かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:心配

1月30日 火曜日

今日はいよいよ綿子さんがCT検査を受ける日だ。
綿子さんを検査に連れて行くのはもちろんかつおさんだ。
9時の予約なので8時半前にはいぶきの森へ迎えに行くことになっていた。
が、契約書やらシルバーカーやら届ける物が色々あるので少し早めに行った。
それらを草野マネージャに渡して確認してもらい、綿子さんが4階から降りてくるのを待ったが、なかなか降りてこなかった。
準備に手間取っていたのだろうか?
早めに行ったのに結局バタバタと出発することになったそうだ。

一週間ぶりに会った綿子さんはとても暗い顔をして元気がなかったそうだ。
かつおさんは焦ったそうだ。
ヤバい!やっぱりここは嫌だ、家に帰りたいって言い出すんじゃないかと思ったそうだ。
けれど元気がない原因は別のものだった。

綿「私どこが悪いんやろかのぉ?もう長ないんやろかのぉ?」

自分が悪い病気かも知れないと不安になっていたのだ。
前は「いつになったらお迎えが来るんやろか?」と言っていたのに、やっぱりまだ生に執着があるんじゃないか。

か「どうせなんでもないわ。大丈夫やろ」

かつおさんは本気でそう思っていたようだ。
なのでスッとこんな言葉が出てきた。
綿子さんも少しは不安が解消されたんじゃないだろうか。
わたしはやっぱり先生が「ちょっと気になるからCT検査を受けてください」って言うからにはもしかして?と心配していたのだが、かつおさんは全く心配などしていなかった。
何の根拠もなく。
けどこの能天気なところに救われたんじゃないかな。
たまには役に立つじゃないか。

そして無事CT検査を終えた。
結果を渡されいぶきの森へ戻る。
結果の説明は検査を受けた病院ではなかったそうだ。
以前、茂造さんがCT検査を受けた時は結果を佐藤病院へ持って帰り、そこで先生が結果を見ながら説明してくれたのだが、今回綿子さんは入所者なので一度いぶきの森へ結果を持って帰らないといけないそうだ。
後で先生に見ていただいて、結果は電話で連絡しますとの事だった。
結局、かつおさんは綿子さんと別れた後、午後になっていぶきの森の看護師さんから電話で報告を受けたそうだ。
で、気になる結果は「全く問題なし!」だった。
良かったーー!!

続く
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11月2日 木曜日

いつものように仕事帰りに、いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに寄った。
汚れものの箱の中から茂造さんの物を探していると後ろから「こんにちわ」と声をかけられた。
振り向くとマネージャーの畑田さんが立っていた。
こうして週2回、ここに立ち寄るが畑田さんに会う事は滅多にない。
ラッキー!
施設に戻った後の茂造さんの様子が聞けるじゃないか。

好「こんにちわ」

畑「この間はすいません。わたしうっかり注意事項をお伝えするのを忘れてまして。実はお刺身とかナマモノはダメなんです。どうも申し訳ありませんでした」

好「いえいえ、お刺身はだめだったんですね。次から気をつけます。それよりこちらに戻った後は大丈夫でしたか?」

畑「お家でたくさん食べたそうですね。ストーマ袋が便とガスでパンパンになってもう少しで湧き撒けるところだったんですが、なんとか大事には至りませんでした」

好「それは良かったです。家ではそんなに食べて大丈夫?って思うくらい、たくさん食べたのでちょっと心配してたんです。」

畑「それより様子はどうでしたか」

好「様子と言いますと?」

畑「こちらに戻る時は大丈夫でしたか?」

好「ああ、その事ですね。実はここへ行くとは言わず、お墓参りに行こうって連れ出して、墓参りの後にそのまま連れて来たんです。なのでスムーズに来れたんですが、その後大丈夫でしたか?」

畑「そうだったんですね。戻った後もまあまあ落ち着いてまして、普段の2~3割増しで「家に帰る」と言ってますが、一時の様な事はないので大丈夫です。本人もここに居ないといけないって理解してるみたいです。」

好「良かった~。それが一番気がかりだったんです」

畑「ところで綿子さんの方は大丈夫でしたか?もしかしてどこかに避難されてたんですか?」

好「いやいや、避難するところも無いので家に居たんですが、とにかく茂造さんを避けよう避けようとしてまして。一緒にいたら不機嫌な様子を隠そうともしなくって、まいりました。ホント、茂造さんが帰宅するときはいない方がいいんですがねぇ」

畑「そうだったんですか~。こればっかりはこれまでの長い歴史があるんでしょうからしかたないですね~」

好「仕方ないのかもしれませんが、周りは困ります。まぁでも茂造さんは分かってないので幸いです。家ではずーーーっと喋ってまして、これは覚えとるとかこんなんあったっけとかお前は誰や?とか確認作業が続きまして、色々刺激になったんじゃないかなぁと思ってるんです」

畑「それは良かったです。また時々連れて帰ってあげてくださいね」

好「月一くらいでとは思ってるんです」

畑「よろしくお願いします」

好「こちらこそよろしくお願いします」

施設に戻ってからもあまり問題はなかったようでホッとした。
また連れて帰ることができそうだ。
綿子さんは嫌がるだろうが、月一くらいはストレスを与えるのもいいんじゃないだろうか。
NOストレスでは太る一方だし。
長生きしちゃうからな


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10月12日 木曜日

朝、綿子さんがやって来た。

か「ばあさん、なんや?」

綿「今日は生ごみの日かのぉ?」

か「そうや。けど生ごみの日でなくて、可燃ごみの日や」

綿「ほうか。ほな、あそこに出しに行ったらええんやの。お前も出しに行くんか?」

か「もちろん行くわ」

綿「ところでお前に何か聞かないかんと思うとったんやけど....忘れたが。また聞くわ」

そう言って帰って行った。
かつおさんは

か「大丈夫やろか?ボケが進んどんかな。ゴミの日が分からんようになってきとるようや」

好「ちゃうやろ。かつおさんの顔が見たかっただけやと思うで」

かつおさんは月曜日から出張に行っていて、昨日の深夜に帰宅した。
今朝、かつおさんの車が停まっているのを見つけ、顔を見に来たのだろう。
とりあえず用があるふりをして。

か「なんや、そうか。心配したやないか。鬱陶しいババアやのぉ」

かつおさんも綿子さんのこういう性格、いい加減把握しろよ!
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昨日の続き

綿子さんが帰って行ったのを見計らって、かつおさんにもう一度電話をかけた。
もっと詳しく聞こう。

か「どうも職員がコロナに感染したみたいや。で今朝、急きょ中止になって、ばあさんには朝、直接電話かけたみたいや。わしは仕事中で電話に出れんかったからな。で昼休みに今週はずっと休みで次は月曜からの予定やって聞いたんや。それで急いで弁当の手配してばあさんに電話して言うたんや。そしたら分かったって言うとったんやで。なんや、ひとつも分かって無かったんか!」

好「今日6時頃帰って来たら、綿子さんが普段着で畑におったから、なんか変やなぁと思ったんや。かつおさんの帰りを待っとったんやな」

か「アホちゃうんか。分からんのやったら電話したらええのに」

今日からデイサービスが休みになったから普段着だったのね。
疑問は全て解決した。

それにしてもかつおさんもかつおさんだ。
デイサービスがずっと休みになるなんて大事な事、ちゃんとわたしにも連絡して来いよ!
こちらから尋ねるまで放置はアカンやろ!
『報・連・相』は大事やで!

今日から日曜まで5日間もデイがない。
無事に乗り切れるだろうか?
とても心配だ。
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6月11日 日曜日

かつおさんは今日も営農集団の仕事で田んぼへ。
わたしは家の片付けをしたり庭の草抜きをしてのんびり過ごしていた。
そして鬼門の午後3時過ぎ、嫌な予感は的中した。
綿子さんがチャイムを鳴らす。
何の用だろう?
玄関を開けると

綿「あそこで苗代しとるやろ。あそこの水の管理は大変なんや。ものすごくしんどいんや。去年も一昨年も頼まれて私がやったんやけどな、あんなことしとったら体壊すわ。そのぐらいしんどいんや。だからかつおにあそこの苗代の管理は引き受けたらいかんって言うといて」

好「苗代の水の管理は林さんがやっとるで」

綿「そんなこと無いわ。去年もその前の年も私が一人でしたのに。じいさんに手伝ってって言うてもやってくれんから一人で大変やったんや」

そんな訳ないやん。
去年はデイサービスに行っとったやん。
その前の年は入院しとったやん。
けど言っても無駄だろう。

好「そうな。そしたらかつおさんに言うとくわ」

綿「絶対に引き受けたらいかんで、体壊すからな」

好「しっかり言うとくわ」

なんだか大分妄想が入っているようだが、とりあえずかつおさんを心配しているのだろう。
いつもの大変だったアピールにも思えるが・・・いい方にとっておこう。
多少は盛ってる

そして夕方田んぼから帰ってきたかつおさんに伝えた。

か「はあ?去年も一昨年も田んぼややってないやん。何を言うとんや。けど、わしの心配してくれよるんか、ありがたい事やのぉ」

微妙な顔をしていた。

そして昨日の件をさくら苑に電話して伝えた。
昨日の件と言うのは『デイで頑張り過ぎるのか、しんどそうなので、ちょこちょこ休むように声をかけて欲しい』ということと『椅子に座っているとお尻が痛いそうなので、座布団を持参させてもいいか?OKならそちらに置いておいてもらえるか?』ということだ。
どちらも快く了承してもらえた。
さくら苑の椅子は木製でクッションがないそうだ。
そりゃお尻も痛くなるだろう。
綿子さんは先日からバスタオルを持って来てそれを敷いて座っているとの事だった。
バスタオルではクッション性に欠けるだろう。
そこでホームセンターで低反発の座布団を買ってきて綿子さんに届けに行った。

好「これ買ってきたから明日、デイに行く時に持って行ってな。さくら苑の人にはちゃんと電話して言うてあるから。これでお尻痛くなくなるで」

か「どうや、ばあさん」

綿「うわ~良かった~。そしたら明日持って行くわ!」

か「そのまま置いとかせてくれって頼んであるから、いちいち持って帰らんでええからの」

綿「そうな」

か「それにしんどそうにしとったら畳の間で寝させてやってくれって頼んどいたからの」

好「しっかりお願いしとるから、頑張って毎日通ってリハビリしような」

か「そうやぞ。先生もリハビリを頑張るしかないって言うとったやろが。寝るばっかりしとったら歩けんようになるぞ」

綿「そやな」

よっしゃー!!

週5日、なんとか行く気になってきたようだ。
あとは明日、さくら苑の方から上手く言ってもらおう。


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