かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:外出

1月25日 土曜日

今日はいよいよ綿子さんが外出して家に戻ってくる。
ついでに茂造さんも連れて帰ろうかとチラッと考えたが、今、茂造さんは『家に帰りたい病』が酷いので下手に連れて帰って悪化したら困ると思いやめた。
それに綿子さんも茂造さんがいない方が喜ぶだろう。

10時前、かつおさんがいぶきの森へ迎えに行き、そのままかっちゃんちへ米さんの仏壇のお参りに連れて行った。
わたしはいつもより早めに実家へ行き、両親を買い物に連れて行き、10時半ごろ戻って来た。
かつおさん達が戻る前にお昼ご飯の用意をしておかないと。

結局、今日のメニューのメインはウナギにした。
綿子さんの大好物だし、やはりごちそう感が出る。
他にごちそう感があるものとして思いつくのはお刺身やお寿司だが、生ものは施設の方からNGが出ているので出せない。
なのでやはりウナギにしようということになったのだ。
他にもかつおさんが得意料理のエビとアボカドのマヨネーズ和えとザク切りキャベツの豚肉巻きを作っていた。
わたしは粕汁を作った。
それと綿子さんの大好きな柿を使ってカブと干し柿の甘酢和えも作った。
あと一応白米も用意した。
うな丼とかうな重にして食べたいなら白米がいるから。

これらをどんどん綿子さんちに運び、小皿に取り分け食卓に並べた。
そうこうしているうちにかつおさんが綿子さんを連れて戻って来た。

「綿子さん、おかえり」

綿「あ~好子さん、ありがとなぁ~」

「食事の用意はまだできてないからリビングでゆっくりしとって」

ちょうどそこへハルちゃんがゆうくんを連れてやって来た。
ナイスタイミング!
綿子さんの相手はハルちゃんとゆうくんに任せ、わたしとかつおさんは台所へ。
せっせと準備をしているとリビングの方が賑やかになった。
麦さんが到着したようだ。
麦さんは出来立てほやほやの栗おこわを持って来てくれた。
この栗おこわ本当に美味しいのよ。
大きくて立派な栗がこれでもかってくらい入っている。

「いつもありがとうございます」

「いやいや、これしか出来んのや~。アホの一つ覚えでな~」

よく言うわ。
麦さんの料理はとても美味しい。
それに麦さんはかなり潔癖症なので安心して食べることができる。
昔は綿子さんの手料理もとても美味しくてお裾分けをもらったら喜んで食べていたのだけれど、だんだん恐ろしくて食べられなくなってしまった。
まな板はカビて黒ずんでいるし、雑巾のような台ふきんを使っているし、お皿や調理器具を洗う時に洗剤を使わないのを見ると気持ち悪くて食べられなくなってしまった。
麦さんもわたし達に「綿ちゃんには言えんけど、ここで出されたもんは食べとうないんや」と言っていた。
ハルちゃんと翔ちゃんも「ばあちゃんの作った唐揚げとポテトサラダは絶品やったよなぁ。もう二度と食べられんのか~」と嘆いている。
ほんとあの頃のポテトサラダがもう一度食べたいなぁ。

続く
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12月20日 金曜日

かつおさんが出張から戻って来た。
といってもまた日曜日の夕方から出張先に戻るのだが。

色々報告や相談をしなくてはならないことがある。
とにかく急ぐのが茂&綿をお正月にどうするのかだ。
いぶきの森からは何度もお正月の予定が決まったら教えてくださいと言われていた。

何時連れて帰るのか?
何回連れて帰るのか?
外泊させるのか?

「正月いつ連れて帰るん?はよ決めて施設に言わないかんやん」

「おう。それが電話がかかってきまくって困ったんや!」

いつまで経っても返事をしないから催促の電話がかかってきたのだろう。

「マネージャーが「いつ連れて帰られますか?それに宿泊はいかがですか?」って言うんや」

「えっ?泊り?」

「そうなんや。向こうはやたら泊りをプッシュしてくるんや。いや~それはムリですって必死で断ったんや」

「ところで典さんは?帰ってくるん?」

か「アニキは帰って来ん」

「連絡あったんや」

「いや、直接会うて聞いたんや」

そうか出張の前半は関東だったっけ。

「アニキが帰ってくるんやったら泊りも考えたけど、帰って来んのに無理や!」

「そら、無理やな。でもマネージャーは何べんも泊りを勧めてきたんやろ。家に帰らせて一人にしても大丈夫やと思っとるってことやろ。マジ⁈」

「いや、泊りをと言われたんは1回だけや」

「えっ?さっき何べんも電話がかかってきてプッシュされて困ったって言うとったやん」

「いや~それくらい困ったってことでちょっとオーバーに言うてしもたんや~」

はぁ?
大事なところでウソを混ぜるな!!
何回も言われたのと1回だけ言われたのでは大違いじゃないか!
正しい情報を伝えろ!!
そのウソのせいで綿子さんの担当マネージャーがポンコツかと勘違いしたじゃないか。
草野さん失礼しました。
ポンコツなのはかつおさんでした。

で結局1月1日に二人を連れて帰ることに決めた。
この日は綿子さんの誕生日だからやはり1日がいいだろう。
で、二人を別々の日に連れて帰るのはなし、泊りもなしという結論に至った。
ちょっとはゆっくり休ませてください。
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皆さま、あけましておめでとうございます

今日は綿子さんの誕生日。
茂造さんと綿子さんを家に連れて帰ってみんなでささやかなお祝いをしました。
もちろん外出です。
泊まりはなし!
だけどかなり疲れました(笑)
今日の話はまた後日ブログに書きますね。
とりあえずゆっくり休みたいと思います。
では、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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8月12日 月曜日

朝9時過ぎ、いぶきの森へ茂造さんを迎えに行った。
実は昨日の午前中、梅ちゃんから電話がかかってきて「明日、仏壇を参りに行きます」と連絡をもらった。
梅ちゃんは茂造さんの妹だ。
今年のお正月、梅ちゃんと秀夫さん(茂造さんの弟)を招いて茂造さんに会わせてあげようと計画したのだが、インフルエンザが流行し、いぶきの森では外出禁止になってしまった。
そのため実現しなかったのだ。
なので今回こそ会わせてあげようといぶきの森に連絡し「明日、茂造さんの兄弟が来るので家に連れて帰りたいのですが」と申し出た。
急なので許可が下りるか心配したがあっさりOKが出た。
ということで今日は朝から迎えに行くことになったのだ。
そしてラッキーなことに秀夫さんちからも昨日の午後「明日伺いたいんですが」と連絡が入った。
ちょうどいいじゃん!
しかし秀夫さんは外出が難しいとのことで奥さんのひろこさんだけ来るそうだ。
ちょっと残念。
けど大勢親せきが来てくれたら茂造さんも喜ぶだろう。

いぶきの森に着き2階に上がり「茂造さんを迎えに来ました」と伝えると外出届の記入をお願いされた。
いつもは前もって記入しているのだが、今回、急に外出が決まったので当日書くことになったのだ。
かつおさんが記入している間に中に入り、まずは持参した着替えをタンスにしまった。
スタッフさんが茂造さんに「お家の人が迎えに来てくれたよ」と声をかけると、茂造さんは「やっと家に帰れるんやの!」と嬉しそうに起き上がった。
さっさと靴を履いて外へ出て行こうとする。
ちょっと待って!
スタッフさんが外出時の注意事項などを話しているのにそれが待てない。
とにかく嬉しくて気がはやるのだろう。

そして車に乗せ、家に向かって走り始めると静かになった。
いつもは外の景色を見て「これ知っとる!」とか「あれは〇〇やの!」とずーーっと喋り続けていたのに今日は家に着くまで一言も喋らなかった。
どうしたんだ?

車から降り、家に向かって歩く。
途中、庭の中ほどで突然止まった。

「どしたん?しんどいん?」

「いや、ゆっくり見せてくれ」

庭を眺めたかったようだ。
けど10秒後には「もうええ」と歩き始めた。
はや!

家に入り「あぁ~しんど~」と言いながらソファーに座った。
普段、ほとんど歩かないのに、暑い中いつもの倍以上歩いたものね。
さっきスタッフさんから「最近便が固いので水分をしっかり取らせてください」とお願いされていた。
さっそくお茶を渡す。
茂造さんはお茶を飲みながら

「ここはわしの家か?」

「そうやで」

「ほうか。こんなかったんかのぉ?」

なんだか疑っているようだ。
間違いなく茂造さんの家ですやん!

「ひいじいちゃんおかえり~」

とゆうくんをそばに連れて行くと

「おお!ゆうきか!わし写真いつも持っとるんや」

とポケットに手を入れた。

「あれ?無いが~。あそこに忘れてきたんかのぉ?」

いやいや、先週の月曜からずっと無かったはずですよ。
今日はアルバムが無いので先日のやり取りは出来ない。
ラッキー!!
アルバムを洗濯してしまった後、またアルバムを買ってきて少々波打ったままの写真を入れてアルバムを再生していたのだがまだ茂造さんに渡せてなかった。
今日渡して持って帰ってもらおうと思ってたんだけど今出すのは止めよう(笑)
まあ1分でリセット入るから…

続く

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7月27日 土曜日

今日は茂造さんの92歳のお誕生日!!
おめでとう!!
という事で家に連れて帰ってお祝いを!
10時半ごろかつおさんと翔ちゃん(朝から駆けつけた)で茂造さんを迎えに行った。
わたしとハルちゃんとで茂造さんちで迎える準備だ。
今日のお昼ご飯には近所の食堂で鰻入りのお弁当を買ってきた。
それと大好物のショートケーキも用意した。
これでバッチリだ。

茂造さんは家に着くなり大きな声で「ここは覚えとる!」とか「あぁ思い出した!」と記憶の確認に忙しい。

「やっと家に帰って来れたが~。何年あそこで居ったんかのぉ?」

イヤイヤ、外出しただけで夕方には戻るんやで!
まさかもうずっとここにいるつもりじゃないよな?
恐ろしい事を言わないでほしい。

そしていつものようにわたし達の点呼が始まった。

Ⓐ「あんた誰な?」
「かつおや」
「あんた誰な?」
「好子や」
「あんた誰な?」
「翔平や」
「あんた誰な?」
「ハルや」
Ⓐに戻る

延々ループだ。
聞いたそばから忘れてしまう…。
ま、とにかくお昼にしよう。

テーブルに着いた茂造さんの前にお弁当を置くと「おお~美味そうや~」と目を輝かせた。
そして目の前に座っている翔ちゃんに向かって「ビール無いんか?」と言い出した。

「ない!」

「なんで用意してないんや!ビールか酒は無いんか?飲みたいが!」

まさかアルコールを欲しがるとは⁉
入所してからお酒は飲んでいないし、入所前もほとんど飲まなくなっていたのに。
それに飲ませるのは施設的にNGだろう。
実は目の前で翔ちゃんは缶ビールを飲んでいた。

「お前それ何飲んどんや?」

「ジュースや」

「ほうか。酒と違うんか」

騙されてくれた。
ホッとした。
そしてコップにお茶を注いでみんなで乾杯した。

「じいさん誕生日おめでとう!」

「わしの誕生日は7月17日や」

「いやいや違うやん。27日やが。今日やで」

「ほうか?」

相変わらず17日が誕生日だと思っている。
なかなか修正できないようだ。

茂造さんは黙々とお弁当を食べた。
時々「美味いのぉ!」と言う。
施設ではずっと喋りながら食べているらしいのに今日はどうしたんだ?
あまりの美味しさに口数が減っているのだろうか?
このお弁当、施設で食べている量に比べるとはるかに多い。
なので「無理して食べきらんでええからな。残してええんで」と声をかけた。
が、どんどん食べる。
食べすぎでは?大丈夫か?心配になる。
ほぼほぼ食べ終わったが鰻は残っていた。
もしかして鰻は嫌いだったのか?
けど心配は無用だった。
最後に美味しそうに食べた。
好きなものは取っておくタイプなのね。
そして完食してしまった。
これでいつものように昼寝に行くだろう。

「じいさん、寝るか?」

「おう、疲れたから寝るわ」

ベッドへ誘導し寝かせた。
やれやれ、やっと一息つけると思ったら茂造さんはすぐ起きてきた。

「どうしたん?」

「せっかくやからみんなのとこにおるわ」

マジか⁉
こんなことを言い出したのは初めてだ。
茂造さんをリビングに連れて行った。
そしてまたも点呼が始まったのだった。
一休みさせてくれ!!
ひとりでいけよ

続く

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