かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:勘弁

大井さんに色々聞いて疑問に思っていたことが解決し、なんだかスッキリした。

「それじゃあ茂造さんのとこに行きます」

大「綿子さんのところにも行くの?」

「いえ、大丈夫そうなので行きません」

わざわざ見舞う事もなかろう。

大「その方がいいかも。昨日から泣くばっかりしてるから」

えっ?またウザいモードなの?

大「昨日はベッドに縛り付けられてたからね。あっ、縛られてたって本当に縛ったんじゃないですよ」

「はいはい(笑)分かってます」

昨日までベッドから動くことを禁止され、スタッフが様子を見に行ったり、声をかけたり、ちょっと世話をするだけで泣いていたそうだ。
うわ~、目に浮かぶわ~。
スタッフさんがやめとけって言うくらいだもの相当ウザいのだろう。
そんなときに会うのは勘弁だ。
やっぱ今日はパスで。
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出棺の後、火葬場にも同行し、お骨上げも行い、仕上げにも参加し、午後3時半頃全てが終わった。

その間、綿子さんはまたも「1週間くらい姉さんの横で寝ようと思っとったんや」を繰り返し言ってみんなを驚かせたり、お骨上げの時にはうっかり熱々の台に触れそうになったりといろいろあったがなんとか乗り切った。

一旦、みんなで綿子家に戻ることにした。
車を走らせていると綿子さんが「かつお、明日の朝のパンがないんや」と言い出した。

「はあ?明日の朝?ばあさんは今から施設に戻るのに朝ごはんの心配や要らんわ」

綿「えっ?」

「兄貴もすぐ帰るし、ばあさんも施設に戻るんやが」

綿「典夫、泊っていくんと違うんか?」

「いや、帰らないかんのや」

綿「ほうか、てっきり泊ると思とったから私も一緒におろうと思っとったのに」

ひえ~勘弁して~!!

典さんは明日、どうしても外せない仕事があるそうで今日中に帰らなくてはならないそうだ。
ホントまさにとんぼ返りのスケジュールなのだ。
明日の仕事が無かったら茂造さんの面会にも行けただろうがしかたない。
綿子さんも着替えさせて晩御飯の前までには施設に送り届けないと。
典さんは4時半の電車に乗るとの事なので、典さんを駅まで送るついでに綿子さんを施設に送ることにした。

綿子さんを着替えさせていた時、脱いだ礼服をかつおさんがハンガーにかけようとしたらポケットからお菓子が出てきたそうだ。
このお菓子は斎場にあったものだ。
こっそりポケットに忍ばせて施設に持ち帰るつもりだったようだ。
ほんと油断も隙もあったもんじゃない。
が、その事も忘れてしまったのだろう。
気がついて良かった。

そこへハルちゃんがゆうくんを連れてやってきた。
典さんにゆうくんを見てもらうため&綿子さんにゆうくんを見せて少しでも元気になってもらうためだ。
ゆうくんの顔を見てちょっとでも気がまぎれたらいいのだが。
あまり時間が無くてゆっくりという訳にはいかなかったが、少しはゆうくんと触れあうことができた。
そして慌ただしく駅へ向かい、典さんを見送り、綿子さんを施設に送り届けたのだった。

今日は長時間座りっぱなしでくたびれただろう。
よく眠れるといいのだが。
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一方、綿子さんの帰宅は問題アリアリだった。
まずはわたしが茂造さんの迎えに外に出るとスッと台所に避難したが、その後家中のチェックを始めたそうだ。(ハルちゃん談)
あちこちを見て回り、台所で洗い物をしていたハルちゃんに「この水道の蛇口は私が居った時のと違うのぉ。私が居らんようになってから替えたんやのぉ」と言ったそうだ。
はぁ?何を言っているんだ。
ずーーーっと前からコレやん。
そりゃあ色々掃除して片付けをしたから物の位置は変わっているし冷蔵庫の中はほぼ空だが、リフォームなどはしていない。
一番変わったのはレンタルの手すりが無くなったことだが、それは返却しなくてはならず仕方のない事だ。
この汚い蛇口が??

けれど何か気に障ったのか本当に家中をチェックして回ったのだった。
以前はちっとも近づかなかったフネさんの部屋まで覗いている。
そして自分の部屋ではタンスの引き出しを一つづつ開けてチェックし服や下着を取り出した。
このタンスはつい先日私が整理したところだった。
もう二度と着ないであろうくたびれた服とまだ着られる服に仕訳し、着ない服は奥の部屋の押入れの収納BOXに入れ、このタンスには秋冬物と、もし痩せれば着られる比較的きれいな服をしまっていた。
こうしておくと次の衣替えがスムーズに出来る。
綿子さんはこの中からブラウスなどを引っ張り出していた。

「何しよん?これどうするん?」

綿「いや施設に持って行こうと思うて」

「こないだ春夏物いっぱい持って行ったやろ。あれで足りんの?」

綿「いや、足りん訳ではないけど、これもあったらええかと思うて」

「それは色味からして秋物やからまた秋に持って行こうと思とったんやけど。それにこれはパジャマやで?パジャマ足りんの?」

綿子さんが手に持っていたパジャマは長年タンスの肥やしになっていた物だ。
一度も着たことがないものだった。
てっきり気に入らないから着ないのだと思っていた。
が、キレイなのでこちらのタンスにしまっておいたのだ。

綿「えっ?パジャマなん?」

「そやで」

あと新品でタグが付いたままの長袖Tシャツを握っていたがこれは明らかに小さくて着られないだろうという物だ。
けれど「そしたらこれだけ持って行くわ」というので諦めた。
合わんやろと言っても気を悪くするだけだろう。
好きにしてくれ。
そして下着も1組持って行くそうだ。
先日の衣替えで下着は大量に持って行った。
シャツは長袖3枚、半袖3枚、袖なし3枚用意した。
それでも足りないのか?
ていうか洗濯物に出される下着は大抵同じ2枚が変わりばんこ戻って来ている。
そんなに要る訳ないのは明らかだ。
だけど言って聞かせるのも面倒くさい。
まっええか。
けどまたタンスの中がぐちゃぐちゃだ。
せっかくキレイにたたんで整理しておいたのに!
勘弁してくれーー!


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昨日の続き

綿子さんの承諾を取り付けるという目的を達成したので、気が変わらないうちに綿子さんを病室に戻そうと看護師さんとソーシャルワーカーの方が目配せした。

看「それじゃあ綿子さん部屋に戻るんな」

すると綿子さんは両手で顔を抑えて泣き始めた。

綿「久しぶりに息子に会えたのに、もう別れなイカンのか~」

看「それならもうちょっと息子さんと話するんな」

という事でしばらく話をすることになった。

綿「今日はかつおが来るって聞いとったから、連れて帰ってくれるって思っとったんや」

マジか?

綿「それで家に帰ったら私どこで寝ようかなって考えよったんや。裏の道は車がようけ走ってうるさいから寝られんからの。それに夜は一人やとやっぱり怖いからかつおの家で寝させてもらおうかと思っとったんや」

ゲッ!!
何を言い出すんだ!
アホなことを言うな!!

かつおさんは驚き、かなり焦ったそうだ。

ソ「息子さんのお家は綿子さんが寝たりできる部屋はあるんですか?」

「ありません!!」

無いことはないが、そう言い切ったそうだ。

ソ「綿子さん、若い人は若い人で生活があるからな。頼ろう、頼ろうとするよりは、いぶきの森に入って迷惑かけんようにする方がええんと違うかな?」

綿「はぁ」

ソ「それでええかな?」

綿「はぁ」

看「そしたらもう部屋に戻りましょうか」

綿子さんは看護師さんに促されて立ち上がった。
が、途端にヨロヨロっと倒れそうになった。
いつもの綿子さんだ。
気持ちがストレートに態度にでる。
やはり入所は気が進まないのだろう。
なんだか悲愴な面持ちでリハビリの先生に付き添われて病室に戻って行った。

綿子さんが居なくなるとかつおさんは「もう、どこまで演技か分からないんで困るんです」と訴えたそうだ。
「さっきは元気に歩いとったのに!それに、さっきの話だって、寝室は昔から道路沿いの部屋で、長年そこで寝てきて今更何を言うとんや!ですし、じいさんの事やって自分が嫌って会おうとせんかったくせに、わしが悪いみたいに言うし」
するとソーシャルワーカーの方と看護師さんはまた笑い転げたそうだ。
ま、他人事だと面白いよね。

その後、内科の先生とも会い、綿子さんの状態の説明を受けた。
血糖値と肝機能の数値が悪くなっているそうだ。
そりゃあ、あんなに好き勝手飲み食いしていたらそうなるでしょ。
かつおさんは「昼はデイサービスで食べるからいいんですが、朝と夜は好きなだけ食べてますし、間食も多いので4カ月で5㎏も太ったんです」と伝えたそうだ。
でもその情報ってさくら苑の方から回っていないのか?
そういえば今日の話し合いでもデイサービスのスタッフさん達なら知っていることを色々聞かれたし、いぶきの森に茂造さんが居る話が出たときに、米さんが綿子さんの実の姉だと言うと「そうなんですね!」といった反応だったし、グループ会社でもすべてが共有されているわけではないようだ。

内科の先生は「まだここに入院しているうちに他に悪いところがないか調べておきますね」と言ったそうだ。
こりゃますます長生きできそうだ。
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