かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:忘れてる

5月9日 土曜日

今日は朝8時半頃からかつおさんと茂&綿の面会に行った。
いつもなら実家の買い物同行→茂&綿の面会という流れなのだが、今日は都合で逆にしたのだ。
なのでこんな時間の訪問は珍しい。
だからか綿子さんはわたしを見ても誰か分からなかった。
マスクをとって話しかけているうちにようやく「あぁ好子さんな」と気付いてもらえたのだった。
いつもより少し時間が早いだけで分からないものなのかな?ちょっと心配。

ところで明日は母の日だ。
そこで1日早いがプレゼントを持って来た。
先ず一つ目はセントポーリアの小さな花の鉢。
大きいものは置くところが無いから小さくて花が長く楽しめるものをチョイス。
早速テレビの横に飾った。
綿子さん、やっぱり花は好きなようでとても喜んでくれた。
ピンクのハートの『ありがとう』のピックがかなり嬉しかったようだ。
この花、乾燥気味で育てるといいそうなので毎週面会時に水やりすれば結構長持ちするみたい。
何か月持つか楽しみだ。

それからもう一つプレゼント。
ストレッチのきいたベージュの羽織ものを持って来た。
これも気に入ったようで、さっそく「着てみようか」と羽織った。

綿「ありがとなぁ」

いえいえ、気に入ったようでなにより。
綿子さんもすっかりご機嫌だ。

そしておやつを渡した。
今日のおやつは横浜ハーバーだ。
す、先日典さんが持って来てくれたものだ。
茂造さんはその日のうちに食べたが、綿子さんはランチに行ったり会食に行ったりしたためまだ渡せてなかったのだ。
ようやくだ。
綿子さんは「美味しいなぁ」と喜んで食べた。

「これ、こないだ典さんが持って来てくれたお菓子なんやで」

綿子さんんはポカンとしている。

「こないだは良かったやろ。みんなでご飯食べれて。庭の散歩もよかったやろ」

どうもイマイチ覚えていないようだ。

「コイに餌やったやん」

綿「ああ!」

ちょっと思い出したようだ。
やはり短期記憶が弱くなってきてるのね。
いや~みんなが綿子さんを喜ばせようと集まって色々してくれたのに頼むから覚えといてよ~。
悲しいなぁ。
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村































10月25日 土曜日

わたしは今日から明日まで社員旅行へ。
わたしが勤めている会社ではコロナ前はほぼ毎年旅行に行っていたんだけど、コロナが流行ってからは中止になっていた。
今回久しぶりの社員旅行だ。
完全に気楽な旅ではないが、介護から解放されてゆっくりできる。
ちょっと嬉しい。

という事で今日はかつおさんが一人で面会に行ったそうだ。
面倒なことはさっさと終わらせたい。
なので午前中に訪問したそうだ。

まずは綿子さんから。
おやつは柿とスイートポテトを持って行った。
この間「柿を3つ持ってきてくれ」とリクエストされてたものね。
もちろん3つも持って行くわけはないが。

かつおさんが柿の入ったタッパーを差し出すと「私コレ好きなんや~」と喜んだそうだ。
そして「これだけか?」と言う事はなかったそうだ。
この間自分が言ったことも忘れている模様。
やはり痴呆が進んでいるのね。

で、相変わらず「置いときたいのぉ~」を繰り返したがかつおさんは無視したそうだ。
で、1階にいたので取っておくことも出来ず渋々食べきったそうだ。

「ここではこんなん一つも出んのや」は聞き流せるけど、「置いておく」は許すわけにいかないものね。


その後、茂造さんのもとへ。
今日の茂造さんは優秀で、ご機嫌でおやつを食べ、あっさり別れることができたそうだ。
いつもこの調子でお願いします。
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村




そうこうしていると庭に車が入って来る音が聞こえた。
茂造さんが到着したようだ。
わたしは急いで車まで迎えに行った。
その時の綿子さんの様子についてあとでハルちゃんから聞いたのだが、わたしが「あっ、茂造さんが帰って来たようや」と部屋を出た途端、スクっと立ち、サーっと台所へ行ってしまったそうだ。
やれやれ。

一方、茂造さんは車から降り、玄関へ向かいながら
「これは覚えとる!この扉も覚えとる!」
なんだがテストをしているようだ。
転ぶといけないので腕を取って寄り添っているのだが、本当にとても痩せていてガリガリだ。
けれど声は大きく張りがあって元気そのもの。
ずーーーーっと喋っている。
とりあえず綿子さんと同様、手すりを付けたリビングの上り口から部屋に上がってもらい、ソファに座って一休みだ。
これだけ歩くだけでも大変そうだ。
しかしすぐに「お~この部屋は覚えとる!」
そしてまた周りの人を見て「あんた誰かな?」と点呼を繰り返す。

「かつおや」

「ほうか、かつおか。あんたは誰な?」

「かつおの嫁や」

「名は何いうんな?」

「好子や」

「好子さんな。あ~思い出した。好子さんな。あんた誰かな?」

「かつおや」

無限ループだ。

そして「ちょっと仏壇参るわ」と言い出した。
色々忘れても仏壇をお参りすることは忘れない。
やっぱり信心深いんだなぁと感心する。
こういった姿を見ると以前茂造さんが独り言でつぶやいていた言葉を思い出す。
※その時の言葉は下のリンク参照

それにまだ元気で自転車に乗っていた頃はほぼ毎日お寺にお参りに行っていたっけ。
茂造さんにとって先祖や神仏を大事にするという事はとても重要な事なのだろう。

仏壇を参った後、またリビングに戻りソファーに腰かけ一息ついた。
そしてまた「あんた誰な?」と点呼が始まった。
すると賑やかなリビングが気になったのか綿子さんが寄ってきた。
茂造さんが綿子さんを指さして「これは誰な?」と言った。

「綿子さんやで」

「綿子?」

「茂造さんの奥さんやん」

「おお!綿子か!わしの嫁や」

「思い出した?」

「おお、そうや綿子や」

綿子さんは驚いたような複雑そうな顔をしていた。
そしてまた茂造さんはかつおさんに向かって

「お前は秀夫やろ?」

「違うわ!かつおや!」

「ほうか。これは誰な?」

「好子やで」

「これは誰な?」

「綿子さんやがな」

「おお、そうやった」

綿子さんはますます複雑そうな顔になっていった。

よく考えると茂造さんが昨年3月にいぶきの森に入所して以来、綿子さんは面会にもいかず、ほとんど茂造さんには会ってなかった。
その前の2月に綿子さんが入院してしまってからほぼ会っていない。
昨年10月末と12月の初めに茂造さんを家に連れて帰って来た時に会った2回だけだ。
その時はまだ綿子さんのことをかろうじて覚えていたと思う。
その時だって綿子さんは茂造さんをなるべく避けるようにしていたので忘れられても仕方ないよなって思う。
綿子さんも茂造さんの現状を把握できてなかったのだろう。

茂造さんが居ないところで
「じいさん、あんな風になっとったんやのぉ…」とつぶやいていた。
自分の事を忘れてしまっていることに結構ショックを受けているように見えた。

「そうや、だからいぶきの森の中で会うてもばあさんのことや分からへんと思うぞ。4階まで押しかけてや来んわ!」

綿「・・・・」

ショックを受けている綿子さんに追い打ちをかけるかつおさんだった。
それはそれ、これはこれ


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村



↑このページのトップヘ