かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

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その後2階へ。
エレベーターを降りたところで畑田さんにバッタリ会った。
ちょうどいい。

「いつもお世話になります。これ茂造さんの靴を持ってきました。替えを届けてなくてこちらの靴をお借りしたそうですみませんでした。履き替えさせて借りてたものは洗ってお返ししますね」

畑「はい。ありがとうございます」

う~ん、やっぱりか。
ワンチャン、1週間も履いて無いから洗わなくていいですよと言ってくれるのを期待してたんだけど…。
残念。

日曜日、かつおさんが慌てて洗った靴は月曜日の朝にはまだ乾いてなくて今日持って来たのだ。
あいにく茂造さんはデイルームで食事中だった。
マジかー!最悪だ。
これがベッドで寝てるのなら靴を入れ替えるだけで済んだのに。
食べ終わるのを見計らい茂造さんのところに行き、ひざまづいて靴を履き替えさせた。
今日は仕事帰りだからスカートなのに汚れるじゃん。
それもこれもかつおさんのせいじゃないか!
これじゃサポートというよりフォローやん。
ホントもっとしっかりしてほしい。
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1月15日 水曜日

今日も仕事を休んだ。
白内障の手術を受ける実家の母の付き添いのためだ。
手術は午後1時からで12時までに来院するようにとの事だった。

11時過ぎ、ゆうくんを車に乗せ実家へ向かった。
そう、今日はゆうくんの子守りも頼まれていたのだ。
ハルちゃんは春からの仕事復帰に向け、一度職場に出向き今後の打ち合わせをしなければならなかった。
そのため平日に子守りを頼みたいんだけど何時なら大丈夫かな?と相談された。
わたしはこのところ自身の受診や今日みたいに母の付き添いやらでかなり有給を消費していた。
ちなみに白内障の手術は片眼づつ2週間の間を開けて行うので、また2週間後には休みを取る予定だ。
春からハルちゃんが仕事に復帰し、ゆうくんが保育所に通い始めたらいつヘルプの要請がくるかしれない。
なのでなるべく有給を残しておきたい。
それで今日は子守り&付き添いを一度に引き受けることにしたのだ。
母の手術は日帰り手術なのだが、術後1時間程度は病院で安静に過ごしてからでないと帰宅できないそうで、一応病室が用意されていて入院扱いとなるそうだ。
病室で過ごすならゆうくんを連れていてもなんとかなるだろうと考えたのだ。

実家に着き「お待たせ、さあ行こう」と声をかけると父まで立ち上がるではないか。
えっ?

「お父さんも行くん?」

父「おう」

マジか!!
父まで行くとは思ってなかった。
えっ、という事は子守りに加えて父のフォローもしなければならないじゃないか!
勘弁してくれー!

母にこそっと「お父さんも連れて行くん?」と尋ねると、

「私もお父さんは行かんと思っとったんやけど本人が行くって言い出したんや。行ってもすること無いから来んでもええでって言うたんやけど行くって言うんや。来るなとは言えんし~」

何気に嬉しそうだ。
父も『手術』と聞くとやっぱり心配なのだろう。
仕方ない。
一緒に行くか。
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昨日の続き

茂造さんは家に帰れないという事をなんとか納得してくれた。
しかし「ここに居るわ」と言った1分後にはまた「家に連れて帰ってくれー」と言い出した。
「それは無理やって。家には帰れんのやで」とまた言って聞かす。
けれどなかなか分かったと言ってくれない。
なだめたりすかしたり、いろいろ手を尽くす。
やっと「分かった」と言った。
が、またしばらくすると「家に帰る」と言い出す。
こんなことを3度も4度も繰り返した。
面会時間の10分はとっくに過ぎている。
これには困った。
実は隣の佐藤病院で綿子さんの薬を出してもらうよう頼んでいた。
11時過ぎに取りに行く約束になっていたのに思いっ切り過ぎてしまっている。
今日は午後休診日なので病院の方もヤキモキしているだろう。
なのでわたしだけ中座して佐藤病院へ向かった。
薬は準備してくれていたので支払いをし、5分もかからずにいぶきの森に戻ったのだが、わたしが席を外している間、茂造さんが怒り出して大変だったそうだ。
連れて帰ってくれと言っているのに置いていかれたと思ったようだ。
かつおさんが「わしが居るやん」となだめたが耳に入らない。
わたしが戻ってきて、ようやく落ち着いたそうだ。
しかし、それからまたも「帰る、帰る」が止まらくなった。
興奮して「なんで帰らせてくれんのや!」と怒り出した。

「しっこが出んのに家に帰るのは無理や」

「家に戻ったらしっこはじゃんじゃん出るようになるわ!うんこの袋も自分で替えれるし、なんちゃ問題ない!」

そんな訳ないやん。
けど、茂造さんはそう主張する。

「先生が帰ってええって言うまではいかんのや」

「先生やお前(畑田さん)らが勝手に言うとるだけで、家に帰ったらしっこは出るんや!なんで出んって決めつけるんや!」


本気で家に帰ればしっこも出るし問題ないと思い込んでいる。
帰らせてくれない先生や畑田さんが悪者の様な口ぶりだ。
興奮しているのでもう何を言っても耳に入らない。
お手上げだ。
話を逸らすしかない。

畑「茂造さん、お腹空いたやろ。もうお昼ご飯の時間やから部屋に戻ろう。な」

「家に戻って食べる」

いつもなら食べ物でコロッと釣ることが出来るらしいが、今日はそうはいかないようだ。
そしてどんどん声が大きくなる。

畑「息子さんの言う事は聞かないかんのやろ?」

畑「ごはん食べようで」

この二つを交互に伝え、終いには他のスタッフさんたちにも助けてもらい、ほぼ強引に二階へと連れられて行った。

やれやれ。
なかなかヘビーな時間だった。
こういうことが毎日のようにあるそうだ。
スタッフさんたちには本当に申し訳ない。

畑「茂造さんは地声が大きいのでちょっと怖いんですけど、手を出すことは無いので安心なんです」

精一杯のフォローだろう。
とにかく今回の説得は失敗に終わった。
申し訳ありません。
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム

茂造さんが二階に戻った後、畑田さんから今後のことについて話があった。

「とりあえず6月に区分変更の申請をしようと思います。そして受け入れてくれる特養を探していこうと思っています」
との事だった。
わたし達としては親身になってくれる畑田さんのいるこの施設にずっといさせて欲しいが、ここは老健なのでそうもいかないのだろう。
今後のことは畑田さんにお任せするしかない。
よろしくお願いします。

そして、一度二階の茂造さんの所へ行って戻ってきた畑田さんから
「今、やっと落ち着いて、お昼ご飯を食べています。食べながら「これを食べたら帰らせてくださいねっ!」と言ってるそうです」と聞いた。
食べ終わったらまた怒鳴り始めるんじゃ?
いい加減、この状況を理解して受け入れて欲しい。
頼むからスタッフさんたちの手を煩わせないで欲しい。
スタッフの皆さん、本当に申し訳ありません、いつもありがとうございます。


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