かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:心配

5月12日 月曜日

かつおさんは昨日からまた出張へ。
5月は週末は戻るが平日はほぼ丸々出張だそうだ。
なので洗濯物の回収&洗濯はわたしの仕事だ。

今日も仕事帰りにいぶきの森へ寄った。
茂造さんのところに向かう。
茂造さんはデイルームにいた。
食事も終わっているのに珍しい。
しかも無言でぼーーっと座っていた。
どうしたんだ?
いつもずーーっと喋っている人が無言だと心配になるじゃん。
目の焦点もいまいち合ってないみたいだ。
話しかけようかと思ったが、どうせわたしのことは誰だか分からないし、下手に話しかけてまたおかしなことになったら困るので黙って横を通り抜けた。
洗濯物の袋を取り、帰ろうとしたら茂造さんがジーーッとこちらを見ていることに気づいた。
(茂造さんの座っているところからタンスは丸見えなのだ)
何か言いたそうだが何も言わない。
この袋が自分の洗濯物だという事は分かっているのだろうか?
きっと分かってないと思う。
結局、何も言わずただじっと見ているだけだった。

なんだか今日の茂造さんは弱々しい感じがした。
なんだか心配。
けど洗濯物はノーマル!
汚染なし!
この点だけは良かった。
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11月3日 日曜日

今日はハルちゃんとゆうくんも一緒に4人で茂&綿の面会に行った。
やはり綿子さんの様子が気がかりだ。
あまり気落ちしてないといいのだが。

まずは4階へ。
デイルームに綿子さんの姿はなかった。
スタッフさんが「綿子さんは多分トイレだと思います」と教えてくれた。
ついでにそのスタッフさんに綿子さんの様子を尋ねると「ケロッとしてますよ」との事だった。
えっ?そうなの?
けど、それなら良かった。
一安心だ。
「あれは夢やったんやろか?」と言ったりもしていたそうだ。
忘れることができるっていいなと思う。
いつまでも辛い感情を持たずに済む。
ほっとして綿子さんの部屋へ向かった。

トイレは綿子さんの部屋の斜め向かいだ。
部屋の前に着くとちょうどトイレから綿子さんが出てきた。
わたし達を見てびっくりしている。

綿「うわ~。来てくれたんか~」

いつも通りだ(笑)

部屋を覗くと隣の人はいなかった。
ちょうどいい、部屋で話が出来る。
綿子さんはいつものようにゆうくんを抱いて機嫌よく話をしている。
本当いつも通りだ。
とくに米さんの話は出ない。
やはり心配は要らないようだ。
良かった、良かった。
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1月30日 火曜日

今日はいよいよ綿子さんがCT検査を受ける日だ。
綿子さんを検査に連れて行くのはもちろんかつおさんだ。
9時の予約なので8時半前にはいぶきの森へ迎えに行くことになっていた。
が、契約書やらシルバーカーやら届ける物が色々あるので少し早めに行った。
それらを草野マネージャに渡して確認してもらい、綿子さんが4階から降りてくるのを待ったが、なかなか降りてこなかった。
準備に手間取っていたのだろうか?
早めに行ったのに結局バタバタと出発することになったそうだ。

一週間ぶりに会った綿子さんはとても暗い顔をして元気がなかったそうだ。
かつおさんは焦ったそうだ。
ヤバい!やっぱりここは嫌だ、家に帰りたいって言い出すんじゃないかと思ったそうだ。
けれど元気がない原因は別のものだった。

綿「私どこが悪いんやろかのぉ?もう長ないんやろかのぉ?」

自分が悪い病気かも知れないと不安になっていたのだ。
前は「いつになったらお迎えが来るんやろか?」と言っていたのに、やっぱりまだ生に執着があるんじゃないか。

「どうせなんでもないわ。大丈夫やろ」

かつおさんは本気でそう思っていたようだ。
なのでスッとこんな言葉が出てきた。
綿子さんも少しは不安が解消されたんじゃないだろうか。
わたしはやっぱり先生が「ちょっと気になるからCT検査を受けてください」って言うからにはもしかして?と心配していたのだが、かつおさんは全く心配などしていなかった。
何の根拠もなく。
けどこの能天気なところに救われたんじゃないかな。
たまには役に立つじゃないか。

そして無事CT検査を終えた。
結果を渡されいぶきの森へ戻る。
結果の説明は検査を受けた病院ではなかったそうだ。
以前、茂造さんがCT検査を受けた時は結果を佐藤病院へ持って帰り、そこで先生が結果を見ながら説明してくれたのだが、今回綿子さんは入所者なので一度いぶきの森へ結果を持って帰らないといけないそうだ。
後で先生に見ていただいて、結果は電話で連絡しますとの事だった。
結局、かつおさんは綿子さんと別れた後、午後になっていぶきの森の看護師さんから電話で報告を受けたそうだ。
で、気になる結果は「全く問題なし!」だった。
良かったーー!!

続く
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11月2日 木曜日

いつものように仕事帰りに、いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに寄った。
汚れものの箱の中から茂造さんの物を探していると後ろから「こんにちわ」と声をかけられた。
振り向くとマネージャーの畑田さんが立っていた。
こうして週2回、ここに立ち寄るが畑田さんに会う事は滅多にない。
ラッキー!
施設に戻った後の茂造さんの様子が聞けるじゃないか。

「こんにちわ」

畑「この間はすいません。わたしうっかり注意事項をお伝えするのを忘れてまして。実はお刺身とかナマモノはダメなんです。どうも申し訳ありませんでした」

「いえいえ、お刺身はだめだったんですね。次から気をつけます。それよりこちらに戻った後は大丈夫でしたか?」

畑「お家でたくさん食べたそうですね。ストーマ袋が便とガスでパンパンになってもう少しで湧き撒けるところだったんですが、なんとか大事には至りませんでした」

「それは良かったです。家ではそんなに食べて大丈夫?って思うくらい、たくさん食べたのでちょっと心配してたんです。」

畑「それより様子はどうでしたか」

「様子と言いますと?」

畑「こちらに戻る時は大丈夫でしたか?」

「ああ、その事ですね。実はここへ行くとは言わず、お墓参りに行こうって連れ出して、墓参りの後にそのまま連れて来たんです。なのでスムーズに来れたんですが、その後大丈夫でしたか?」

畑「そうだったんですね。戻った後もまあまあ落ち着いてまして、普段の2~3割増しで「家に帰る」と言ってますが、一時の様な事はないので大丈夫です。本人もここに居ないといけないって理解してるみたいです。」

「良かった~。それが一番気がかりだったんです」

畑「ところで綿子さんの方は大丈夫でしたか?もしかしてどこかに避難されてたんですか?」

「いやいや、避難するところも無いので家に居たんですが、とにかく茂造さんを避けよう避けようとしてまして。一緒にいたら不機嫌な様子を隠そうともしなくって、まいりました。ホント、茂造さんが帰宅するときはいない方がいいんですがねぇ」

畑「そうだったんですか~。こればっかりはこれまでの長い歴史があるんでしょうからしかたないですね~」

「仕方ないのかもしれませんが、周りは困ります。まぁでも茂造さんは分かってないので幸いです。家ではずーーーっと喋ってまして、これは覚えとるとかこんなんあったっけとかお前は誰や?とか確認作業が続きまして、色々刺激になったんじゃないかなぁと思ってるんです」

畑「それは良かったです。また時々連れて帰ってあげてくださいね」

「月一くらいでとは思ってるんです」

畑「よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

施設に戻ってからもあまり問題はなかったようでホッとした。
また連れて帰ることができそうだ。
綿子さんは嫌がるだろうが、月一くらいはストレスを与えるのもいいんじゃないだろうか。
NOストレスでは太る一方だし。
長生きしちゃうからな


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10月12日 木曜日

朝、綿子さんがやって来た。

「ばあさん、なんや?」

綿「今日は生ごみの日かのぉ?」

「そうや。けど生ごみの日でなくて、可燃ごみの日や」

綿「ほうか。ほな、あそこに出しに行ったらええんやの。お前も出しに行くんか?」

「もちろん行くわ」

綿「ところでお前に何か聞かないかんと思うとったんやけど....忘れたが。また聞くわ」

そう言って帰って行った。
かつおさんは

「大丈夫やろか?ボケが進んどんかな。ゴミの日が分からんようになってきとるようや」

「ちゃうやろ。かつおさんの顔が見たかっただけやと思うで」

かつおさんは月曜日から出張に行っていて、昨日の深夜に帰宅した。
今朝、かつおさんの車が停まっているのを見つけ、顔を見に来たのだろう。
とりあえず用があるふりをして。

「なんや、そうか。心配したやないか。鬱陶しいババアやのぉ」

かつおさんも綿子さんのこういう性格、いい加減把握しろよ!
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