かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:心配

2月26日、日曜日

今日は、ほぼ家で過ごすことにした。
茂造さんが気になるので長時間外出できない。
だけど綿子さんの襲来が無いことが分かっているのでとても気が楽だ。

朝食、昼食を届けた。
そして3時頃おやつを届けに行ったかつおさんがなかなか戻ってこない。
どうしたんだろう?
何かトラブルか?
と思っていたら戻ってきた。

か「じいさんがまた漏らしとんや!ちょっと手伝ってくれ!」

ええっ!!
なんで漏れるん?オムツやのに?

茂造さんは勝手にオムツを脱いで布パンツにはき替えていたそうだ。

マジ⁉
それはできるんかい

またも寝具を交換しなくては。
そして着替えさせていたら、またもストーマ袋の穴が開いたままだった。

もう限界では?
ある程度自分の事が出来ているうちは家で過ごせるようにサポートしていこうと思っていたが、排せつのコントロールが出来ないならもう無理だと思う。
そろそろ本気で入所を考えなくては。



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2月12日、日曜日

毎週日曜はお薬カレンダーを届ける日。
朝、8時前にかつおさんが届けに行った。
かつおさんは綿子さんに会った早々、茂造さんのグチを聞かされたそうだ。

また昨夜も夜中に冷蔵庫の中の物を勝手に食べてしまったそうだ。
ジャムを1パックと生肉も食べていたそうだ。
えっ⁉生肉⁉

好「何の肉?」

か「なんか知らん。けど昨日ばあさん,買い物に行った時、たしか肉買いよったわ」

好「どのくらい食べたん?」

か「知らん。けどじいさんなら大丈夫やろ。少々何食べても死なへんわ」

そういう問題?

か「それよりばあさんや!「人が考えて買うて来とるのに勝手に食べてからに!ホンマにもう早よ死にたいわ!」って言うんや。だから「おう、死んだらええが」って言うてやったんや」

好「綿子さんは何て?」

か「黙っとったわ」

やっぱり。それにしても綿子さんのセリフはツッコミどころ満載だ。
考えて買ってきてるなら2日連続で買い物に行かなくてもいいだろうし、外に放置して猫に食べられることもないだろう。
それに死にたくないくせに死にたいって言うな。

か「ほんまにグチばっかり聞きとうないわ。冷蔵庫やって鍵かけれるようにしてやるって言うてもええわって言うて、鍵かけんからいかんのや。文句ばっかり言う前に対策せえよ!対策もせんとグチばっかり言うな!」

かつおさんが言う事はもっともだと思う。
綿子さんに茂造さんの問題行動の対策を提案しても「いや~でも~」と言ってやろうとしない。
冷蔵庫も2つあるので一つは鍵をかけられるようにして食べられたら困る物はそちらに入れるようにしたらと提案したのだが「じいさんが怒るが~」と言って聞き入れてくれなかった。
なので自分からこの状況を作っておいてグチばかり言う綿子さんに腹が立つのだ。

それにしてもかつおさんも綿子さんも茂造さんの心配は全然していない。
何の肉をどのくらい食べたのか気にならないのか?
茂造さんの痴呆もかなり進んでいるようだし、生で食べたらまずい物だけでも鍵をかけて管理した方がいいのでは?
味覚もボケるんだなあ

けれど綿子さんのボケっぷりもかなりのものだからな。
鍵をかけたら鍵の場所を忘れそうだし、買った物のことも忘れそうだ。
とりあえずナマモノは買わないようにしてくれるといいんだけどなぁ。



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それにしても茂造さんはどうして神社の方まで行っていたのだろう。

茂造さんに尋ねると

茂「散歩しよったんや」

と言ったのだが、ここ半年以上散歩になんか行ったこと無いのに明らかにウソだと思う。

実はこの日の午前中、かつおさんと綿子さんは親せきの家を訪問し、その後いつもの買い物に寄ったので家に戻るが遅くなってしまった。
家に戻ったのは12時半を過ぎていた。
茂造さんはお昼になっても綿子さんがいないし、昼食の準備もしてないので綿子さんを探しに出かけたようだ。

綿子さんたちは朝出かけるときに茂造さんに出かけてくると一声かけてなかったらしい。
なのでお昼になっても姿が見えない綿子さんを心配して探しに行ったのだと思う。
もしかするとまたどこかの畑でケガでもしてるんじゃないかと思ったのかもしれない。

かつおさんと綿子さんが昼過ぎに家に戻った時、茂造さんはベッドにはいなかったそうだ。

か「じいさんは?」

綿「トイレやろ」

そんな感じで気にしてなかった。
という事でこの時点で茂造さんが居ないことに気付いてなかった。

それでもその後、いつまで経っても一向に姿を見せず、昼ご飯も食べていないはずの茂造さんのことが綿子さんは心配にならなかったのだろうか?
「じいさんが居らんが」って言いに来なかったところをみると気にも留めてなかったとみえる。

この二人の温度差が悲しい....

愛はあるんか


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ちょこちょこ見守りカメラを覗こうと思っていたのだが、午前中は忙しく覗く暇がなかった。
昼休みにカメラを覗くとテーブルの上にたぶん朝食の残りだろう果物ののったお皿と箸があった。
そしてとても静かだった。
【という事はやっぱりデイサービスに行ったのか?】
たよりにしてるぞ

3時頃にカメラを覗いた時も全く同じ状態だった。
【やっぱり行ったんや。】
そう思った。

そして4時半過ぎ、もう一度カメラを覗くと、これまた何一つ変わらない。
【えっ?これはおかしいぞ?】
いつもなら4時過ぎには家に戻っていて、真っ先に台所に行き、何か食べている。
なのに台所に入ってきた形跡がない。
【今日は遅れているのか?】

5時過ぎ会社を出る前にもう一度カメラを覗く。
すると晩ご飯の準備をする綿子さんが映っていた。
しかし茂造さんがいない。
朝からある果物のお皿はそのまんまだ。

デイから戻るのがこんなに遅くなったことなどない。
もしかして腹痛が酷くて起き上がれないのだろうか?
しかし、茂造さんの部屋には見守りカメラを置いてないので分からない。
急いでかつおさんに電話をかけた。

好「見守りカメラを見たんやけど茂造さんがおらんのや。デイに行ったとしてもこの時間にもおらんのって変やんな。やっぱり調子が悪いんやろか?ちょっと電話して確認してみてよ」

か「分かった。電話してみるわ」

一旦電話を切り、折り返しを待った。

しばらくしてかつおさんから電話がかかってきた。

か「じいさんデイに行っとったわ。今日は帰りが遅かったんやて。おかんに電話したらちょうど今帰って来たって言うとったわ。ほんで腹が痛いんはどうなんや?って聞いたら、もうそんな事、忘れとったみたいやったわ」

好「はぁ?」

本気で心配してたのに。
今日は綿子さんに一日中踊らされていたようだ。


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土曜日、綿子さんの買い物デーだ。
わたしは自身の用があり忙しいのでかつおさんが同行することになっていた。
が、朝から連絡が入り、営農集団の仕事に出ることになった。
困ったなぁ。
でも営農集団の仕事は3時くらいには終わるそうだ。
なので予定通りかつおさんが夕方買い物に連れて行くことになった。
かつおさんは営農集団の仕事に出かける前に綿子さんに

か「今日はよっちゃんも用があるし、わしも営農集団の仕事に行かないかんのや。けど3時過ぎには終わるから買い物はそれから連れて行ってやるからの。待っとけよ」

と伝えに行った。

わたしは用事を終えて夕方4時前に家に戻るとちょうどかつおさんも営農集団の仕事を終えて帰って来た。
ちょっと長引いてしまったそうだ。
急いで着替えて「買い物に連れて行ってくるわ」と出て行った。
と思ったらすぐ帰って来た。

好「どしたん?」

か「ばあさんがおらんのや」

家にもいないし、納屋にもいないし、畑にもいなかったそうだ。

か「どこ行ったんやろか?4時ぐらいから行くぞって言うとったのに!」

かつおさんは近くの田んぼや畑を見に行った。
けれどどこにもいなかった。
シルバーカーは納屋にあったのでそんなに遠くには行ってないはずだが。
近所の光三さんの所かも?と電話をかけたが来ていないと言う。

か「そのうち帰ってくるやろ」

待つほかない。
しかし5時が過ぎてもまだ帰って来ない。
さすがに心配になってもう一度近くを探しに行ったが見当たらなかった。

か「どこかにボテ込んどるんやろか?」

田んぼや水路もよーく見てまわったがいない。
結局、5時半過ぎにやっと帰って来たのだった。
そうであればよかったのに

か「どこ行っとったんや!4時頃から買い物に連れて行ってやるって言うとったのにおらんから心配したんやぞ!」

綿「ちょっと散歩しよったんや。かつおらに迷惑かけたらいかんから足を鍛えないかんと思うてな」

か「そっちの方が迷惑や!!」

買い物のことなどすっかり忘れてかなり遠くまで散歩に出かけていたようだ。
かつおさんの責めるような口調に綿子さんも素直に謝れない。
相変わらずの親子げんかをしながらも買い物には行った。
かつおさんは振り回されて怒り心頭だ。
その日は寝るまでグチが止まらなかった。

か「ほんまにボテ込んどったら良かったのに!」

久しぶりに過激発言まで飛び出したのだった。


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