かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:入れ歯

次に2階の茂造さんのところへ。
今日も茂造さんは部屋で寝ていた。
同室の方もベッドで寝ているようだった。
仕切りのカーテンを閉めていたので顔は見えなかったが。

どうしよう?
隣もいる事だし、起こさず帰ろうかとも思ったが、先週も寝ていておやつを食べさせられなかったので、やっぱり起こすことにした。

「茂造さん、こんにちは。おこわ持って来たで」

「ほぉ」

入れ歯を渡し、栗おこわを渡した。

「美味いのぉ~!」

大きな声が出た。
隣の人が起きないかヒヤヒヤする。
けど大丈夫だった。
やはり耳が遠い方なのだろう。

そして今日の茂造さんは優等生!
「ありがとなぁ」を繰り返し、「気をつけて帰れよ」と言ってくれた。
いつもこうだといいのにね。

これで今日の仕事は全て完了!
はあ~やっとゆっくりできるよ~。
と思ったが、茂造さんの牛乳を届けるのを忘れたいたことに気づいた。
で、もう一度いぶきの森へ向かう事となったのだった…。
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そして2階へ

茂造さんはデイルームにいた。
いつものテーブルで一人だが、向きが変わってデイルームの皆がいる方を向いて座っていた。
ちょっとボッチ感が薄くなってる。
この間、わたしが畑田さんに言ったからかな?
多分そうだろう。
こうやってすぐ対応してくれるところが素晴らしいよね。

「茂造さん、こんにちは!」

「・・・・」

誰か分かっていない。
考えているがやはり分からない。

「ゆうきも来たよ」

「おっ!ゆうくんか~」

ゆうくんだけは分かるのよね。

「茂造さん、部屋に行こう」

「部屋か?よっしゃ」

立ち上がって部屋に向かう。
が、足取りはバッチリとは言い難い。
けど自らちゃんと手すりを持って自分のペースで歩くので転ぶことはないように思える。
この注意力が綿子さんにもあればいいのに。

部屋に着き、さっそく北海道チーズ蒸しケーキを渡した。

「歯がないが~」

あちゃ~うっかり。
ハルちゃんが急いで入れ歯を貰いに行ってくれた。
入れ歯を入れると美味しそうに蒸しケーキを食べ、柿も全部平らげ「あ~美味かった」とにっこり。
食べ始めてから食べ終わるまで、ものの数分だ。
気持ちのいい食べっぷりだ。
綿子さんもこのくらいあっさり美味しく食べてくれたらいいのにとつい思ってしまう。
しかし茂造さんはこの後が問題だ。
入れ歯を外して舐め回す。
ゆうくんには見せられない姿だ。
教育上悪いもの。


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10月14日 火曜日

昨日は祝日で茂造さんの入浴は今日に変更になっていた。
なので今日、茂造さんの洗濯物の回収に。
5時半頃いぶきの森に着いたのだが、デイルームに茂造さんの姿はなかった。
もう晩御飯食べ終わって部屋に引っ込んだのかしら?
早いな~。

部屋に行くと茂造さんはベッドに腰かけていた。
手には入れ歯を持っていた。
そしてそれをペロペロと舐めていた。
少しの欠片も残さず食べようと舐めているのだ。
気持ち悪いし、みっともない。
けど注意したところで改まる訳もないので放置だ。

けど入れ歯を部屋に持って来ていいのかしら?
いつもはデイルームで食後に歯磨きして口の洗浄をして入れ歯はその時に回収されていたはずだ。
スタッフさんに聞いてみようかと思ったけど皆忙しそうなのでまぁいいかと放っておくことに。
ガラス扉の所まで戻り鍵が開くのを待っていたらちょうど畑田さんに会った。
ちょうどいい。

「さっき茂造さんの部屋に行ったら茂造さんが入れ歯を持ってて舐め回してたんですよ。いいんでしょうか?」

畑「えっ?そうなの?それはダメです。回収しとかないと。すぐスタッフに伝えます」

やっぱりダメなのね。
ここでは入れ歯を回収される人と回収されない人がいる。
茂造さんは回収される人で綿子さんは回収されない人だ。
(二人とも総入れ歯です)
どういう基準で分かれるんだろう?
これも今度機会があったら聞いてみたいと思う。

そうそう今日部屋に入って気付いたのだが、隣のベッドが空いていた。
茂造さん一人きりになっていたのだ。
やはりうるさくて一緒の部屋では寝られないと訴えたのだろうか?
そうだとしたら申し訳ありません。
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そして2階の茂造さんのもとへ。
茂造さんはデイルームの指定席に座っていた。
このところよくここで座っているような気がする。
調子がいいのかな?

「こんにちは!ええもん持って来たから部屋に行こう」

「へえ」

部屋へ移動し、ベッドに座らせ、ショートケーキをお皿に出していて気付いた。
入れ歯をもらって来なくっちゃ。

「かつおさん、入れ歯もらってきて」

「OK」

かつおさんが部屋を出ようとしたところへ大井さんがやってきた。

大「すいません、茂造さんのことでお話があるんです」

「はあ何でしょう?」

大「実は茂造さん、今までずーっとビタミンB12のお薬を飲んでもらってたんです。茂造さんは胃を全摘されていて、胃がないじゃないですか。それだとビタミンB12が吸収できなくなるんです。それでずっとお薬を飲んでもらってたんですけど・・・」

やばい話が長くなりそうだ。
茂造さんの目の前にはお皿にのったショートケーキが。
歯がないのでお預け状態なのだ。
これはさすがに可哀そうだ。

「お話の途中すみません。ちょっと失礼します。茂造さんが待てないと思いますので」

大井さんの話はかつおさんが聞けばいいだろう。
わたしは急いで詰め所へ行って入れ歯をもらってきた。
茂造さんはその間、じーっとケーキを見つめながら待っていたようだ。

「はい、入れ歯もらってきたで」

「おう、ありがとう」

入れ歯をはめると速攻で食べ始めた。

「美味いのぉ~」

1週間遅れのショートケーキをとても喜んでくれた。

話の終わった大井さんも「茂造さん、お誕生日おめでとう」と言ってくれた。

「わし誕生日か?」

「そうや。先週が誕生日やったんや」

「わしの誕生日は昭和7年7月17日!」

おしい!17日じゃなくて27日だ。
けど先週よりは近くなったよ。

「17日じゃなくて27日やで」

「ほうか。わしの誕生日は昭和7年7月27日。92歳!」

「違うで。93歳やで」

「ほうか」

先週もこのやり取り何回もしたんだけどなぁ。
やはり年齢はなかなか上書きされないようだ。
ま、そのうち覚えるでしょ。

帰り際も問題なくすんなり別れることができた。
今日はとっても優秀だ。
いつもこの調子でお願いします。

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綿子さんを1階に送り届け、2階へ向かった。
茂造さんはデイルームの自分の席に座り、向かいのおばあさんに何やら話しかけていた。
そういえばこの間もこのおばあさんに話しかけてたよね。
ボケたもの同士気が合うのかしら。

「茂造さん、こんにちは」

「あんた誰な?」

「ゆうきやで」

「あんたは誰な?」

てっきり抱いているゆうくんのことを聞いているのかと思ったら違っていた。
わたしのことを尋ねていたようだ。
けど、誰でもええやん。
言うても分からんやろ。
なのでスルーして「さあ部屋に行こう」と言うと
素直についてきた。

ベッドに腰かけさせ「はいどうぞ」とプリンを渡すと「おお~これはええ!」と喜んで食べ始めた。

「これやったら歯がなくても食べられるやろ?」

「・・・・・・」

ムシだ。
食べるのに夢中だから無理もないよね。
そして食べ終わると

「あ~美味かった~。ええもん持って来てくれてありがとうございます」

「いいえ、どういたしまして」

「いやな、今日ぐらいに来てくれるんでないんかと思っとったんや~。来てくれて良かったわ~」

ほんまかいな?
ま、喜んでくれてなにより。

ここでもゆうくんはえびせんの袋を片手にウロウロ。
茂造さんはそれを見て

「すごいのぉ~!もうこんなに歩けるようになったんか~。大きんなったのぉ~」

と、ご機嫌だ。
けれどしばらくするとまた「ご飯食べたら家に帰れるんや」と言い出した。
そんな訳ない。
また勝手に思い込んでいるようだ。

「へぇ~そうなんや~」

「ご飯食べたら帰れるんや。もしイカンかったらわし歩いてでも帰るんや」

「へぇ~すごいなぁ」

下手に反論せず適当に返す。

ゆうくんがえびせんに飽きたようで食べなくなった。

「コレ食べる?」

「おう!食べる!」

残り少ないが袋ごと渡した。
茂造さんは嬉しそうに食べ始めたのだが

「いかんが~歯がないが」

あっ!しまった!
すっかり忘れていた。
慌てて詰め所に入れ歯を貰いに行った。

「お~美味い!」

茂造さんがえびせんを食べ始めるとゆうくんが寄っていく。

「おっ?まだいるんか?ほな返すわ」

えらい!
大人じゃん!
ゆうくんは1個食べると満足げ。
結局残りは全部茂造さんが食べたのだった。

「美味かったー!」

それはなにより。

「ほな、そろそろ帰るわ」

「わしも一緒に行くわ」

ドキッ!
行くってどこまで?
まさか家じゃないよね?

「そこの椅子のとこまで一緒に行こうか」

「いや、家に帰ってもええか聞くわ」

ギャー!やっぱり家に帰る気じゃん!

茂造さんはデイルームにいたスタッフさんに向かって

「わし家に帰ろうと思うんや」

ス「あら、今日はお泊りですよ」

と答えた。
すると茂造さんは

「へぇそうな。分かりました」

と指定席に座ったのだった。
えっ?マジ?
こんなにすんなりと引き下がるなんてビックリだ。
けど良かったー。

ということで茂&綿の面会は無事終了!
ホント疲れたー。
ゆうくんもご苦労さま。
助かったよ~。
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