かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:パジャマ

7月6日 日曜日

この週末は土、日ともかつおさんは営農組合の田植えに駆り出された。
ということでまたもハルちゃんに茂&綿の面会の同行をお願いしたのだった。
が、金曜日の夕方からゆうくんが発熱したため一緒に行けなくなり、わたし一人で行っても間がもたないので日曜日の夕方、かつおさんが田んぼから帰って来るのを待って二人で行くことになった。

いぶきの森に着いたのは午後6時頃だった。
晩御飯はとっくに終わっている。
が、綿子さんはデイルームにいた。
皆とテレビを見ていたようだ。
一緒に部屋に移動した。
相部屋の人はいなかった。

今日は洗濯の終わった着替えと一緒に夏物のパジャマ上下を持って来た。
冬の間は着替えるのが面倒なようで寝るときにズボンしかパジャマに替えなかったのだが、夏は汗もかくし上も必要では?と思い持って来たのだ。
綿子さんもやっぱり着替えたかったそうで喜んでくれた。

ところで今日持って来たパジャマは米さんのおさがりだ。
「まだきれいなので良かったら着てもらえる?」とかっちゃんが届けてくれたものだ。
せっかくなのでそれを持って来たのだ。

「これ、米さんのなんや。まだキレイやからってかっちゃんが持って来てくれたんや」

と一通り説明した。
がっつり名前が書いてあるので内緒には出来ない。

「イヤなら違うのを持って来るで」

と言うと

綿「これでええ」

良かった~。
米さんのだと言ったらどういう反応をするか読めなかったので心配していたのだ。
けど喜んでいるのか、渋々なのかイマイチ分からなかった。
でもとりあえず着るそうなのでまあいいか。
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7月18日 木曜日

今日も仕事帰りにいぶきの森へ。
まずはいつも通り4階の綿子さんのもとへ。

綿子さんは食事中だった。
そしてパジャマとコルセットが替わっていた。

「こんにちは、綿子さん。あら、お風呂に入ったん?」

実は先日の土曜日に面会に来た時のこと。
4階の人たちが入浴を終えエレベーターの前に並んでいたので階段で4階に上った時のことだ。
スタッフさんから「綿子さんは今日は入浴して無いんですが、次からは寝たままでお風呂に入れる機械を使って入浴させる予定です」と聞いたのだった。
なのでお風呂に入れてもらったのだろうと思った。
けれど綿子さんは

綿「えっ?お風呂?入ったっけ?」

「入ってないん?そしたら体拭いてもらったん?」

綿「???体拭いたっけ?」

「パジャマが替わっとるからお風呂に入ったか、拭いてもらったかしたんと違う?」

綿「どっちやったかなぁ?憶えてないわ」

マジか⁈
昨日か今日のことなのに。

「コルセットも替わっとるやん。こっちの方が楽やろ」

綿「そうなんやけどだんだん上に上がってきて首に食い込んで痛いんや」

今日はベッドの角度が60度くらいだ。
うつむくとコルセットが食い込んでいる。
なかなか食べずらそうだ。
それでもなんとか食べ終わったのでベッドを下げてあげた。

綿「楽になったわ~」

「お腹いっぱい?」

綿「いや~ご飯が少ないんや~。3口で無くなるんやで!」

かなり量が少ないらしい。
産褥婦用

「ええもん持って来たで。はい」

小さめのドーナツを渡した。

綿「うわ~」

今日は置いとこうかとは言わず、すぐに食べ始めた。
昨日からリハビリが始まったそうだから今日も動いてお腹が減っていたのかな?

続く

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7月11日 木曜日

今日もいぶきの森へ行かなくては。
茂造さんの洗濯物の回収日だ。
そしてついでに綿子さんの体を拭いてあげよう、そう思っていた。

朝9時過ぎ、かつおさんから携帯に電話がかかってきた。
何だろう?
珍しい。

「今いぶきの森から連絡があって、今日の入浴は中止になりますやって。大雨警報が出たから出勤できるスタッフが少ないからやって。代わりに今週中に清拭しますってことや。だから今日はいぶきの森に行っても洗濯物はないで」

「あら~そうなんや。けど茂造さんの着替えも持って出とるし、綿子さんのとこも寄って体拭いてあげようと思っとったから行ってくるわ」

「そうな。ありがとなぁ」

昨夜からかなり雨が降っていた。
今朝起きて確認すると近隣の市町村に警報が出ていた。
小学生とかのお子さんがいる人は仕事を休まざるを得ないのだろう。

そして夕方、予定通りいぶきの森へ。
まずは4階の綿子さんのところへ。
今日はここに来る前にスーパーに寄って買い物をしていたのでいつもより遅い時間になっていた。
綿子さんは食事も終わりテレビを見ていた。

「綿子さん、調子はどうな?ちょっとは痛みとれた?」

綿「好子さん来てくれたんな。ありがとなぁ」

イヤホンの片耳だけ外して喋るのでやたら声が大きい。

「まだ痛いんな?」

綿「まだ痛いなぁ」

みると今日は着替えていた。
パジャマが替わっている。
しかもコルセットも替わっている。

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「着替えたんやなぁ。良かったなぁ」

綿「えっ?着替え?」

「パジャマ替わっとるで」

綿「あれ?そうやったんかいな?」

憶えてないんかい!!
タンスの上に昨日まで着ていたパジャマや下着が入ったナイロン袋が置いてあった。

「ほら、昨日はコレ着とったやん」

綿「あら、着替えたんやなぁ」

マジか⁈
興味が無いことはどんどん忘れるのだろうか?
それにしてもごっついコルセットだ。

「このコルセット痛くないん?」

綿「大丈夫や」

今度のコルセットは剣道の胴の様な形のもので結構厚みがあるし硬い。
これを背中側に当てているので寝転ぶと痛そうに見えるのだが本人はそうでもないようだ。

「そうそう、番組表持って来たで」

1週間のテレビの番組表を渡すととても喜んだ。

綿「これがあったらええんや!何があるかよう分かるから」

この間持って来た番組表はもうグシャグシャだ。
しょっちゅう見ているのだろう。
そして今日も「こないだハルちゃんがゆうくん連れてきてくれたんや~。ほんまに嬉しゅうて~あの子の気持ちが嬉しゅうてな~」と言って泣いていた。
本当にハルちゃんとゆうくんのお見舞いがとても嬉しかったようだ。
ハルちゃんまた頼みます。

その後2階へ降り、茂造さんの着替えをスタッフさんに託してきた。
やれやれ結構時間を取られるな。
ま、でもしばらくはなるべく顔を出そうと思う。


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7月10日 水曜日

今日も仕事の帰りにいぶきの森へ。
昨日お茶のペットボトルが残り1本と聞いたので届けなくては。

エレベーターを降りた目の前のスタッフの詰め所にちょうどスタッフさんがいた。
みなさんいつも忙しそうでここに人がいるのは初めて見た。
ちょうどよかった。
持参したお茶のペットボトルと昨日100均で買ってきたペットボトルストロー&ストローを渡して管理をお願いした。
ペットボトルストローのうち一つはそのまま綿子さんのところに持って行って綿子さんに使い方を説明することにした。

綿子さんはテレビを見ながら晩御飯を食べていた。
ベッドはこないだよりは上がって45度くらいになっていた。

「こんにちは。綿子さん、どんなんな?」

綿「あら好子さん来てくれたんやなぁ。ありがとなぁ。仕事の帰りやろ。悪いなぁ」

そう言ってまた泣く。
気遣いは嬉しいが泣くのは止めて欲しい。

綿「昨日ハルちゃんが子ども連れてきてくれたんや~。嬉しいてな~。あの子もする事が色々あるやろうに、こんなばあさんのとこに来てくれて~。ほんまあの子の気持ちが嬉しいて~」

ますます泣く。
ま、嬉し泣きだからまだいいか。

「食事中やろ。食べてよ」

見ると枕元にタオルが2枚あるが胸元にかけていない。
コルセットに食べ物の欠片が落ちている。

「綿子さん、ご飯食べるときはタオルかけなよ。コルセットが汚れるで」

綿「あら、ほんま」

45度では食べづらいからこぼしても仕方ないだろう。
でもコルセットは洗えないのでなるべく汚さないようにしてほしい。

それにしても今日は本来なら入浴する日だ。
けどさすがにまだ入浴は出来ないだろう。
せめて清拭でもしてくれるのではと思っていたが、着ているパジャマは日曜からずっと同じものだ。

「着替えとかしてないん?」

綿「痛うて風呂には入れんから」

「体拭いたりもしてないん?」

綿「ここでおったら汗かくこともないしな」

え~~でも先週の水曜日に入浴してからは一度もお風呂に入って無いはず。
土曜日の午前中に骨折してその時にパジャマに着替えたそうだけど、その時だって清拭をしたとは思えない。
う~~~ん。
痛いから本人が拒否っているのか?
ま、オムツなので交換時に下の方は拭いてくれてるとは思うがなんだかなぁ。
次に来る時にタオルを持って来て拭こうかしら。
幸い部屋に洗面台があってお湯が使える。

綿子さんが晩御飯を食べ終わったのでペットボトルストローを装着して使い方を説明した。

綿「あら、これええなぁ。便利や~」

「そやろ。これでしっかりお茶飲んでな」

綿「ここのお茶は美味しくないんや」

「そうやとな。だからペットボトルのお茶を持って来とるからそっちを飲んでな」

綿「そう、これは美味しいわ」

綿子さんはけっこうお茶にうるさい。
もともと緑茶が大好きでよく飲んでいた。
それに麦茶も以前は麦をほうろくで炒って自作していた。
(これは近頃は面倒くさくてやらなくなったけど)
綿子さんの手作りの麦茶は香ばしくて本当に美味しかった。
おかげで翔ちゃんもハルちゃんも市販の麦茶は不味いと言って飲めなくなってしまったくらいだ。
最初腐ってるのかと思った

いぶきの森で出されるお茶は市販のパックで作った薄い麦茶なんだろう。
それよりはペットボトルのお茶の方がマシのようだ。
実は昨日、ハルちゃんは綿子さんのために急須でいれた緑茶を水筒に入れて持って来ていたのだがあまり起き上がれない綿子さんを見てこりゃダメだと持ち帰ったそうだ。
熱いお茶をこぼしたりしたら大変だもの。
もう少し角度が上がってしっかり座れるようになったらまた持って行ってあげて欲しい。
それまでペットボトルのお茶で我慢してね。


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昨日の続き

あとは綿子さんにどんな服を用意したらいいかだ。
茂造さんのように入浴ごとに着替えるだけなら、女性の場合どんな服を着ているのだろう?
ちなみに茂造さんは以前はよく便を漏らしていたこともあり、ジャージのズボンをはいている。
足首がゴムになっているタイプだ。
これなら洗ってもすぐ乾くし、裾上げしなくて済む。
上は長袖のTシャツとかおじさん向けのスウェットやその上から羽織れる前ファスナーのフリースなどを着ている。
そのまま寝るのであまり襟が無いもの、伸縮性があるものを選んでいる。

綿子さんもジャージにしようか?
それもどうなんだろう?
他の入所者さんはどんな服を着ているのだろう?
草野さんに尋ねてみた。

すると「綿子さんならご自分で着替えが出来るようなので、普段着とパジャマを両方用意してもらったらいいかと思います」との事だった。
自分で着替えができる人にはなるべく生活にメリハリをつけるためにも夜はパジャマに着替えてもらっているそうだ。
なるほど、そうなのか。
じゃあ、いつもデイサービスへ行く時に来ていた服を持って来ればいいんだな。
それよりパジャマはもう必要なくなると思っていたので今回の入院時には新しいのを買わなかった。
手首やお腹周りが結構シミだらけになっていたが、もう少しの期間だけだからと新調しなかったのだ。
けどまだまだ必要なようだ。
新しいのを買いに行かなくちゃ。

「それでは24日にこちらに移って来た時のために、普段着を明日持ってこようと思うんですが」

「えっと、24日に移る予定だったんですが、こちらの都合で23日に変更になったんです」

えっ!そうなの?
ま、24日だろうが23日だろうがどちらにせよかつおさんは出張中だ。
立ち会う訳ではないのでどっちでもいい話だ。
今、佐藤病院にある荷物はスタッフの方が運んでくれるそうだ。

「まだ入居前ですが、明日普段着一式を持ってきますので預かってもらえませんか?」

「大丈夫ですよ。明日、出勤する者に伝えておきます」

「服以外の物は多分、今、病院に持って行っているもので足りると思いますが、不足があれば連絡ください」

「分かりました。こちらから連絡するときは奥さんに電話した方がいいですか?」

「そうですね。洗濯のこととか持ち物のことなんかはわたしに連絡下されば対応します」

「出張中は携帯がとれないことが多いんです」

今までは連絡は全てかつおさんに入っていたが、先日の件のように話がよく分からなくなる事も多い。
直接、話が聞ける方がありがたい。
なんだかサポートじゃなくてメインになりつつあるのがちょっと不満だが...。

草野さんも感じのいい方だし、なんだか安心だ。
綿子さんが楽しく過ごしてくれるといいなと思う。
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