かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:ペットボトル

昨日の続き

その後かつおさんからもLINEが届いた。
お店に着いたのだろう。

『ばあさんの差入れは脱水が心配なので無糖の紅茶などいぶきの森で提供しているのと違ったものをお願いしますとの事』

どうも飲み物を持って行かなければならないようだ。
けどいぶきの森で提供されている飲み物とは?
普段何のお茶が出るのだろう?
肝心なところが抜けている。
帰って来たら聞いてみよう。

小一時間ほどして二人が帰って来た。

「お帰り~。ゆうくんはお利口やったで」

「ありがとう!」

「ところで綿子さん大丈夫なん?まさかいぶきの森で転んで骨折するとはなぁ」

「他の人助けようとして転んだって、ばあさんらしいわ。だけどそれも初めはなかなか状況が分からんかったんや。最初スタッフから電話がかかってきて骨折したって言われたんやけど全然違う説明やったんや。その後、看護師さんからの説明を聞いたらさっきの話やったんや」

「へぇ~。なんか混乱しとったんやろかな?」

「とにかく明日でええから飲み物とコルセットを持って行かないかんのや」

「飲み物っていぶきの森で出してくれんの?」

「それがばあさんがあまり好まんみたいで、あんまり飲まんのやって。だからちょっと違うものを用意してほしいって言うんや」

「いぶきの森では何が出よん?」

「分からん」

やっぱりか!
かつおさんの事だからちゃんと聞いて無いんじゃないかと思っていたが思った通りだ。
いぶきの森で出ているのはたぶん麦茶だろうと思う。
この前、2階の入所者さん達がお茶の時間に飲んでいるものを見たけど麦茶の様な色だったもの。

「そしたら適当に色々買ってくるわ。紅茶やウーロン茶や緑茶とかな。どれが好みか飲んでから教えてもらうことにするわ。ちょっと甘いのはダメなん?」

「糖尿病があるから無糖のものにしてくれって言われたわ」

「了解」

その後、綿子さんちに行き、押し入れから『装具』と書いた箱を取ってきた。
この箱の中には以前茂造家の大掃除をした際、いろんなところから出てきたコルセットや腰のベルトや腕を吊るアームホルダーなどを入れて保管していたのだ。
これらは全て綿子さんの物だ。
骨折して入院するたびに作ったり買ったりしたものだ。
ほんとよくこんなに骨折したものだ。
ごっついコルセットなどはもう使うことは無いだろうとは思いつつも、とりあえず保管していた。
今回どの程度の骨折なのか分からないし、どれを持って行ったらいいのか分からない。
なので腰用のものは全部持って行ってみよう。
久々に箱から取り出すとけっこうシミが浮いていた。
洗濯しても大丈夫だろうか?
よく分からないのでアルコールのウエットティッシュで拭くだけにしておいた。

あと綿子さんのタンスから介護用のシャツも取ってきた。
前が開くようになっている下着で、マジックテープで留めるようになったものだ。
もし動けないならこの下着の方がいいはずだ。
これも半袖、長袖と揃っている。
今までに何度も腰の骨を折って入院し、その度に買っていたからだ。
退院後は綿子さんが片付けるのでどこにあるか分からず、次に必要になった時には買うしかなかったのだ。
けれど今回はわたしが片付けてどこに何枚あるか大体把握していたので買わなくて大丈夫だ。
やはり整理整頓は大事だね。
やっててよかった

夕方買い物に出たついでにお茶のペットボトルを買ってきた。
これで準備は整った。
明日面会に行けばどんな様子か分かるだろう。
あとはそれからだな。


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夕方、晩御飯の準備をしていると綿子さんがやって来た。
またIHが動かなくなったそうだ。
きっとチャイルドロックがかかったのだろう、そう思いながら綿子さんちに向かった。

やはり思った通りチャイルドロックがかかっていた。
3秒長押ししないとかからないのに、なぜかかるのか不思議だ。
すぐ解除していつも通り使えるようになった。

綿「あれ?さっきまで全然動かんかったんや。なおったなぁ。よかったぁ」

早速とうもろこしを蒸し始めた。

わたしは茂造さんの部屋へ向かった。
さっき茂造さんの部屋を通ったのだがクーラーをつけているのにそこらじゅうの戸を開けっ放しにしていたからだ。
茂造さんの部屋は3方がガラスのひき戸だし、こないだリフォームして通路をつくったので、全部で5つのひき戸がある。
これじゃクーラーはフル回転で動き続けるだろう。
また高額の請求が来るじゃないか。

「茂造さん、クーラーがついとるから戸は全部閉めるわな」

と声をかけ戸を閉めてまわった。

茂造さんは暑いのか扇風機をすぐそばに置き、首振りにせず"強"風を直撃で浴びている。
だけど着ている服は冬物の長袖に冬用のズボンなのだ。
寒いのか暑いのかよくわからない。
布団も夏用のダウンの肌掛けと寒い時用にもう一枚綿毛布を出してあげているのだが、隣の部屋に置いてあった洗い替えの敷きパッドまで持って来ている。

実は茂造さん、昨年の夏はいつもダウンジャケットを着ていた。
その頃は綿子さんは入院中で不在だったし、デイサービスにも行っていなかったので着たきり雀だった。
なので中のダウンはへたってぺったんこになっていた。
だから本来のダウンの機能は無かっただろうけどとても暑かっただろう。
なんとか脱がせて洗濯してタンスに隠してもいつの間にか見つけ出してそれを着ていた。
そして自転車に乗って佐藤病院やコンビニへ通っていたのだ。
もちろん汗びっしょりだ。
どう見てもボケ老人そのものだった。

で、暑い暑いと言いながらクーラーをつけ最低温度にする。
そのうち寒くなるのだろう。
気づくと今度は30度の暖房を入れている。
両極端が過ぎるだろう。
高齢者になると暑さ寒さを感じにくいし体温調整がうまくできなくなるとは聞くがそれにしてもひどすぎるだろう。
とにかく水分補給はしてもらわないとと思い500mlのペットボトルのお茶を箱買いして置いていた。
茂造さんは喜んで飲んでくれた。
しかし1本飲みきらずにどんどん新しいのを開けるので枕元に飲みかけのペットボトルが溜まっていく。
もったいないがそんなこと言ってられない。
とにかく飲んでくれることがありがたい。
ペットボトルの箱買いは今も続けている。

この夏は早くも猛暑が続いている。
熱中症にならないようにもっと目配りしないとな。
優雅な生活


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