かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:元気

気を取り直して茂造さんのもとへ。
今日はこの前より、元気に見えた。
蒸しパンもガツガツ食べた。
が、今日も割と無口だった。
それにはちょっとした訳があった。
蒸しパンがポロポロ崩れたからだ。
少しずつ袋から出しながら食べればいいのに「皿にのせてくれ」と言い出し、紙皿にのせた蒸しパンをフォークを使って食べようとしたのだ。
案の定、ポロポロ、ポロポロ欠片がこぼれた。
それを一生懸命拾って食べた。
集中しているので無言だったという訳だ(笑)

次々こぼれるのをそのたびに一つづつ拾って口に運ぶ。
なのでなかなか食べ終わらない。
かつおさんがイライラして

「そんな全部拾わんでええが」

と止めようとしたのだが、茂造さんは聞いちゃあいない。
ゴーイングマイウェイ。
ひたすら拾って食べたのだった。

ところで隣のベッドはまだ空いたままだった。
ちょうどスタッフさん達が茂造さんの隣に誰を入れようかと相談しているのが聞こえてきた。
「茂造さんの隣は耳が遠い人じゃないとね。独語が凄いから」
その通り!
やっぱりこの前の人は茂造さんの独り言に耐えかねて部屋を移ったんじゃないだろうか?そう思ったので聞いてみた。
するとやはりその通りだった。
3階に移動したそうだ。
きっと眠れなかったのだろう。
申し訳ありません。
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9月18日 木曜日

一昨日の火曜日、ゆうくんが熱を出したそうだ。
ゆうくんは今年の春から保育園に通うようになってしょっちゅう熱を出す。
それでよく中耳炎になる。
これってクセになったりするのかな?
今回も熱は37度6分とさほど高くはなかったが念のために行きつけの耳鼻科に連れて行ったそうだ。
そこで熱があるなら一応検査しときましょうとコロナの検査を受けたところ陽性だったそうだ。
うわ~マジか!
可哀そうに。
しかしこれは困ったぞ。
今週初めの日曜、月曜はがっつりゆうくんと一緒にいた。
同じコップの水も飲んだし。
ひょっとしたらもらってるかも?
しばらくは茂&綿のところには行けないな。
コロナに感染しているかどうかは分からないが完全に濃厚接触者だもの。
二人のところにはかつおさんに一人で行ってもらおう。
幸いかつおさんは田んぼへ行っていて、ゆうくんと過ごしたのはお昼ぐらい。
かつおさんは大丈夫だと信じよう。

そして今日は有休を取ってゆうくんの子守りだ。
保育園はもちろん休まないといけない。
けどハルちゃんは今日と明日だけはどうしても外せない仕事があって休めないという事でヘルプの要請があったのだ。
で、今日はわたしが、明日は数くんが休みを取って子守りをすることになったのだった。
こればっかりは仕方ない。
出来ることは協力しないとね。

今日は一日中マスクをつけたままゆうくんと過ごした。
幸いゆうくんの熱はすぐ下がったそうで、咳とかの症状もなく元気だ。
ホントにコロナ?って思うほどだ。
けど検査結果は陽性だったんだから気をつけないと。
とにかくしばらく施設に行くのは控えなくては。
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昨日の続き

「じゃあ今から散歩に行く?」

綿「行きたいなぁ」

「おう!それええのぉ」

「散歩に行ってもいいかスタッフさんに聞いてきてよ」

「よっしや」

やはり施設の外に連れ出すには一応許可を取らないと。
で、すんなりOKが出たので三人で散歩に出かけることにした。

綿子さんは嬉しそうにどんどん歩いた。
やはりかなり速い。
これじゃあ他のお年寄りはついて行けないだろう。
去年も腰の骨を折ったというのに本当に凄い。
90歳になってもこうも見事に復活するとは。
たいていの人は骨折したら寝たきりになるというのに。
恐るべし綿子さん。

30分くらい施設の周りを散歩した。
佐藤病院には自動車か自転車で来ていたので徒歩で巡ると初めて見る景色のようだ。
キョロキョロと辺りを見回している。

綿「上からしか見たことなかったから~。こんなかったんやのぉ」

今度上から眺めるときには違って見えるかもね。

綿子さんは元気そのもの、まだまだ歩けそうだ。
が、いきなりたくさん歩くのもどうかと思い切り上げた。
暑くなるまではこうして面会時に散歩に行くのもいいかも。
こうやって外に出たら無理に話題を探さなくてもいいし、綿子さんも嬉しそうだしWin-Winだ。
また行こうね。
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12月21日 木曜日

昨日、数くんから綿子さんがずい分元気になったようだと聞いた時は、驚いて明日にでも戻って来るんじゃないかと恐怖に震えたが、よく考えてみるとやっぱり大丈夫じゃないかという気がしてきた。

綿子さんは痛い痛いと言いつつもじっと出来ず、動き回って本人も周りも困ったことになる事は佐藤先生もご存じのはずだ。
なぜなら介護保険の更新時に綿子さんのボケっぷりを手紙にしっかり書いて渡したからだ。
それを読んだ佐藤先生が医師の意見書をうまく書いてくれたおかげで、要介護②になったんだと思っている。
だから病院内でもちょっと回復しただけでじっとできないのは当たり前と言えば当たり前のことだと理解してくれるのでは?
これじゃ家族も困るよねって、より分かってもらえるんじゃないだろうか。
なのでいぶきの森に空きが出るまで入院させてくれるような気がする。
佐藤先生のことだから上手くやってくれそうな気がしてきた。

どうか早くいぶきの森に空きができて、このまま入所できますように。
看護師さんたちが音を上げる前に、どうかお願い。
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昨日の続き

ちょっと言い過ぎたか?と思っていたら、この後もっと驚かされた。

綿「いや、あそこまで歩いて行くのはやっぱり遠いわ。帰って来とったら道の真ん中でこけたんや。押し車ごとステーってこけて、痛うてしばらく動けんかったんや~」

はぁ?
また転んだんかい!!

綿「痛うていかんから私、もう寝るわ」

「どこ打ったんな?大丈夫なん?」

綿「ほんまになんで卵や買いに行ったんやろか?もうちょっとで川に落ちるとこやったんや。卵も大分割れてしもたし」

質問に答えろよ!
それにしても、言わんこっちゃない。
いい加減、できる事と出来ないことを理解してほしい。

綿「こけて動けんかったら、翔ちゃんぐらいの若い男の子が起こしてくれたんや~」

そうな。それは良かったやん。
どうでもええわ!

「早よ、家に入って寝な」

綿「そうさせてもらうわ」

わりとしゃんと歩けている。
骨折はしてないようだ。

綿子さんは家に引っ込んだと思ったらすぐ戻って来た。

綿「好子さん、ありがとな。手伝えんでごめんな。これ少ないけど取っといて」

と7000円を渡してきた。
きっとさっきの買い物のお釣りなのだろう。
3000円程使ってきたようだ。

「そんなんええから、早よ帰って寝とき。痛いんやろ?ウロウロせんとじっとしとき」

綿「悪いなぁ。食べる物が無いわけでないのに、好子さんがちゃんと買うてきてくれとるのに、なんで買い物にやか行ったんやろか」

分かっとるんやったら自制せえよ!

その後、かつおさんが会社から戻って来た。

「綿子さん、やっぱり買い物に行っとったわ。それで帰りにシルバーカーごと転んだんやと。今、痛うてイカンって寝よるわ」

そう伝えると

「ほんまアホちゃうんか!いい加減にせえよ!」

猛烈に怒り出した。

「剪定がすんだらちょっと様子見に行って」

「分かった。ほんま手がかかるババアやのぉ!」

とりあえずまだ明るいので剪定を続けよう。
するとまたも綿子さんがやって来た。
不燃ごみ(といっても可燃ごみだが)を牛屋に持って行くのだそうだ。
寝とるんと違うんかい!!
ま、これだけ元気なら大丈夫だろう。
スタスタと牛屋まで歩き、家に戻る途中、かつおさんの横を通った。
すると「かつお、痛うていかんのや。向こうまで連れて行ってくれ」とかつおさんにしがみついてきた。

「あんた、さっきまでスタスタ歩いとったやん!」

綿「痛いんや~」

「なら、じっとしとけよ。ゴミや今捨てんでもええやんか」

なんだかアホらしくなる。
なんでじっと出来ないかな?
もうビョーキやで。

そしてこの後もゴゾゴゾと動き回っていたことは見守りカメラで確認済みだ。
普段通り、歩いている。
本当に痛いのか?
やりかねない


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