かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:パジャマ

昨日の続き

川上さんとスタッフさんは
「そしたら月曜日から来てな。米さんも待っとるで」
と帰って行った。

綿子さんは二人が帰ると早々に

綿「もう寝るわ。痛うていかん」

「パジャマに替える?それもしんどい?」

綿「いや、しんどいけど替えるわ」

とりあえずズボンだけパジャマに替えて寝転んだ。

綿子さんが横になってしまったので、買ってきたものを冷蔵庫にしまった。
今日も果物が大量だ。
けれど大好きな王林はなかったようでオレンジ、デコポン、バナナ、イチゴのラインナップだった。
それとまたも大量のパン。
そしてカステラとせんべい。
あとカボチャ(4分の1カット)を買っていた。
またもお惣菜はゼロだ。
が、ホタテのお刺身を買っていた。
でも刺身だけじゃ明日以降どうするつもりだろう。
一応、月曜日から土曜日まで宅配弁当を取ることにはしたが、それが決まったのはついさっきだ。
川上さんと達と面談中に決まったのだ。
買い物時はまだ決まってなかったのに。
もう計画的に買い物も出来ないようだ。
ほしいものを手あたり次第

綿子さんも寝たことだし、わたしとかつおさんは家に戻り昼食を食べた。
そして午後は牛屋(うしや)の片付けに取り掛かった。
牛屋と呼んでいるが牛を飼っているわけではない。
昔、そこで牛を飼っていたそうだ。
今は物置になっている。
ここも不要物、ようはゴミで溢れかえっている。
ちょうど明日は市の特別収集日でゴミを捨てられるので一気に片付けることにしたのだ。
ここも納屋同様、土ぼこりとネズミのフンで空気が悪い。
狭いのでゴミの量は知れているがほこり臭さが半端ない。
どんどんゴミを運び出すと軒下はすぐ一杯になった。
今度は分別しながら袋に詰める。
そうやって片付けていると綿子さんがフラフラとやって来た。
さっき「痛いから寝る」と言ったところじゃないか。
けど今回は本当に痛いのか早々に引っ込んだ。
痛いのに色々気になって動いてしまう。
本当に病気だ。
その後は外に出るとかつおさんに怒られるからか、痛いからか分からないが外には出てこなかった。

そして夕方4時過ぎ、ハルちゃんと数くん夫婦がやって来た。
綿子さんが退院したのでお見舞いに来たのだ。
先週おはぎを喜んでいたと聞いて、おはぎを持って来てくれた。
綿子さんちに行くと、綿子さんはベッドで横になっていた。
今回は本当に辛そうだ。

「ハルちゃんと数くんがお見舞いに来てくれたけど起きれる?ここに来てもらおうか?」

綿「起きて行くわ」

部屋から出てきた。
ハルちゃんたちから

・数「退院おめでとう。でもあんまり動き回ったらいかんで」

と声をかけられ、またも泣いてしまった。

綿「ありがとうなぁ。ハルちゃんの顔が見れるとは。嬉しいわぁ」

「おはぎ持ってきてくれとるで」

綿「うわぁ、ありがとなぁ。そしたら晩御飯にするわ」

ハルちゃん達が帰るとまたすぐベッドに戻った。
今回はかなり痛そうだ。
先週とは大違いだ。
このまま大人しくしていて欲しい。


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これで最後です

夕方、6時過ぎ、3人(わたし、かつおさん、翔ちゃん)で外食に行こうと玄関を出たら、畑にいる綿子さんを発見した。
まだ雨が降っているのに、傘もさしていない。
きっと足元はドロドロだろう。
もちろんパジャマだ。
もう病気だ。

翔ちゃんが「ばあさん、転ばんように気をつけなよ」と声をかけた。
すると綿子さんはかつおさんに向かって
「かつお、わたしの年金から翔ちゃんんに1万円渡してやってくれ」
と言い出した。
実は昼間もわたしがいない所で
「かつお、好子さんに世話になったから私の年金から1万円渡しといてくれ」と言ったそうだ。
かつおさんから
「よっちゃんには1万円渡せって言うのに、わしにはやるって言わんのや。どういう事や!」
とぼやくのを聞いていた。
ハッキリ言って一番世話をしているのはかつおさんだ。
なのにわたしや、たまに顔を見せるだけの翔ちゃんには小遣いを渡すのにかつおさんには無いんかい!
かつおさんの気持ちも分かる。

「ばあさん、わしは?わしには無いんか?」

すると

綿「お前はええ。後や。翔ちゃんにやってくれ!」

かつおさん、憐れ....

「ババァ!誰に一番迷惑かけとると思うとんや!誰が世話してやっとるか知らんのか!ほんま、全然死にそうにないやないか!先生に騙されたわ。心配するんでなかったわ。ほんま、死ね!」

お酒を飲みながら吠えるかつおさんであった。
かける言葉が見つからない。
これに心が救われる日が来るのだ


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5月13日 土曜日

とうとう綿子さんが一泊二日のお試し帰宅で家に戻ってきた。
とにかく色々なことがあった一日だった。
時系列で整理しながら書いていこうと思う。

まずわたしはいつも通り、実家の両親を買い物に連れて行くため出かけた。
11時前には綿子さんが帰ってくるだろうから、それまでには家に戻りたいので、いつもよりは早めに実家へ行った。
一方、かつおさんは9時半過ぎ、みどり整形へ綿子さんを迎えに行った。
このお試し帰宅中に飲むための薬を受け取り、綿子さんを連れて病院を後にした。
まずはスーパーへ向かう。
茂造さんが入所したことを伝えなければと思っていたら、綿子さんが大きなため息をつきながら
「あ~あ、また今日からじいさんの小言を聞かなイカンのか~」
と言った。
グッドタイミングだ。話を切り出しやすくなった。

「ばあさんには黙っとったけど、実はじいさんは、いぶきの森に入所したんや。急にしっこが出んようになっての。ばあさんが心配したらイカンと思うて、言わんかったんや」

綿「じいさん、居らんのか?」

「そうや」

綿「そら良かった」

かつおさんは綿子さんがガッツポーズをしているように感じたそうだ。(実際はしてないけど)
とたんに顔が明るくなった。

綿「またじいさんの世話をせないかんのかと思うたら憂鬱やったんや」
これが見合い結婚の闇か…

茂造さんが入所したことを伝えたら喜ぶんじゃないかなとは思っていたが、ここまで露骨に喜ぶとは思っていなかった。
以前なら「私ひとりになるから恐ろしいが」とか「お金がようけ要るやないか」とか言っていたのに。
そんなことは一切、言わなかった。

そしてスーパーに着いた。
かつおさんは「ばあさん、一人分だけ買ったらええんやで。じいさんは居らんのやからな。それに明日の夕方にはみどり整形に戻るんやから、今日の昼と夜、それに明日の朝と昼、4食分だけ買うんやで」
としっかり言い聞かせた。
綿子さんは「分かった」と答えた。

綿子さんは久しぶりの買い物に目を輝かせていたそうだ。
カートを押して歩く姿は以前通り。
気持ちが高揚しているのか、以前にもましてスタスタ歩いていたそうだ。

どこが死にそうなんや?
そう言えば咳もしないし、変な呼吸音も無い。
やっぱり先生の脅しやったんや!
かつおさんは確信したそうだ。

そして買い物を終え、家に戻った。
そこへちょうど実家から戻ったわたしが顔を出した。

「綿子さん、お帰り~。元気そうやな」

綿「好子さん、色々世話してもろて、ありがとなぁ」

「いや、大したことはしてないで。大変やったのはかつおさんやで」

綿「この服も好子さんが用意してくれたんやろ」

「そうれはそうやけど」

綿「買うてきてくれたんやろ。お金はどうしたん?」

「いや、これは前から持っとったやつやで。わざわざ買うたんと違うで」

綿「私、こんな服、持っとったんかな?」

帰宅時に着る服のチョイスは、確かにわたしがした。
かつおさんにはセンスがないから。
けれど服は買ってきたわけではない。
今日、来ている服は、昨年買った物だ。
昨年、デイサービスに通うようになり、着て行けそうな服が少なかったので買ってきた。
なので、新しい物好きの綿子さんが、昨年さんざん着ていた物だ。
1年経つと忘れたようだ。

そして早くもパジャマに着替えようとしていたのを止める。
もうすぐケアマネの川上さんが来ることになっている。
せめて川上さんが帰るまでは普通の服でいてほしい。
この家にあるパジャマは全て袖口やお腹の辺りが真っ黒だ。
比較的きれいだったものは今、病院にある。
なので着替えは阻止した。

そして買ってきたものを冷蔵庫にしまうのを手伝った。

続く



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2月22日、水曜日

かつおさんは今日も半休を取った。
綿子さんをみどり整形に連れて行くためだ。

今回、どこの病院に連れて行こうか正直迷った。
みどり整形には多少不信感がある。
けれど一番近いし、何といっても慣れている。
綿子さんがボケていることも分かっている。
それにあのリハビリ野郎はもういない。
あの後、退職したそうだ。

  ↓リハビリ野郎について書いた記事はこちら
  
  
  
  ↓あの後とはこのことです
  
綿子さんの件があったからではなく、その前に退職することが決まっていたそうだ。
なのでやっぱりみどり整形がいいだろうと判断したのだった。

「結果が分かったら連絡してね」とかつおさんに頼んで、私は仕事に向かった。

そして10時過ぎ、かつおさんから電話がかかってきた。

「ばあさん、入院になったわ。肋骨が折れとんやって」

「あらまぁ。やっぱり昨日、ゴゾゴゾしとったんやろか?」

「それが、今日も「どこも行ってないし、打ったりしてない」って言い張るんや。そしたら先生が「もうこの年になったら骨が脆くなっとるから、ちょっとした物をふんだだけで折れたりするんや」って言うとったわ。ベッドの上に物があって、その上に寝たりしたら、肋骨が折れることもあるんやと」

「なるほど」

「ほんで、先生がこれは入院せないかんわって。本人、一人で歩けんのや。朝も車に乗せるのに大変やったんや」

「肋骨が折れただけで歩けんの?なんで?」

「よう分からん。で、もしかすると入院することになるかもと思って、パジャマやスリッパや水筒とかすぐ要るような物は初めから持って行っとったんや。あとは夜、持って行くことになっとるんや。なんで下着とか会社から戻ったら見てくれる?」

「OK」

仕事が終わるとダッシュで帰宅した。
かつおさんは結局、丸1日休んだそうだ。
そして病院に持って行く物の準備をしたり、茂造さんの夜食用のお菓子や、朝食用のパンなどを買いに行っていたそうだ。
なので下着とパジャマ以外はほとんど準備が整っていた。

「あとパジャマと下着やけど、どれを持って行ったらええかな?」

「肋骨が折れとったんやろ。手は上がるん?上がらんのやったら前開きのシャツの方がええと思うで」

「分からんが」

「何で聞いてないんや。しゃあないから、とりあえずこの間ショートステイ用に買ったやつ持って行きなよ。前開きでないといかんのやったら、また買ってこんと、きれいなパジャマは無いで。けどもう冬物は、ほとんど売ってないんと違うかな?」

肝心なことをちゃんと聞いて来いよ!
ひとまず比較的きれいなものを持って行くことにした。

「ところで茂造さんには綿子さんが入院したこと伝えたん?」

「いや、まだや。そんなん後でええが」

それは違うやろ。
6時を過ぎても綿子さんが帰って来なかったら、茂造さんが心配するじゃないか。
また以前のように外に探しに行ったらどうするんだ。
綿子さんの方には、たちまち必要なものは持って行ってるんだから、そこまで急がないじゃないか。
優先順位を考えてよ。
相変わらずたすいなぁ。
苦労の差


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2月7日火曜日

午後、今度から綿子さんがショートステイに行く老健施設『いぶきの森』の契約をするためにケアマネの川上さんといぶきの森のスタッフさんがやって来た。
かつおさんは今日も半休を取った。

先日、茂造さんがショートステイでお世話になっている『風車の丘』の契約をしたばかりなので要領は分かっている。
どこも大体同じようなものだ。
違っていたのは今回はちゃんと綿子さんも同席したことぐらい。
かつおさんは綿子さんが「やっぱり行きとうない」と言い出しはしないかと心配して「ショートステイはホテルに泊まるようなもんやが。たまにはええやろが。それにじいさんが居らんかったら晩に一人で恐ろしいやろが」と全力で勧めたそうだ。
本人はすっかり行く気マンマンで「おお、ええのぉ」と言ったそうだ。
それにしてもかつおさんの言う事がコロコロ変わっていることに気付かないのだろうか?
わたしなら思いっきりツッコミたくなるが。

そして契約にあたって綿子さんの普段の様子の聞き取りがあった。
「普段寝る時はパジャマを着ていますか?」
綿子さんは「いつもパジャマです」と答えたそうだ。
かつおさんも「普段からずーーっとパジャマなんです」と付け加えたそうだ。
違うやん!!
それは正月前までのことやん。
正月以降ずーーーーっとセーターを着とるやん。
やっとここ最近、下だけパジャマにはき替えるようになっただけやで。
かつおさんの認識は全然上書きがされていない。
かつおさんもヤバイやろ。

その後かつおさんは日曜日に綿子さんが一人で買い物に行った話をしたそうだ。
川上さんもスタッフさんも大体この辺りの土地勘はあるのでビッグまで歩いて行ったと聞いて「いや~お元気ですねぇ。あそこまでなら、かなりの距離があるでしょう」と、とても驚いていたそうだ。
「前の日に買い物に連れて行って、大量に買って来たところなのにですよ」とかつおさんはグチったそうだ。
けれどその買ってきた物を軒下のシルバーカーに載せたまま忘れて、近所の猫に食べられていたことは言わなかったそうだ。

「えっ?なんで言わんかったん?」

「いや~だって恥ずかしいが~」

恥ずかしいのは分かるが、スタッフさんに綿子さんのことをよく理解してもらうためには置き忘れていたことは伝えた方がよかったのではと思う。
猫に食べられていたことは言わなくてもいいと思うが。
恥ずかしいとか言ってる場合ではなくて、今の状態をきちっと伝える事の方が大事では?
綿子さんのためにも、スタッフさんのためにも。
きてます


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