かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:回避

そして2階へ。
今日も面会は控えよう。
洗濯物を回収するだけにしておこうと決めていた。
茂造さんは早々に熱も下がり元気だそうだ。
けど念には念をだ。

かつおさんが部屋まで洗濯物を回収しに行った。
おやつも今日はパスだ。
マスクを外した茂造さんと一緒の空間には居たくないそうだ。

エレベーター前でかつおさんを待っているとまた黒田さんに会った。

黒「ゆうく~~ん!こないだは会うの止めといて本当に良かったね~」

「ホントに!!あの時、止めてくれて助かりました」

そう、先週もここで黒田さんに会い、茂造さんの体調が少し悪いから面会は止めといた方がいいかもと教えてくれたから回避できたのだった。

黒「あの日、朝から喉が痛いって言ってたからね。けどまさかコロナとはね」

「ええ、本当ビックリしました」

黒「え~と今日は?面会?」

「いえ、今日はまだ会うの止めとこうかと。今、かつおさんが洗濯物を取りに行ってるんです」

黒「そうねぇ。元気になっても長い人は10日くらい菌を持ってるから。今日は止めといた方がいいかもね」

茂造さんはデイルームの指定席に座っているのがガラス越しに見えていた。
元気そうだ。
が、もしものことを考えると会いたくない。
ごめんよ、茂造さん。
来週は美味しいおやつをいっぱい持って行くから許してね。
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かつおさんと翔ちゃんには先に綿子さんのところへ向かってもらい、わたしは詰め所へ声をかけた。

「いつもお世話になります。さっき茂造さんに牛乳200㏄を飲ませましたので。」

大井「ありがとうございます。ムリ言ってすみませんねぇ。助かります」

大井さんは忙しそうで奥へ引っ込んでしまった。
そこで黒田さんに聞いてみた。

「ところでここに訪問するたびに牛乳を飲ませて欲しいと聞いたんですが、週末はこうやって面会時に飲ませることは出来るんですけど、平日の洗濯物を取りに来た時はちょっと難しいんじゃないかと思うんです。ここに来るのは仕事の帰りで、たいてい食事時なんです。他の人達がいる所で茂造さんにだけ牛乳を飲ませても大丈夫なんですかねぇ?」

黒田「それはちょっと難しいわねぇ。2階は目ざとくって文句言うおばあさんがたくさんいるから~。「あの人だけ違う物食べよる!」って言う人が必ずおると思うわ~」

「そうでしょう~。かといって食事中の茂造さんを部屋に連れて行くのも無理でしょうし、食後になったら200㏄も一度に飲めるやろか?」

黒田「そうやねぇ」

「とりあえず牛乳は買ってきて茂造さんのタンスに入れておいたんです。毎回ここに来る前に買い物に寄るのは面倒なんで」

黒田「えっ?タンスに?部屋結構暑いけど大丈夫かな?」

「常温保存できるやつを買ってきたので」

黒田「あ、ロングライフね。けどタンスに入れてたら茂造さんが勝手に飲むんじゃない?」

「それは大丈夫かなと思って。タンスは反対方向を向いてるし、一番下の引き出しに入れたから触ることはないと思うんです」

黒田「それなら大丈夫かな?けどそれならこちらで預かりましょうか?そうしたら毎日スタッフが様子を見て飲ませられるし」

「えっ!いいんですか?そうしてくれると助かります。それなら毎日飲ませられるし、便の調子を見て緩い時は止めたりも出来るでしょうから」

黒田「うん、それがいいわ。そうしましょう。そしたら牛乳取ってこなくっちゃ。〇〇くん、茂造さんの部屋のタンスの中に牛乳があるそうだから取ってきてくれる?」

スタッフのお兄さんが取りに行ってくれた。
やったぜ!!
これで毎回訪問時に牛乳を飲ませるミッションは回避できた。
ホッ。
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引き続き4日、土曜日のこと

午後からはかつおさんと風車の丘へ行った。
先日、申請していた『介護保険負担限度額認定証』が届いたのを持って行ったのだ。
実はこの認定証が届くのはとても速かった。
1月23日の月曜日に申請書類や添付資料を揃えてケアマネの川上さんに託したのだが、25日の水曜日には届いていた。
驚きの速さだった。
しかし、それを風車の丘に持って行かなければいけない事を分かっていなかった。
金曜日に川上さんから連絡を貰い、初めて理解したのだった。
そうだこの認定証を持って行って、ついでに茂造さんの施設での様子を聞こう、そう思って二人で訪問した。

受付で認定証を渡し「先日のショートステイ利用時の父の様子を伺いたいのですが」と伝えると、スタッフさんが対応してくださった。

その方の話によると「わりと穏やかに過ごされてましたが、時々介護拒否が見られました。あとはやはりチンチンを出してトイレに向かう事は度々ありました」との事だった。
やっぱりか。
そのスタッフさんが言うには痴呆の方にはよく見られる行為なんだそうだ。
といってもトイレでは無い場所で排泄をする人はいても、チンチンを出してトイレに向かう人は稀なようだが。
そして気になっていたことを聞いた。

「お菓子はあれで足りなかったのでしょうか?」

ス「ちょうど食べきったという具合でした」

「そうなんですね。そしたら次回はもう少し多めに持ってきます」

ギリギリだったようだ。
危なかった。

それからもう1点聞いてみた。

「ストーマ袋がパンパンになっていたので交換したと伺ったのですが、本人はトイレで中身を捨てなかったのでしょうか?普段は溜まってきたら自分で下の穴から捨てていたんです。それで袋自体は週2ペースで交換していたんですが」

ス「そうなんですね」

「それから、そうやって自分で捨てた後、穴を閉じるのを忘れるという事が最近度々あったもので。そうなると漏れて大変なことになるんです。なのでできればトイレに行った後はちゃんと袋を閉じているか確認していただければと思うんです。これも正月にデイサービスが休みになってずっと家に居たのと、その後コロナに感染して1週間ほどデイサービスに行けなかったので、刺激が少なかったせいかなとは思ってるんです。急に閉め忘れが起きるようになってしまって」

ス「そうなんですね。わかりました。注意するようにします。お聞きできてよかったです」

そう言っていただけて良かった。

あとポーチが一つ足りなかったことは言うのをやめた。
もしかすると綿子さんが触っている可能性もあるから、もう一度確認してからにしようと思ったからだ。
それと水虫の薬の件も言うのをやめた。
これはかつおさんの連絡不足といった点も大いにあるので次回、改めてお願いすればいいだろうと思ったからだ。

それにしてもやはり施設とはしっかり話をして情報を共有することは大事だなと思った。
茂造さんもスタッフさんも気持ちよく過ごせるために。
注意が必要なことを前もって伝えとけば、ある程度は回避できるだろう。

ちょっと癖のある茂造さんですがどうぞよろしくお願いします。
だいじだね


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土曜日久しぶりに綿子さんと買い物に出かけた。
前日、

「明日、午前中に買い物に行こうな。9時から出発でええかな?」

と尋ねた。
すると

綿「買い物な。考えとくわ」

と言い出した。

はぁ!?

「そしたら明日は買い物は無しでええかな?他にも用がたくさんあるから行かんでええんやったら助かるわ」

実はわたしの実家の両親も先日運転免許を返納したので週末はいろいろ用事を頼まれているのだ。
それに金曜日からかつおさんは出張に出かけていてこの週末は不在だ。
なので全てが私の肩にのしかかっている。
先に綿子さんの買い物を済ませてから実家に行こうと思っていたのになんやその中途半端な返事は。
どっちでもええんやったら今回はパスしたい。

綿「いや、行くわ!9時でええ」

やっぱり行くんやん!
行きたいくせになんで気のないフリをするのやら。
こういうちょっとしたことが何気にストレスになる。
つれなくしてみる

そして土曜日、車に乗り込みながら

綿「あーしんど、もう何をしてもしんどいわー」

「なら買い物行くのやめる?しんどいんやったらいるもん買うて来てあげるで」(なんてったってその方が楽やし、ぜひそうしたい)

綿「いや、行く!行って見るんが楽しみなんや」

ならしんどい、しんどい言うなよ。
負の言葉は聞かされる方もストレス溜まるんやで。

とにかく買い物は回避できなかった。
ガッカリ....

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