かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:入院

引き続き30日のこと

夕方、家に戻る途中、セルフのガソリンスタンドに寄って給油をする事に。
かつおさんが車の外に出た途端、携帯がなった。
よせばいいのに思わず取ってしまったかつおさん。
電話の相手はひろ子さんだった。
ひろ子さんは茂造さんの弟の秀夫さんの奥さんだ。
電話をかけてきた理由は秀夫さんが施設に入所したという報告だった。

秀夫さんは茂造さんより大分若いが昔からお酒が好きでそのお酒でいろいろ失敗していた。
お酒による失敗エピソードは数知れず。
もちろん体も壊していた。
頭はしっかりしていて痴呆はないようだが、足腰が弱っていて歩行器を使って歩くのがやっとという状態だった。
なので用があるとひろ子さんを呼びつけて指図していたそうだ。
トイレに行くのも大変だからと尿瓶生活。
お風呂もひろ子さんが介助して入れていた。
それならデイサービスを利用してそこで入れてもらったらと提案したこともあったが秀夫さんが嫌がって行かないそうだ。
週に2回機能訓練に通うのみ。
そこも半日で帰ってくるのでひろ子さんの負担を減らすには至らない。
なのでひろ子さんは茂造家に来たらひたすらグチっていた。
そのうちひろ子さんが倒れるんじゃないかと思うくらい大変そうだった。
秀夫さんも少しはひろ子さんのことを思いやってデイサービスくらい行けよ!と思っていた。

それがいきなり入所したとの事。
よく秀夫さんが承知したものだ。
実はひろ子さんがとうとう倒れてしまったそうだ。
少しだが入院していたそうだ。
それでいろいろあって結局入所することになったそうだ。
少し会わない間に色々あったのね。
 
続く
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1月15日 水曜日

今日も仕事を休んだ。
白内障の手術を受ける実家の母の付き添いのためだ。
手術は午後1時からで12時までに来院するようにとの事だった。

11時過ぎ、ゆうくんを車に乗せ実家へ向かった。
そう、今日はゆうくんの子守りも頼まれていたのだ。
ハルちゃんは春からの仕事復帰に向け、一度職場に出向き今後の打ち合わせをしなければならなかった。
そのため平日に子守りを頼みたいんだけど何時なら大丈夫かな?と相談された。
わたしはこのところ自身の受診や今日みたいに母の付き添いやらでかなり有給を消費していた。
ちなみに白内障の手術は片眼づつ2週間の間を開けて行うので、また2週間後には休みを取る予定だ。
春からハルちゃんが仕事に復帰し、ゆうくんが保育所に通い始めたらいつヘルプの要請がくるかしれない。
なのでなるべく有給を残しておきたい。
それで今日は子守り&付き添いを一度に引き受けることにしたのだ。
母の手術は日帰り手術なのだが、術後1時間程度は病院で安静に過ごしてからでないと帰宅できないそうで、一応病室が用意されていて入院扱いとなるそうだ。
病室で過ごすならゆうくんを連れていてもなんとかなるだろうと考えたのだ。

実家に着き「お待たせ、さあ行こう」と声をかけると父まで立ち上がるではないか。
えっ?

「お父さんも行くん?」

父「おう」

マジか!!
父まで行くとは思ってなかった。
えっ、という事は子守りに加えて父のフォローもしなければならないじゃないか!
勘弁してくれー!

母にこそっと「お父さんも連れて行くん?」と尋ねると、

「私もお父さんは行かんと思っとったんやけど本人が行くって言い出したんや。行ってもすること無いから来んでもええでって言うたんやけど行くって言うんや。来るなとは言えんし~」

何気に嬉しそうだ。
父も『手術』と聞くとやっぱり心配なのだろう。
仕方ない。
一緒に行くか。
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昨日の続き

またも茂造さんによる点呼が始まった。
「あんた誰な?」
「かつおや」
「お前はだれかな?」
「翔平や」
「お前は秀夫やろ?」
「違うわ、かつおや!秀夫は弟やろが」
「そしたらお前は誰や?」
「かつおや。じいさんの息子や」
そんな会話が続いていたのだが今日はそこからちょっと話題が替わった。

「綿子はどこや?田んぼ行っとるんか?」

入所して以来、今まで茂造さんの口から綿子さんの名前が出たことは無かったので驚いた。
どうしたんだ?
急に思い出したのか?

「病院や。入院しとるわ」

「どこが悪いんや?」

「また骨折ったんや」

「ええ!また骨折ったんか?⁉」

「そうや、だから病院におるんや」

「どこの病院や?またいっぺん連れて行ってくれ」

まさかこんな事は言い出すとは⁉
綿子さんのことを聞かれるとは思っても無かったので打ち合わせはしていなかった。
翔ちゃんとハルちゃんが機転を利かせてくれた。
同じ施設にいる事は絶対に知られてはいけない。
ま、なんとかかわせたようだ。

そして茂造さんは昔の話を始めた。

「わしのじいさんはええ人やった。わしを大事にしてくれたんや。オヤジには怒られるばっかりやった。しょっちゅうまな板みたいな板で頭をどつかれとったんや。だからわしの頭はへこんどるんや」

別にへこんではないと思うが…。
それにしてもやはり為五郎はクソエピソードしか出てこない。
ろくな人間じゃなかったようだ。
為五郎はクズ


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12月16日 土曜日

綿子さんが佐藤病院に入院して1週間がたった。
洗濯物を取りに行かなくては。
かつおさんが病院に電話をかけてシステムを問い合わせた。
佐藤病院はまだまだ面会も制限があり、病棟には入れないので、夜間入り口にあるチャイムを押して、洗濯物を取りに来たことを告げればいいそうだ。
すると看護師さんがそこまで洗濯物を持って来てくれるそうだ。
前もって電話はしなくていいそうだ。
へぇ~。
やはり病院や施設ごとにやり方が違っている。

かつおさんは午前中に佐藤病院に行き、洗濯物を回収してきた。
火曜日と金曜日が入浴の日でその時に着替えるそうだ。
綿子さんは2回とも入浴したそうだ。
洗濯物はパジャマや下着は全て2組、それとバスタオル1枚とフェイスタオルが6枚だった。
看護師さんからパジャマとフェイスタオルが足りないので洗濯出来たら早めに持って来てくださいと言われたそうだ。
もともとパジャマは3組持って行っていたので、後2組(予備が1組)あれば1週間ごとに行けば済むようになるだろう。
なので午後からパジャマ2組とフェイスタオルを8枚追加で届けてきた。
これで少々汚しても大丈夫のはずだ。
茂造さんが居るいぶきの森のようにスタッフさんの手を煩わせないシステムならいいが、佐藤病院は看護師さんの手を煩わせてしまうので、できるだけ訪問の回数を減らそう。

対応してくれた看護師さんによると、綿子さんは元気で食欲もしっかりあるそうだ。
けれどまだ痛みは強いようであまり動くこともなく大人しくしているそうだ。
トイレもポータブルを使っているそうだ。
よしよし!
これならまだしばらくは入院させてくれるだろう。
1週間経って、「ずい分元気になったのでそろそろ退院しては」と言われたらどうしようと心配していたが、その様子ならまだまだ大丈夫そうだ。
良かった~。
まだ平和な日々は続きそうだ。
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12月14日 木曜日

かつおさんは昨日の夜、出張から戻って来た。
今日は早速、綿子さんをいぶきの森へ入所させるために動き出した。
まずは入所の申し込みをしなくてはならない。

先日、みどり整形で入院を断られ、ショートステイも断られ絶望した時、もう入所させようと決意した。
その時はまだ佐藤病院で入院させてもらえてなかったため真剣に考えた。
またこんな風になった時、たちまち困る。
かつおさんはコロナの行動制限が無くなったので、出張が多くなった。
もともと出張ありきの職なので行かないわけにはいかない。
けど綿子さんが施設を頼りたいときはいつも突然だ。
そして綿子さんをケガしないように行動を制限することは不可能だ。
何かあった時、すぐ頼れるところがあればいいが、無いのだから仕方ない。
もう入所してもらおう。
これ以上、綿子さんに振り回されてはかなわない。

綿子さんを入所させるなら典さんと麦さんには報告しておかないと。
かつおさんはまず麦さんに電話をかけた。
先日からの経緯を説明し、みどり整形で入院を断られたことを伝えた。
そして「もうアカンわ。施設に入所させようと思うんや」と言うと、麦さんは「その方がええと思うわ」と言ったそうだ。
とても気が楽になった。
そういえば光三さんからはもう2年も3年も前から「あの二人はさっさと入所させろよ」と言われていたのを思い出した。
やはり傍から見ていてもそのレベルだったという事だろう。

そして典さんには電話でなく直接会って伝えることにした。
関東に出張だったのでちょうどよかった。
典さんには、麦さんに伝えたように今回のことをしっかり説明し「もう限界や。入所させようと思うんや」と伝えたそうだ。
そして典さんの反応は?
かつおさんによると「アニキは我が道を行くかんじ」なんだとか。
は?
どういうこと?
反対はされてないってこと?
意味が分からないんですけど。
かつおさんに問いただしたのだがさっぱり要領を得ない。
なので諦めた。
典さんは反対してはいないという事にしておこう。

今日、かつおさんはケアマネの川上さんに連絡を取り、もう綿子さんを入所させたいと思うので申し込みをしたいと伝えた。

「今回みたいに急に歩けなくなった時、預ける所がないと困るんです。ショートステイも急には無理って言われましたし。コロナが収まって来て出張も増えてますので」

しっかり嫌味を挟んでそう言ったところ

「そうですね。綿子さんは突然ですからね。前もってっていうのがないので困りますよね」

嫌味は全く通じてなかったそうだ。
とにかく次の火曜日、19日に申し込みに行くことが決まったそうだ。

そして入院中の綿子さんの様子を少しだけ聞くことができたそうだ。
ケアマネによると綿子さんは落ち着いているそうだ。
けれどそれ以上のことは知らないようで、看護師さんたちに迷惑をかけてないか?などは分かっていない様だったそうだ。
病院に電話して聞くのが一番だと思うが、様子を聞いたら「いつでも退院できますよ」と言われるのが怖いので、かつおさんは電話はしたくないそうだ。
向こうから「退院してください」と言ってくるまで、できるだけ関わらないようにする作戦で行こうと思っているそうだ。

はやくいぶきの森に空きが出て、このままスライドで入所できることを願うばかりだ。
悔い改めろ


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