かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:導尿

昨日の続き

茂造さんはお寿司を食べ終わった後、少しゆうくんと触れあい、また寝転んだ。

皆「そしたらまたね」

「おう」

茂造さんはほんと別れ際が楽だ(笑)

詰め所の横を通って帰ろうとしていると看護スタッフの大井さんが追いかけてきた。

大井「この間は早速カゴを用意していただきましてありがとうございました」

「いえいえ」

大井「ところで茂造さんなんですけどまたアソコを触ってるんです」

えっ?
治まったんじゃなかったのか?

大井「見つけたらダメよって注意してるんですけどやっぱりね、高齢になっても人間の自然の欲求ですから。だけど尿道に管が入ってるのであんまり触ってて何かの拍子に中で傷が出来たら大量出血しちゃうんですよ。粘膜ですから」

「はぁ」

大井「続く様でしたら息子さんからも注意してもらいたいんです」

「はぁ分かりました」

どうも茂造さんは自身のムスコを触るだけで、前みたいに「やりたいんや」などと騒いだりはしてないようだ。
それにしてもかつおさんが注意しても効果があるとは思えない。
スタッフさんが言っても聞かないんだし、本能なんだからどうしようもないじゃないか。
多分大井さんもそれは分かっているけど、もし大量出血した時のためにわざと伝えて保険をかけたのかな?
そんな気がする。

以前黒田さんから季節の変わり目は要注意なんだって聞いたっけ。
まだまだ暑かったり寒かったりするからだろうか。
ほんと早く季節も茂造さんも落ち着いて欲しいものだ。
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2階でエレベーターを降りるとここでも演歌が流れていた。
そしてこちらも4階と同様にデイルームに人が大勢いた。
同じタイミングで同じDVDが流れているようだ。

茂造さんは演歌にあまり興味が無いようでテレビ画面に背を向けて座っていた。

「茂造さん、こんにちは」

「おっ!ゆうきか!」

良かった。今日は調子良さそうだ。

「わし、写真持っとるんや。見るか?」

ズボンのポケットからゆうくんのアルバムを取り出した。

「あら、ほんま。いつもこれ見よん?」

「おう。こうやって見よるんや」

やっぱり今日は調子いいいじゃないか。
ホッとした。

「すいません、一つお願いがあるんです」

振り返ると看護スタッフの大井さんが立っていた。

「なんでしょう?」

大井「茂造さんが使っているそのカゴなんですけど、長く使っているのでもうボロボロになっっちゃってて。新しいものを用意してほしいんです」

茂造さんは自力でおしっこが出なくなって以来、ずっと導尿の管を入れていてその尿が溜まるバッグをカゴに入れている。
そして移動するときはいつもそのカゴを手に持って移動しているのだ。

大井「今のカゴは施設のをお貸ししていたんですけど、ずっと使うものですし、次はご家族様の方で用意していただきたいんです。100円均一のもので大丈夫ですのでお願いできますか?」

「わかりました。次までに買ってきます」

大井「よろしくお願いします」

明日にでも適当なものを買って来なくては。

大井「茂造さん、ひ孫ちゃん来てくれて良かったなぁ」

「へえ。けど今日は抱かん!」

はいはい、けど結局は抱くくせに。
いつもとりあえず拒否るのはなんでだろう?
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5月15日 水曜日

今日はハルちゃんが泌尿器科を受診する日だ。
前回、紹介状を持って診てもらいに行った病院だ。
先生が「2週間後に経過を見せて」ということで予約を取ってくれていた。
出産直後の乳飲み子のいるお母さんだからということで朝一番の予約を取ってくれたそうだ。
朝、8時半前にかつおさんがハルちゃんを病院に連れて行った。
わたしは家でゆうくんの子守りだ。

前回の受診日も子守りをしたがゆうくんはほとんど寝ていてぐずることもなかったのだが、今日はひたすらぐずっていた。
そのためほとんど抱いてあやしていた。
ゆうくんはげっぷをするのが下手で、うまくげっぷが出ていないとぐずるようだ。
きっとお腹が気持ち悪いのだろう。
ハルちゃんによるとゆうくんのげっぷが下手というのは産院の看護師さん達も言っていたので間違いないそうだ。
とにかくグズグズいうゆうくんをずっと抱いたままだったのでほとんど何もできなかった。
が、これも今しかできないこと。
そう思ってのんびり過ごそう。
けれどこれを夜中にやられたらパパママはたまったもんじゃないなと思った。
このところ毎朝、ハルちゃん達は「昨日は朝方までぐずっとった」とか「昨日は1時過ぎから3時までぐずっとった」とか言っている。
まだみんな初心者だから仕方ない。
あせらず頑張っていきましょう。

そうそうハルちゃんの水腎症はずい分良くなっていて腎臓の腫れも引いていたそうだ。
膀胱炎?も治まっていた。
あと膀胱マヒの方もずい分回復して尿意を感じるようになっていた。
しかし尿意を感じると即トイレに駆け込まないといけないそうだ。
だけどこれも徐々に治るようだ。
なので導尿はもうしなくてOKだそうだ。
けれど後もう1回、1か月後に受診してねと言われたそうだ。
とりあえずほぼ回復したという事でホッとした。
良かったねハルちゃん。
通り魔みたいな尿意


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昨日の続き

親切なスタッフさんと別れ洗濯物も回収できたので帰ろうとしていると、別のスタッフさんがやって来た。

「茂造さんのお家の方ですか?」

「はいそうです」

「今日、ご連絡をしようと思っていたんです。実は茂造さん、おしっこの管を入れて今日でちょうど2週間なので、管を交換したんです。それで今日1日は管を入れずに自力でおしっこが出ないか様子を見ていたんですけど、やっぱり出なかったのでまた管を入れさせてもらいました」

どうもこの方は看護師さんのようだ。
「入れさせてもらいました」だなんてめっそうもない。
こちらからしたら、入れて頂いているのに。

「また一度、主治医の先生に診てもらったらと思ってるんです。このままずっと導尿するのも可哀そうですし」

「そうなんですね。その時は家の者が連れて行ったらいいんですか?」

「いえいえ、先生がこちらへ来て診てくださるので大丈夫です」

なんてありがたい。
連れて行かなくてもいいのにこういう話をするという事は、茂造さんの状態を細かく伝えてくれているという事か。
本当にありがたいことだ。

それにしてもおしっこが出なくなって早、3週間になるのか。
おしっこの袋と便の袋と、二つも袋をぶら下げていたら鬱陶しいだろうに。
でもしょうがない。
頑張れ、茂造さん!

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3月24日金曜日

日中、いぶきの森の畑田さんから、かつおさんの携帯に連絡があった。
茂造さんのおしっこの件で。
先週の金曜日に、おしっこが出なくなったので、日に数回導尿をしていると聞いたところだ。
この1週間、なんとか自力で出来るようにマッサージをしたりしてみたが、上手くいかず、やはり自力で排尿が出来ないそうだ。
そして管を出し入れしていると血が混じるようになったので、もう入れっぱなしにしようと思いますという連絡だった。
一時的なものならいいなと思っていたのだが、そうではなかったようだ。
でも管を入れっぱなしにして大丈夫だろうか?
引っこ抜いたりしないだろうか?
そうでなくてもストーマ袋を勝手に除けて困っていると聞いている。
けれどおしっこが出ないのでは生死にかかわるじゃないか。
ちゃんとスタッフさんの言う事を聞いて大人しくして欲しいと思う。
みんなやるBY数くん

そしてこの日、かつおさんはみどり整形に電話をかけた。
「明日、洗濯物を取りに行きますのでよろしくお願いします」と伝えると「洗濯物はありません」と返事が返ってきたそうだ。
この1週間、全く着替えてないそうだ。
「はあ、分かりました」

取りに行かなくていいので楽でいいが、なんだかなぁ。


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