かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:仕切り

12月26日 木曜日

今日も洗濯物の回収へ。
綿子さんは火曜日に回収したから洗濯物はないはずだ。
しかし洗濯し終えた着替えを届けないといけない。
火曜日は綿子さんのところに寄るつもりが無かったので持って行ってなかったのだ。

まずは4階から。
デイルームを抜けながら綿子さんの席の方をチラッと見ると綿子さんがこちらを見ていた。
目を合わせないようにして足早に通り抜けた。
はや足で部屋まで行き、さっさとタンスにしまって帰ろうとしたらなぜかタンスの位置が変わっていた。
いつもは壁を背にして設置していたのだが今日は横を向いていた。
隣りの人のスペースと仕切るカーテンを背にして置いてあった。
はは~ん、きっとこれは隣の人が綿子さんのタンスを触らないようにするための対策だな、そう思った。
それはいいんだけど、この向きではタンスの正面に立てないので中のものが取り出しづらい。
もちろんしまいづらい。
もたもたしていると綿子さんがやって来てしまった。
チッ、仕方ない。

綿「やっぱり好子さんや。来てくれたんやなぁ」

​好「着替えを持ってきただけやからすぐ帰るんや」

​綿「そうな。ありがとなぁ」

​好「タンスの向きが変わったんやなぁ。取りにくいやろ」

​綿「そうなんや。それな、多分隣の人が文句言うたんやろうと思うんや。テレビが眩しいって。だからここにタンス置いたんやろ」

「いやいや、違うと思うで。そうでなくて隣の人が綿子さんのタンスを触らんようにするためにこう置いたんやと思うわ」

​綿「えっ?タンスを触る?」

​好「この間からちょくちょく隣の人の服が綿子さんのタンスに入とったやろ。だからやと思うで」

​綿「えっ?服?私のとこに?」

​好「そやで。わたしも2回ぐらい見つけたで」

​綿「ほうな」

えっ?綿子さん気付いてなかったのか?
のんきなもんだ。
で、勝手な妄想で隣の人に腹を立てているようだ。

ま、どっちもどっちだ。
ボケた者同士仲良くしてくれ。
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12月8日 日曜日

結局、昨日は面会に行くのは止め、今日、面会することにした。
なんだか気持ちが落ち着かず、いつも通り振る舞えるか自信が無かったからだ。
ついポロッと喋ってしまっては困るし。

今日は気持ちを切り替えハルちゃんやゆうくんも一緒にいつものように面会へ行った。
まずは2階の茂造さんのところへ。
部屋には先客が居たので廊下の突き当りの談話スペースに移動することにした。
今度のお隣さんは家族の方がしょっちゅう面会に来られているようだ。
今日も先日散歩中にお会いしたメンバーで来られていた。
先日、茂造さんと握手した男の子もいた。
この子に茂造さんが話しかけているのだろう。
スタッフさんが子供が嫌がっているようだと懸念していたっけ。
さっさと茂造さんを連れ出そう。

「茂造さん、こんにちは」

「おお~来てくれたんか~」

「じいちゃん向こう行こう」

靴を履かせたり準備をしていると、男の子が仕切りのカーテンの陰からこちらを覗きに来る。
「これ、そっち行ったらダメよ」とお母さんが注意する。
男の子はお母さんのそばに戻るがまたすぐに覗きに来る。
こちらに興味津々のようだ。
ニコニコしながらこちらを覗いてくる。
全然、嫌がっているようには見えない。
茂造さんのことが嫌ならこんなことしないだろう。
それより話しかけてくれるのを待っているように見える。
やはりスタッフさんの先走り、独り相撲だったようだ。
真に受けなくてよかった。
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