かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:大喜び

昨日の続き

ようやく落ち着いたところで

好「綿子さん、かつおさん明後日、誕生日や。60歳になるんやで。還暦や」

綿「ほうな」

か「お~、わしもそんな歳になってしもたわ~」

すると綿子さんは

綿「私の年金、残っとるか知らんけど、あるんやったらそこから…」

か「おっ!祝いくれるんか?」

綿「おう、取っといてくれ」

か「ええこと言うのぉ」

綿子さんはすぐお祝い金を渡さないとっていう思考なのよね。
かつおさんはここ数年、自分の誕生日だけはいつもスルーされるとグチっていたので大喜びだ。
結局、綿子さんの口から「おめでとう」という言葉は一度も出なかったのだった…。
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3月1日 日曜日

久しぶりに翔ちゃんが来たので今日もみんなで茂&綿の面会へ。
かつおさんと翔ちゃんとハルちゃんとゆうくんとわたしの5人だ。
綿子さんは大勢来たことに大喜び。
2日連続ということには気づいてない様子だ。
多分昨日の事は忘れているのだろう。

いつもの日向ぼっこスペースで面会したのだが、終始満面の笑みだった。
そこへ通りかかった看護師の大井さんが「あら今日は大勢来てくれとるやないの~、良かったなぁ綿子さん」と声をかけてくれた。
そして「せっかくだから写真撮ったらは?私が撮ってあげるわ」と言ってくれた。
そこでみんなで並んで撮ってもらうことに。
「マスク外していいですよ」と言ってくれたので久しぶりにみんな素顔で写真に納まった。
「今度焼いてくるわ」というと「うわ~楽しみや~」ととても喜んだ。
今日は最高の日になったね(笑)

翔ちゃんが「麦さんは時々来てくれよん?」と尋ねたら「来てない」と言う。
いやいや、半月前に来てくれたやん。
それも覚えてないのね。
とにかく短期記憶が弱っているのが分かる。
かつおさんは『麦さん』と聞いて「また栗おこわが食べたいの~」と言い出した。
綿子さんも「麦さんがよう栗おこわ作って持って来てくれよった。また食べたいのぉ」と言った。
かつおさんが「そしたら電話してみようか」と電話をかけた。
が、あいにくでない。
残念。
それじゃあと典さんに電話をかけたがこれまた出ない。
残念。
またの機会だね。

綿子さんの面会を終えるともう昼食の時間だった。
なので茂造さんは次回にしようといぶきの森を後にしたのだった。
茂造さんはもう翔ちゃんのことも分からないからね。
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茂造さんの面会を終え、次に1階へ。
綿子さんはちょうど今からお風呂に入るところだった。
えっ?
さっき入浴中って言ってなかったっけ?
どうもスタッフさんが勘違いしていたようで、実際はまだ入浴していなかったのだ。
困ったな。どうしよう。
するとスタッフさんが「30分くらいなら、まだ他に入浴していない人を先に入れてますから大丈夫です」と言ってくれた。
じゃあという事で先に面会することに。

スタッフさんが綿子さんに「可愛い子が来てくれとるよ~」と声をかけると速足でこちらにやってきた。
ムッチャ素早い!
ゆうくんを見て「来てくれたんか~」ととても嬉しそう。

好「もう一人可愛い子が来とるよ」

綿子さん、きょとんとしている(笑)
翔ちゃんを見つけまたも大喜びだ。

そして急いで4階の綿子さんの部屋へ。
お花を活けないといけないからね。
今日のルドベキア。
以前も持って来たことがある花だ。
そろそろ庭の花も終わりそうで、この花くらいしか切り花に出来そうなものがない。

花を飾り終えるとパンを渡した。
綿子さんはすぐさまちぎってゆうくんにあげる。
パンが大好きってことはちゃんと覚えている。
結局4分の1はゆうくんが食べた。
そしてマッカウリ。

綿「これ何?」

好「食べたら分かるわ」

食べてみたが分からない。
頭をひねっている。

好「マッカウリやで」

綿「あ~マッカウリな!言われたら分かったわ」

毎年食べてたのに分からないものなのね。
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6月30日 日曜日

かつおさんは朝から営農の田植えへ出かけて行った。
数くんも仕事だ。
なので茂&綿の面会はハルちゃんに同行してもらった。
わたし一人では間がもたない。
もちろんゆうくんも一緒だ。
とにかくゆうくんは茂&綿のいい刺激になる。
なのでなるべく連れて行って会わせてあげたい。

ハルちゃんは午後から用事があったので午前中に訪問した。
10時過ぎにまずは4階の綿子さんのところへ。
綿子さんはまたも泣いて喜んだ。

綿「また来てくれたんな~。まさか今日も会えると思ってなかったわ~」

もの凄く感激している。

綿「朝もゆうくんの写真見よったんや。まさか会えるとは~」

ベッドに腰かけゆうくんを抱いてもらった。
本当に嬉しそうだ。
それにしても今日も隣の人は不在だ。

好「今日も隣の人、居らんのやな」

何げなくそう言った。
すると

綿「隣の人とは話せんのや」

えっ?

綿「私より大分若いんや」

ハ「へぇ~そうなんや」

綿子さんのコミュニケーション能力からして、少々歳が違っていても大丈夫そうなのにおかしいなぁと思っていたら

綿「私がここに初めて来た時に「今日からよろしくお願いします」って挨拶したのになんも返事せんかったんや」

なかなか難しい人のようだ。

綿「だからもうこっちからは話せんのや!」

綿子さんは人当たりはいいし、話をするのは好きな方だが、他の人を悪く言うのはかなり珍しい。
同室の方はかなりクセ強な人なんだろう。
こればっかりは運だから仕方ないよね。
茂造を除く

話題を変えよう。
そこで持参した桃を取り出した。

好「今日は桃を持って来たで」

綿「ええっ!」

好「桃好きやろ」

綿「好きや~!嬉し~!」

桃は皮を剥いて食べやすくカットしてタッパーに入れて持って来た。
綿子さんは目を輝かせて食べた。

綿「美味しいわ~~~。ここではこんなのは食べられんからなぁ」

ハ「果物とかは出んの?」

綿「出ることないな」

やっぱり果物は高いからかな?
なかなか難しいのだろう。

綿「全部食べてかまんの?」

好「ええよ、ええよ」

桃半個分が入っていたのだがペロッと食べてしまった。
お汁まですすっている。

綿「うわ~美味しかった~!」

喜んでくれて何より。
あと、ハーベストも持って来ていた。

好「これも食べる?」

綿「そしたらこれは置いといて後で・・・」

だから!それはダメですって!!(笑)

東ハト ハーベスト 香ばしセサミ 8包
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4月27日 土曜日

午前11時、かつおさんといぶきの森へ綿子さんの面会に行った。
ハルちゃんや数くんがLINE送ってくれた赤ちゃんの写真をプリントし、名前や誕生日を書き込んだミニアルバムを作って持って行った。

受付を済ませているとホールの方から綿子さんがシルバーカーを押しながらやって来た。
前回の面会は3月の末頃だったので約1ヶ月ぶりだ。
わたし達の顔を見ると喜んでくれた。
「うわ~来てくれたんな~。嬉しいわ~」
前回の面会時、お通夜の様な状態になったことはすっかり忘れているようだ。

「綿子さん、ハイこれ、プレゼント!」とミニアルバムを渡した。
綿子さんは「えっ?何?」と驚いた顔をしている。
「中を見てみて」
アルバムを開き赤ちゃんの写真を見た途端、察したらしい。

綿「えーーーーっ!!!子供出来たんか!」

か「ばあさん、ひ孫や!ハルちゃんの子や!」

綿「うわ~、いつ子が出来るんやろかと思とったんや。生まれたんか!!」

好「そうやで、24日に生まれたところや。まだ生まれてほやほややで」

綿「うわ~~良かった~~~。それでハルちゃんも赤ちゃんも元気なんか?」

好「赤ちゃんは元気やで、五体満足やで。ハルちゃんは難産やったからしんどそうなんや」

綿「ほうか~しんどかったんやなぁ」

か「ばあさん、ひ孫が見れて良かったのぉ!」

綿「ほんまや、嬉しいわ~」

綿子さんはとても喜んでくれた。
やはり赤ちゃんはみんなを笑顔にしてくれる。

続く
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