かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:二人一緒に

8月14日 木曜日

今日はいよいよ茂&綿に二人を家に連れて帰る。
前に連れて帰ったのは1月だったから7カ月ぶりだ。
すっかり間が空いてしまった。
以前は月に1度は連れて帰ってあげたいと思っていたが、負担が大きくて無理だと悟った。

とにかく目が離せない。
段差だらけの家なので移動するときは付き添ったり見守ったりが必須だ。
普段段差のないフラットな施設で生活しているので、いくら我が家とはいえ心配だ。
本人たちはそんなこと思ってもないだろうから勝手に動こうとする。
なので目が離せない。
その上、綿子さんは隙あらばこっそりポケットに何やら忍ばせて施設に持ち帰ろうとするしね。

それと綿子さんは相変わらず茂造さんに自分が同じ施設に入所していることを知られたくないというのでその事にも気を遣わなければならない。
色々、面倒でついつい連れ帰るのを先送りにしてしまう。

今日は二人を一緒に車に乗せて連れ帰ることにした。
二往復なんてしてられないもの。
まずは綿子さんを連れ出し車に乗せて待っていてもらい、その後で茂造さんを連れ出して車に乗せる計画だ。
そして今回、綿子さんは『風車の丘』に入所しているという設定にする事にした。
『風車の丘』は以前茂造さんがショートステイで何度かお世話になった事がある特養だ。
そう設定した方が話しがしやすいだろう。
これまで茂造さんには綿子さんは病院に入院してるとか色々誤魔化してきたけど、家にはいないという事だけは理解してもらいたい。
家に帰っても誰もいないって分かったら帰りたいと言い出すことも少なくなるだろうと思うから。
なので積極的に綿子さんは施設に入ってるって言いたい。
もし「どこに?」って聞かれた時、スッと答えられるよう設定を明確にしたのだ。
かつおさんが迎えに行ったのだが、計画通り先に車に乗せた綿子さんに「ばあさんは風車の丘に入所しとることになっとるからの。じいさんと一緒なとこに居ることがバレたらイカンのやろが。」と伝えた。

それから茂造さんを迎えに行き、車に乗せたのだが、茂造さんは綿子さんを見ても誰だか分かっていなかったそうだ。
知らない人だと思っている様子だったそうだ。
やっぱりね。
綿子さんは自分の事が分からない茂造さんにショックを受けているようだったそうだ。
茂造さんを嫌って会いたがらないくせに、忘れられるとショックだとは複雑な女心だね。
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12月27日 金曜日

かつおさんが長い出張から戻ってきた。
早速正月の予定を詰めなくては。
とりあえず1日に茂&綿を家に連れて帰るところまでは決まっているが細かい打ち合わせをしないと。

話し合いの結果、朝10時過ぎに迎えに行き、午後4時頃送り届けることにした。
以前は綿子さんが茂造さんに同じいぶきの森に入所していることを知られたくないと言うのでわざわざ2往復したりしていたが、そんな面倒くさいことやってられない。
なのでまず綿子さんを連れ出して車に乗せ、待たせておいて茂造さんを連れ出して一緒に連れて帰ることにした。
帰りはその逆。
先に茂造さんを施設に戻し、その間綿子さんには車内で待っていてもらう。
そして綿子さんを4回へ連れて行く。
こうすればいいじゃないか。
茂造さんには綿子さんも一緒に迎えに来た&送りに来たことにすればいい。
名案だ。
ま、そんなこといちいち言わなくても何の疑問も持たないとは思うが。
念のためだ。

そしてお昼ご飯に何を用意するかだ。
お正月っぽいお御馳走をとは思うがおせちは作るのは手間だし買うと高いし。
お餅はやはり危険なのでパス。
それに温かい物の方がいいのでは?
鍋なら簡単だしいいんじゃないとは思うが茂造さんと一緒の鍋をつつくのはみんな嫌だろう。
う~~ん、難しい。
考えあぐねていたらふと名案が思い付いた。
ウナギはどうだろう。
二人ともウナギは大好物だ。
御馳走感もあるし、いいんじゃないという事でメインはウナギに決まった。
あとはケーキを買って来よう。
なんてったって綿子さんの誕生日だもの。
ようやくメニューも決まったしなんとかお正月を迎えられそうだ。
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昨日の続き

電話がなかなかつながらず、畑田さんと直接話をするまで長い時間がかかったが、その間になんとか茂造さんも面会できるように苦心してくれていたそうだ。
土曜日の綿子さんの面会時に一緒に茂造さんもと考えてくれたそうだ。
そこで綿子さんに「土曜日に息子さんが会いに来てくれるんやけど、お父さんも一緒でもええかな?」と尋ねたそうだ。
綿子さんは「ほうな。そしたら一緒に会うてみようか」と了承したそうだ。
畑田さんも良かった~と喜んでいたのだが、しばらくすると「やっぱり会うのは止めてくれんやろか」と言ってきたそうだ。
むっちゃ青ざめて嫌で仕方がない様子だったそうだ。

綿「私がここに居るって知ったらじいさんが押しかけて来るようになるかも知れんし」

それを聞いて畑田さんもありうるかもと思い、二人一緒の面会は断念したそうだ。
そうして面会は土曜日に綿子さんのみという事になったそうだ。
なんだかとっても残念だ。

初めその理由を聞いて仕方ないなと思ったが、よく考えると茂造さんが綿子さんのことをちゃんと認識できるかも怪しいのに、押しかけることなんかないと思うのだが。
昨年末2回ほど家に連れて帰った時だって茂造さんの口から出てくるのは『秀夫』と『梅』ばかりで、『綿子』の名前が出たことは無かった。
綿子さんに執着はないと思うのだが。
それにどうしても不安なら綿子さんもわたし達と一緒に面会に来たことにすればよかったんじゃないだろうか。
やっぱり茂造さんが不憫だ。
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