かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:不機嫌

昨日の続き

ベッドの位置を替えたと伝えに来てくれたスタッフさんから「ちょっといいですか?」と尋ねられた。

「はい。なんでしょう?」

ス「綿子さんなんですけど、今の状態に慣れてきたみたいなんです。それで今はベッドの横にセンサーマットを敷いてるんですけど、除けさせてもらおうかと思いまして。見られたり手を出されるのを嫌がるんですよ」

そうだよね。
元々そういう性分だよね。
ちょっと元気になるとやっぱりそうなるよね。

スタッフさんの説明によると、センサーマットが鳴って急いで駆けつけても「一人で大丈夫や」と不機嫌になるそうだ。

先日からベッドの脇にはしっかりした手すりを設置してくれていて、ベッドへの乗り降りもしやすいようにしてくれている。
センサーマットを除けてもいいんじゃないだろうか。

「いいですよ。除けてください。本人が嫌がるんでしょ。分かります。もしこれで転んでも自業自得と言う事でいいんじゃないかな」

ス「じゃあ除けさせてもらいますね。とにかく手を出されるのが嫌みたいで、就寝前に見回りに来ても部屋のドアが開く音が聞こえたら、シャッとカーテンを閉めちゃうんですよ~」

うわ~目に浮かぶわ~。
これは性格なのでどうしようもないよね。
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昨日の続き

いぶきの森へ着くと綿子さんはスタッフさんに付き添われ4階へ戻って行った。
かつおさんはそれを見送った後、草野マネージャーからここ一週間の綿子さんの様子を聞いた。

草野さんの話によると、綿子さんは「家に帰りたい」とは言わず、穏やかに過ごしているそうだ。
そして米さんとは再会し、二人とも喜んでいたそうだ。
その事はさっき車の中で綿子さんからも聞いていたそうだ。
綿子さんは米さんのことを「ちょっと痴呆が進んできたみたいや」と言ったそうだ。
ちょっとどころでないはずだ。
もうかなり進んでいると聞いている。
数年前のこと、まだ米さんが自宅にいた頃、かつおさんが綿子さんに「米さんボケとるって噂に聞いたけどほんまか?」と尋ねると「そんなことないぞ。ボケとらへんわ」と言っていた。
米さんちはすぐ近所なので綿子さんはしょっちゅう顔を合わせていた。
綿子さんは本当に気付いてないのか、それとも認めたくないのかよく分からなかった。
デイサービスでさくら苑に通うようになって、入所していた米さんと再開した時も米さんがボケているとは言わなかった。
が、とうとう気付いたのか?認めたようだ。
やっとかい!

そして茂造さんとはやはり会おうとしないそうだ。
が、茂造さんのことを物陰からこっそり見ていたそうだ。
なので草野さんは「お父さんに会ってみる?」と声をかけたそうだ。
すると明らかに不機嫌そうな顔になり「ええ!!」と首を横に振ったそうだ。
そして急いで立ち去りながら後手でしっしっというように手を振ったそうだ。
あちゃ~。
よっぽど嫌なんだろうなぁ。
けど気にはなるという事かな。
茂造さんも嫌われたものだ。
そして茂造さんは綿子さんが同じいぶきの森にいる事を知らない。
ちょっと可哀そうな気もする。

とにかく綿子さんはいぶきの森で生活すると覚悟を決めたようだし、わりと楽しく過ごしているようだ。
大勢いるから夜、怖いという事もなくなっただろう。
なんとかなじんでいるようで一安心だ。

覚悟ができたのなら綿子さんも時々面会したり、家に連れて帰ったりできそうだ。
けど二人一度にという訳には行かないようだ。
めんどくさいなぁ。
倍の時間が必要になるじゃないか。
仲良くしてくれたらいいのに。
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ひき続き10月28日のこと

ところで茂造さんが家に戻って来ていた間の綿子さんの様子はというと、
茂造さんとかつおさんが家に戻ってまず仏壇を参ったのだが、その後、台所へやって来ると
「私、もうしんどいからちょっと寝るわ」と言い出した。
はぁ?
茂造さんが帰って来たとこやん!
避けるようにしなくてもええやん!

「今からお昼の用意するけど、綿子さんは後で食べるんな?そしたらうどんやから自分で温めて食べてな。そうか、今食べるんやったら一緒に準備するで」

綿「それやったら今、食べようか」

茂造さんと一緒にいる事と自分で食事の用意をする事を天秤にかけた結論は一緒に食べるだった。
どれだけ炊事が嫌いなんやねん。

お湯を沸かしている間に、お刺身を盛った皿や巻きずしをテーブルに並べた。
うどんとお刺身で十分だとは思うが、物足りなかった時のために巻きずしを用意したので、これは分けずに出した。
巻きずしは6切あったのだが、それを見て綿子さんは
「これ3つはお父さんのやけど、あとの3つは私のやからな!食べんといてよ!」
と言い放った。
えっ?
わたしとかつおさんは数に入ってないんかい!
それよりだ。

「いやいや、茂造さんはめったにこういうの食べられんのやから好きなだけ食べさせてあげなよ。綿子さんにはまた買うてくるから」

一応、買って来たけど、そんなにたくさん一度に食べられるわけないじゃないか。
そんなに目を剥いて言わんでもええやん!

お刺身は茂造さんと綿子さんにだけ用意し、わたしとかつおさんはうどんにちくわの天ぷらを乗せる予定だったのだが、その天ぷらを見て「それは晩に食べるから置いといて」と言う。
いやいや、あなた揚げ物は好かんって言うとったやん。
だから天ぷらでなくて刺身を用意したのに。
どれだけ食べ物に執着しとんや。

そして食後に茂造さんがよく喋るのを面白くない顔をして見ていた。
時々、会話に参加するが、口調が偉そうで、声のトーンもいつもより低い。
茂造さんとの会話の中で典さんの話が出たので、典さんにLINEのビデオ通話をかけて話をしたのだが、典さんと茂造さんが通話中はあからさまに面白くない顔をしていたが、綿子さんに典さんと通話できるようにスマホを向けると、途端に声のトーンが上がった。
「典夫、元気か?」
その10分の1でもいいから茂造さんにもあたたかい言葉をかけることは出来ないのか?
不機嫌な様子を隠そうともしない。
まっ、茂造さんはそういう事には疎いので全く気付いてないのが救いなのだが。

その後、茂造さんんとかつおさんが散歩に出かけると、さっさと自分の部屋へ寝に行った。
茂造さんたちはすぐ戻って来たのだが、部屋から出てこない。
そして翔ちゃん達が来たことに気付くといそいそとリビングにやって来た。
孫と喋る時と茂造さんと喋る時の声が違う。
顔つきも違う。
あからさま過ぎますやん!
これもボケから来ることなのか?

そしてケーキを食べ終え、お皿を洗うためにわたしが席を外していた時、翔ちゃん達から茂造さんが4時過ぎに施設に戻ると聞いたのだった。
途端に顔が明るくなったそうだ。
そしてわたしとかつおさんが茂造さんをお墓へ連れて行こうと車に乗せているとわざわざついて来た。
そして出発する車に向かって満面の笑みで手を振ったのだった。

この二人を見ていると淋しい気持ちになる。
こういう姿を見るたびに綿子さんには何もしてあげたく無くなっていくのだった...。
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