12月26日 木曜日
今日も洗濯物の回収へ。
綿子さんは火曜日に回収したから洗濯物はないはずだ。
しかし洗濯し終えた着替えを届けないといけない。
火曜日は綿子さんのところに寄るつもりが無かったので持って行ってなかったのだ。
まずは4階から。
デイルームを抜けながら綿子さんの席の方をチラッと見ると綿子さんがこちらを見ていた。
目を合わせないようにして足早に通り抜けた。
はや足で部屋まで行き、さっさとタンスにしまって帰ろうとしたらなぜかタンスの位置が変わっていた。
いつもは壁を背にして設置していたのだが今日は横を向いていた。
隣りの人のスペースと仕切るカーテンを背にして置いてあった。
はは~ん、きっとこれは隣の人が綿子さんのタンスを触らないようにするための対策だな、そう思った。
それはいいんだけど、この向きではタンスの正面に立てないので中のものが取り出しづらい。
もちろんしまいづらい。
もたもたしていると綿子さんがやって来てしまった。
チッ、仕方ない。
綿「やっぱり好子さんや。来てくれたんやなぁ」
好「着替えを持ってきただけやからすぐ帰るんや」
綿「そうな。ありがとなぁ」
好「タンスの向きが変わったんやなぁ。取りにくいやろ」
綿「そうなんや。それな、多分隣の人が文句言うたんやろうと思うんや。テレビが眩しいって。だからここにタンス置いたんやろ」
好「いやいや、違うと思うで。そうでなくて隣の人が綿子さんのタンスを触らんようにするためにこう置いたんやと思うわ」
綿「えっ?タンスを触る?」
好「この間からちょくちょく隣の人の服が綿子さんのタンスに入とったやろ。だからやと思うで」
綿「えっ?服?私のとこに?」
好「そやで。わたしも2回ぐらい見つけたで」
綿「ほうな」
えっ?綿子さん気付いてなかったのか?
のんきなもんだ。
で、勝手な妄想で隣の人に腹を立てているようだ。
ま、どっちもどっちだ。
ボケた者同士仲良くしてくれ。

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いつもは壁を背にして設置していたのだが今日は横を向いていた。
隣りの人のスペースと仕切るカーテンを背にして置いてあった。
はは~ん、きっとこれは隣の人が綿子さんのタンスを触らないようにするための対策だな、そう思った。
それはいいんだけど、この向きではタンスの正面に立てないので中のものが取り出しづらい。
もちろんしまいづらい。
もたもたしていると綿子さんがやって来てしまった。
チッ、仕方ない。
綿「やっぱり好子さんや。来てくれたんやなぁ」
好「着替えを持ってきただけやからすぐ帰るんや」
綿「そうな。ありがとなぁ」
好「タンスの向きが変わったんやなぁ。取りにくいやろ」
綿「そうなんや。それな、多分隣の人が文句言うたんやろうと思うんや。テレビが眩しいって。だからここにタンス置いたんやろ」
好「いやいや、違うと思うで。そうでなくて隣の人が綿子さんのタンスを触らんようにするためにこう置いたんやと思うわ」
綿「えっ?タンスを触る?」
好「この間からちょくちょく隣の人の服が綿子さんのタンスに入とったやろ。だからやと思うで」
綿「えっ?服?私のとこに?」
好「そやで。わたしも2回ぐらい見つけたで」
綿「ほうな」
えっ?綿子さん気付いてなかったのか?
のんきなもんだ。
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