かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:帰省

8月11日 金曜日

わたしもかつおさんも今日からお盆休みがスタートだ。
そして久しぶりに典さんが帰って来た。
今年のお正月以来だ。
本当は5月のゴールデンウイークにも帰省する予定だったが、綿子さんは入院していたし、茂造さんも入所してしまったので帰省は見送ったのだった。
今回は11日から17日まで滞在するとのことだった。

もちろん綿子さんには典さんが帰ってくることは内緒にしていた。
典さんが帰ってくると伝えたらまた何をしでかすか分からない。
施設の人に内緒にしろと言っても絶対に無理なことは経験済みだ。
なので今回は前もってさくら苑の方と『県外から兄が帰省するがいつまでデイサービスを休まないといけないのか』と相談しておいた。
さくら苑からは「3日は休んでください。4日目から通所OKです。けれど初日にコロナの検査を受けて頂きます」との事だった。
なので12日の土曜日と13日の日曜はもともと休みだが、14日の月曜日も休むことになった。
15日からまた通う事で話がついた。
そしてこのことはまだ綿子さんには言わないでほしいとお願いしておいた。
「もちろん言いません。言ったら大変ですものね」
さくら苑の方も綿子さんの性格はバッチリ把握している。

なので今朝は綿子さんがデイへ出発するのを待って、典さんを迎える準備とお盆の来客を迎える準備をしたのだった。

そして昼前に駅まで典さんを迎えに行き、近くの食堂でランチを食べ、家に戻った。
一息つきたいところだがあまり時間が無い。
今回の帰省中、朝昼晩の食事は全部典さんが作ってくれるとの申し出があり、宅配弁当は今日から17日まで止めていた。
早速今晩の晩御飯を作るために食材の買い出しに行かなくてはならない。
一度冷蔵庫の中身をチェックしてから買い物に行くために一度家に戻ったのだ。

綿子さんんちの冷蔵庫に食材はほぼない。
料理を全くしなくなったので入っているものといえば梅干しやジャムなど。
あとは日持ちするレトルトの煮豆やおでん(急にデイが休みになった時のための非常食)などしかなかった。
それとドアポケットに醤油、めんつゆ、マヨネーズ、ケチャップ、チューブのワサビ、からし、ショウガといった調味料が入っていたが、どれもこれも賞味期限が過ぎた物ばかりだった。
過ぎてないのは醤油とめんつゆのみだった。
めんつゆは2カ月ぐらい前にそうめんを食べるために買ってきてあげたのだが、開封すらされてなかった。
そうめんを茹でることさえ面倒くさいのだろう。
結局、典さんは料理をするために醤油以外の調味料を全て買い直したのだった。
(なるべく小さいサイズのものを買っていた)

買い物を終え、家に戻り、食材を冷蔵庫に放り込み、次はお墓へ向かった。
お墓は今朝早く、涼しいうちに掃除をしておいた。
そこへさっき買ってきたお花を持ってお参りに行ったのだった。

なんとか今日のミッションは終わった。
なんだかとても慌ただしい一日だった。
もう5時前だ。
もうすぐ綿子さんが帰ってくる。
あとは典さんに任せよう。

かつおさんと自宅に戻りやっと一息ついた時、玄関のチャイムが鳴った。
綿子さんだ。

綿「かつお!わたし月曜から1週間、あそこには行かんからの!休むって向こうに言うといてくれ!」

なぜかケンカ腰の口調だ。
なのでかつおさんの口調もケンカ腰になる。

「何を言うとんや!行かなイカンやろが!」

綿「典夫が帰ってきたんや!それやのに行く気になれんわ!」

「あほか!ばあさんがずっと居ったらアニキが大変やないか!」

綿「とにかく行かんからの!」

なぜ二人ともケンカ腰?

一体どうなることやら。
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そして迎えた30日。
綿子さんは「アニキは夕方来るから」と伝えていたのでデイサービスに行った。
綿子さんが出かけたのを見計らって茂造家の掃除に取り掛かる。
まずは典さん用の布団一式を干し、しばらく滞在する部屋に掃除機をかける。
そして座敷やトイレの掃除だ。
綿子さんは自分で掃除をしているつもりだがあまりにも汚いので掃除しておかないと典さんが気の毒だ。

典さんの布団はちゃんと干したり洗濯して布団ダンスに片付けてある。
もちろんわたし達が。
しかし、今回綿子さんは典さんの帰省を前もって知ってしまったので布団を準備しなくてはと思ったらしい。
座敷に布団がひっぱり出されていた。
そして押入れを開けると中の布団やシーツ類がぐちゃぐちゃになっていた。
仕方なく畳み直して入れ直した。
ハガキを見られたせいで手間が増えてしまった。
とにかく急ピッチで掃除を済ませて、昼前に駅まで典さんを迎えに行かなくては。

茂造さんは今日からデイサービスはお休みだ。
なので典さんを迎えに行くついでにお昼ご飯に茂造さんの大好きなうどんを食べに行くことにした。
茂造さんに「うどんを食べに行こう」と声をかけた。

「食べるんか?」

「そうや。うどん食べに行こう」

「ほうか。食べようか」

と言ってベッドから降りたのだが台所へ向かう。

「違う、違う、うどん屋さんに行くんやで」

「食べに行くんな?そらええ」

と嬉しそうにズボンをはいた。
そしてさっさと外へ出て行った。
あんよがじょうず

「ちょっと待って」

掃除をしていたので外出するような恰好ではない。
ちょっと着替えさせてくれー!
急いで家に戻り着替えた。
茂造さんはウキウキで車に乗り込んだ。
そろそろ典さんが到着する時間だ。急いで駅に向かった。
駅に着くとわたし達のように帰省してくる家族を迎えに来ているのだろう、駐車場は一杯だった。
少し離れたところに車を停め駅の中まで迎えに行った。
茂造さんは全く状況が分かっていないがうどん屋さんでないことは分かるようだ。
「ちょっと待っとってな。この後でうどん屋さんに行くからな」
と声をかけた。
そして典さんと合流して車に戻ると茂造さんはまた固まった。
典さんだと分かっていないようだ。
何度も「典さんやで」と伝えやっと理解した。

「典夫かー。1年ぶりやのぉ」

いやいや今年は何度も帰って来てくれたやん。
8月にも会ったやん。

そして久しぶりのうどん&典さんに再会で嬉しかったのかきつねうどんを「旨いのぉ」と完食してしまった。
そんなに食べて大丈夫か?
いつもはチビチビ何回にも分けて食べるのに一度にそんなに食べたら胃がビックリするのでは?
しかし心配をよそにしっかり食べきってしまった。
おつゆも結構飲んでいた。
この後が心配になる。
実はこの後茂造さんを散髪に連れて行こうと思っていた。
もう何カ月も髪を切っていなかったのでバックトゥザフューチャーのドクの髪を限りなく減らしたような髪型になっていた。
正月前に整えよう。
散髪屋さんは空いていたので10分程度で終わった。
その後、隣のスーパーに寄った。

スーパーでは「腹減ったの~」と言い出したので、
「さっきうどん食べたやん」と言うと「そやったかのぉ」と言う。
大丈夫か?
で、飴ちゃんを2袋買って車に乗り込むとさっそく食べ始めた。
大粒の黒飴を口に入れると「ゴロゴロ」と大きな音を立てながらなめている。
もちろん隣に座っている典さんに一つどうぞと勧めることはしない。
どこまでもマイペースな茂造さんだった。


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次の日、かつおさんは予定通り出張から戻って来ていた。
わたしが帰宅するより先に帰って来ていた。

「お疲れ!」

「今日、ケアマネの川上さんから連絡があって、さくら苑でスタッフにコロナが出たんやって。なので明日のデイサービスは中止して施設の消毒をするんやって。月曜からは一応再開する予定やけど確定ではないそうや」

「あらまー。今、コロナ増えとるもんな。ま、今晩から寒いし明日は雪が降るみたいやから綿子さんも家でじっとしとるやろ」

「そやな。それよりびっくりしたんや!川上さんに「お正月、お兄さんが帰って来るそうですね」って言われたんや。とっさに「そうなんですか?」ってとぼけたんやけど。そしたら「綿子さんから聞きました」って」

「なんで綿子さんがお兄さんが帰ってくること知っとるん?」

「そやろ、ほんまにびっくりしたわ」

川上さんからは「今回はお兄さんが向こうに帰った後、デイサービスの初日に抗原検査を受けてもらって陰性なら受け入れします」と言われたそうだ。
お兄さんの滞在中は元々デイサービスは正月休みで、再開する日にこちらを発つ予定なので余分に休まなくてもよさそうだ。
その点はホッとした。

それにしてもなんで綿子さんが知っているんだろう?

「ばあさんはなんでいらんでええこと言うんや!それになんでアニキが帰ってくること知っとんや?
アニキ、ばあさんに連絡したんやろうか?」

「いや、それはないやろ。お兄さんも状況はよく分かっとるのに」

それにしても綿子さんには困ってしまう。
「ほんまにアホちゃうんか!いい加減にしてくれ!」
と大声でグチっていたら、ピーンポーンとチャイムが鳴った。

「ゲッ!またばあさんか」

また何やら用を言いにきたようだ。
そのまま二人で出て行った。

しばらくして戻ってきたかつおさんの話によるとまたIHが動かないと言いに来たんだそうだ。
つい先日も同じようにIHが動かないと言いに来たことがあったのだがその時はスイッチの上を押して動かないと言っていた。
昨日までちゃんと使えていたのに急にそんなことを言うのでちょっと心配していた。
そして今日もまたIHが動かないと言う。
かつおさんはこれはいよいよヤバいのか?と思いながら見に行ったそうだ。
すると今回はチャイルドロックがかかっていたそうだ。
スイッチの場所が分からなくなったわけではなかった。
ホッとした。

そしてかつおさんは綿子さんにこう聞いたそうだ。

「正月にアニキ帰って来るんやとのぉ」

綿「そうや」

「誰に聞いたんや?アニキから連絡があったんか?」

綿「いや典夫から連絡はない」

「そしたらなんで帰って来るって分かるんや?」

綿「ハガキに書いてあったが」

「ハガキって?ばあさんのとこにハガキがきたんか?」

綿「いや、お前のとこに来とったやないか」

「ひょっとしてうちのポスト覗いたんか?」

綿「・・・・・」

やられた!
以前にもうちのポストを勝手に開けて中を覗いているのを見たことがあった。
気持ちが悪いので鍵付きのポストに替えようと思ったのだが近くのホームセンターには気に入るものが無く、ネットだといろいろありすぎてどれにしようか決めかねて、結局ポストはまだ交換していなかった。
さっさと替えとけばよかった。

これにはかつおさんも怒り心頭だ。
勝手にポストを覗き見る綿子さんにも、さっさとポストを交換しなかった自分にも、そしてハガキで帰省の予定を送ってきた典夫さんにも。
典夫さんに怒るのは八つ当たりもいいところだ。
年末の衝撃

今日もまた「じいさんには困るんや~」とグチりだした綿子さんに向って
「わしはおばぁに困るんや~。そんなにじいさんに困るんやったら光三さんみたいに施設に入ったらええやないか!そしたらじいさんの世話もせんでええようになるぞ。わしも楽になるし」
と思いっきり本音をぶちまけたそうだ。
綿子さんは黙ってしまったそうだ。

やれやれ。
ま、とにかくはやくポストを買い替えよう。


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そして日曜日、典さんが帰って来た。
今回、典さんは進化していた。
前もってちゃんと到着時間と帰りの出発時間も連絡してくれた。
なのでこちらも迎える段取りがスムーズにできて良かった。

日曜日午前11時過ぎに駅までかつおさんが車で迎えに行った。
その日は営農集団の仕事があり、迎えの時間ギリギリまで作業してから迎えに行ったので一人で迎えに行った。
そして典さんを車に乗せ戻ってくると綿子さんが納屋で待ち構えていたそうだ。
綿子さんには典さんは昼頃来るとは伝えていたが詳しい時間は伝えてなかった。
いったい何時からここにいたんだろう。
かつおさんは涙ぐむ綿子さんの顔を見た途端テンションだだ下がり。
それに対して綿子さんのテンションは爆上がり。
そして今週はデイサービスを休むと言い出した。

「あほか!典さんは遊びに来たんとちゃうぞ!」

かつおさんは叱りつけた。

綿「そしたら昼間、典夫が一人になってしまうが」

「何言うとんや!いつも通りデイに行けよ!ずーっと年寄りに居られたら困るやないか!」

綿「せっかく帰って来たのに」

「そしたらじいさんも休ますんか?」

綿「いや、じいさんは行ったらええ」

なんやそれ、相変わらず自己評価が高い。

「とにかく休んだらいかんぞ!」

かつおさんはうちに戻って来てもずーっとブツブツ文句を言っていた。

「ババァあほちゃうんか」

「それちゃんと典さんからも言い聞かせて貰って、勝手に電話せんように見張っといてもらわんと。
こないだも自分で電話して休むって言うとったやん」

「そうやったな。兄貴に頼むわ」

そう言って急いで典さんに電話をかけ、しっかり言い聞かせてくれるよう頼んだのだった。

そう頼んだものの心配で見守りカメラを見ていたら、典さんが穏やかな口調でデイを休まないように説得してくれていた。
さすが典さん!
かつおさんはすぐカッカして頭ごなしに𠮟りつけるから相手も反発する。

綿「私がデイに行ったらおまえ一人になるんやぞ」

綿「デイに行ったら5時くらいまで帰ってこられんのやぞ」

泣きそうな顔で訴えている。
ポジティブ

「僕が帰ってきたことは内緒にせないかんからな。普段通りにしてくれんと後でかっちゃんに負担がいくからな」

綿子さんは何度も「お前一人になるんやぞ」と繰り返していたが終いにはしぶしぶ納得したのだった。

昨日、あれだけ説明したのにやっぱり理解してなかったのね。

それにしても還暦を過ぎた息子に一人で留守番させるのがそんなに心配なのか?
それとも、もてなせなくて気の毒なのか?
ただただ一緒に居たいからそう言っているのか?
多分3つ目の理由だろうと思うがどれにしても母心からくるものだろう。
できれば望みをかなえてあげたいがコロナが流行っている今、典さんが帰って来てくれたことは内緒にしなければいけない。
1週間も休むわけにはいかない。
せっかくコロナ禍でも帰って来てくれた典さんの好意を無にしないためにも普段通り生活してもらわないと。
じゃないとコロナが収まるまで帰省を控えてもらわなくてはならなくなる。

綿子さん、ちょっとだけ我慢してくださいね。

そうそう茂造さんは典さんの顔を見ると

「典夫、帰って来たんか」

とあっさりしたものだったようだ。
綿子さんにもこのあっさりさが茂造さんの10分の1でもあればいいのに。


※典さんは帰省前にPCR検査を受け陰性を確認してから帰ってきました。帰省中もずーっとマスクをして過ごしています。

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この買い物に向かう途中、綿子さんにずーっと内緒にしていた話を伝えた。
それは
"明日、典さんが帰ってくること"

実は先月の初めかつおさん宛てにお盆に帰省するという連絡があった。
しかし、そんなに早くから綿子さんに伝えてもし帰ってこれなくなったらいけないし、デイサービスで余計なことを話されても困るので伝えるタイミングを計っていた。
それで典さんが帰ってくる前日の土曜日、買い物に行くタイミングで伝えたのだった。
典さんの分も考えて食材を買ってもらわなくては。

「綿子さん、明日のお昼に典さんが帰って来るって。だから典さん分もしっかり買い物してよ」

綿「ええっ!典夫が帰って来るん?」

「そやで」

綿「いやー、わたし知らんかったわ」

「そら言うてなかったからな。だいぶ前にかつおさんに連絡があったんやけど、コロナもまた流行ってきたし、ひょっと帰れんようになったらいかんからギリギリまで黙っとったんや」

綿「そうやったんな」

「それにまたデイサービスに行って「典夫が帰って来るんや」とか言うたら困るからな。綿子さん、月曜日にデイに行っても典さんのことは言うたらいかんで。言うたらまた休まないかんからな。典さんは遊びにくるんでのうて綿子さんらの世話してかつおさんの負担を減らそうと思うて帰って来てくれよるんやからな」

綿「そうや。あの子うちに来たら毎日、そこら中を掃除してくれるんや。そうなんやな。気の毒やなぁ」

「とにかくデイでは黙っといてよ。そうでないと帰ってこれんようになるからな」

綿「ほうな。分かった。そしたら典夫が帰って来てもあんまり嬉しそうにせんと普通にしとったらええんやな」

「いや違う、違う。典さんの前では嬉しい事を隠さんでもええで。デイで典さんのこと内緒にしとったらええだけやで」

綿「ほうな。分かったわ」

本当に理解したのだろうか?
月曜日、また喋ってしまわないかむっちゃ不安。
ほんとかぁ?


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