ひき続き30日のこと
ところでこの日、かつおさんはCT検査を受けた後、綿子さんを連れて郵便局へ向かった。
綿子さん名義の定期預金を普通預金口座に移すためだ。
移しておかないといざお金が必要になった時に出金できなくて困る。
茂造さんが入所する前にも同じように定期預金を普通預金に移した。
その時の経験から本人を連れて行くのが一番早いと分かっていた。
綿子さんの定期預金は郵便局と農協にあった。
両方行きたいが、昼食の前までにいぶきの森へ送って行かなければならないので、今回は郵便局だけにした。
郵便局へ向かって車を走らせながら綿子さんに用意していたくるみパンを渡した。
綿子さんは「うわ~私これ好きなんや~」ととても喜んだそうだ。
かつおさんは「知っとるわ。だから買うてきたんや」と。
多分得意そうな顔をしていたんだろうと思う。
綿子さんは早速食べ始めた。
そこへ麦さんからかつおさんに電話がかかってきた。
週末にお米を取りに行きたいという連絡だった。
今、かつおさんが綿子さんと一緒にいる事は知らずにかけてきたのだがちょうどいい。
「おばさん、今、ちょうどばあさんと一緒におるんや。代わるわ」
麦さんには綿子さんが12月から入院したことも、そのままいぶきの森へ入所したことも随時連絡していた。
しばらく会ったり、話できていなかったので喜んでくれたそうだ。
「ばあさん、麦さんやぞ」と電話を替わると綿子さんもとても喜んだ。
感激して涙を流していたそうだ。
そこでかつおさんはせっかくなのでみきさんにも電話をかけようと思いつき、麦さんからみきさんの携帯の番号を教えてもらったそうだ。
みきさんに電話をかけるとみきさんもとても喜んだそうだ。
綿子さんは言うまでもない、これまた涙を流しながら話していたそうだ。
そうしているうちに郵便局に着いた。
くるみパンはまだ半分以上残っていたそうだ。
綿子さんはそれを手に持ったまま郵便局に入っていこうとしたそうだ。
かつおさんは慌てて「それはおいていけ」と制したそうだ。
そして手続きが終わると急いでいぶきの森へ戻った。
結局、くるみパンは半分しか食べる事ができなかったそうだ。
綿子さんは名残惜しそうにしていたが、いぶきの森に食べ物は持ち込めない。
残りはかつおさんが食べたそうだ。
そうしていぶきの森に戻った綿子さんだが、特に嫌がるそぶりも見せずすんなり戻って行ったそうだ。
か「もう覚悟ができとるみたいや」
なにはともあれ今日は全て順調に事が運んだし、少しは綿子さん孝行も出来たようだし、良かった良かった。

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茂造さんが入所する前にも同じように定期預金を普通預金に移した。
その時の経験から本人を連れて行くのが一番早いと分かっていた。
綿子さんの定期預金は郵便局と農協にあった。
両方行きたいが、昼食の前までにいぶきの森へ送って行かなければならないので、今回は郵便局だけにした。
郵便局へ向かって車を走らせながら綿子さんに用意していたくるみパンを渡した。
綿子さんは「うわ~私これ好きなんや~」ととても喜んだそうだ。
かつおさんは「知っとるわ。だから買うてきたんや」と。
多分得意そうな顔をしていたんだろうと思う。
綿子さんは早速食べ始めた。
そこへ麦さんからかつおさんに電話がかかってきた。
週末にお米を取りに行きたいという連絡だった。
今、かつおさんが綿子さんと一緒にいる事は知らずにかけてきたのだがちょうどいい。
「おばさん、今、ちょうどばあさんと一緒におるんや。代わるわ」
麦さんには綿子さんが12月から入院したことも、そのままいぶきの森へ入所したことも随時連絡していた。
しばらく会ったり、話できていなかったので喜んでくれたそうだ。
「ばあさん、麦さんやぞ」と電話を替わると綿子さんもとても喜んだ。
感激して涙を流していたそうだ。
そこでかつおさんはせっかくなのでみきさんにも電話をかけようと思いつき、麦さんからみきさんの携帯の番号を教えてもらったそうだ。
みきさんに電話をかけるとみきさんもとても喜んだそうだ。
綿子さんは言うまでもない、これまた涙を流しながら話していたそうだ。
そうしているうちに郵便局に着いた。
くるみパンはまだ半分以上残っていたそうだ。
綿子さんはそれを手に持ったまま郵便局に入っていこうとしたそうだ。
かつおさんは慌てて「それはおいていけ」と制したそうだ。
そして手続きが終わると急いでいぶきの森へ戻った。
結局、くるみパンは半分しか食べる事ができなかったそうだ。
綿子さんは名残惜しそうにしていたが、いぶきの森に食べ物は持ち込めない。
残りはかつおさんが食べたそうだ。
そうしていぶきの森に戻った綿子さんだが、特に嫌がるそぶりも見せずすんなり戻って行ったそうだ。
か「もう覚悟ができとるみたいや」
なにはともあれ今日は全て順調に事が運んだし、少しは綿子さん孝行も出来たようだし、良かった良かった。

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