かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:ボケ

3月31日 月曜日

今日もかつおさんがいぶきの森へ洗濯物の回収に行った。
帰って来たかつおさんが「今日は久しぶりに隣のおばあさんに会うたんや~」と話しだした。
隣のおばあさんとは綿子さんの同室の方、隣のベッドの方のことだ。

「あれはイカンわ~。だいぶボケとるわ」

何?何?何があったんだ?

「おばあさんがカーデガンを羽織ろうとしとったんや。けど全然ちゃんと着れんでグチャグチャで肩に引っ掛けとるだけで無茶苦茶変な格好やったんや。わしびっくりしたわ!」

「肩に引っ掛けとるって、プロデューサー巻きしたんちゃうん?」

軽くボケてみた。

「そんなんちゃうって!プロデューサー巻きにはほど遠い格好や。ただただ、どこにそでを通すのか分かってないって感じや。ほんまグチャグチャやったんやで。それでわしがビックリしとったら、ばあさんが「あれで着とるつもりなんや」ってボソッと言うたんや」

「あらあら」

「あれではばあさんの話し相手にはならんと思うたわ」

なかなか相方に恵まれない。
残念だ。
それにしても隣のおばあさん、やっぱりかなりの痴呆なのね。
痴呆が進むと服もまともに着られなくなるのか。
怖いなぁ。
ほんとボケたくないなとつくづく思う。
ブログアイコン



↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


そして夜8時ごろ、秀夫さん(茂造さんの弟)の奥さんのひろ子さんから電話がかかってきた。
お正月に茂&綿を家に連れて帰ってくるのか?連れて帰るならいつか?との問い合わせだった。
かつおさんは「1日に二人を連れて帰る予定だったんですけど、ばあさんは同じフロアでコロナの感染者が出たので連れて帰るのは止めたんです。じいさんだけ連れて帰ってくる予定です」と伝えた。
するとひろ子さんは「姉さんが戻らんのやったらお正月に伺うのは止めとくわ」と言ったそうだ。
そりゃそうだろう。
ひろ子さんは8月に茂造さんに会っている。
かなりボケていてひろ子さんの事も全然分かっていなかったし、ほかの人のこともほとんど忘れているのを実際に見た。
妹の梅ちゃんの事だって分からず「あんた誰かな?」を連発していたのを目の当たりにしている。
なので茂造さんにわざわざ会いに来ようとは思えないだろう。
綿子さんとは同じ嫁の立場だし、昔から「姉さん」と慕っていたので久しぶりに会いたかったのだろう。
8月は綿子さんは骨折してあまり動けなかったから帰宅できず会えなかったから。
こうやって会いたいと連絡をくれるのは本当にありがたいことだ。
しかし今回も無理です。
なかなかタイミングが合わず残念だ。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


昨日の続き

夜8時過ぎ、梅ちゃん(茂造さんの妹)ちから電話がかかってきた。
耳の悪い梅ちゃんに代わって旦那さんの松男さんからだ。
年末年始に茂造さんを家に連れて戻るのか?との問い合わせだった。
かつおさんが1日に連れて戻る予定だと伝えると
「1日か~。1日はちょっと無理やなぁ~」と言ったそうだ。
他に予定が入っているそうだ。
残念。

茂造さんはボケがかなり進んでいて、梅ちゃんのことも話には出るが実際会っても梅ちゃんだと分からない。
「あんた誰かなぁ?」とわたし達に会った時と同じ反応だ。
なのでこちらから「1日に連れて戻るので会いに来てやって」と声をかけづらい。
今回は残念ながら予定が合わなかったが、向こうから聞いてくれるとやっぱり嬉しい。
ほんとありがたい。
次回また会えるといいね。
ブログアイコン



↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


昨日の続き

茂造さんが「腹が減ったのぉ」と言い出したのでスイカを出した。
「美味いのぉ」と美味しそうに食べる。
スイカなら水分も取れて一石二鳥だ。

そうしているとひろこさんがやって来た。
仏壇のお参りをすませ茂造さんのもとへ。

ひ「お義兄さんご無沙汰してます。お元気ですか?」

「あんた誰な?」

ひ「ひろこです。秀夫さんの嫁のひろこです」

マスクを外して顔を見せた。

「おお!ひろこさんな!秀夫んとこのな!よう来てくれたなぁ」

おっ⁉分かったのか?
やはり若い頃の記憶は比較的出てきやすいようだ。
ひろこさんが秀夫さんの奥さんだという事はスッと分かる。
しかし目の前の人がひろこさんだという事はすぐ分からなくなる。
暫くするとまた「あんた誰かな?」と尋ねていた。

ひ「ひろこです」

ひろこおばさんも茂造さんの点呼に付き合わされている。
申し訳ない。

ひろこさんにお茶と茶菓子を出した。
さっきスイカを食べたばかりの茂造さんにはあまり食べさせたくないがひろこさんにだけ出すと欲しがるのは目に見えている。
なので茂造さんにも出したら茶菓子のまんじゅうに夢中になり少し静かになった。
子どもかよ!!

そうしていると梅ちゃん一家がやって来た。
梅ちゃんと旦那さんと一人息子のタケちゃんが揃ってお参りに来られた。
三人がお参りをすませた後、リビングでみんなで談笑した。
久しぶりに大勢が揃って嬉しいのだろう、茂造さんはひたすら喋り続けた。
相変わらずみんなの点呼に余念がない。
そして昔のことをいっぱい話す。

「あんた誰かな?」

梅「梅やがな、兄ちゃん」

「おお梅ちゃんか!元気か?あんた誰かな?」

松「松男です」

「梅ちゃんのだんなやの!あんた誰かな?」

タケ「タケオです」

「おお~タケオか~。よう来たのぉ」

一応関係性は分かるようだ。
けどやはり目の前の人が誰かは分からなくなる。

「わしの兄弟は4人や。秀夫と梅子ともう一人おったのぉ」

好「花さんやん」

「おお!そうや!あれは横浜におるんやのぉ」

ところどころちゃんと憶えている。

「そうや〇〇にもおったがのぉ?誰やったかの?」

梅「それは私や」

「おおそうか」

またしばらく昔の話をする。
小さい頃のことや為五郎の事や兄弟との思い出を話す。
そして

「梅ちゃんは今どこにおるんやろか?」

梅「ここや!」

みんな大爆笑だ。
まるで漫才を見ているようだ。
梅ちゃんはさっきからずっと茂造さんの隣に座っている。

梅ちゃんたちやひろこさんにも茂造さんがかなりボケてしまっていることがしっかり伝わったことだろう。
これに懲りずにまた会いに来てくださいね。
syugooo


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村









昨日の続き

そしておばさんは「ところで綿子さんは大分悪いんな?まだ帰って来れんの?」
と言った。

「いえ、体の方はすっかり良くなってるんですけど、痴呆の方が進んでるんで、入院していた佐藤病院からそのままいぶきの森に入所したんです。なのでもう帰っては来ないんです」

お「そうなぁ。けど痴呆って、そんな感じはなかったけどなぁ」

「みんなそう言うんですけど、大分きてたんです。でもちょっと話したくらいでは分からないもんみたいです」

お「そうみたいやな。この間な、〇〇さん(元ご近所さん)が息子さんと一緒に来たんやけど、息子さんが同じようなこと言うとったわ。今、しっかり会話出来とるけど明日になったら全部忘れとるんやって」

〇〇さんもかなりきてるのね。

お「昔はしっかりした人で車も運転して一人でどこでも行くし、何でもシャカシャカする人やったのに。いつもキレイに化粧してこざっぱりしとったんやけど、こないだ来た時は化粧もしてないし、なんか歳とった感じはしたんや。けど喋ったら普通なんやで」

綿子さんもちょっと会話しただけではボケてるとは思えないとみんなに言われたよな。
けどパジャマでウロウロしたり、シミだらけの服で出かけたりとかしてたっけ。
やっぱりボケるとみな同じようになるんだなぁと感じた。

「米さんが先にボケて、綿子さんがその後を追いかけてる感じなんです」

お「米さんもボケとるんな?」

おばさんは米さんがボケて入所したことは知らなかったようだ。
そこで米さんが出かけると自宅への帰り道が分からなくなってきたので家族が心配して入所させたことを伝えるととても驚いていた。

お「ここで綿子さんと話するのが楽しみやったから、残念やわ。綿子さんとわたしは里が近くでな。昔の話とかも出来てよかったんや」

おばさんちの畑とうちの畑は隣あってるので、畑で会ってはおしゃべりしていたのだ。
おばさんもよくおしゃべりしていた相手がだんだん減ってきて寂しいのだろう。
わたしとはこんなにしゃべったことは無かったのだが、今日は話が止まらない。
自分もボケてきてるかもしれない、息子に「それさっきも聞いた」って何度も言われるんやとか、3食の食事の支度が大変だとか、コロナが怖いとかいろいろ話してくれた。
綿子さんも同じだったんだろうなと思う。
もっと話相手になってあげればよかったとちょっと後悔した。
最後におばさんは「長々とごめんな」と言って帰って行った。

家に戻るとかつおさんが「何しよったん?えらい時間がかかっとったな」と言うので

「向かいのおばさんに会って話込んどったんや。おばさんが綿子さんいつ戻ってくるん?って言うから入所したんやって言うたら驚いとったわ」

「ええっ⁉」

「どしたん?」

「いやこの前わしもおばさんに「綿子さんは?」って聞かれて入所したって言うたのに。「そうな入ったんな」って言うとったのに」

やはりおばさんも大分きているようだ。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村









↑このページのトップヘ