かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:リモコン

ひき続き7日のこと

二人の面会を終えると急いで家に戻り、綿子さんに届けるテレビの準備をした。

テレビは古いが16インチくらいの物がある。
今は使ってないが多分まだ壊れてはいないはずだ。
コンセントを差し動作確認したらちゃんと映った。
が、付属のリモコンは電池を変えても反応しない。
なので綿子さんちに大量にある汎用リモコンを持ってきて設定し直した。
あとはアンテナ線とテレビ台を用意しなくては。
アンテナ線は押入れにしまい込んでいたものがあった。
なんでも取っておいて良かった。
テレビ台は綿子さんちから手頃な大きさの台を取ってきた。
あと週間テレビ番組表も用意した。
よしこれでOK。
あと倒れないよう滑り止め等はホームセンターで買って行こう。

もう一度ゆうくんを連れ出すのはためらわれたので、わたしとゆうくんは残り、かつおさんと数くんとで設置に行った。

小一時間ほどして二人が帰って来た。

「どう?綿子さん喜んだやろ」

「それが設置は上手いことできたんやけどイヤホンを持って行くのを忘れとったんや」

あっ!
そうか二人部屋だからイヤホンは必須やん。
イヤホンも今まで入院するたびに買っていたので3つほど家にあった。
白の両耳用、黒の両耳用、白の片耳用だ。
綿子さんのベッドは真っ白なシーツが敷いてあるので黒の方が分かりやすくていいだろう。
今度はわたしが黒いイヤホンを届けに行った。

綿子さんの部屋に入るとテレビの番組表を眺めていた。
テレビはしっかり付いていた。
音がなっている。
幸い隣の人は不在だった。

綿「あら、好子さんまた来てくれたんな。ありがとなぁ」

「早速テレビ見よるんやな。どう?使い方分かる?」

綿「分かる、分かる。これ、さっきつけたばっかりなんや。もうちょっとしたら『笑点』やから」

テレビの横の時計を見ると4時15分過ぎだった。

「ほんまや。もうちょっと待たないかんな」

綿「これを押したらええんやろ」

と④のボタンを押した。
画面に笑点メンバーが映った。
えっ?
まだ4時15分やん⁈
よ~く見ると時計は動いてなかった。
わたしもバタバタしていたので時間の感覚が全く無くて分かってなかったが、もう6時前だった。
この時計はさっきかつおさん達がテレビと一緒に持って来たものだ。
そう、この部屋には時計もなかったのだ。
今まではデイルームに行けば時間が分かったが、ベッドに寝たまま動けないのでは時間がさっぱり分からないだろう。
それではちょっと困るだろうと思い、持って来たのだ。
持ってくる前に電池も入替え、時間もあわせていたのだが、運んでいるうちに電池がずれて止まったようだ。
せっかく笑点を楽しみにしてたのに残念ながら残り5分くらいしか見ることができなかった。
ごめんね。
まったくカツオは

イヤホンを差し、これで隣の人に迷惑にならんからいつでも好きなだけ見れるでと言うと

綿「けどあんまり長いこと見たらお金がようけいるやろ。だからあんまり見んようにしようと思っとんや」

「いやいや、いくら見てもかかるお金は同じやから大丈夫やで。好きなだけ見たらええで」

綿「ほんま!うわ~良かった~。ありがとなぁ~」

月1000円というのはあえて伝えなかった。
綿子さんが元気になってまた動けるようになったらお金がかかるからと言って撤去するつもりだからだ。
今、入所している人で部屋にテレビを設置している人は多分いない。
なので元気になったら持って帰ろうと思っている。
1000円くらいなら置いといてくれって言われたら困るから伝えないでおこう。

「そしたら帰るわ」

綿「ありがとなぁ」

テレビの効果かずい分明るい顔になっていた。
これで大好きなテレビが存分に見られるからちょっとは気もまぎれるだろう。
とっても喜んでもらえたし、ボケ防止の効果もあるだろうし良かったなと思う。


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昨日からの続き

なんだかどっと疲れた。
家に戻りちょっと休憩しよう。
かつおさんは来週、不燃ごみの回収日があるからゴミ出しの準備をするわと言って車庫へ出かけて行った。
先週、納屋の片付けをして出た大量のゴミを処分するためだ。
ご苦労様。

かつおさんと別れ、家に戻り、ホッとしたのも束の間、綿子さんがやって来た。
ピーンポーン
玄関を開けると「テレビのチャンネルが変わらんのや」と言う。
仕方ない。
綿子さんちに向かった。

「綿子さん、こんな事やったらわざわざ言いに来んと電話しなよ。転んだら大変やがな。来週、退院できんようになるで」

綿「いや、居るかどうか分からんかったから」

居らんかったら諦めるしかないんだから、電話でも一緒やん!
なんでわざわざ言いに来る必要があるん?
心の中でつぶやいた。

そして納屋を通り抜けながら言った。

「今、ツバメが来よるから、扉は開けといてな」

綿「来よるん知っとるで。ほんだから扉は開けといたで」

「いや、さっき閉まっとったって翔ちゃんが言うとったで。ツバメが納屋に閉じ込められて困っとったって」

綿「えっ⁉そうなん?じいさんも居らんのに誰が閉めたんやろか?」

あんたしか居らんやん!!
綿子さんが入院中、納屋の扉はいつも開けてましたから。
言っても無駄なので何も言わない。
ぐっとこらえる。
犯人はいつもひとつ

気を取り直して綿子さんちの中へ。

「ところでどのテレビのチャンネルが変わらんの?」

綿「台所と私の部屋のテレビや」

「えっ⁉二つとも?」

確認すると台所のテレビはチャンネルが変わらなかった。
このリモコンはまだ買って半年も経ってないはず。
早くも壊れたのだろうか?
いろいろボタンを押していたら、数字ボタンは反応しなが⇧上⇩下ボタンは反応することが分かった。

「ココを押したら変わるみたいや。面倒くさいけどココを押してな」

綿「分かった。あ~良かった~。それから私の部屋のも見てくれる?」

「はいはい」

綿子さんの部屋のチャンネルは全く問題なく変わった。

綿「あれ~?さっきは変わらんかったのに」

どうせ台所のリモコンを押していたのだろう。
とにかく解決した。
帰り際にもう一度言う。

「用事があったら電話しなよ。お試し中に怪我したらどうするん?」

もう何回言わせるんだ!


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1月2日。
この日は私の実家へ年始の挨拶に行ったり、初詣でに行ったりして夕方まで出かけていた。
4時過ぎに家に戻り久しぶりにのんびりしていた。
かつおさんは

「アニキのおかげでゆっくりできるわー。ばあさんがうちに来んと思うだけで気が楽やー」

とご機嫌だった。
前日の米寿のパーティー以降、綿子さんの顔を見ていない。
本当に典さんに感謝だ。

そしてそろそろ夕飯の用意をしようかと思っていたら
「ピーンポーン」
チャイムが鳴った。
えっ!誰?まさか綿子さんか?
かつおさんが恐る恐る玄関に出て行った。
やはり綿子さんだった。
また台所のテレビがつかなくなったそうだ。

「そんなんアニキに見てもらえ!」

綿「典夫は出掛けとんや」

典さんは近所の幼馴染たちと会食に出かけたあとだった。
12月30日から1月4日までの滞在中、典さんが自分の用で出かけたのはこの時だけだ。
なのに綿子さんは狙ったようにわずかな間に用事を作ってやって来る。
かつおさんは安心しきっていただけにがっかり感が半端ない。
でも仕方ない。
テレビは綿子さんの命だ。
綿子さんについて行きテレビを見てみた。
するとなぜか主電源が切れていたそうだ。
いつもリモコンで操作するのに何で?

「もうあの二人のやることは分からん!考えるだけ無駄や!」

それもそうだ。

やれやれ、もう来ないだろう。
そう思ってまた夕飯の用意をしていたらまたも綿子さんがやってきた。
今度はテレビのリモコンが動かないとの事だった。
えっ!?つい先日買い替えたばっかりやで。
またまた綿子さんちに行ったかつおさん。
綿子さんの言う通り、リモコンの調子が悪くなっていたそうだ。
えーー!!なんで?
かつおさんの推理では多分リモコンに水分をかけたのだろうとの事だった。
ならあり得る。
それにしても一体何台壊したら気が済むんだーー!!
また買ってこなくては。
わざとか?


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翌、日曜日、買い物に行く予定はなかったが綿子さんちのテレビのリモコンを買って来なくては。
テレビがつかないと死んでしまうのかと思うぐらい大騒ぎする。
そのくらいテレビは重要らしい。
さっさと買って来て届けなくては。

近くのホームセンターでなるべくシンプルなものを選んで買ってきた。
かつおさんが届けに行くと綿子さんはどこに行ったのか家に居なかったそうだ。
なので食卓テーブルの上に置いて帰ってきたそうだ。

しばらくすると綿子さんがやってきた。
てっきりリモコンのお礼を言いに来たか、使い方を教えてもらいに来たんだろうと思ったのだが違っていた。

綿「かつお、今日は買い物に行かんのか?」

また買い物の話かい!

「はぁ?何を言うとんや!昨日一緒に行ったやないか!」

綿「そうやったんかのぉ?もう食べるもんが無いんや」

「そんなことあるか!昨日ようけ買うとったやないか!まだあるやろが!」

綿「そしたら今日は行かんのか?」

「行かへん!!」

綿「ほうか~。しゃあないのぉ~。押し車でも押してボチボチ行ってこうか~」

またこれか!!
先週、わたしと全くおんなじ会話したで!!
あの時も前日に買い物に行ったこと忘れたみたいに言うとったけど、本気で忘れているのかとぼけているのかいまいち分からなかった。
かつおさんにも伝えたが「とぼけとんやろ」って言っていた。

が、今日、かつおさんは実際目の当たりにして
「ほんまに昨日の事忘れとるみたいやったわ!ボケが進んどるんやろか?」
と心配し始めた。

そしてかつおさんは綿子さんは家に戻っただろうと思い、リモコンの使い方を説明しておこうと出て行ったのだが、すでに綿子さんは居なかったそうだ。
我が家に買い物に行くのか聞きに来る前から押し車に財布を入れていて、すぐに出かけられるようにしていたのだ。
かつおさんに断られ、さっさと押し車を押して出かけてしまったのだった。

「なんで毎日毎日買い物に行かないかんのや!もう勝手にせえ!またコケて入院したらええが!」

もう心配するのもアホらしい。
綿子さんの買い物に対する執着が恐ろしい。
つまんねー人生だな(笑)


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先日から綿子さんちの台所のエアコンのリモコンが行方不明になっていた。
朝、かつおさんがカバンのチェックに行ったら寒い台所でエアコンも付けずに食事をしていたそうだ。
「ケチケチせんとエアコン付けろよ」
とスイッチを入れようとしたらリモコンがない。
かつおさんは思いつくところを全部探したがどこにも無かったんだそうだ。
仕方ないので綿子さんに
「どこに持って行ったんや。ちゃんと探しとけよ」
と言って仕事に向かったそうだ。
その後、何度か綿子さんに
「リモコンあったか?」
と聞いたが
綿「無い」
「ちゃんと探したんか?」
綿「・・・・」
といった調子でリモコンは行方不明のままだった。
この二人は探し物を見つけるのがとても下手だ。
わたしは、しょうがないなぁ、この土曜日に寝具の交換に行くからその時に探してみようと思っていた。
すると土曜日の午前中、綿子さんと買い物に行ったかつおさんが汎用リモコンを買って来てしまった。

「えっ?!リモコン買うたん?」

「だって探しても出てこんのに」

「探すのが下手なだけやろ。今日の夕方行った時に探したろと思とったのに」

「まぁええが。どうせおかんの金やし」

いやでも絶対あるはずやのにもったいないなぁと思っていた。

そして夕方、寝具の交換に行った時の事。
まず先に交換を終わらせてからリモコンを探そうと作業にかかった。
布団をはぐり、ついでにへッドボード替わりの手作りの棚も一旦よけて掃除機をかけようとしたら、そこからリモコンが出てきた。
しかも二つ!!
台所のエアコンのリモコンと綿子さんの部屋のエアコンのリモコンだった。
たぶん綿子さんは自分の部屋のリモコンをベッドの隙間に落としてしまい行方不明になり、台所のエアコンのリモコンを持ってきたのだろう。
そしてそのリモコンもベッドの隙間に落としてしまいこんな事になったのだろうと思う。
照明のリモコンやテレビのリモコンはちゃんと棚にあった。
それらのリモコンよりエアコンのリモコンの方が大きいのになぜエアコンのリモコンばかりが落ちるのか?
不思議だ。
でもやっぱりここにあったか。
たぶんこの辺にあるだろうと思っていた。
やはりかつおさんは探し物を見つけるのが下手なことが判明した(笑)

「いや~じいさんのベッドの下は見たんやけど~」

かつおさんは綿子さんに引っ張られて何か困ったことがあるとすぐ茂造さんのせいだと思ってしまう。
かつおさんそれは間違いやと思うで。
綿子さんも結構やらかしとるで。
IMG_1373
↑たった半日でお役御免になった汎用リモコン


※ヘッドボード代わりの棚を作った時の話はこちら


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