かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:忘れる

3月21日 土曜日

今日は午前中にかつおさんと二人で茂&綿の面会へ。
まずは綿子さんから。

今日は日向ぼっこスペースに先客がいたので部屋で面会することに。
ゆうくんがいないので綿子さんのテンションは低めだ。
会話も盛り上がらない。
昨日麦さんが栗おこわを持って面会に来てくれたはずだかその事には全く触れない。
きっと忘れているのだろう。

今日のおやつはパン屋で買ったクリームパン。
とても喜んだ。
やはり菓子パンは大好きなのね。

枕元にはアイルーのぬいぐるみがあった。
これも気に入っているようだ。
が、

綿「これはここの物やろが?」

「違う違う、うちから持って来た物やで」

綿「ほうな。ここのを借りとって返さないかんのかと思っとたんや」

「そんな事ないで、これはうちにあったやつや。昔ハルちゃんが大事にしとったぬいぐるみや」

綿「ほうな。返さんでええんな。良かった~」

「そやで」

このぬいぐるみを持って来た時にも説明したのに理解していなかったの?
それとも忘れてしまったのか?

そういえばこのぬいぐるみを持って来た時に一緒に持って来た座布団はずーーーっとタンスの上だ。

「この座布団って使っとる?」

綿「使ってない」

全然使ってる気配がないなとは思っていたがやっぱりか。
それじゃ邪魔そうなので持って帰ろう。

今日はエレベーター前で別れる時、全く泣くそぶりはなかったのだった…。
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昨日の続き

茂造さんとの面会を終え、帰ろうとした時綿子さんの上着を持ったままだったことに気づいた。
外に散歩に行く時に念のために盛って出たのだが、暖かくて不要だった。
その上着をタンスにしまうのを忘れていたのだった。

という事でまた4階に向かった。
エレベーターを降りるとすぐ横の日向ぼっこスペースに綿子さんがいた。
わたし達が戻ってくるとは思ってなかったのでびっくりしていたが、とても喜んだ。

綿子さんは本を見ていたようだ。
大きな窓の横に少しだけ本が置いてあるのだが、そこから手に取ろうとしているところだった。

その様子を見てかつおさんが「あっ!」と言った。
先日スタッフさんから「綿子さん本が好きだから本を持って来てあげてくれませんか」と頼まれていたのを思い出したそうだ。
この光景を見るまできれいさっぱり忘れていたそう。
相変わらずやなぁ。

「ところでどんな本がええん?」

わたしからすると綿子さんが本が好きだとは驚きだ。
本を読んでいるところなど見たことないし、家にも本などは無かった。
どんなジャンルの本を持って来ればいいのか分からない。

「スタッフは歌の本がええって言うとったわ」

歌の本?
たしかここにもあったような…。

そこへちょうどスタッフさんが通りかかったので聞いてみた。
すると

ス「歌の本はお好きなようでよく見てますが、他の人も見るので自分用があるといいと思います」

「分かりました。あと小説みたいなのも持ってきましょうか?綿子さん小説読む?」

綿「あまり…」

じゃあどんな本を持って来ればいいんだろう。
う~ん難しい。
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これも19日のこと

夜ご飯を食べているとかつおさんが昨日麦さんから連絡があったんやと言い出した。

「土曜日にばあさんに会いに行ってくれたんやって。よっちゃんに言うの忘れとったわ」

はいはい。
いつものことよね。

麦さんは思ったより綿子さんがしっかりしていてほっとしたそうだ。
ちゃんと受け答えはできていたそうだ。
けれど一緒に行ったきいちゃん(麦さんの娘さん)のことは最後まで分からずだったそう。
まじかー。
昨年の1月に会ったときは「久しぶりに会えてよかったわ~」と泣いてたのにね。

それによく考えると麦さんが訪問したのが土曜日なら、わたしたちが訪問した前日じゃないか。
けれど昨日麦さんが来たなんて話は全くしなかったよね。
昨日のことも忘れてしまうのか。
やはりかなり痴呆が進んでいるようだ。

「ところでかっちゃんには綿子さんが退院したって連絡したん?」

「あっ!忘れとった」

かっちゃんからは退院したらお見舞いに行くから教えてねと言われていたのに。
かつおさんは慌てて連絡したのだった。
やれやれ。
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昨日の続き

あと今日は洗濯物の袋が2つあった。
その内の一つには『便汚染』と書いてあった。
うわ~マジか~。
久々だー。

おしっこと便のダブルパンチを受け意気消沈。
とぼとぼと帰っていたら詰め所にいた黒田さんが寄ってきて「ごめんなさいね。写真のこと聞きました?」と話しかけてきた。

「はい。さっき聞きました。しょうがないですね」

黒「このところまた嬉しそうに写真を持ち歩いて、見ていたのよ。けどまさかあんな事になるとは…」

痴呆老人のため写真の存在自体を忘れていることもある。
まったく写真を見ない時期もあるのだが、ここ最近はよく見ていたようだ。

「写真見てたんなら、また持って来た方がよさそうですね」

黒「そうね、楽しみにしてたから。けどもうあんなにたくさんは持って来なくてもいいんじゃない。あの量だと結構お金かかるでしょ」

「そうですね。全部焼き直すのは勘弁してほしいですね」

黒「数枚をラミネート加工して持ってきたらいいかも」

なるほど。
そしたら今回みたいなことが起きても洗えるものね。

「それいいですね」

それよりこんなに話ししてちゃダメじゃん。
衝撃が大き過ぎてうっかりしてしまった。
ヤバい、ヤバい。

「また持ってきます。では」

急いで引き上げた。
早く10日経ってほしい。
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昨日の続き

穏やかに茂造さんと別れ、綿子さんのところへ。
と、その前に先に4階へ行って着替えをしまっておこう。
一旦4階へ向かった。

かつおさんは新しい部屋に来るのは初めてだ。
で、新しい部屋を見た第一声は

「これええのぉ!ばあさんに会わんで済むが!」

だった。

「そやろ~(笑)」

今度の部屋はエレベーターからデイルームのまでの間にある。
なので夕方洗濯物を回収しに来ても綿子さんに会わずにすむのだ。
本当にありがたい。
これで洗濯物の回収に来るのがどんなに楽になることか。

着替えをタンスにしまった後、ベッドの柵のカゴを確認した。
そう、先週、ここに飲みかけのお茶のペットボトルととヨーチを置いて帰ったのだ。
結果、ペットボトルは無かった。
が、ヨーチはそのまんま残っていた。
やはりヨーチのことなど忘れてしまったのだろう。
お茶を見ても思い出せなかったようだ。
大井さんが言っていたように10分前のことは忘れてしまうのだろう。
痴呆は確実に進んでいるのね。

もちろんヨーチは回収しました!
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