かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:徘徊

昨日の続き

その後、郵便局へ寄った。
不在票を見ると荷物は典さんからで、綿子さん宛てのものだった。
多分母の日のプレゼントだろう。
なので再配達を頼まず、局まで取りに行った。
そのついでにゆうパックは転送届の適用外なのかを尋ねたら、適用になるとの事だった。
今回は、配達員のミスだという事だった。
しっかりしてくださいよ。

そして家に戻ると翔ちゃんが

「やっぱりばあさんは凄いわ!俺が居るの察知したんか、おかんらが出かけた後すぐ来たわ。雨が降っとるのに傘もささんと」

「さすがやの!」

「俺は車をいじっとったんやけど、俺やと分かったらむっちゃ驚いた顔して駆け寄ってきて抱きつかれたんや。ほんま最悪や」
出禁で

「お疲れ!(笑)」

「そのあと、ばあさん畑に入っていったり、隣の秀樹さんが居るの見つけて、そこのあぜ道通って寄っていっとったわ。それで秀樹さんから空マメ貰いよったで」

「マジか⁉」

「ばあさん、むっちゃ元気やん」

じっとしとけと言われたからといって、じっとしていられる人ではないことは分かっていたが、ここまでとは。
帰宅早々、飛ばし過ぎやで。


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引き続き20日のこと

わたしが家に戻って直ぐのこと。
かつおさんはわたしの顔を見るなり、ものすごい勢いで喋り始めた。

「ばあさん、進んどるわ」

「進んどるって、何が?ボケが?」

「そう」

「何があったん?」

「今日、みどり整形に支払いに行ったやん。そしたらばあさんがおったんや」

「えっ?おったって、待合室に?」

「そうや。晩御飯の時間やのに、病棟抜け出して降りて来とったんや。ほんでわしの顔見て、ニヤッて笑ったんや。怖かったわー」
エンカウント

「そんなに元気になっとんや。もう大分動けるようになったんやなぁ」

「いや、まだそんなに動いたらイカンって言われとるのに、勝手に動いとるらしいわ。部屋にポータブルトイレも置いてあって、そこでするように言われとるのに勝手にトイレに行っとるらしいわ。ばあさんを探しに来た看護師さんがそう言うとったんや」

「相変わらずやな」

「それで看護師さんが言うには「今はコロナが落ち着いてきたから、申し出てくれたら15分だけ面会できます」やって。そう言うから「これはセッティングですか?」って聞いたんや。そしたら「違います。勝手に降りてきてるんです」って」

「ほんま言う事聞けん人やなぁ」

「ほんでばあさん、わしに何を言うかと思うたら「銭くれ、150円しかないんや」やって」

「お金やどこで使うん?使うとこ無いやん」

「知らんわ。でも受付の前で、周りに人もおったから、もめるのもなんやから2千円だけ渡したんや」

「それでボケが進んどるって思ったん?」

「そうや、勝手にウロウロ徘徊しとるんやで」

「それ、かつおさんが来る頃を見計らって、お金貰おうと思って降りて来たんと違う?」

「えっ?そうやろか?」

「綿子さんの洗濯物を取りに行った看護師さんから、夕方かつおさんが来るって聞いたんと違う?」

「そうか!わしを待ち伏せしとったんか!」

「わたしはそうやと思うで」

「ばあさんならあり得るな!それやったらボケが進んどるんと違うわ。悪知恵が働いとるやん!」

「待ち伏せは得意技やからな!」

「そうや!間違いないわ!」

かつおさんは全く予想もしていない時に綿子さんが現れたので、恐怖で冷静な判断が出来なくなっていたようだ。
ボケが進んで徘徊しているんだと思い、心配していたのだった。
でもちょっと考えたら分かることやん。
大丈夫、ボケは進んでいません。

それにしても綿子さんは全く人の言う事が聞けない。
勝手に病棟を抜け出すなんて以ての外やん。
退院したらまた振り回されそうで今から怖いなぁ。


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茂造さんが綿子さんを探しに出かけ、近所の方たちに連れられて帰ってきた日の午前中、かつおさんと綿子さんは綿子さんの兄弟の家を訪問していた。

まずは麦さん宅。
麦さんは綿子さんの8歳下の妹で兄弟のまとめ役。
もうすぐ80歳になるというのに頭も足腰もとてもしっかりしていて頼れる存在だ。
で、今回、麦さんちに行ったのは一緒に弟の家へ行くためだった。

実は今年の夏、一番下の弟が肺がんのため亡くなった。
しかしコロナ禍のためお葬式も四十九日の法要も家族のみで行うとの事で、まだお参り出来ていなかった。
先日、四十九日の法要も終わりやっと落ち着いたとの事でやっと仏壇を参りに行く運びとなったのだ。

しかしこの時、かつおさんは訪問する約束の時間を間違えていた。
麦さんちに10時に行って、10時半に弟宅へ行く約束だったのに、1時間早く9時に麦さんちに行ってしまったのだ。
そこで急きょ、綿子さんたちの実家に行こうということになったそうだ。

実家は綿子さんのすぐ下の弟のあきらさんが継いでいて、今はあきらさんと奥さんの寿々さんの二人暮らしだ。
娘のみぃちゃんが旦那さんと敷地内同居をしている。
なんとなくうちと似ている。
そしてこのあきらさんがずい分ボケが進行して大変なんだそうだ。
なんでも徘徊が始まっていて先日は電車を止めたそうだ。

ひぇーーーー!!それはかなりきてるやん!!

そのあきらさんの様子も気になるので訪問することにしたそうだ。

実家に着くと寿々さんはいたがあきらさんはいなかった。
今日はデイサービスに行っているそうだ。
どこも同じだ。
そして寿々さんと話をしていると、あきらさんの痴呆はかなり進行してしまっているとの事だった。
こないだも居なくなり探し回っていたら屋根に上って足をブランブランさせていたそうだ。
それにお風呂や布団の上で排便をするようになってしまって困っているんだとか。
理性の寿命

それはもう入所させた方がいいのでは?
寿々さんも大変だろう。
そしてかつおさんにはもう一つ心配なことがあったそうだ。
かつおさんが寿々さんに「介護度は①?それとも②?」と尋ねたのだがスルーされたそうだ。
他にも質問に対してちぐはぐな答えが返ってきたそうだ。

「寿々さんもちょっと(痴呆が)きよるんと違うかな?」

麦さんも同意見だったそうだ。
どこもそういう歳なんだろう。
なんだか少しさみしい。


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土曜日、午前中に買い物動向などの用事を終わらせ、昼食後久しぶりに家でテレビを見てくつろいでいた。
すると庭に2台の軽トラが入ってきた。

???何だ?

不思議に思って窓越しに見ていると助手席から降りた人を見て驚いた!
なんと茂造さんだったのだ。

えっ!!なんで?

かつおさんが急いで外に出て行った。
軽トラを運転していたのは隣の地区の方たちで、この方たちも営農集団のメンバーだった。
なので茂造さんとは面識もあるし、ある程度ボケていることは知っていた。

おじさんたち「神社の傍でウロウロしとったから連れて来たんや」

「いやー、ありがとうございます」

神社は結構遠い。1㎞ほどある。
茂造さんはここ最近は100mも歩いたことないのに、よくそんな所まで行けたもんだとちょっと感心した。
あらたなる痴呆

それにしても地区の人たちはありがたい。
ヨロヨロ歩く茂造さんを心配して家まで送り届けてくれるとは。
本当に感謝感激だ。
こういう時、田舎で良かったと改めて実感する。



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