしまったのかな?

「綿子さんその靴どうしたん?」

綿「へっ?靴?」

「そんな靴持っとったっけ?」

綿「いや~」

綿子さんは訳が分からないといった様子だ。
聞いても無駄なようだ。

「綿子さん、ちょっとその靴見せて」

よく見るとかかとのところに名前が書いてあった。
【〇〇綿子】
ハァ?
どういう事?
よーく見ると綿子の文字の後ろにうっすら【米子】の文字が見えた。
綿子さんが家にいた頃、かっちゃんが「米さんの靴なんやけどまだきれいなんで履いてくれる?」と靴を持って来たことがあった。
米さんが入所して不要になったからって。
あの時頂いた靴に似ている。
けどあの靴は綿子さんちの下駄箱の中にあるはず。
今まで何度もこの部屋に来てタンスの中を整理したけどこの靴は無かったし。
一体どこから湧いて出たんだ?
またかっちゃんがくれたんだろうか?
よく分からないのでスタッフさんに聞いてみることにした。
綿子さんの相手はかつおさんとハルちゃん達に任せデイルームにいたスタッフさんに尋ねてみた。

「すいません。綿子さんが見たことない靴を履いてるんですけど事情をご存じですか?今まではここで購入した青い靴と紫色の靴を交代で履いていたんですけど、今日はピンクの靴を履いてるんです。で名前を確認したら綿子さんの名前が書いてあって」

ス「そうですよね。私もアレ?って思ったんですが…」

スタッフさんも事情は知らないようだ。
ホント狐につままれたような感じだ。
あのピンクの靴、どこから湧いてきたんだろう?
真相は分からない。
似合ってるね

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