かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:声掛け

昨日の続き

次に茂造さんのところへ。
今日もデイルームに居たので部屋へ連れて行く。
いつものように即行でおやつを食べ終わると「もうわし寝るわ」とベッドに寝転んだ。
ホント茂造さんの面会は速くていい。

着替えをタンスに片付けているとゆうくんのアルバムが置いてあった。
先日、ベッドの柵にカゴを取り付け、そこに入れておいたのだが、またタンスに置いてある。
ここに置いてるという事はアルバムは見てないのだろう。
茂造さんはタンスを触ることはまずない。
なのでスタッフがここに置いたのだろう。
ここに置いたら最後、茂造さんが見ることは無いと思う。

「茂造さん、ゆうくんのアルバム見てくれよる?」

尋ねてみたが、聞いちゃあいないので返事は無い。
きっと見てないと思う。
やはり持って来るのが遅かったようだ。

「たまには見てやってな。ここに入れとくから」

とアルバムを枕元のカゴに戻した。
ま、面会に行くたびに「写真見てね」と根気よく声掛けしよう。
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昨日の続き

けど、絶対勝手に歩くようになるよね。
かつおさんもそう思うと同意した。
現にこの間だって勝手に一人で立ってタンスの上のものを取ろうとつま先立ちしていたそうだし。
しかしこの間、車いすに乗せてもらっているときは全く歩けそうもない様子だったのよね。
要は「スイッチ」が入れば立てるし、歩けてしまうのだ。
今はあまり意欲がないから割とおとなしいが、だんだん欲が出てきた時が怖いよね。
そういえばこのところ綿子さんの洗濯物に尿汚染が混じっている。
先日なんか尿汚染の袋にズボン、ズボン下だけでなく長袖Tシャツや下着のシャツまで入っていた。
オムツをしててなんでこんなことになるんだ?
不思議に思っていたので今日の会議の時にかつおさんに聞いてきてもらった。
結果、やはり勝手にトイレに行って用を足そうとして汚すんだそうだ。
トイレに行きたくなったら呼んでねといつも声をかけているが、スタッフを呼ぶことなく一人でトイレに行ってしまうそうだ。
スタッフの手を煩わせることを気兼ねしているのかな?
けど結果、もっと手を煩わせることになってるし。

そして声掛けした時の反応は「はい」と素直に返事をする時と「わかっとるわ!」と怒る時の2パターンなのだそうだ。
う~ん、やっぱり痴呆が進んでる気がするなぁ。
けど、この様子ならやっぱりずーっと車いす生活とはならない気がするよね。
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昨日の続き

そしてもう一度4階へ。
もう起きてるだろうか?
まだ寝てたらどうしよう?

綿子さんはベッドで横になってはいたが、目が開いていた。
良かった~。
いつもの日向ぼっこスペースに移動しよう。
しかし、一人では車いすに乗れないようだ。
スタッフさんを呼んできて車いすに乗せてもらった。
わたしたち素人が下手に手を出して、また転んだら大変だからね。

スタッフさんは「はい、そしたらこっちの手でここ掴んでね。そしたら足を下すよ。はい、せえの」と次々声を掛け、上手に車いすに乗せていた。
さすが!
綿子さんは顔をしかめながら腕の力を使って必死で起き上がっていた。
この様子を見ていたら、一人で立って、しかもつま先立ちになっていたとは思えない。
が、ボケていたら思わぬ力を発揮するものだもんね。
痛みも感じないのだろうか?
本当に不思議だ。

車いすを押して日向ぼっこスペースへ向かったが先客がいた。
なのでエレベーターで1階まで下り、ロビーで面会することに。
今日の綿子さんは先週に比べるとだいぶ顔つきがしっかりしてきたような気がする。
ゆうくんを見て目を細めていた。
笑顔も見える。
少しずつ回復しているのかな?
そうだといいなと思う。
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9月19日 木曜日

今日はかつおさんがいぶきの森へ洗濯物の回収に行った。
まずは4階の綿子さんのもとへ。
今日は残業をしたためいつもより遅い時間になったそうだ。
そのため食事はとっくに終わっていて、綿子さんは部屋のベッドで横になってテレビを見ていたそうだ。
片耳のイヤホンなのだがかつおさんが来たことに全然気づかなかったそうだ。
なので先に用事を済まそうと洗濯物を入れ替えた後で声をかけた。

「おう、ばあさん」

綿子さんはビクッとして驚いたそうだ。
テレビに夢中だったのか?
やはり耳が悪くなっているのか?
聴覚に限らずいろんなものが鈍くなってきているようだ。

綿「来てくれたんか~。いつもすまんのぉ~」

「おう。ほなの」

あっさりした会話を交わし、さっさと部屋を出たそうだ。
そうそう、あいかわらずテレビは付けている時間でお金をとられると思っているようで仕切りのカーテンで覆って隠すようにしていたそうだ。
やはり思いこみの訂正は難しいようだ。

その後2階の茂造さんのもとへ。
茂造さんも部屋で横になっていたそうだ。
この時間、スタッフさんも割と手が空いているのか一緒に部屋に入ってきて茂造さんに声をかけたそうだ。

ス「茂造さん、息子さんが来てくれたで」

かつおさんは内心『いや、声かけてくれんでええのに』と思ったそうだが仕方ない。

「おお~秀夫か」

ガクッ!
また秀夫かい!

「かつおや。洗濯物を取りに来たんや」

「ほうか」

「じいさんは寝とったらええぞ。ほなの」

さっさと洗濯物を入れ替えて部屋を出たそうだ。
すると茂造さんは起き上がり、おしっこのバッグが入ったカゴを手に持ちついてきたそうだ。
そしてガラス扉の所まで来て「気をつけて帰れよ」と言ってくれたそうだ。
マジ⁈
やるやん茂造さん!
かつおさんは一緒に家に帰ると言い出すのではと思い、どうしようとグルグル考えていたのでびっくりしたそうだ。
その分、気遣いの言葉が嬉しかったようだ。
帰って来たかつおさんはとても嬉しそうに話してくれた。
いつもこんなだったらいいのにね。
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