かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:内緒

5月2日 土曜日

わたしとかつおさんは昨日からゴールデンウイークがスタートだ。
そして今日、典さんが帰省してくる。
帰省は半月くらい前に決まったんだけど茂&綿には何も伝えていない。
特に綿子さんはソワソワ落ち着かないだろうし、前回の年末のような事になるといけないから伝えるつもりはない。

典さんが帰ってくるのはかなり久しぶりだ。
二人が入所してからは一度も帰って来てなかったもの。
あ、一度米さんのお葬式に日帰りで来たことはあったっけなあ。
ゆっくり帰ってくるのは本当に久しぶりだ。
ゆっくりと言っても今日来て、4日には帰るんだけどね。

本当は昨年末、典さんが帰省したらかつおさんと二人で綿子さんを家に一泊させてあげようと計画していた。
けど12月上旬、綿子さんが転倒し骨折、入院したため計画はパアに。
年末に退院しているかどうかも分からない状態だったので帰省は先送りにすることになったのだった。

今回、典さんが帰省しても綿子さんを家に連れて帰ることは出来ない。
車いすで生活できるような家じゃないから。
段差だらけだし、トイレに手すりもない。
けれど顔を見せてあげるだけでとても喜ぶだろう。
そこで今回は帰省当日(今日)はとりあえず面会に行き、2日目の明日のお昼、みんなで会食、そして3日目、帰る前にもう一度面会に行くというスケジュールをたてた。
会食はもちろん家ではなく、お店だ。
車いすでもOKな店で、出来れば個室で、小さい子ども連れでも大丈夫なところを探すのはなかなか大変だった。
綿子さん、典さん、かつおさん、翔ちゃん、ハルちゃん、数くん、ゆうくんとわたしの総勢8名と大人数だし。(追加で麦さんも来てくれることになったので最終的には9名だった)
このメンバーを見て気づいた方もいらっしゃるかと思うが、今回茂造さんは連れて行かないことに。
とにかく食事のマナーが悪い茂造さんを連れての外食はみんな嫌なのだ。
せっかくのご馳走が不味くなるもの。
という事でこのメンバーで行くことにしたのだった。
ま、今回は綿子さんを喜ばせることが目的だ。
茂造さんには悪いが典さんに会ってもきっと誰か分からないだろう。
なので茂造さんにはまた今度機会を作って家に連れて帰るのでそれで勘弁してもらおうと思う。

さあ、何が起こるか楽しみな3日間が始まる。
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12月29日 月曜日

今日はかつおさんがいぶきの森へ茂造さんの洗濯物を回収しに行った。
残念なことに便汚染だったそうだ。
帰って来て洗濯に取り掛かろうと袋から出すとかなり酷いものだったそうだ。
あらら、どうしたんだろう?
ま、たまにはこういう事もあるよね。

夜、晩御飯を食べ終えてからかつおさんと近所のスーパーに買い物に出かけた。
お正月のための買い出しだ。
昼間は混んでいるので夜、行くことにしたのだ。
1日は茂造さんを家に連れて帰ることになっている。
翔ちゃんやハルちゃん一家も来ることになっている。
さてどんなメニューにしようかしら?
などと考えながら店を回っているとかつおさんの携帯が鳴った。
誰だろう?

「はい、かつおです。お久しぶりです」

そう言いながら、人が少ない方に移動していった。
かなり経ってから戻って来たかつおさん。

「ひろ子さんからやったんや。この正月の訪問は遠慮するって電話やったんや。もう二人ともおらんし、じいさんは1日に帰ってくるけど会うても誰か分からんしな。来んとってくれる方がありがたいわ」

「そやなぁ」

「それでお互い近況を話しとったら長~なってしもうてな。うちもばあさんが骨折して快世病院に入院しとったんや、それでつい最近退院して、またいぶきの森に戻ったんやって言うたら驚いとったわ」

「そうやろな」

そりゃそうだろう。
また骨折したんかい!
施設に入っても骨折するんかい!
大腿骨を折って3週間で退院できるんかい!
驚くポイントは多い。

しかし本当は綿子さんが骨折し、入院、手術を受けたことはひろ子さんには内緒にしておきたかったが、仕方ない。
時期が悪いよね。

ところでひろ子さんの方も秀夫さんのことやらなんやらで色々忙しいそうだ。
秀夫さんは一番初めに入った施設は退所せざるを得なくなり、次に入所した施設ではなんとか追い出されずにいるとのことだ。
初めの施設は家から近かったのだが、今度の施設は結構遠い。
なので訪問するのも大変だろう。
秀夫さんはと言えばなんと茂造さんと同じく自力でおしっこが出来なくなってしまい、尿道にカテーテルを入れているそうだ。
兄弟そろって導尿の管が24時間入りっぱなしなのだ。
仲がよろしいこと(笑)

そんな状態なのでこの正月は連れて帰ったりはしないそうだ。
それがいいよ。
ひろ子さんも少しはゆっくりしたいだろう。
うちは茂造さんを連れて帰る時には翔ちゃんやハルちゃんが駆けつけてくれて人手が大勢あるからいいけど、ひろ子さんは一人でお世話をする事になるだろうから大変だろう。
お正月はのんびりしてくださいね。
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1月16日 木曜日

今日もかつおさんが茂&綿の洗濯物の回収に行った。
このところ出張が無いのでありがたい。

今週の月曜日、13日に茂造さんの面会に行って初めて綿子さんの面会制限が解除になった事を知ったが、その日はタイミングが悪く会う事は出来なかった。
なので今日、久々に綿子さんに会う。
楽しみにしていたお正月も家に帰れなかったし、米さんのお参りにも行けてないので、かつおさんはグチグチ言われるだろうと覚悟していたそうだ。
しかし久しぶりに会った綿子さんは全く正月のことには触れず「ありがとのぉ~」と言うだけだったそうだ。
久しぶりさを感じないほどいつも通りの様子だったそうだ。
かつおさんは拍子抜けしたそうだ。
ま、でもその方がありがたい。
良かったやん。

そして18日の土曜日に綿子さんを家に連れて帰ろうと計画していたのだが、翔ちゃんの都合が悪くなってしまい次週25日に変更することにした。
なのでまだ綿子さんには言ってない。
ギリギリまで内緒にしておかないと急に予定が変更することになったら悪いもの。
もう少し待っててね綿子さん。
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ひき続き17日のこと

用事は終わったから帰ろうとしていたら綿子さんが「かつお、私、月曜日はデイサービスを休んだ方がええかのぉ?」と言い出した。
???
突然何を言い出したんだ?

「どうして休まないかんのや?」

綿「月曜にまた大阪の大北が来るんやろが」

!!!!
心臓が飛び出るかと思うくらい驚いた。

実は今週の火曜日、その大北氏からハガキが届いていた。
ハガキには今週の金曜日からそちらへ旅行に行きますので、土曜日の午前中に仏壇を参りに伺いますと書いてあった。

このことは綿子さんには内緒にしていた。
内緒で来訪を断っていたのだ。

なぜかというと…
この人は茂造さんの父、為五郎の妹の息子だ。
茂造さんのいとこになる。
いとこと言っても特に仲がいいわけでもない。
この人が毎年やって来るのだ。
旅行がてらやって来て、近所の光三さんちと茂造家に寄るのだ。
(光三さんは大北氏の叔父になる)
そんなに近い親戚でもないのに毎年来られてもハッキリ言って迷惑なのだ。
綿子さんも「いつまで来るんやろか!」と毎回ぼやいていた。
なので今回、茂造さんも入所して家にいないことだし、これを機に断ることにしたのだ。

だいたいこちらの都合も聞かずに、間際になって伺うからとハガキで報告されても困る。
実際、土曜日は営農の仕事が入っている。
そしてこちらも手紙で断ろうにも間際過ぎて間に合わない。
電話をかけようにも電話番号がわからない。
綿子さんちの電話帳や親戚の連絡先を書いてあるノートを見ても大北氏は載っていなかった。
なので光三さんから上手く断ってもらおうと、光三さんに電話をかけた。
余談だが、光三さんの奥さんの米さんも入所する前には毎年「いつまで来るんや!」とぼやいていたそうだ。
光三さんから「本家はもう茂造も入所しているし、綿子も痴呆が進んで実質息子のかつおに代替わりしとるから訪問は遠慮せえ」と言って欲しかったのだが「お前からハッキリ言うたらええが」と断られてしまった。
光三さんも言いにくいのだろう。
仕方ない。
光三さんから大北氏の電話番号を教えてもらった。
かつおさんは意を決して電話をかけた。

「土曜日に来られるとハガキを貰いましたが、もう、父も入所していますし、母も痴呆が進んで応対が難しいんです。僕もその日は仕事でして、すみませんが」

大北「そうな。そしたらお墓だけでも参らせてもらうわ」

ホッ。
これでやっと縁が切れる。
そう思ったのだが

大北「近くまで行ったらまた電話するわ」

はぁ?
何のために?

結局来るか来ないかよく分からないことになってしまっていた。

大北氏が来ることは、綿子さんには伝えないでおこうと決めていた。
耳に入れたらまた面倒なことになるのは目に見えている。
だから内緒でことを進めたのに。

なんで綿子さんが知ってるんだ⁈
  
続く
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8月11日 金曜日

わたしもかつおさんも今日からお盆休みがスタートだ。
そして久しぶりに典さんが帰って来た。
今年のお正月以来だ。
本当は5月のゴールデンウイークにも帰省する予定だったが、綿子さんは入院していたし、茂造さんも入所してしまったので帰省は見送ったのだった。
今回は11日から17日まで滞在するとのことだった。

もちろん綿子さんには典さんが帰ってくることは内緒にしていた。
典さんが帰ってくると伝えたらまた何をしでかすか分からない。
施設の人に内緒にしろと言っても絶対に無理なことは経験済みだ。
なので今回は前もってさくら苑の方と『県外から兄が帰省するがいつまでデイサービスを休まないといけないのか』と相談しておいた。
さくら苑からは「3日は休んでください。4日目から通所OKです。けれど初日にコロナの検査を受けて頂きます」との事だった。
なので12日の土曜日と13日の日曜はもともと休みだが、14日の月曜日も休むことになった。
15日からまた通う事で話がついた。
そしてこのことはまだ綿子さんには言わないでほしいとお願いしておいた。
「もちろん言いません。言ったら大変ですものね」
さくら苑の方も綿子さんの性格はバッチリ把握している。

なので今朝は綿子さんがデイへ出発するのを待って、典さんを迎える準備とお盆の来客を迎える準備をしたのだった。

そして昼前に駅まで典さんを迎えに行き、近くの食堂でランチを食べ、家に戻った。
一息つきたいところだがあまり時間が無い。
今回の帰省中、朝昼晩の食事は全部典さんが作ってくれるとの申し出があり、宅配弁当は今日から17日まで止めていた。
早速今晩の晩御飯を作るために食材の買い出しに行かなくてはならない。
一度冷蔵庫の中身をチェックしてから買い物に行くために一度家に戻ったのだ。

綿子さんんちの冷蔵庫に食材はほぼない。
料理を全くしなくなったので入っているものといえば梅干しやジャムなど。
あとは日持ちするレトルトの煮豆やおでん(急にデイが休みになった時のための非常食)などしかなかった。
それとドアポケットに醤油、めんつゆ、マヨネーズ、ケチャップ、チューブのワサビ、からし、ショウガといった調味料が入っていたが、どれもこれも賞味期限が過ぎた物ばかりだった。
過ぎてないのは醤油とめんつゆのみだった。
めんつゆは2カ月ぐらい前にそうめんを食べるために買ってきてあげたのだが、開封すらされてなかった。
そうめんを茹でることさえ面倒くさいのだろう。
結局、典さんは料理をするために醤油以外の調味料を全て買い直したのだった。
(なるべく小さいサイズのものを買っていた)

買い物を終え、家に戻り、食材を冷蔵庫に放り込み、次はお墓へ向かった。
お墓は今朝早く、涼しいうちに掃除をしておいた。
そこへさっき買ってきたお花を持ってお参りに行ったのだった。

なんとか今日のミッションは終わった。
なんだかとても慌ただしい一日だった。
もう5時前だ。
もうすぐ綿子さんが帰ってくる。
あとは典さんに任せよう。

かつおさんと自宅に戻りやっと一息ついた時、玄関のチャイムが鳴った。
綿子さんだ。

綿「かつお!わたし月曜から1週間、あそこには行かんからの!休むって向こうに言うといてくれ!」

なぜかケンカ腰の口調だ。
なのでかつおさんの口調もケンカ腰になる。

「何を言うとんや!行かなイカンやろが!」

綿「典夫が帰ってきたんや!それやのに行く気になれんわ!」

「あほか!ばあさんがずっと居ったらアニキが大変やないか!」

綿「とにかく行かんからの!」

なぜ二人ともケンカ腰?

一体どうなることやら。
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