かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:剪定

11月29日 土曜日

今日は朝から茂造家の庭の植木の剪定だ。
去年はハルちゃんも手伝ってくれたが、今年はゆうくんから目が離せないから無理だ。
なのでほぼほぼわたしが主になってやらなくっちゃ。

かつおさんは元々無器用なので細かい作業は不得意だ。
あと高いところも苦手。
なので松の剪定はできません。
したがって多少刈りすぎても問題ない、ばべの木や柘植などを担当してもらい、松はわたしが担当だ。
茂造家の庭には立派な松が3本もある。
そのうちの2本は結構大きくて、一番上はかなり大きな3本脚の脚立のてっぺんに上らないと届かない。
なかなか大変なのだ。

しかし今日一日で終わらせたい。
ひたすら手を動かした。
本来松は初夏にみどり摘みと呼ばれる新芽を摘み取る作業をするといいそうだが、その頃は忙しくて放置してしまったのでかなり茂ってしまっていた。
この間の草刈りの時も思ったが、やはり何事も後回しはダメだね。
後悔先に立たず…。

後悔をかみしめながらひたすら作業を進める。
お昼ご飯もぱぱっとかき込むとまた作業に戻る。
もちろんお昼ご飯の用意も片付けもかつおさんが担当だ。
当然だよね。

午後からも黙々と作業に没頭した。
そしてなんとか日が落ちる前に作業を終えた。
疲れたーー!!

けどいつまでこうやって自分たちでできるだろう?
聞くところによると剪定の職人も年々減っていて、料金はどんどん上がっているそうだ。
光三さんちは空き家だが庭を放置するのも忍びなく、今年も職人さんに手入れをしてもらったら15万かかったそうだ。
ひえ~~~。
庭の広さからいってうちも同じくらいかかるだろう。
とてもじゃないが払えない。
やはり自分たちでやるしかないよね。
できなくなったら伐採するしかないか。
立派な庭も今じゃ負の遺産…。
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そうそう、高野山といえば思い出すのが 、綿子さんの
「このしきびはわたしが高野山で買ってきて植えたのに!」
というセリフだ。
昨年のお正月休みに畑の隅で大きくなり過ぎていたしきびの剪定をしたら、このセリフを何度も何度も言われたのを思い出す。
高野山に来たらこの時のことをまた思い出した。

高野山には町のあちらこちらで高野槙(コウヤマキ)を売っているのを見かけたが、しきびを売っているのは見かけなかった。
綿子さんは高野山で買ったって言ってたのにおかしいなぁと思っていたら、やっとしきびを売っている店を見つけた。
かつおさんが「しきびがあるわ」と言った。
そして「ばあさん、高野山で買ったって言うとったのに全然売ってないやんって思っとったんや」と言った。
かつおさんも同じことを思っていたようだ。
なんだか探し物が見つかったような気分でなぜか嬉しい。
思わず写真を撮ってしまった。
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それにしても高野山まで来てなぜ高野槙ではなくシキビを買ったんだろう?
謎だ。



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1月7日 日曜日

今日はかつおさんと茂造家の庭の木の剪定をした。
前回、剪定をしたのは11月26日。
そう、綿子さんが買い物に出かけ、転んだ日だ。
あれからバタバタして、結局、剪定はほったらかしになっていた。
正月休みはのんびりするぞと心に決めていたので、時間はあったが手をつけなかった。
もう正月休みも終わったし、日常に戻って中途半端になっている剪定の続きをやろうと重い腰をあげた。

午前中は比較的暖かく、作業もはかどった。
が、午後からだんだん風が出て冷え込んできた。
途中でやめようかと思ったが、ここでやめたらまたやる気を出すのに苦労しそうだと思い続けた。
今、綿子さんの今後がハッキリしないので何事もやる気が起きない。
入所が決定して帰って来ないと決まれば、あそこも片付けたい、ここも片付けたいという所が多々あるのだが、もし戻ってくるなら勝手に片付けるのも気が引ける。
なのでなんだかやる気が起きないのだ。
でもとりあえず剪定は終わらせたい。

一心不乱に切っているとあの日の綿子さんを思い出した。
あの日というのは前回の剪定の日、綿子さんが買い物帰りに転んだ日のことだ。
やたら大きな足音をたてて帰って来たからビックリしたっけ。
わたしを見てバツが悪そうに買い物袋を隠すようにしてたっけ。
翔ちゃんに似た男の子が大丈夫ですかって声をかけてくれたって嬉しそうに話してたっけ。
あの日はまだ全然普通に歩けてたよな。
なのにかつおさんにすがりついて甘えてたっけ。
なかなか面白かったよな。
いろいろ思い出す。
やばいなぁ。
今後、剪定するたびに思い出しそうじゃないか。
参ったなぁ。

ハッと気づいた。
まだ入所が決定したわけでもなく、帰って来るかも知れないのに、すっかり戻ってこない気になっているじゃあないか。
まだ9日の話し合い次第でどうなるか分からないというのに。
今は何も考えないようにしよう。

そして夕方4時過ぎまでかかってなんとか剪定を終えた。
今回は枝を切るだけじゃなく、広がり過ぎていたシダやカヤも抜いたのでとてもスッキリした。
次は先日の強風で外れた扉の修理だな。
まだまだやることがいっぱいある。
とほほ。
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昨日の続き

ちょっと言い過ぎたか?と思っていたら、この後もっと驚かされた。

綿「いや、あそこまで歩いて行くのはやっぱり遠いわ。帰って来とったら道の真ん中でこけたんや。押し車ごとステーってこけて、痛うてしばらく動けんかったんや~」

はぁ?
また転んだんかい!!

綿「痛うていかんから私、もう寝るわ」

「どこ打ったんな?大丈夫なん?」

綿「ほんまになんで卵や買いに行ったんやろか?もうちょっとで川に落ちるとこやったんや。卵も大分割れてしもたし」

質問に答えろよ!
それにしても、言わんこっちゃない。
いい加減、できる事と出来ないことを理解してほしい。

綿「こけて動けんかったら、翔ちゃんぐらいの若い男の子が起こしてくれたんや~」

そうな。それは良かったやん。
どうでもええわ!

「早よ、家に入って寝な」

綿「そうさせてもらうわ」

わりとしゃんと歩けている。
骨折はしてないようだ。

綿子さんは家に引っ込んだと思ったらすぐ戻って来た。

綿「好子さん、ありがとな。手伝えんでごめんな。これ少ないけど取っといて」

と7000円を渡してきた。
きっとさっきの買い物のお釣りなのだろう。
3000円程使ってきたようだ。

「そんなんええから、早よ帰って寝とき。痛いんやろ?ウロウロせんとじっとしとき」

綿「悪いなぁ。食べる物が無いわけでないのに、好子さんがちゃんと買うてきてくれとるのに、なんで買い物にやか行ったんやろか」

分かっとるんやったら自制せえよ!

その後、かつおさんが会社から戻って来た。

「綿子さん、やっぱり買い物に行っとったわ。それで帰りにシルバーカーごと転んだんやと。今、痛うてイカンって寝よるわ」

そう伝えると

「ほんまアホちゃうんか!いい加減にせえよ!」

猛烈に怒り出した。

「剪定がすんだらちょっと様子見に行って」

「分かった。ほんま手がかかるババアやのぉ!」

とりあえずまだ明るいので剪定を続けよう。
するとまたも綿子さんがやって来た。
不燃ごみ(といっても可燃ごみだが)を牛屋に持って行くのだそうだ。
寝とるんと違うんかい!!
ま、これだけ元気なら大丈夫だろう。
スタスタと牛屋まで歩き、家に戻る途中、かつおさんの横を通った。
すると「かつお、痛うていかんのや。向こうまで連れて行ってくれ」とかつおさんにしがみついてきた。

「あんた、さっきまでスタスタ歩いとったやん!」

綿「痛いんや~」

「なら、じっとしとけよ。ゴミや今捨てんでもええやんか」

なんだかアホらしくなる。
なんでじっと出来ないかな?
もうビョーキやで。

そしてこの後もゴゾゴゾと動き回っていたことは見守りカメラで確認済みだ。
普段通り、歩いている。
本当に痛いのか?
やりかねない


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ひき続き26日のこと

実家から戻ると次は綿子さんちの庭の木の剪定だ。
手入れの必要な樹形の乱れた木がかなりある。
しかも剪定の難しい松も3本もある。
1日や2日では終わらない。
昨年はハルちゃんが手伝ってくれたが今年は忙しそうで頼めない。
空いた時間でちょこちょこやっていかないと終わらない。

今朝の事。
「昼からは剪定しような」と言うと、かつおさんは「もうええが。忙しすぎや。剪定は業者に頼もうで」と言い出した。
頼んでくれたら楽でいいが、以前頼んでいた職人さんは高齢のため廃業したので業者を探すところから始めないといけない。
それに結構な料金がかかると思うでと言ったら、かっちゃんに聞いてみることになった。
かっちゃんちも立派な庭があるので毎年業者に頼んでいるそうだし、光三さんちの庭の管理もかっちゃんがしているので、かっちゃんに聞くのが一番いいだろう。
かつおさんは電話をかけた。

「かっちゃん、ちょっと教えて欲しいんやけど、庭の剪定は業者に頼んどるんやろ?だいたいどのくらいかかるん?」

かっちゃんは親切に教えてくれた。
かっちゃんちで5万円、光三さんちで10万円だそうだ。

かつおさんは電話を切るなり

「よっちゃん、やっぱり自分らで剪定しよう!わしが間違うとったわ。10万も要るんやと!」

やっぱり!
わたしはそのくらいは要るだろうと思っていたのでそれほど驚かなかったが、かつおさんは1~2万でやってもらえると思っていたようだ。

「お金出して楽しようって言うとったやん」

「いや10万やで!」

「そら、そのくらいは要るやろ。技術もいるし、大変やのに」

「すまん。やってください」
言っただろ

というわけでやっぱり今年も自分たちで剪定することになったのだった。
ちなみにかつおさんはこういう事にはからっきしセンスがない。
なので切るのはほぼわたしで、かつおさんは助手&雑用係なのだ。
脚立を出し、ブルーシートを広げて

「お願いします!」

しゃあないな。
やりますか!

続く

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